~春の国~片足の不自由な王妃様

クラゲ散歩

文字の大きさ
25 / 74
ローズマリー絶望と偽りの幸せの始まり

4

しおりを挟む

「そうだったわ。隣国から帰って来て。久しぶりに○○○と町に行くんだったわ。あまりにも楽しみで、ついつい夜ふかしをしたのが良くなかったわ。あ~肌の調子大丈夫かしら?それよりもうすぐ到着するのよね。早く支度をして、朝食を食べないと。」

「そうね。それより。あなた達は、待ち合わせの時間を遅くすればいいのに。いつも早いのよね。○○○にも悪くないの?
確か。いつも朝食は、馬車の中で軽く食べていると聞いたわよ。向こうにいた時は、同じ屋敷に住んでいたから良かったけど。」

「私もそれを聞いたから、時間をずらそうとしたのよ。でもね。(少しモジモジ)○○○が少しでも早く会って(更にモジモジ)長く一緒にいたいと。そう言われては、強く言えないでしょう。私も(強くモジモジ)そうだから」

「ハァ~仲が良いのは、いい事ね。○○○とローズを見ていると~甘すぎてしょっぱい物が食べたくなるわね。リリーもそう思わない?」

「奥様。そうですね。塩をそのまま食べても、いいぐらいな感じですよ。」

「塩ねぇ~。そうだわ。町に美味しい塩が売っているから、買ってきてちょうだい。後。お菓子は甘くない物でお願いよ。」

「もう。お母様もリリーもひどいわね~。」

「あ。それよりも急いでちょうだい。リリー頼んだわよ。」

「はい。奥様。さぁ~お嬢様。支度を急ぎましょう。」

「ええ。お願いね。」

「今日の服装は、どういたしますか?」

「そうね。今日も△△△色で、銀色の刺繍があるワンピースにするわ。リボンと靴。そして。カバンも同じような組み合わせにするわ♪」

笑顔で言った。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

愛する人のためにできること。

恋愛
彼があの娘を愛するというのなら、私は彼の幸せのために手を尽くしましょう。 それが、私の、生きる意味。

届かない手紙

白藤結
恋愛
子爵令嬢のレイチェルはある日、ユリウスという少年と出会う。彼は伯爵令息で、その後二人は婚約をして親しくなるものの――。 ※小説家になろう、カクヨムでも公開中。

婚約者とその従妹の恋を認めてお飾りの妻となりましょう。〜全員独りよがりが過ぎるとここまで見事に拗れる〜

下菊みこと
恋愛
全員独りよがりが過ぎるため拗れたお話。 いやでもこれはもう…。 完全なる御都合主義のバッドエンド。 これは酷いというレベルのバッドエンド。 どうしてこうなった。 追加で蛇足を加えているので、そちらを見るとバッドエンドではなくなっています、すみません。 小説家になろう様でも投稿しています。

それは確かに真実の愛

宝月 蓮
恋愛
レルヒェンフェルト伯爵令嬢ルーツィエには悩みがあった。それは幼馴染であるビューロウ侯爵令息ヤーコブが髪質のことを散々いじってくること。やめて欲しいと伝えても全くやめてくれないのである。いつも「冗談だから」で済まされてしまうのだ。おまけに嫌がったらこちらが悪者にされてしまう。 そんなある日、ルーツィエは君主の家系であるリヒネットシュタイン公家の第三公子クラウスと出会う。クラウスはルーツィエの髪型を素敵だと褒めてくれた。彼はヤーコブとは違い、ルーツィエの嫌がることは全くしない。そしてルーツィエとクラウスは交流をしていくうちにお互い惹かれ合っていた。 そんな中、ルーツィエとヤーコブの婚約が決まってしまう。ヤーコブなんかとは絶対に結婚したくないルーツィエはクラウスに助けを求めた。 そしてクラウスがある行動を起こすのであるが、果たしてその結果は……? 小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。

【完結】イアンとオリエの恋   ずっと貴方が好きでした。 

たろ
恋愛
この話は 【そんなに側妃を愛しているなら邪魔者のわたしは消えることにします】の主人公二人のその後です。 イアンとオリエの恋の話の続きです。 【今夜さよならをします】の番外編で書いたものを削除して編集してさらに最後、数話新しい話を書き足しました。 二人のじれったい恋。諦めるのかやり直すのか。 悩みながらもまた二人は………

〈完結〉デイジー・ディズリーは信じてる。

ごろごろみかん。
恋愛
デイジー・ディズリーは信じてる。 婚約者の愛が自分にあることを。 だけど、彼女は知っている。 婚約者が本当は自分を愛していないことを。 これは愛に生きるデイジーが愛のために悪女になり、その愛を守るお話。 ☆8000文字以内の完結を目指したい→無理そう。ほんと短編って難しい…→次こそ8000文字を目標にしますT_T

壊れた心はそのままで ~騙したのは貴方?それとも私?~

志波 連
恋愛
バージル王国の公爵令嬢として、優しい両親と兄に慈しまれ美しい淑女に育ったリリア・サザーランドは、貴族女子学園を卒業してすぐに、ジェラルド・パーシモン侯爵令息と結婚した。 政略結婚ではあったものの、二人はお互いを信頼し愛を深めていった。 社交界でも仲睦まじい夫婦として有名だった二人は、マーガレットという娘も授かり、順風満帆な生活を送っていた。 ある日、学生時代の友人と旅行に行った先でリリアは夫が自分でない女性と、夫にそっくりな男の子、そして娘のマーガレットと仲よく食事をしている場面に遭遇する。 ショックを受けて立ち去るリリアと、追いすがるジェラルド。 一緒にいた子供は確かにジェラルドの子供だったが、これには深い事情があるようで……。 リリアの心をなんとか取り戻そうと友人に相談していた時、リリアがバルコニーから転落したという知らせが飛び込んだ。 ジェラルドとマーガレットは、リリアの心を取り戻す決心をする。 そして関係者が頭を寄せ合って、ある破天荒な計画を遂行するのだった。 王家までも巻き込んだその作戦とは……。 他サイトでも掲載中です。 コメントありがとうございます。 タグのコメディに反対意見が多かったので修正しました。 必ず完結させますので、よろしくお願いします。

月夜に散る白百合は、君を想う

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢であるアメリアは、王太子殿下の護衛騎士を務める若き公爵、レオンハルトとの政略結婚により、幸せな結婚生活を送っていた。 彼は無口で家を空けることも多かったが、共に過ごす時間はアメリアにとってかけがえのないものだった。 しかし、ある日突然、夫に愛人がいるという噂が彼女の耳に入る。偶然街で目にした、夫と親しげに寄り添う女性の姿に、アメリアは絶望する。信じていた愛が偽りだったと思い込み、彼女は家を飛び出すことを決意する。 一方、レオンハルトには、アメリアに言えない秘密があった。彼の不自然な行動には、王国の未来を左右する重大な使命が関わっていたのだ。妻を守るため、愛する者を危険に晒さないため、彼は自らの心を偽り、冷徹な仮面を被り続けていた。 家出したアメリアは、身分を隠してとある街の孤児院で働き始める。そこでの新たな出会いと生活は、彼女の心を少しずつ癒していく。 しかし、運命は二人を再び引き合わせる。アメリアを探し、奔走するレオンハルト。誤解とすれ違いの中で、二人の愛の真実が試される。 偽りの愛人、王宮の陰謀、そして明かされる公爵の秘密。果たして二人は再び心を通わせ、真実の愛を取り戻すことができるのだろうか。

処理中です...