6 / 347
小助くんと森のなかまたち
森の中の先生
しおりを挟む
いつものように森の中へやってきた小助は、よちよち歩きでサルがまっている大きな木へ向かってすすんでいます。
「サルさん! サルさん!」
「小助か、お前がくるのをまっていたぞ」
サルは、小助にとって木のぼりを教えてくれる先生です。小助は、高いところまでのぼろうと大きな木にしがみつきました。
「よいしょ、よいしょ、よいしょ」
小助は。手足をつかいながらゆっくりとのぼっていきます。その時、お母さんは近くの木にかくれながら小助のようすを見ています。
「小助くん、あんなに高いところからおちたら……」
お母さんのしんぱいをよそに、小助は高い木のてっぺんをめざしてのぼりつづけています。ここまで高くのぼることができるのも、サルが小助のためにいつも教えてくれたおかげです。
「よいしょ、よいしょ、よいしょ」
「小助、あと少しだ! がんばれ!」
サルからのはげましの声をうけて、小助はこのままてっぺんまでのぼろうと上まですすんでいきます。そして、高い木のてっぺんへやってきた小助は大きな声でサルをよんでいます。
「サルさん! サルさん! こっち! こっち!」
「おおっ! 小助、高い木のてっぺんまでのぼったのか」
サルは、こんなに早く木のぼりをおぼえた小助のすがたにびっくりしています。木のぼりについては、これでサルが教えることはなさそうです。
でも、小助はサルにまだまだ教えてもらいたいことがいっぱいです。木のぼりをおえてもどってきた小助は、サルにへばりついてはなれようとしません。
「サルさん! サルさん! ねえねえ!」
「そんなに言うなら、べつのことを教えるとするかな」
サルがことばをかけると、小助はキャッキャッとうれしそうなえがおを見せています。小助がよろこんでいるすがたを見て、サルはさっそく大きな木をゆうゆうとのぼっていきます。
「小助、これから木へとびうつるれんしゅうをするぞ」
これから行うのは、森の中にある木から木へ手をつかってとびうつるというものです。サルは、いつも行っているとあって手なれたようすでとびうつっています。
近くの木にいるお母さんは、自分のだいじな子どもがじめんにおちてしまうのがしんぱいでたまりません。
「どうか、小助くんがぶじでありますように……」
お母さんがいのっている中、小助はサルの後をおうようにつぎの木へとびうつろうとします。空中へういた小助は、目の前にある木の太いえだに右手をかけました。
「おっ! はじめてにしてはじょうずにできているなあ」
サルは、木から木へとびうつる小助のすがたをやさしく見つめています。けれども、小助はそのとちゅうでむちゅうになるものを見つけてしまいました。
小助が木の上から見つけたのは、お母さんグマが子グマ2ひきにおっぱいをあたえているところです。これを見たとたん、小助は手足をつかって木からおりるといそぎ足でお母さんグマのそばへかけよりました。
「かあちゃ! おっぱい! おっぱい!」
「ふふふ、こっちへおいで」
小助は、お母さんグマのおっぱいをいっぱいのみつづけています。お母さんグマは、小助のやさしい顔つきを見ながらやさしく見つめています。
そのようすを木のうえからながめているのは、小助の先生であるサルです。
「やれやれ、小助はどうぶつのおっぱいをのむのが大すきなんだから」
木のぼりも木わたりもうまくできるようになった小助ですが、まだ赤ちゃんなのでおっぱいをのむことにむちゅうなのはしかたがありません。
「サルさん! サルさん!」
「小助か、お前がくるのをまっていたぞ」
サルは、小助にとって木のぼりを教えてくれる先生です。小助は、高いところまでのぼろうと大きな木にしがみつきました。
「よいしょ、よいしょ、よいしょ」
小助は。手足をつかいながらゆっくりとのぼっていきます。その時、お母さんは近くの木にかくれながら小助のようすを見ています。
「小助くん、あんなに高いところからおちたら……」
お母さんのしんぱいをよそに、小助は高い木のてっぺんをめざしてのぼりつづけています。ここまで高くのぼることができるのも、サルが小助のためにいつも教えてくれたおかげです。
「よいしょ、よいしょ、よいしょ」
「小助、あと少しだ! がんばれ!」
サルからのはげましの声をうけて、小助はこのままてっぺんまでのぼろうと上まですすんでいきます。そして、高い木のてっぺんへやってきた小助は大きな声でサルをよんでいます。
「サルさん! サルさん! こっち! こっち!」
「おおっ! 小助、高い木のてっぺんまでのぼったのか」
サルは、こんなに早く木のぼりをおぼえた小助のすがたにびっくりしています。木のぼりについては、これでサルが教えることはなさそうです。
でも、小助はサルにまだまだ教えてもらいたいことがいっぱいです。木のぼりをおえてもどってきた小助は、サルにへばりついてはなれようとしません。
「サルさん! サルさん! ねえねえ!」
「そんなに言うなら、べつのことを教えるとするかな」
サルがことばをかけると、小助はキャッキャッとうれしそうなえがおを見せています。小助がよろこんでいるすがたを見て、サルはさっそく大きな木をゆうゆうとのぼっていきます。
「小助、これから木へとびうつるれんしゅうをするぞ」
これから行うのは、森の中にある木から木へ手をつかってとびうつるというものです。サルは、いつも行っているとあって手なれたようすでとびうつっています。
近くの木にいるお母さんは、自分のだいじな子どもがじめんにおちてしまうのがしんぱいでたまりません。
「どうか、小助くんがぶじでありますように……」
お母さんがいのっている中、小助はサルの後をおうようにつぎの木へとびうつろうとします。空中へういた小助は、目の前にある木の太いえだに右手をかけました。
「おっ! はじめてにしてはじょうずにできているなあ」
サルは、木から木へとびうつる小助のすがたをやさしく見つめています。けれども、小助はそのとちゅうでむちゅうになるものを見つけてしまいました。
小助が木の上から見つけたのは、お母さんグマが子グマ2ひきにおっぱいをあたえているところです。これを見たとたん、小助は手足をつかって木からおりるといそぎ足でお母さんグマのそばへかけよりました。
「かあちゃ! おっぱい! おっぱい!」
「ふふふ、こっちへおいで」
小助は、お母さんグマのおっぱいをいっぱいのみつづけています。お母さんグマは、小助のやさしい顔つきを見ながらやさしく見つめています。
そのようすを木のうえからながめているのは、小助の先生であるサルです。
「やれやれ、小助はどうぶつのおっぱいをのむのが大すきなんだから」
木のぼりも木わたりもうまくできるようになった小助ですが、まだ赤ちゃんなのでおっぱいをのむことにむちゅうなのはしかたがありません。
0
あなたにおすすめの小説
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
左左左右右左左 ~いらないモノ、売ります~
菱沼あゆ
児童書・童話
菜乃たちの通う中学校にはあるウワサがあった。
『しとしとと雨が降る十三日の金曜日。
旧校舎の地下にヒミツの購買部があらわれる』
大富豪で負けた菜乃は、ひとりで旧校舎の地下に下りるはめになるが――。
宇宙人は恋をする!
山碕田鶴
児童書・童話
【第2回きずな児童書大賞/奨励賞を受賞しました。ありがとうございました。】
私が呼んでいると勘違いして現れて、部屋でアイスを食べている宇宙人・銀太郎(仮名)。
全身銀色でツルツルなのがキモチワルイ。どうせなら、大大大好きなアイドルの滝川蓮君そっくりだったら良かったのに。……え? 変身できるの?
中学一年生・川上葵とナゾの宇宙人との、家族ぐるみのおつきあい。これは、国家機密です⁉
(表紙絵:山碕田鶴/人物色塗りして下さった「ごんざぶろ」様に感謝)
ぼくのだいじなヒーラー
もちっぱち
絵本
台所でお母さんと喧嘩した。
遊んでほしくて駄々をこねただけなのに
怖い顔で怒っていたお母さん。
そんな時、不思議な空間に包まれてふわりと気持ちが軽くなった。
癒される謎の生き物に会えたゆうくんは楽しくなった。
お子様向けの作品です
ひらがな表記です。
ぜひ読んでみてください。
イラスト:ChatGPT(OpenAI)生成
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる