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第三部
五十六話 再びの絶叫系 中②
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止まない怒りに声を出して悪魔と蛇を罵倒しようとしたとき、俺の怒り心頭という顔を眺めていたアシュタルトが、突然「ほう」と呟いて腕を組んだ。面白そうに口端を歪め、俺の隣にいるグウェンを見る。
「お前、以前見たときと比べて何かおかしいと思ったら、この蛇に記憶を盗られていたのか。それは愉快だな」
悪魔の言葉に、げっと顔が引き攣る。蛇神の中でどう攻防しているのか知らないが、どうやらそこに気がついたらしい。
俺とグウェンを眺めながらしばらく黙っていたアシュタルトは、不意に何か思いついたという顔になった。
それからすっと俺を指差してくる。
「私にこの身体から出ていけと言ったな。私の言う条件を呑むなら、考えてやらんでもない」
「条件?」
急に譲歩する姿勢を見せる悪魔を半目で見た。
隣のグウェンが俺の腕を引き、警戒した顔で小さく首を横に振る。後ろにいたオズも「気をつけて、罠かもしれない」と硬い声を出した。
悪魔が言うことだからな。頭から信じるつもりもないし、叶えられるような条件を言うとは思わない。もっといい依り代を寄越せと言われても困るし、王宮の地下にある封印結界を退けろなんて言われても従えるわけがない。
しかし、条件とやらを聞くだけは聞いてやろうと思い、俺は胡乱な眼差しを向けた。
「なんだよ。呑むかどうかは約束しないけど、聞くだけ聞いてやる」
俺が聞くと、アシュタルトは目を弓なりに細めた。
「この身体の中にあるそこの人間の記憶を読んだ。蛇神の妨害で全ては見えないが、その人間とまぐわっているときのお前の顔はなかなかそそる。この身体から出ていってほしければ私に抱かれろ」
「……は?」
「私に抱かれろ。そうすればこの身体から出ていってやる」
え??
抱か……れろ?
一瞬意味がわからずきょとんとした。
抱かれろって……つまり、人間でいうところの性交渉っていう……そういうこと? 俺が抱かれるの? 蛇神の身体に入ってる悪魔に?
「…………はあ!!!???」
今世紀最大の衝撃が俺を襲う。
「ち、ちょっと待て!!」
総帥達の方にも響き渡る声で絶叫した。
待てよ、今記憶を読んだって言った?!
グウェンの記憶を?! まさかこの前のあのコスプレ?
おいなんだよその羞恥プレイ!!
蛇神クソ野郎お前がグウェンの記憶を盗んだせいで悪魔がとんでもねーこと言ってんじゃねぇか!!
時間差で隣にいるグウェンが「!?」という顔で俺を見下ろした。
そうだよね、話が違うと思ったよね。ごめんね俺昨日嘘ついてたの。
蛇神に飽き足らず、悪魔にまであれを見られたと理解した俺は赤面して息絶えそうになった。
グウェンを上目でそろりと見上げたら、狼狽えた顔のグウェンが黒い瞳をいっぱいに見開いている。心なしかグウェンも耳が赤い。君の心は今ティーンだもんな。ごめんね急にR18をぶっこんで。
「どうする。お前の顔はあいつに似ているから私も興がのる。この蛇の身体ならまぐわうには都合がいいだろう。さっさとこっちに来い」
愉快そうに笑う奴の言葉に、穴が開くほど俺を見つめていたグウェンが我に返った。途端にブワッと殺意を感じさせる顔つきになって悪魔を睨み、俺を腕の中に隠すように引き寄せてくる。
俺も慌ててグウェンの胴に抱きついて勢いよく首を横に振った。
「行くわけねーだろ!! 絶対嫌だわ!!! なんだその要求は?! お断りだ!! 死ね変態!!」
「ならばこの蛇の身体は返さないが、いいのか」
「仕方ない! それは仕方ないよ! 軽率に乗っ取られた蛇神が悪い。俺は悪くない。蛇もわかってくれる」
グウェンにしがみつきながら叫んだら、悪魔はおかしそうに眉を上げた。
「この身体でこの地を滅ぼすが、いいのか」
そう言われて俺はほんの少し考えた。
ーーいや、無理。
「仕方ない。嫌だよ例え世界を救うためであってもグウェン以外の奴に抱かれるなんて。お断りだ!! お前もそう思うだろ、グウェン」
ぎゅうぎゅうに抱きしめながら見上げると、彼は俺と目を合わせて迷いなく頷いた。
「あなたが犠牲になる必要はない」
「グウェン……」
見つめ合っている俺達に、悪魔は少し意外そうな声を出した。
「いいのか? 私がこの身体を完全に支配したら、お前達も死ぬのだぞ」
そう言われても、グウェンは真剣な表情で俺を見つめながら淡々としている。
「私が今本心から守りたいと思うのは彼だけだ。レイナルドが私以外は嫌だと言うのならそうする」
「世界は滅びるが?」
「彼の尊厳を犠牲にして救われる世界なら、滅びてもやむを得ないと思う」
「グウェンー」
俺は感動してグウェンにまた抱きついた。グウェンもぎゅっと力を入れて抱きしめ直してくれる。
なんだよぉ、その感動的な言葉。
惚れてしまうだろ。もう惚れてるけど。
記憶がなくてもお前は本当ぶれないな。愛してるぞ。
「ありがとう。レイナルドって呼んでくれるの、嬉しい」
「なかなか自然に口にできずすまない」
「いいよぅ。硬派なグウェンもすき」
俺達が顔を寄せ合ってイチャイチャし始めたら、アシュタルトはつまらなそうな声でふん、と鼻を鳴らした。
「ならばそこで見ているがいい。私がこの蛇を乗っ取ったあかつきには、まずお前達二人を真っ先に殺す」
「うるせぇバーカ。今いい雰囲気なんだから邪魔すんな」
グウェンを見つめたまま面倒そうな声で吐き捨てると、悪魔の方からイラッとした空気を感じた。
「あの、レイナルド……? そろそろ口挟んでいい?」
俺がグウェンの唇に狙いを定めて伸び上がろうとしたとき、横からオズが割って入ってきた。
「ん? なんだよ」
邪魔されてムッとしながら、グウェンの背中に腕を回した状態でちらっとオズに視線を向ける。
もはや驚きを通り越して呆れた顔をしたオズが生暖かい目で俺とグウェンを見ていた。更に後方に視線をずらすと、あんぐりと口を開けている神官長とリビエール上級神官、額に片手を当てて頭を抱えている総帥が見えた。シスト司教は驚いた目をしつつも口元に薄く微笑みを浮かべている。前から思ってたけど、この司教本当に肝が据わってるよな。
「うん……あの、世界が終わるかもしれないってときにラブシーンに突入できる二人は大物だよね」
「たりめーだろ。俺達は魔界でもラブストーリー紡いでんだよ」
悪魔が意味不明なことを言い出したせいで俺も振り切れている感はあるが、今は照れよりもグウェンが俺を守ろうとしてくれてることが嬉しい。空気は読めてないけど仕方ないだろう。
オズは「緊張感出ないな~」と言いながら頭を掻き、神官長達を振り返った。
「神官長も総帥も、レイナルドを生贄っていう方向はなしでいいのかな。一応確認するけど」
「ええ……はい。悪魔の言うことですから、例えレイナルド様を捧げたとして本当に主神様から離れるとも思えませんし」
まだ色々な衝撃が抜け切らないのか気圧された顔をしながらルロイ神官長が答え、それに同意するようにリビエール上級神官が若干引いた顔で頷く。
総帥は言うことなし、というように髭を弄ってるし、シスト司教はこの場合ナミア教国の代表として異議を唱えてもよさそうなものだが、「私はこの国の者ではありませんので」と穏やかな顔でオズの問いを受け流した。
よかった。誰も俺に抱かれて来いなんて言い出さなくて。もっとも、神官長には刺激が強すぎる話だったのか、理解の範疇を超えてますって顔してまだ固まってるけど。
皆の答えを聞いて苦笑いしたオズは、俺とグウェンに顔を戻した。
「皇室としてもレイナルドの生贄はなしの方向で。やれって言ったら団長と戦争になるんでしょ? そうなったらどちらにしろ国が滅ぶから」
「確かにな」
グウェンがどこまで本気になるかはわからないが、バーサーカーモードになったら総帥くらいしか止められないだろう。まぁ、実際のところ悪魔に抱かれて来いなんて言われたら、俺はグウェンと家族を連れて一目散に国外に逃げるが。
「ふん、この国の者は昔から頭がおかしい。私が滅ぼすと言っているのだから、人一人くらい捧げて然るべきだろう」
アシュタルトがつまらなそうに舌打ちしている。
悪魔に頭おかしいって言われるのもわけのわからない展開だな。
心の中でツッコミを入れつつ、俺はそろそろ頭を切り替えるか、とグウェンの背中から腕を離した。
「お前、以前見たときと比べて何かおかしいと思ったら、この蛇に記憶を盗られていたのか。それは愉快だな」
悪魔の言葉に、げっと顔が引き攣る。蛇神の中でどう攻防しているのか知らないが、どうやらそこに気がついたらしい。
俺とグウェンを眺めながらしばらく黙っていたアシュタルトは、不意に何か思いついたという顔になった。
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「なんだよ。呑むかどうかは約束しないけど、聞くだけ聞いてやる」
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「この身体の中にあるそこの人間の記憶を読んだ。蛇神の妨害で全ては見えないが、その人間とまぐわっているときのお前の顔はなかなかそそる。この身体から出ていってほしければ私に抱かれろ」
「……は?」
「私に抱かれろ。そうすればこの身体から出ていってやる」
え??
抱か……れろ?
一瞬意味がわからずきょとんとした。
抱かれろって……つまり、人間でいうところの性交渉っていう……そういうこと? 俺が抱かれるの? 蛇神の身体に入ってる悪魔に?
「…………はあ!!!???」
今世紀最大の衝撃が俺を襲う。
「ち、ちょっと待て!!」
総帥達の方にも響き渡る声で絶叫した。
待てよ、今記憶を読んだって言った?!
グウェンの記憶を?! まさかこの前のあのコスプレ?
おいなんだよその羞恥プレイ!!
蛇神クソ野郎お前がグウェンの記憶を盗んだせいで悪魔がとんでもねーこと言ってんじゃねぇか!!
時間差で隣にいるグウェンが「!?」という顔で俺を見下ろした。
そうだよね、話が違うと思ったよね。ごめんね俺昨日嘘ついてたの。
蛇神に飽き足らず、悪魔にまであれを見られたと理解した俺は赤面して息絶えそうになった。
グウェンを上目でそろりと見上げたら、狼狽えた顔のグウェンが黒い瞳をいっぱいに見開いている。心なしかグウェンも耳が赤い。君の心は今ティーンだもんな。ごめんね急にR18をぶっこんで。
「どうする。お前の顔はあいつに似ているから私も興がのる。この蛇の身体ならまぐわうには都合がいいだろう。さっさとこっちに来い」
愉快そうに笑う奴の言葉に、穴が開くほど俺を見つめていたグウェンが我に返った。途端にブワッと殺意を感じさせる顔つきになって悪魔を睨み、俺を腕の中に隠すように引き寄せてくる。
俺も慌ててグウェンの胴に抱きついて勢いよく首を横に振った。
「行くわけねーだろ!! 絶対嫌だわ!!! なんだその要求は?! お断りだ!! 死ね変態!!」
「ならばこの蛇の身体は返さないが、いいのか」
「仕方ない! それは仕方ないよ! 軽率に乗っ取られた蛇神が悪い。俺は悪くない。蛇もわかってくれる」
グウェンにしがみつきながら叫んだら、悪魔はおかしそうに眉を上げた。
「この身体でこの地を滅ぼすが、いいのか」
そう言われて俺はほんの少し考えた。
ーーいや、無理。
「仕方ない。嫌だよ例え世界を救うためであってもグウェン以外の奴に抱かれるなんて。お断りだ!! お前もそう思うだろ、グウェン」
ぎゅうぎゅうに抱きしめながら見上げると、彼は俺と目を合わせて迷いなく頷いた。
「あなたが犠牲になる必要はない」
「グウェン……」
見つめ合っている俺達に、悪魔は少し意外そうな声を出した。
「いいのか? 私がこの身体を完全に支配したら、お前達も死ぬのだぞ」
そう言われても、グウェンは真剣な表情で俺を見つめながら淡々としている。
「私が今本心から守りたいと思うのは彼だけだ。レイナルドが私以外は嫌だと言うのならそうする」
「世界は滅びるが?」
「彼の尊厳を犠牲にして救われる世界なら、滅びてもやむを得ないと思う」
「グウェンー」
俺は感動してグウェンにまた抱きついた。グウェンもぎゅっと力を入れて抱きしめ直してくれる。
なんだよぉ、その感動的な言葉。
惚れてしまうだろ。もう惚れてるけど。
記憶がなくてもお前は本当ぶれないな。愛してるぞ。
「ありがとう。レイナルドって呼んでくれるの、嬉しい」
「なかなか自然に口にできずすまない」
「いいよぅ。硬派なグウェンもすき」
俺達が顔を寄せ合ってイチャイチャし始めたら、アシュタルトはつまらなそうな声でふん、と鼻を鳴らした。
「ならばそこで見ているがいい。私がこの蛇を乗っ取ったあかつきには、まずお前達二人を真っ先に殺す」
「うるせぇバーカ。今いい雰囲気なんだから邪魔すんな」
グウェンを見つめたまま面倒そうな声で吐き捨てると、悪魔の方からイラッとした空気を感じた。
「あの、レイナルド……? そろそろ口挟んでいい?」
俺がグウェンの唇に狙いを定めて伸び上がろうとしたとき、横からオズが割って入ってきた。
「ん? なんだよ」
邪魔されてムッとしながら、グウェンの背中に腕を回した状態でちらっとオズに視線を向ける。
もはや驚きを通り越して呆れた顔をしたオズが生暖かい目で俺とグウェンを見ていた。更に後方に視線をずらすと、あんぐりと口を開けている神官長とリビエール上級神官、額に片手を当てて頭を抱えている総帥が見えた。シスト司教は驚いた目をしつつも口元に薄く微笑みを浮かべている。前から思ってたけど、この司教本当に肝が据わってるよな。
「うん……あの、世界が終わるかもしれないってときにラブシーンに突入できる二人は大物だよね」
「たりめーだろ。俺達は魔界でもラブストーリー紡いでんだよ」
悪魔が意味不明なことを言い出したせいで俺も振り切れている感はあるが、今は照れよりもグウェンが俺を守ろうとしてくれてることが嬉しい。空気は読めてないけど仕方ないだろう。
オズは「緊張感出ないな~」と言いながら頭を掻き、神官長達を振り返った。
「神官長も総帥も、レイナルドを生贄っていう方向はなしでいいのかな。一応確認するけど」
「ええ……はい。悪魔の言うことですから、例えレイナルド様を捧げたとして本当に主神様から離れるとも思えませんし」
まだ色々な衝撃が抜け切らないのか気圧された顔をしながらルロイ神官長が答え、それに同意するようにリビエール上級神官が若干引いた顔で頷く。
総帥は言うことなし、というように髭を弄ってるし、シスト司教はこの場合ナミア教国の代表として異議を唱えてもよさそうなものだが、「私はこの国の者ではありませんので」と穏やかな顔でオズの問いを受け流した。
よかった。誰も俺に抱かれて来いなんて言い出さなくて。もっとも、神官長には刺激が強すぎる話だったのか、理解の範疇を超えてますって顔してまだ固まってるけど。
皆の答えを聞いて苦笑いしたオズは、俺とグウェンに顔を戻した。
「皇室としてもレイナルドの生贄はなしの方向で。やれって言ったら団長と戦争になるんでしょ? そうなったらどちらにしろ国が滅ぶから」
「確かにな」
グウェンがどこまで本気になるかはわからないが、バーサーカーモードになったら総帥くらいしか止められないだろう。まぁ、実際のところ悪魔に抱かれて来いなんて言われたら、俺はグウェンと家族を連れて一目散に国外に逃げるが。
「ふん、この国の者は昔から頭がおかしい。私が滅ぼすと言っているのだから、人一人くらい捧げて然るべきだろう」
アシュタルトがつまらなそうに舌打ちしている。
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