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第三部
七十八話 最高のショータイムを 後③
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黒い髪に灰色の目。十代半ばくらいに見えるその純朴そうな顔の少年は、魔の虚で俺を斬ったノアだった。
黒髪の少年。
グウェンの言葉を思い出す。そういえば、クルーズ船の招待状を彼に渡したのは知らない顔の少年だったと言っていた。
俺が名前を口に出したら、周りを見回していたノアが顔を向けた。生成りのシャツを着たその姿はいたって普通の少年に見える。いまだに彼が俺を斬りつけたなんて信じられない。
俺と目が合ったノアは猫のように目を細めた。
「あなたの光の精霊力があれほどだとは、ラムルにいたときは知りませんでしたよ? レイナルド様」
にやりと笑ったノアが取ってつけたようなわざとらしい敬語を使い、まだ状況が飲み込めずに呆然としている俺を見てふん、と鼻を鳴らした。
「俺が苦労して集めた魔物の死体をああも簡単に片付けられちゃうと、さすがにムカつくよね」
「あのアンデッドは、ノアが……?」
「そうだよ。初めて作ったけど、よくできてたでしょ」
得意げに口端を上げた少年を凝視する。
アンデッドを作った? ノアが?
それはつまり、ノアが禁術を使ったということか……?
まさか黒幕の正体はノアだったのか、と思ったとき、俺の腕を掴んだままノアが忌々しそうに顔を歪めた。
「俺ならもっと早くあんたも騎士団長も殺せるって言ったのに、機を見るなんて慎重すぎるんだ、あの方は。まぁ、今回はあんたの実力がわかって結果よかったのかもしれないけど。連れてくのはあんたでもいいってわかったから」
そう言ったノアのセリフに引っかかりを覚える。
あの方? その言い方だと、ノアに命令する別の人間がいるというように聞こえる。
「君は一体……」
「でもおかしいな。俺の領域まで一気に転移したはずなのに、なんで途中で止まったんだ?」
俺の疑問を無視してそう呟いたノアは、俺の腕を掴んだままもう片方の手を服の中に入れた。引き出された羊皮紙を見て俺は瞠目する。赤い血文字で描かれた、小ぶりの魔法陣。
躊躇いなくその魔法陣に触れたノアは血をつけることもなく、何か呟くと羊皮紙の文字が赤く光った。
「っ」
途端、身体が引っ張られるような感覚がして、また転移すると思った。
バリッ
その瞬間手首で何かが弾け、微かに浮いた足が再び地面を踏む。
周りの景色は変わらなかった。
「なんで……? あんた何かしてる?」
訝しげな顔になったノアが俺の手首を見た。
つられて俺も自分の腕を見下ろす。
ルシアの髪で作ったサエラ婆さんの組み紐が引っかかっていた。よく見たらさっきよりも紐の亀裂が大きくなっている。紫色の紐はもう今にも切れてしまいそうだった。
ーーお婆ちゃんがおまじないをかけたって、ウィルが言ってたな。
それを思い出したのは、ノアがその紐を見て舌打ちしたからだった。
「何かに邪魔されてると思ったら、それ? 国外に出られないようにしてあるのか。鬱陶しい」
そう言って手を伸ばしたノアが、俺の手首にかろうじて引っかかっていた紐を引きちぎった。
その拍子に腕を掴んだ力が微かに緩んだから、俺は彼の手を振り払って後ろに飛ぶ。すかさず上着のポケットに手を入れてグウェンの時計を掴んだ。
転移しようと思ったが、そこで一瞬迷う。
このまま転移していいのか?
これは黒幕の手がかりを掴む絶好のチャンスだ。
俺をどこに連れていこうとしたのか、何故悪魔を召喚したのか、ノアを拘束して問い正せばその理由がわかるかもしれない。
俺の逡巡を察したノアが笑った。
「いいの? 逃げちゃって」
その余裕のある表情を見て躊躇ったとき、暗がりの中で右耳の結晶石が眩く光った。
『レイナルド!!』
その声を聞いた瞬間、俺は時計の魔法陣に精霊力を流し込んだ。
顔を上げて周りを見回すと、ノアはもういない。
胸を落ち着かせながら目の前の景色を確認し、見慣れたグウェンの屋敷に続く道に転移したとわかって深く息を吐き出した。
『レイナルド!』
またピアスから大声が聞こえて、俺は緊張を緩めてその声に応えた。
「グウェン、大丈夫。聞こえてる」
『っ、無事か。何があった。どこにいる』
俺が返事をすると緊迫した彼の空気が少し和らいだが、矢継ぎ早に問いかけてくる。
「グウェンの家の道。時計の魔法陣で逃げた」
そう言うと、一瞬後にグウェンが目の前に現れた。
俺を見つけた彼は安堵を顔に浮かべ、俺の腰を掬うように素早く腕を回して抱きしめてくる。
「よかった。怪我はないか」
「うん。ありがとう。すぐに逃げられたから大丈夫」
グウェンの背中に腕を回して厚い胸板に擦り寄った。まだ心臓がドクドクしていたが、グウェンの胸に頬をつけると彼も同じように鼓動が早かった。俺が突然目の前で攫われたのが衝撃だったのか、腰と背中に回った腕の力が強い。
「あれは何者だ。私に船の招待状を渡した少年だった」
「やっぱりそうだったのか。ノアっていう名前しか知らないけど、ラムルで会ったことがある。そのときちょっと色々あったんだ。多分、禁術を使ってる黒幕の手先だと思う」
「何故あなたを攫う必要がある? 突然目の前から消えて心臓が止まるかと思った」
感情的になるとグウェンは言葉数が多くなる。俺をぎゅっと抱きしめたまま強張った声を出すから、そっと彼の背中を撫でた。
「俺を連れてった目的はわからなかった。もっと話せば黒幕の手がかりが掴めたかもしれないけど、それより先に逃げてきた。心配させてごめんな」
「……逃げて正解だ。どこかに連れ去られていたかもしれない」
「そうだな。名前を呼んでくれて助かったよ。ちょっと粘ろうとしちゃってたからさ」
「あなたの無茶には慣れたが、一人で危険な場所に踏み込むのはやめてほしい。どこにいるのかわからなくなると思うだけで恐ろしくなる。……絶対に離すなというのはこういうことなのか」
最後に自問するような呟きを漏らしたグウェンの慌てぶりに、小さく笑って頷いた。
「心配させてごめん。グウェンがいないときはちゃんと逃げるから大丈夫」
そう言うと、グウェンは深く息を吐いて、波立った気持ちを落ち着かせるように目を閉じた。
暖かい胸に抱きついていたら張り詰めていた気が緩んで、俺も動揺していた頭がだいぶ持ち直してくる。
「手がかりは掴めなかったけど、仕方ないな。今回の犯人はノアだったみたいだ。あれだけの禁術をどうやって操ってるのかは謎だけど、目的がわからないから多分また来ると思う」
頭の中で考えを整理しながら口に出す。
俺達の実力を試したというような言い方だった。そしておそらく、ノアに禁術を使うように命令している別の人間がいる。
俺を連れていこうとした理由はわからないが、俺でもいい、と意味深なことを言っていた。何か目的があるんだと思うが、今はそれを推測するだけの手がかりが少ない。向こうが仕掛けてくるのを待つしかないのか。
俺がぶつぶつ呟いているのをグウェンは黙って聞いているが、まだ落ち着かないのか俺の身体に巻きついた腕の力は緩まない。
ノアが再び現れる様子はないし、今回はこれで終わりなんだろうか。
しかしまた、厄介な案件が押し寄せてくる予感がする。
俺は内心でため息をついて、グウェンの胸にもたれて目を閉じた。
この世界の因果律とやらに言いたい。
少しは休憩しようよ。
黒髪の少年。
グウェンの言葉を思い出す。そういえば、クルーズ船の招待状を彼に渡したのは知らない顔の少年だったと言っていた。
俺が名前を口に出したら、周りを見回していたノアが顔を向けた。生成りのシャツを着たその姿はいたって普通の少年に見える。いまだに彼が俺を斬りつけたなんて信じられない。
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それはつまり、ノアが禁術を使ったということか……?
まさか黒幕の正体はノアだったのか、と思ったとき、俺の腕を掴んだままノアが忌々しそうに顔を歪めた。
「俺ならもっと早くあんたも騎士団長も殺せるって言ったのに、機を見るなんて慎重すぎるんだ、あの方は。まぁ、今回はあんたの実力がわかって結果よかったのかもしれないけど。連れてくのはあんたでもいいってわかったから」
そう言ったノアのセリフに引っかかりを覚える。
あの方? その言い方だと、ノアに命令する別の人間がいるというように聞こえる。
「君は一体……」
「でもおかしいな。俺の領域まで一気に転移したはずなのに、なんで途中で止まったんだ?」
俺の疑問を無視してそう呟いたノアは、俺の腕を掴んだままもう片方の手を服の中に入れた。引き出された羊皮紙を見て俺は瞠目する。赤い血文字で描かれた、小ぶりの魔法陣。
躊躇いなくその魔法陣に触れたノアは血をつけることもなく、何か呟くと羊皮紙の文字が赤く光った。
「っ」
途端、身体が引っ張られるような感覚がして、また転移すると思った。
バリッ
その瞬間手首で何かが弾け、微かに浮いた足が再び地面を踏む。
周りの景色は変わらなかった。
「なんで……? あんた何かしてる?」
訝しげな顔になったノアが俺の手首を見た。
つられて俺も自分の腕を見下ろす。
ルシアの髪で作ったサエラ婆さんの組み紐が引っかかっていた。よく見たらさっきよりも紐の亀裂が大きくなっている。紫色の紐はもう今にも切れてしまいそうだった。
ーーお婆ちゃんがおまじないをかけたって、ウィルが言ってたな。
それを思い出したのは、ノアがその紐を見て舌打ちしたからだった。
「何かに邪魔されてると思ったら、それ? 国外に出られないようにしてあるのか。鬱陶しい」
そう言って手を伸ばしたノアが、俺の手首にかろうじて引っかかっていた紐を引きちぎった。
その拍子に腕を掴んだ力が微かに緩んだから、俺は彼の手を振り払って後ろに飛ぶ。すかさず上着のポケットに手を入れてグウェンの時計を掴んだ。
転移しようと思ったが、そこで一瞬迷う。
このまま転移していいのか?
これは黒幕の手がかりを掴む絶好のチャンスだ。
俺をどこに連れていこうとしたのか、何故悪魔を召喚したのか、ノアを拘束して問い正せばその理由がわかるかもしれない。
俺の逡巡を察したノアが笑った。
「いいの? 逃げちゃって」
その余裕のある表情を見て躊躇ったとき、暗がりの中で右耳の結晶石が眩く光った。
『レイナルド!!』
その声を聞いた瞬間、俺は時計の魔法陣に精霊力を流し込んだ。
顔を上げて周りを見回すと、ノアはもういない。
胸を落ち着かせながら目の前の景色を確認し、見慣れたグウェンの屋敷に続く道に転移したとわかって深く息を吐き出した。
『レイナルド!』
またピアスから大声が聞こえて、俺は緊張を緩めてその声に応えた。
「グウェン、大丈夫。聞こえてる」
『っ、無事か。何があった。どこにいる』
俺が返事をすると緊迫した彼の空気が少し和らいだが、矢継ぎ早に問いかけてくる。
「グウェンの家の道。時計の魔法陣で逃げた」
そう言うと、一瞬後にグウェンが目の前に現れた。
俺を見つけた彼は安堵を顔に浮かべ、俺の腰を掬うように素早く腕を回して抱きしめてくる。
「よかった。怪我はないか」
「うん。ありがとう。すぐに逃げられたから大丈夫」
グウェンの背中に腕を回して厚い胸板に擦り寄った。まだ心臓がドクドクしていたが、グウェンの胸に頬をつけると彼も同じように鼓動が早かった。俺が突然目の前で攫われたのが衝撃だったのか、腰と背中に回った腕の力が強い。
「あれは何者だ。私に船の招待状を渡した少年だった」
「やっぱりそうだったのか。ノアっていう名前しか知らないけど、ラムルで会ったことがある。そのときちょっと色々あったんだ。多分、禁術を使ってる黒幕の手先だと思う」
「何故あなたを攫う必要がある? 突然目の前から消えて心臓が止まるかと思った」
感情的になるとグウェンは言葉数が多くなる。俺をぎゅっと抱きしめたまま強張った声を出すから、そっと彼の背中を撫でた。
「俺を連れてった目的はわからなかった。もっと話せば黒幕の手がかりが掴めたかもしれないけど、それより先に逃げてきた。心配させてごめんな」
「……逃げて正解だ。どこかに連れ去られていたかもしれない」
「そうだな。名前を呼んでくれて助かったよ。ちょっと粘ろうとしちゃってたからさ」
「あなたの無茶には慣れたが、一人で危険な場所に踏み込むのはやめてほしい。どこにいるのかわからなくなると思うだけで恐ろしくなる。……絶対に離すなというのはこういうことなのか」
最後に自問するような呟きを漏らしたグウェンの慌てぶりに、小さく笑って頷いた。
「心配させてごめん。グウェンがいないときはちゃんと逃げるから大丈夫」
そう言うと、グウェンは深く息を吐いて、波立った気持ちを落ち着かせるように目を閉じた。
暖かい胸に抱きついていたら張り詰めていた気が緩んで、俺も動揺していた頭がだいぶ持ち直してくる。
「手がかりは掴めなかったけど、仕方ないな。今回の犯人はノアだったみたいだ。あれだけの禁術をどうやって操ってるのかは謎だけど、目的がわからないから多分また来ると思う」
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俺がぶつぶつ呟いているのをグウェンは黙って聞いているが、まだ落ち着かないのか俺の身体に巻きついた腕の力は緩まない。
ノアが再び現れる様子はないし、今回はこれで終わりなんだろうか。
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