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28 嫌だ
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(……ん……)
目を覚ました奏夜は、すぐには自分がどこにいるかわからなくて、そもそもどうして寝ていたかも記憶がおぼろげで、半分目を開けたままぼうっとしていた。
(ここ……俺、何してたっけ……)
それなりに見慣れている明るい室内、その天井を見ているうちに、ここが圭介の寝室だと思考が回り始める。
(……俺、確か、圭介にキスされて、気絶しちゃって……)
だからたぶん、圭介が運んでくれたんだ、と思い至った奏夜が横を向くと、床に座り込んでベッドにうつ伏せになっている圭介がいた。
視界の端に映り込んだ時計の針で、自分が寝ていたのは数分程度だと知る。
「圭介……」
名前を呼んだら、圭介の肩がピクリと揺れた。
寝ているのかと思ったけれど、起きているらしい。
「圭介? 大丈夫……じゃ、ないよな」
体を起こして、明るい茶色の頭を撫でる。
リュックもコートも靴も身に着けたまま気絶した奏夜だけど、ベッドの上にいる今、当然のように背負っていないし着ていないし履いていない。ということは、圭介が脱がせるなりなんなりしてくれたんだろう。
「嫌な思いしたよな。嫌だったよな。すぐに行けなくてごめんな」
「……嫌な思いしたのはそーちゃんじゃん……」
頭を撫でながら言っていたら、うつ伏せのままで圭介が言ってきた。
「俺に……無理やりキスされて……気ぃ失って……」
「そりゃあ、びっくりは、したけど」
「……嫌じゃなかったっての?」
顔を上げた圭介は、不愉快と泣き顔が混ざったような、歪んだ表情をしていた。
どういう感情なのかイマイチ掴みきれないが、今にも泣き出しそうだということだけはわかる。
「嫌だった、か、は……正直、びっくりしすぎてよくわかんないな」
圭介の横に並ぶようにベッドから降りた奏夜へ、歪んだままの圭介の顔が向けられる。
「圭介」
その頭を抱き寄せて肩に埋めさせれば、圭介はされるがままになってくれた。
「俺、圭介が傷つくほうがよっぽど嫌だから」
だから。
「俺にできるなら、俺で癒されてくれよ」
「……そーちゃんホント、優しすぎる……」
「だとしたら、圭介限定だな」
言いながら頭を撫でていたら、背中に腕が回された。
「……パーティー、言ってた通りにさ、ちょっと顔出すだけのつもりだったんだ」
圭介が、ぽつりぽつりと話し出す。
三十分くらいで抜けようとしたところに、声をかけられた。この前電話をかけてきた女子で、話があるからと。
雰囲気からして告白だろうと思って、断るつもりでパーティーを抜けて。
二人きりになった時、やっぱりだけど告白されて。
ごめん、と断ったら、なんで? と言われた。
『なんで? 私じゃ駄目? 今フリーなんでしょ?』
それに目を見開いて固まった瞬間、襟を掴まれて引き寄せられていた。
「……そんで……されて……逃げられて…………ごめん……」
「……ん、そっか……」
圭介を抱きしめ、頭を撫でながら、思う。
なんだか、嫌な気分だ。
恋人が不意打ちでキスを食らったから、嫌な気分なのか。どうにも、それだけじゃない気がしてならない。
(なんなんだろ、俺)
自分で自分がよくわからない。
胸の奥でモヤつく何かは、その範囲を広げていく。
圭介に好意を向けてくる人々がいる。
自分の恋人である圭介はモテるから、それは仕方ないことなのかも知れない。
圭介は自分を見てくれているし、自分へ「好きだ」と言ってくれる。
ちゃんと、恋人をしてくれている。
自分の前では。
……自分の前でだけ。
(ああ、そうか)
胸の奥にあるモヤのような、嫌な気持ちの正体に気づいた。
「──なぁ、圭介」
「うん」
「百花さんも知らないし、今日こうなったってことは、お前、周りには恋人いないって言ってるってことだよな」
自分の声が、ずいぶん冷たく感じられる。
そんなことを思いながらも、奏夜はそのままの声で続けた。
「お前、恋人いるの、知られたくないのか」
圭介の体が、怯えたように強張るのが伝わってきた。
その頭を撫でていた奏夜の手は、止まっている。
「嫌なのか? 知られるの。相手が俺だって言わなくても良いけどさ、付き合ってる人がいるっていうのも言えないのか?」
周囲の人間は──紫苑以外──圭介と奏夜が付き合っていることを知らない。圭介に恋人がいることも知らない。
だから余計に、フリーに見えている圭介はモテて、自分が恋人なのに、と奏夜は思ってしまうのだ。
恋人なのに、恋人だから、恋人だけど。
嫌な気分は増幅されて、奏夜の中で渦を巻く。
「……付き合ってる人、居るって言ったらさ」
奏夜の肩に頭を置いたまま、圭介も静かな口調で言葉を紡ぐ。
「いっぱい聞かれると思うんだよな。誰? とか、どんな人? とか、写真ある? とか、自分が知ってる人? とか、さ」
今までも、そうだったから、と圭介は言う。
「それ、躱しきれる自信ないんだ。そーちゃんだってバレて、そーちゃんに迷惑かかるの、嫌なんだ」
「迷惑……」
反芻するように呟くと、「うん」と心細そうな声が返される。
「迷惑、かかって。そーちゃんが嫌な思いして、そんで、……そんで、そーちゃんに嫌われるの、嫌だ」
嫌だ、と言った声は震えていて、背中に回された腕で、縋るように抱きしめられた。
嫌だろうな、わかるよ。俺だって圭介に嫌われたくない。そんなの悲しいし、嫌だ。
嫌だ、けど。
「──そしたら、ずっとこの状況が続くのか」
奏夜の口から出た声は、いつもより一段低かった。
「ずっと、ずっと恋人いないフリして。迫られる日々で、今日みたいなことされたりして、そういう毎日か?」
そんなの。
「そんなの、俺、嫌だ」
そんな日常は耐えられない。
「お前が良くても、俺……俺は嫌だ。嫌だよ、圭介」
こちらも震えてしまう声を出しながら圭介の肩をぐい、と押せば、圭介との間に呆気なく距離が開く。背中に回されていた腕も、簡単に外れてしまった。
圭介は俯いていて、どんな表情をしているのか見えない。
「圭介、なあ、聞いてんの、か……」
俯いている圭介の顔を覗き込もうとしたら、それに合わせるように圭介が顔を少し上げた。
そこに現れている表情を見て、奏夜の動きが止まる。
何もかもを諦めたような、笑顔。
そんな圭介を目にして、奏夜は悔しくなって顔をしかめた。
「──俺だって、嫌だよ」
諦めの笑顔と軽い口調で、圭介は言う。
「俺だって嫌だよ。そーちゃんが好きだし、恋人がいるって堂々と言いたいよ」
そこで、圭介の顔がぐしゃりと歪む。
「っ……でも、でもそれで、上手くいくなんて誰が保証してくれんだよ?!」
「上手くいくかなんて誰にもわかんねぇよ!! なんで最初から諦めてんだお前!!」
奏夜が張り上げた声が、寝室に響く。
顔を歪めたまま唇を噛んだ圭介を見て、奏夜の中に虚しさとも寂しさともつかない感情が湧き上がった。
「……言い過ぎた、ごめん。俺、ちょっと頭冷やしてくる」
言いながら立ち上がる奏夜を止めようとしてか、圭介の腕が奏夜へ少しばかり伸ばされる。奏夜はそれを無視して寝室をあとにした。
リビングダイニングのソファの上に置いてある自分のリュックが目に入り、コート掛けにかかっている自分のコートが目に入り。
「……」
奏夜は無言でコートを着てリュックを背負うと、玄関へ行って靴を履いた。
スマートフォンを操作して、圭介へ『ちょっと外出てくる』と送り、その通りに外へ出る。
アパートの階段を降りて、スマートフォンを操作した奏夜は、そのままスマートフォンを耳に当てた。
「……あ、悪い、今大丈夫?」
奏夜が外に出たのだと圭介が気がついていない、そのことに気づいていない奏夜は、そのまま通話を続けて、アパートから駅へ向かった。
目を覚ました奏夜は、すぐには自分がどこにいるかわからなくて、そもそもどうして寝ていたかも記憶がおぼろげで、半分目を開けたままぼうっとしていた。
(ここ……俺、何してたっけ……)
それなりに見慣れている明るい室内、その天井を見ているうちに、ここが圭介の寝室だと思考が回り始める。
(……俺、確か、圭介にキスされて、気絶しちゃって……)
だからたぶん、圭介が運んでくれたんだ、と思い至った奏夜が横を向くと、床に座り込んでベッドにうつ伏せになっている圭介がいた。
視界の端に映り込んだ時計の針で、自分が寝ていたのは数分程度だと知る。
「圭介……」
名前を呼んだら、圭介の肩がピクリと揺れた。
寝ているのかと思ったけれど、起きているらしい。
「圭介? 大丈夫……じゃ、ないよな」
体を起こして、明るい茶色の頭を撫でる。
リュックもコートも靴も身に着けたまま気絶した奏夜だけど、ベッドの上にいる今、当然のように背負っていないし着ていないし履いていない。ということは、圭介が脱がせるなりなんなりしてくれたんだろう。
「嫌な思いしたよな。嫌だったよな。すぐに行けなくてごめんな」
「……嫌な思いしたのはそーちゃんじゃん……」
頭を撫でながら言っていたら、うつ伏せのままで圭介が言ってきた。
「俺に……無理やりキスされて……気ぃ失って……」
「そりゃあ、びっくりは、したけど」
「……嫌じゃなかったっての?」
顔を上げた圭介は、不愉快と泣き顔が混ざったような、歪んだ表情をしていた。
どういう感情なのかイマイチ掴みきれないが、今にも泣き出しそうだということだけはわかる。
「嫌だった、か、は……正直、びっくりしすぎてよくわかんないな」
圭介の横に並ぶようにベッドから降りた奏夜へ、歪んだままの圭介の顔が向けられる。
「圭介」
その頭を抱き寄せて肩に埋めさせれば、圭介はされるがままになってくれた。
「俺、圭介が傷つくほうがよっぽど嫌だから」
だから。
「俺にできるなら、俺で癒されてくれよ」
「……そーちゃんホント、優しすぎる……」
「だとしたら、圭介限定だな」
言いながら頭を撫でていたら、背中に腕が回された。
「……パーティー、言ってた通りにさ、ちょっと顔出すだけのつもりだったんだ」
圭介が、ぽつりぽつりと話し出す。
三十分くらいで抜けようとしたところに、声をかけられた。この前電話をかけてきた女子で、話があるからと。
雰囲気からして告白だろうと思って、断るつもりでパーティーを抜けて。
二人きりになった時、やっぱりだけど告白されて。
ごめん、と断ったら、なんで? と言われた。
『なんで? 私じゃ駄目? 今フリーなんでしょ?』
それに目を見開いて固まった瞬間、襟を掴まれて引き寄せられていた。
「……そんで……されて……逃げられて…………ごめん……」
「……ん、そっか……」
圭介を抱きしめ、頭を撫でながら、思う。
なんだか、嫌な気分だ。
恋人が不意打ちでキスを食らったから、嫌な気分なのか。どうにも、それだけじゃない気がしてならない。
(なんなんだろ、俺)
自分で自分がよくわからない。
胸の奥でモヤつく何かは、その範囲を広げていく。
圭介に好意を向けてくる人々がいる。
自分の恋人である圭介はモテるから、それは仕方ないことなのかも知れない。
圭介は自分を見てくれているし、自分へ「好きだ」と言ってくれる。
ちゃんと、恋人をしてくれている。
自分の前では。
……自分の前でだけ。
(ああ、そうか)
胸の奥にあるモヤのような、嫌な気持ちの正体に気づいた。
「──なぁ、圭介」
「うん」
「百花さんも知らないし、今日こうなったってことは、お前、周りには恋人いないって言ってるってことだよな」
自分の声が、ずいぶん冷たく感じられる。
そんなことを思いながらも、奏夜はそのままの声で続けた。
「お前、恋人いるの、知られたくないのか」
圭介の体が、怯えたように強張るのが伝わってきた。
その頭を撫でていた奏夜の手は、止まっている。
「嫌なのか? 知られるの。相手が俺だって言わなくても良いけどさ、付き合ってる人がいるっていうのも言えないのか?」
周囲の人間は──紫苑以外──圭介と奏夜が付き合っていることを知らない。圭介に恋人がいることも知らない。
だから余計に、フリーに見えている圭介はモテて、自分が恋人なのに、と奏夜は思ってしまうのだ。
恋人なのに、恋人だから、恋人だけど。
嫌な気分は増幅されて、奏夜の中で渦を巻く。
「……付き合ってる人、居るって言ったらさ」
奏夜の肩に頭を置いたまま、圭介も静かな口調で言葉を紡ぐ。
「いっぱい聞かれると思うんだよな。誰? とか、どんな人? とか、写真ある? とか、自分が知ってる人? とか、さ」
今までも、そうだったから、と圭介は言う。
「それ、躱しきれる自信ないんだ。そーちゃんだってバレて、そーちゃんに迷惑かかるの、嫌なんだ」
「迷惑……」
反芻するように呟くと、「うん」と心細そうな声が返される。
「迷惑、かかって。そーちゃんが嫌な思いして、そんで、……そんで、そーちゃんに嫌われるの、嫌だ」
嫌だ、と言った声は震えていて、背中に回された腕で、縋るように抱きしめられた。
嫌だろうな、わかるよ。俺だって圭介に嫌われたくない。そんなの悲しいし、嫌だ。
嫌だ、けど。
「──そしたら、ずっとこの状況が続くのか」
奏夜の口から出た声は、いつもより一段低かった。
「ずっと、ずっと恋人いないフリして。迫られる日々で、今日みたいなことされたりして、そういう毎日か?」
そんなの。
「そんなの、俺、嫌だ」
そんな日常は耐えられない。
「お前が良くても、俺……俺は嫌だ。嫌だよ、圭介」
こちらも震えてしまう声を出しながら圭介の肩をぐい、と押せば、圭介との間に呆気なく距離が開く。背中に回されていた腕も、簡単に外れてしまった。
圭介は俯いていて、どんな表情をしているのか見えない。
「圭介、なあ、聞いてんの、か……」
俯いている圭介の顔を覗き込もうとしたら、それに合わせるように圭介が顔を少し上げた。
そこに現れている表情を見て、奏夜の動きが止まる。
何もかもを諦めたような、笑顔。
そんな圭介を目にして、奏夜は悔しくなって顔をしかめた。
「──俺だって、嫌だよ」
諦めの笑顔と軽い口調で、圭介は言う。
「俺だって嫌だよ。そーちゃんが好きだし、恋人がいるって堂々と言いたいよ」
そこで、圭介の顔がぐしゃりと歪む。
「っ……でも、でもそれで、上手くいくなんて誰が保証してくれんだよ?!」
「上手くいくかなんて誰にもわかんねぇよ!! なんで最初から諦めてんだお前!!」
奏夜が張り上げた声が、寝室に響く。
顔を歪めたまま唇を噛んだ圭介を見て、奏夜の中に虚しさとも寂しさともつかない感情が湧き上がった。
「……言い過ぎた、ごめん。俺、ちょっと頭冷やしてくる」
言いながら立ち上がる奏夜を止めようとしてか、圭介の腕が奏夜へ少しばかり伸ばされる。奏夜はそれを無視して寝室をあとにした。
リビングダイニングのソファの上に置いてある自分のリュックが目に入り、コート掛けにかかっている自分のコートが目に入り。
「……」
奏夜は無言でコートを着てリュックを背負うと、玄関へ行って靴を履いた。
スマートフォンを操作して、圭介へ『ちょっと外出てくる』と送り、その通りに外へ出る。
アパートの階段を降りて、スマートフォンを操作した奏夜は、そのままスマートフォンを耳に当てた。
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