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27 キス
(圭介、どうしてるかな)
12月24日の午後、カラオケ店のパーティールームにて。
奏夜はぼんやりと圭介のことを考えていた。
クラスの集まりで参加したカラオケは楽しい。楽しい、が、どうにもここのところ、圭介のことが頭の隅で引っかかっていて、手持ち無沙汰になると思い出してしまう。
二十歳超えの人間も何名かいて、そのうち数人はアルコールを頼んでいた。だからか、余計に楽しげで騒がしい雰囲気の中で、なんだか取り残されているような気分になる。
なんでこんなに圭介のことを考えてしまうのか、奏夜にも良くわかっていない。
わからないからこそ、考えてしまう。
「なんか沈んでんな?」
「どうしたどうした」
「悩み事か」
クラスメイトたちが奏夜のところへ集まってきて、声をかけてくれるけど。
「いや……悩んでるように見えた?」
正直に言いにくい内容なので、そんなふうに答えて……質問に質問を返すような返答になってしまう。
「さあ。よくわかんねぇけど、ぼーっとしてるみたいだったから」
「て言っても、南野、いつもぼーっとしてる感じだけど」
「ああ、わかる」
友人たちの言葉に「なんだそれ」と言っていたら、「南野くん」と女子数名に呼ばれ、手招きされた。
話していた友人たちと一緒にそちらへ行くと、スマートフォンに映っている画像を見せられる。
見覚えのある画像だった。
「一緒にいるとこ見たことあるけどさ、彼、幼馴染なんだっけ?」
そこに映っていたのは、圭介。詳しく言うと、キラキラしいオーラをまとっているような、雰囲気のある笑顔の圭介だ。
百花がSNSに投稿した画像の圭介部分だけを切り抜いたものらしい。
「そう、だけど……?」
一応と頷きながら、期待を込められた複数の視線を受け止めた。
「すっごいイケメンだねって話してたんだ」
「そうそう。中々いないよ、このレベル」
「前に見た時よりイケメンに磨きがかかってる気がする」
楽しそうに、そしてやっぱりどこか期待を込めているように話す彼女たちへ、どう返したものか。
「……えーと、あいつ、紹介とか、受け付けてない、よ……?」
圭介、紹介されるの、苦手みたいだから。
今は俺が恋人だし、と、それは言えないけれど。
なんだか、また、胸の奥がモヤモヤとしてきた気がする。
奏夜の言葉を聞いた彼女たちは、一瞬動きを止めたあと、「やだなー! もー!」と明るく返してきた。
「そういうんじゃないから。なんかごめんね」
「うんうん、イケメンだねって話してただけだし」
「気ぃ使わせちゃったかな?」
明るく振る舞う彼女たちへ「あ、いや、違うんなら、それで」と返して、奏夜たちは元いた場所へと戻った。
「ああいうの、時々怖いって思う」
友人の一人が小声で言う。
「搦め手? みたいな感じだよな」
「なんか一言間違えると噛まれそう」
友人たちも小声で同意していて、奏夜は曖昧に笑うしかできなかった。
(こういうの、昔からよくあったなぁ)
圭介と仲良くなりたくて、奏夜にツテを頼む。
直接的でも、間接的でも。
幼い頃は何回か『紹介』をしたことがあるが、その時の圭介はどうにも座りが悪そうだったので、紹介はしないことにしている。
(……あれ?)
座りが悪そうだったのって、もしかして。
(俺に、好きな相手に仲介されるのが、嫌だった?)
奏夜が圭介にそういう話を持っていったのは、圭介に彼女ができる前、小学校低学年の頃だ。
もしかして、という思いは、勝手に確信めいたものへと変わっていく。
(もし、もしそうだとしたら)
あの時はごめんって思うけど、なんだか嬉しくなってしまう自分もいて、さらにごめんと思う。
「今度はなんだ、ニヤついて」
友人の一人に指摘されて、「いや、なんか、思い出し笑い?」と奏夜は誤魔化した。
好かれていることを嬉しく思っているうちに、モヤモヤした何かはまた心の奥へ沈んで見えなくなった、気がした。
◇
『そのとーりですぅ』
スマートフォン越しの不貞腐れた声を聴いて、奏夜はやっぱり嬉しく思ってしまう。
カラオケから帰ってきて、今夜は父の帰りが遅いからと先に夕飯と風呂を済ませた奏夜が圭介へ電話をかけ、もしかして、と思った『紹介されるのを嫌がった理由』を聞いたら、返ってきた言葉がこうだった。
「ごめんな、気づくの遅くなって」
『別に。気づいてくれただけでめちゃくちゃ嬉しい俺が今出来上がってるので問題ない』
「それは、よかった、のか?」
『強いて言えば今すごくキスとかそれ以上をしたいので、できない環境なのが悔しいというか』
「えぁ」
キスとかそれ以上、と言われて、気恥ずかしくなった奏夜の口から変な声が出る。
「え、と、ごめん……?」
『いーよ。明日会えるし。明日まで我慢するし』
明日、圭介はクラスでのクリスマスパーティーがあって、奏夜はバイトがある日の、その夜。つまりクリスマスの夜は、圭介の家に泊まることになっている。
加えて言うと、次の日の奏夜に予定はなく、昼頃まで圭介の家で過ごそうという話になっている。
ので、我慢という言葉もあって、少なからず、考えてしまうのだ。
また、『する』のかな、と。
キスだけじゃない、『それ以上』のことを。
「が、我慢、か」
『そ。今、我慢をしている、俺。明日までお預けを食らってる俺、です』
「お、お預けさせてごめんな……?」
『なんだよそーちゃん、煽るじゃん?』
煽ってんのか、これ。
固まってしまったら、圭介が笑うように息を吐いたのが聞こえた。
『ごめんごめん。明日が超楽しみってことで、気楽に考えてて。変に気負わなくて良いから』
「う、うん」
『そーちゃんに会えるってだけでめちゃくちゃ嬉しいんだ、俺』
本当に嬉しそうな声で言われるから、奏夜の胸の中が温かくなる。
「……そっか」
しみじみ言った時、玄関から、ただいま、と声が聞こえた。
「あ、父さん帰ってきた」
『……電話、終わりか。それじゃ、おやすみ、そーちゃん』
「うん、おやすみ、圭介」
もう少し、話していたい。
そんなことを思いながら、通話を切った奏夜だった。
◇
「──えっ」
午後の二時過ぎ。バイトを終えた奏夜は、スマートフォンに入ってきていたメッセージを見て、思わず声を上げた。
『ごめん』
『された』
『キス』
『ごめん』
圭介からのそれらは、一時間以上前のもの。
コンビニから出た奏夜は圭介へ通話をかけるが、圭介は中々出てくれない。
二回、時間切れとなり、三回目もこのまま時間切れになるか、と思った時、繋がった。
「圭介? メッセージ今見たんだ。大丈夫かお前」
『……そーちゃん……』
スマートフォン越しに聞こえる声は、暗く沈んでいた。
「圭介。今どこだ? 家か?」
『家……いる……帰ってきてる……ごめん……』
泣き出しそうな声の「ごめん」に、奏夜の胸が苦しくなる。
「今から行くから。だから待ってろ」
『来ないほうが……良いかも……』
「そんな訳あるか。行くからな。だからちゃんと待ってろ、圭介」
通話口に呼びかけながら、駆け足気味に歩き出す。
もう一度「待ってろ」と言って、通話を切った。
走って、電車に乗って、何時頃駅に着く、と圭介に送る。
既読にはなったけど、返信はない。
キスをされた、そのことも気になるけれど、それで圭介がとても傷ついていることのほうが気にかかる。
まずは、顔見て、もう大丈夫だって言ってやらなくちゃ。
そんな思いで駅を降りて、圭介のアパートへ向かった奏夜は。
「……ホントに……来ちゃったんだ……」
玄関先で、影を背負って諦めたような笑顔を見せる圭介を前に、動きを止めてしまう。
「今の俺、マトモじゃねぇよ?」
圭介は言いながら、奏夜へ右手を伸ばす。
「そーちゃんに合わせる顔がないのに、そーちゃんに会いたくて堪んねぇの」
「けい──」
それに応えようと伸ばされた奏夜の手を素通りし、奏夜の左腕を掴んだ圭介は、有無を言わさぬ気迫と強い力で奏夜を中へと引っ張り込んだ。
「っちょ?!」
たたらを踏む形で玄関へ入れられて、頭を押さえ込むようにして胸の中に抱き込まれる。
「け、圭介っ、んぅっ?!」
圭介のあまりの異様さに気を取られた奏夜は、我に返って顔を見ようとしたものの、また驚く羽目になった。
顔を上げた、その瞬間。かぶりつくように唇を奪われ、深くキスをされる。
「んっ?! んぅ! んんっ!!」
甘い雰囲気などない強引な口づけをされ、咄嗟に逃げようともがいたけれど、後頭部と腰に回された腕でそれは阻止された。
今までの、丁寧で、慎重で、ゆったりしたキスとはまるで違う。
破れかぶれのような、性急で、呼吸困難にされそうなほどの強いキス。
これまでのキスは、手加減されていたものだったのだと思い知る。
酸素不足に陥った奏夜の頭はぼうっとしてきて、体に力が入らなくなっていく。
息も絶え絶えにキスを受けていた奏夜の、意識と体が落ちていって。
「……ごめん」
気を失う直前に、圭介の小さな、泣きそうな声での呟きが聞こえた気がした。
12月24日の午後、カラオケ店のパーティールームにて。
奏夜はぼんやりと圭介のことを考えていた。
クラスの集まりで参加したカラオケは楽しい。楽しい、が、どうにもここのところ、圭介のことが頭の隅で引っかかっていて、手持ち無沙汰になると思い出してしまう。
二十歳超えの人間も何名かいて、そのうち数人はアルコールを頼んでいた。だからか、余計に楽しげで騒がしい雰囲気の中で、なんだか取り残されているような気分になる。
なんでこんなに圭介のことを考えてしまうのか、奏夜にも良くわかっていない。
わからないからこそ、考えてしまう。
「なんか沈んでんな?」
「どうしたどうした」
「悩み事か」
クラスメイトたちが奏夜のところへ集まってきて、声をかけてくれるけど。
「いや……悩んでるように見えた?」
正直に言いにくい内容なので、そんなふうに答えて……質問に質問を返すような返答になってしまう。
「さあ。よくわかんねぇけど、ぼーっとしてるみたいだったから」
「て言っても、南野、いつもぼーっとしてる感じだけど」
「ああ、わかる」
友人たちの言葉に「なんだそれ」と言っていたら、「南野くん」と女子数名に呼ばれ、手招きされた。
話していた友人たちと一緒にそちらへ行くと、スマートフォンに映っている画像を見せられる。
見覚えのある画像だった。
「一緒にいるとこ見たことあるけどさ、彼、幼馴染なんだっけ?」
そこに映っていたのは、圭介。詳しく言うと、キラキラしいオーラをまとっているような、雰囲気のある笑顔の圭介だ。
百花がSNSに投稿した画像の圭介部分だけを切り抜いたものらしい。
「そう、だけど……?」
一応と頷きながら、期待を込められた複数の視線を受け止めた。
「すっごいイケメンだねって話してたんだ」
「そうそう。中々いないよ、このレベル」
「前に見た時よりイケメンに磨きがかかってる気がする」
楽しそうに、そしてやっぱりどこか期待を込めているように話す彼女たちへ、どう返したものか。
「……えーと、あいつ、紹介とか、受け付けてない、よ……?」
圭介、紹介されるの、苦手みたいだから。
今は俺が恋人だし、と、それは言えないけれど。
なんだか、また、胸の奥がモヤモヤとしてきた気がする。
奏夜の言葉を聞いた彼女たちは、一瞬動きを止めたあと、「やだなー! もー!」と明るく返してきた。
「そういうんじゃないから。なんかごめんね」
「うんうん、イケメンだねって話してただけだし」
「気ぃ使わせちゃったかな?」
明るく振る舞う彼女たちへ「あ、いや、違うんなら、それで」と返して、奏夜たちは元いた場所へと戻った。
「ああいうの、時々怖いって思う」
友人の一人が小声で言う。
「搦め手? みたいな感じだよな」
「なんか一言間違えると噛まれそう」
友人たちも小声で同意していて、奏夜は曖昧に笑うしかできなかった。
(こういうの、昔からよくあったなぁ)
圭介と仲良くなりたくて、奏夜にツテを頼む。
直接的でも、間接的でも。
幼い頃は何回か『紹介』をしたことがあるが、その時の圭介はどうにも座りが悪そうだったので、紹介はしないことにしている。
(……あれ?)
座りが悪そうだったのって、もしかして。
(俺に、好きな相手に仲介されるのが、嫌だった?)
奏夜が圭介にそういう話を持っていったのは、圭介に彼女ができる前、小学校低学年の頃だ。
もしかして、という思いは、勝手に確信めいたものへと変わっていく。
(もし、もしそうだとしたら)
あの時はごめんって思うけど、なんだか嬉しくなってしまう自分もいて、さらにごめんと思う。
「今度はなんだ、ニヤついて」
友人の一人に指摘されて、「いや、なんか、思い出し笑い?」と奏夜は誤魔化した。
好かれていることを嬉しく思っているうちに、モヤモヤした何かはまた心の奥へ沈んで見えなくなった、気がした。
◇
『そのとーりですぅ』
スマートフォン越しの不貞腐れた声を聴いて、奏夜はやっぱり嬉しく思ってしまう。
カラオケから帰ってきて、今夜は父の帰りが遅いからと先に夕飯と風呂を済ませた奏夜が圭介へ電話をかけ、もしかして、と思った『紹介されるのを嫌がった理由』を聞いたら、返ってきた言葉がこうだった。
「ごめんな、気づくの遅くなって」
『別に。気づいてくれただけでめちゃくちゃ嬉しい俺が今出来上がってるので問題ない』
「それは、よかった、のか?」
『強いて言えば今すごくキスとかそれ以上をしたいので、できない環境なのが悔しいというか』
「えぁ」
キスとかそれ以上、と言われて、気恥ずかしくなった奏夜の口から変な声が出る。
「え、と、ごめん……?」
『いーよ。明日会えるし。明日まで我慢するし』
明日、圭介はクラスでのクリスマスパーティーがあって、奏夜はバイトがある日の、その夜。つまりクリスマスの夜は、圭介の家に泊まることになっている。
加えて言うと、次の日の奏夜に予定はなく、昼頃まで圭介の家で過ごそうという話になっている。
ので、我慢という言葉もあって、少なからず、考えてしまうのだ。
また、『する』のかな、と。
キスだけじゃない、『それ以上』のことを。
「が、我慢、か」
『そ。今、我慢をしている、俺。明日までお預けを食らってる俺、です』
「お、お預けさせてごめんな……?」
『なんだよそーちゃん、煽るじゃん?』
煽ってんのか、これ。
固まってしまったら、圭介が笑うように息を吐いたのが聞こえた。
『ごめんごめん。明日が超楽しみってことで、気楽に考えてて。変に気負わなくて良いから』
「う、うん」
『そーちゃんに会えるってだけでめちゃくちゃ嬉しいんだ、俺』
本当に嬉しそうな声で言われるから、奏夜の胸の中が温かくなる。
「……そっか」
しみじみ言った時、玄関から、ただいま、と声が聞こえた。
「あ、父さん帰ってきた」
『……電話、終わりか。それじゃ、おやすみ、そーちゃん』
「うん、おやすみ、圭介」
もう少し、話していたい。
そんなことを思いながら、通話を切った奏夜だった。
◇
「──えっ」
午後の二時過ぎ。バイトを終えた奏夜は、スマートフォンに入ってきていたメッセージを見て、思わず声を上げた。
『ごめん』
『された』
『キス』
『ごめん』
圭介からのそれらは、一時間以上前のもの。
コンビニから出た奏夜は圭介へ通話をかけるが、圭介は中々出てくれない。
二回、時間切れとなり、三回目もこのまま時間切れになるか、と思った時、繋がった。
「圭介? メッセージ今見たんだ。大丈夫かお前」
『……そーちゃん……』
スマートフォン越しに聞こえる声は、暗く沈んでいた。
「圭介。今どこだ? 家か?」
『家……いる……帰ってきてる……ごめん……』
泣き出しそうな声の「ごめん」に、奏夜の胸が苦しくなる。
「今から行くから。だから待ってろ」
『来ないほうが……良いかも……』
「そんな訳あるか。行くからな。だからちゃんと待ってろ、圭介」
通話口に呼びかけながら、駆け足気味に歩き出す。
もう一度「待ってろ」と言って、通話を切った。
走って、電車に乗って、何時頃駅に着く、と圭介に送る。
既読にはなったけど、返信はない。
キスをされた、そのことも気になるけれど、それで圭介がとても傷ついていることのほうが気にかかる。
まずは、顔見て、もう大丈夫だって言ってやらなくちゃ。
そんな思いで駅を降りて、圭介のアパートへ向かった奏夜は。
「……ホントに……来ちゃったんだ……」
玄関先で、影を背負って諦めたような笑顔を見せる圭介を前に、動きを止めてしまう。
「今の俺、マトモじゃねぇよ?」
圭介は言いながら、奏夜へ右手を伸ばす。
「そーちゃんに合わせる顔がないのに、そーちゃんに会いたくて堪んねぇの」
「けい──」
それに応えようと伸ばされた奏夜の手を素通りし、奏夜の左腕を掴んだ圭介は、有無を言わさぬ気迫と強い力で奏夜を中へと引っ張り込んだ。
「っちょ?!」
たたらを踏む形で玄関へ入れられて、頭を押さえ込むようにして胸の中に抱き込まれる。
「け、圭介っ、んぅっ?!」
圭介のあまりの異様さに気を取られた奏夜は、我に返って顔を見ようとしたものの、また驚く羽目になった。
顔を上げた、その瞬間。かぶりつくように唇を奪われ、深くキスをされる。
「んっ?! んぅ! んんっ!!」
甘い雰囲気などない強引な口づけをされ、咄嗟に逃げようともがいたけれど、後頭部と腰に回された腕でそれは阻止された。
今までの、丁寧で、慎重で、ゆったりしたキスとはまるで違う。
破れかぶれのような、性急で、呼吸困難にされそうなほどの強いキス。
これまでのキスは、手加減されていたものだったのだと思い知る。
酸素不足に陥った奏夜の頭はぼうっとしてきて、体に力が入らなくなっていく。
息も絶え絶えにキスを受けていた奏夜の、意識と体が落ちていって。
「……ごめん」
気を失う直前に、圭介の小さな、泣きそうな声での呟きが聞こえた気がした。
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