幸せのろうそく

マイマイン

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3章 病院

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 よく朝、キャンベルとおばあさんは、木の実をもって、病院になっている教会へ治療ちりょうの手伝いにやってきました。そこは、けがや病気で動けない人たちでいっぱいですが、あまり、お金や薬がないので、キャンベルたちが手助けをしてあげることにしました。

 レンガづくりの教会の中に入ると、医者のアトラス牧師ぼくしに会いました。

「ああ、患者かんじゃのお見いに来たんですね、さあ、どうぞ」

 教会の中は、かべはひびわれ、クモのすがはってあり、病室のなかに入ると、ベッドがまどにそって、いくつもならべられていて、そのいずれにも、病気の子供や、ケガをして動けない人といった、患者たちが寝ています。

 キャンベルは、ケガしている男性の足に、いやしの魔法をつかったり、木の実をきりわけたり、とれたての薬草やくそうをわけてあげたりします。

 病院を出ようとすると、アトラス牧師が困っていたので、話を聞いてみました。

「どうかしましたか?」
「この病院には、お金が少なく、薬がたりないのです。マーシャル家のバーサさんが援助えんじょをしてくれれば、なんとかなるのですが、すでに、いくらかりていて、患者が多くてうまくかえせなくなり、次に来るときに、お金を返せなかったら、わたしをつかまえるといってきました・・・」
「そんな・・・!」

「・・・おばあちゃん・・・もし、アトラス先生がつかまったら、この病院はどうなっちゃうの・・・?」
「・・・ならないようにいのりましょう・・・」

 二人が石の道をすすんでいると、うしろから馬車ばしゃの通る音がして、二人はさっとよこによけました。その馬車に乗っている人は、マーシャル家のバーサでした。

「わあ、あぶないなぁ・・・」馬車は、そのさきにある橋から車輪がずれてしまい、馬車はおちてしまいそうになったのです。
「たいへん!たすけなきゃ!」しかし、まわりで見ていた人はこういいました。

「やめときなよ、バーサは冷たい金貸しだ。あんなやつを助けても、なんにもならないよ」しかし、キャンベルは魔法で馬車をもちあげて、助けだしました。

 バーサがこちらをみていいました。
「ああ、たすかったよ、アンタはいいこだね」
「いいえ、あの、バーサさん、ちょっとおねがいが・・・」キャンベルは病院のことを言いました。

「あの病院ことかい?あそこにはね、たくさん貸しているんだ!倍にしてかえしてもらわないとだめだね!」しかし、キャンベルはあきらめません。

「おねがいです!たのめるのは、あなたしかいないんです!」キャンベルはひっしに頭をさげていいますが、バーサはつめたくあしらいました。

「いいたいことはそれだけかい?どいとくれ!あたしはいそがしいんだ!」
バーサの馬車は、そのまま帰ってしまいました。
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