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7章 救世主冬将軍
7-7 冬将軍の試練
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エルニスたちは、町でひときわ目立つ建物、ポーラー大聖堂の前にやってきました。中央にはめ込まれた色とりどりの円いバラ窓や、天高くそびえる二つの尖塔は、平和への祈りを表しているかのようです。聖堂内に入ると、磨かれた石の床に、そそり立つ円柱の向こうに装飾がほどこされた祭壇、その上の聖者の姿が描かれたステンドグラスが、聖堂内を七色に照らしています。
祭壇の前に、ゴーシャの手配ポスターとそっくりな、前垂れのある服を着た眼帯男が立っていたのです。
「お前たちは・・・?」
「ぼくはエルニス、こっちはキャンベルちゃんとロレンスさんです・・・!」エルニスたちは、魔王軍を倒すべく旅をしていることを、ゴーシャでの出来事などを話しました。
「・・・そうか、お前たちはおれの事を咎めようというのか・・・!そして、魔王アガレスに戦いを挑むと・・・!」
「その通りです、だから一緒に来て、王様に会って事情を話してください!あなたの安全は保障します!」これに、メガロはこう言います。
「・・・まっすぐな目だ!なるほど、おれをだます気はないようだな、だが、あの国のありさまは目に余る!今のナイトロードと同じだ!」
「今のナイトロード!?」
「魔王アガレスが支配する今のナイトロードは、強い者が優遇され、弱い者は役に立たない者として踏みにじられる!」これにキャンベルが言いました。
「なるほど、ナイトロードでの出来事と重なったんですね・・・!確かにあのありさまはひどいです」
「だがよ!略奪を正当化することはできねぇぞ!それに、根本的な解決にはならない!」ロレンスがこう言い返すと、メガロも言い返します。
「あいつらが口で言って通じる相手とも思えん!そんな連中を懲らしめ、虐げられている者たちを救うためなら、おれは何でもやる!それでもおれを咎め、魔王を倒すと言うのならついてこい!」メガロが指を鳴らすと、祭壇の前の床が左右に動き、下へ降りる階段が現れました。
深い階段を降り切ると、そこは氷で覆われた洞窟で、壁からは大きな紫の水晶の柱が飛び出しています。奥にいるメガロが言いました。
「魔王に挑むと言うお前たちの力と覚悟を見せてもらおう!」
「つまり、ぼくたちがメガロと戦えと・・・!?」
「そういうことだ」
メガロが両腕を掲げると、彼の全身が氷に包まれ一気に破裂すると、メガロの姿は人の姿ではなく、水晶の結晶を甲羅に使い、両手足が白い鎧に包まれ、魚の尾と猛牛の角を生やし、緑色の瞳を持つ、直立した大亀の姿になっていました。
「あれは・・・まさか・・・アルケリス!?」キャンベルが言いました。
「おいおい、マジカよ・・・!?」ロレンスも震(ふる)えます。
「竜も恐れると言われる、高度な亀の聖獣・・・!生き残りがいたなんて・・・!?」エルニスもハッとします。
「そうか、スピネルのお城にあった『アルケリスの結晶』は、あのカメの甲羅のかけらだったんだ!」相手はじっと立っているだけですが、それだけでも三人を圧倒するには十分な迫力でした。
「この姿をさらすのは気が引けるが・・・まぎれもなくおれの本気の姿・・・!お前たちの覚悟が本気なら、このおれを超えてみろ!用意はいいか!?」エルニスたちは身構えてうなずきます。
「参る!」
メガロが金属音の様な、甲高い雄たけびを上げると、洞窟全体が振動します。
「行くぜ!」ロレンスが斧を振りかざして向かっていくと、メガロは左腕で斧をつかみます。
「バカな!鋼鉄も断ち切る斧を素手で!?」メガロはそのままロレンスを右手の張り手で、壁まで吹っ飛ばします。
「ぐぅっ・・・なんて硬いヤツだ!」ロレンスはよろよろと立ち上がりますが、メガロは間髪入れずに口から吹雪を吐きかけます。
「危ないっ!」キャンベルが炎の魔法を放ち、メガロの吹雪を防ぎますが、キャンベルは肩で息をしています。
「お前たちの力はそんなものか!?」
「なら、これはどうだ!?」エルニスの電撃がメガロの右手に当たると、メガロは低いうなり声をあげて左手で右手をおさえます。
「なるほど、電撃は通じるみたいだね!」
「そうか、アルケリスは水の怪物、電気に弱いのを忘れていました!」
「それに、オレたちには神器があるのも忘れていたぜ!ここからが本番だ!」ロレンスたちは各々の神器を身に着けました。
「ほう、神器を使うか・・・!ならば!」メガロは水晶でできた奥の祭壇の真ん中に刺さっている銀色の杖を引き抜きます。
「まさか、あれは!?」
祭壇の前に、ゴーシャの手配ポスターとそっくりな、前垂れのある服を着た眼帯男が立っていたのです。
「お前たちは・・・?」
「ぼくはエルニス、こっちはキャンベルちゃんとロレンスさんです・・・!」エルニスたちは、魔王軍を倒すべく旅をしていることを、ゴーシャでの出来事などを話しました。
「・・・そうか、お前たちはおれの事を咎めようというのか・・・!そして、魔王アガレスに戦いを挑むと・・・!」
「その通りです、だから一緒に来て、王様に会って事情を話してください!あなたの安全は保障します!」これに、メガロはこう言います。
「・・・まっすぐな目だ!なるほど、おれをだます気はないようだな、だが、あの国のありさまは目に余る!今のナイトロードと同じだ!」
「今のナイトロード!?」
「魔王アガレスが支配する今のナイトロードは、強い者が優遇され、弱い者は役に立たない者として踏みにじられる!」これにキャンベルが言いました。
「なるほど、ナイトロードでの出来事と重なったんですね・・・!確かにあのありさまはひどいです」
「だがよ!略奪を正当化することはできねぇぞ!それに、根本的な解決にはならない!」ロレンスがこう言い返すと、メガロも言い返します。
「あいつらが口で言って通じる相手とも思えん!そんな連中を懲らしめ、虐げられている者たちを救うためなら、おれは何でもやる!それでもおれを咎め、魔王を倒すと言うのならついてこい!」メガロが指を鳴らすと、祭壇の前の床が左右に動き、下へ降りる階段が現れました。
深い階段を降り切ると、そこは氷で覆われた洞窟で、壁からは大きな紫の水晶の柱が飛び出しています。奥にいるメガロが言いました。
「魔王に挑むと言うお前たちの力と覚悟を見せてもらおう!」
「つまり、ぼくたちがメガロと戦えと・・・!?」
「そういうことだ」
メガロが両腕を掲げると、彼の全身が氷に包まれ一気に破裂すると、メガロの姿は人の姿ではなく、水晶の結晶を甲羅に使い、両手足が白い鎧に包まれ、魚の尾と猛牛の角を生やし、緑色の瞳を持つ、直立した大亀の姿になっていました。
「あれは・・・まさか・・・アルケリス!?」キャンベルが言いました。
「おいおい、マジカよ・・・!?」ロレンスも震(ふる)えます。
「竜も恐れると言われる、高度な亀の聖獣・・・!生き残りがいたなんて・・・!?」エルニスもハッとします。
「そうか、スピネルのお城にあった『アルケリスの結晶』は、あのカメの甲羅のかけらだったんだ!」相手はじっと立っているだけですが、それだけでも三人を圧倒するには十分な迫力でした。
「この姿をさらすのは気が引けるが・・・まぎれもなくおれの本気の姿・・・!お前たちの覚悟が本気なら、このおれを超えてみろ!用意はいいか!?」エルニスたちは身構えてうなずきます。
「参る!」
メガロが金属音の様な、甲高い雄たけびを上げると、洞窟全体が振動します。
「行くぜ!」ロレンスが斧を振りかざして向かっていくと、メガロは左腕で斧をつかみます。
「バカな!鋼鉄も断ち切る斧を素手で!?」メガロはそのままロレンスを右手の張り手で、壁まで吹っ飛ばします。
「ぐぅっ・・・なんて硬いヤツだ!」ロレンスはよろよろと立ち上がりますが、メガロは間髪入れずに口から吹雪を吐きかけます。
「危ないっ!」キャンベルが炎の魔法を放ち、メガロの吹雪を防ぎますが、キャンベルは肩で息をしています。
「お前たちの力はそんなものか!?」
「なら、これはどうだ!?」エルニスの電撃がメガロの右手に当たると、メガロは低いうなり声をあげて左手で右手をおさえます。
「なるほど、電撃は通じるみたいだね!」
「そうか、アルケリスは水の怪物、電気に弱いのを忘れていました!」
「それに、オレたちには神器があるのも忘れていたぜ!ここからが本番だ!」ロレンスたちは各々の神器を身に着けました。
「ほう、神器を使うか・・・!ならば!」メガロは水晶でできた奥の祭壇の真ん中に刺さっている銀色の杖を引き抜きます。
「まさか、あれは!?」
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