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音芽の本心
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そんな興奮を逃すように小さく吐息を落としながら、
「あんなくっ付いてきといて、まさか誘ってないとか言わないよな?」
って言ったら、そんなつもりない、とでも言いたそうに目を白黒させながら
「なっ、……」
ないですっ!て言わんばかりに口を開くんだ。
けど、悪いな。俺、もうその気だし、今更そんなバカな言い訳聞くつもりねえから。
俺は音芽が言い終わるのを待たずに、その小さくて愛らしい唇を塞いだ。
「んっ」
分かってるだろうけど、さっきみたいに子供のようなキスをするつもりはねぇから。
俺は音芽が薄く唇を開いていたのをいいことに、有無をいわせず彼女の口中に舌を滑り込ませた。そのまま、驚いたように逃げ惑う音芽の舌を追い詰めて、執拗に絡めとって、いやらしく擦り合わせる。
「ぁ、はる……、んっ……」
音芽がキスの合間合間に温和って声を掛けたいみたいに吐息を漏らすのが可愛くて堪らない。
バカ音芽。男の本気を舐めんな。
キスだけでトロトロになるオクテな音芽を見下ろして、小さく笑う。
「俺も、お前と似たようなもん――」
組み敷いた両手を恋人つなぎのように絡めとられたまま、そこを一生懸命ギュッと握って、まるで「待って欲しい」と言わんばかりに必死に俺を見上げてくる音芽に、俺はつぶやくようにさっき背後から抱きつかれてされた質問への答えを落とす。
その言葉に潤んだ瞳を見開いて戸惑いを見せる音芽に、俺は「自分が聞いてきたんだろーが」と溜め息を落とした。
俺の言葉にやっと何のことだか分かったんだろう。
音芽の顔がみるみるうちにブワリと赤くなって、わざとらしいくらいソワソワと俺から視線を逸らすんだ。
っていうかさ、今のって恥ずかしがるの、俺の方じゃねーの?
思いながらも、こうもあからさまに音芽が照れてくれると、逆に俺は強気になれて助かった。
「音芽、こっち向けよ」
言って、音芽の柔らかい頬に触れたら、案外すんなり俺の方を向いてくれて。
そのくせ、俺と目があった途端戸惑うように視線を揺らせるとか……マジで何なの? そういうの、心臓に悪いからやめてくんね?
しかもそればかりかっ!
「はる、まさ?」
って可愛く俺の名を呼んで、まるで無意識のように手を伸ばして俺の頬に触れてくるんだ。
なぁこれ、我慢しろって方が無理だよな!?
俺、こいつに誘われてるって認識で、合ってるだろ?
瞬時にそう判断した俺は、それを合図にしたみたいに音芽の唇に自分のそれを寄せる。
と、思わずなんだろう。音芽がまるで「来て?」と言わんばかりにギュッと目をつぶるんだ。
バカ音芽! お前どんだけ無防備なんだよ。
思いながらも、このチャンスを逃さないでやれるほど俺もお人好しじゃない。
ただ、せめてもの罪滅ぼしだ。
こいつ、オクテだしな、と懸命に自分に言い聞かせて、優しく口付けてやった。
本音言うと、無垢な音芽の口の中を思い切り蹂躙してやりたかったし、何なら彼女が息が出来なくて気絶してしまうぐらいしつこく貪り尽くしたかった。
あまり長く唇を合わせていると、そう言う諸々の抑えがきかなくなりそうで、俺はすぐに唇を離して音芽を見つめた。
音芽は絶対こういうこと、初めてだろうし、1番最初だから……流される形で済ませてしまうのではなく、ちゃんと音芽の意思ではっきり自認してもらってから、俺は次の段階にいきたいんだ。
俺はそっと音芽の耳元に唇を寄せると、わざと吐息を吹き込むようにして、甘やかに問いかけた。
「あんなくっ付いてきといて、まさか誘ってないとか言わないよな?」
って言ったら、そんなつもりない、とでも言いたそうに目を白黒させながら
「なっ、……」
ないですっ!て言わんばかりに口を開くんだ。
けど、悪いな。俺、もうその気だし、今更そんなバカな言い訳聞くつもりねえから。
俺は音芽が言い終わるのを待たずに、その小さくて愛らしい唇を塞いだ。
「んっ」
分かってるだろうけど、さっきみたいに子供のようなキスをするつもりはねぇから。
俺は音芽が薄く唇を開いていたのをいいことに、有無をいわせず彼女の口中に舌を滑り込ませた。そのまま、驚いたように逃げ惑う音芽の舌を追い詰めて、執拗に絡めとって、いやらしく擦り合わせる。
「ぁ、はる……、んっ……」
音芽がキスの合間合間に温和って声を掛けたいみたいに吐息を漏らすのが可愛くて堪らない。
バカ音芽。男の本気を舐めんな。
キスだけでトロトロになるオクテな音芽を見下ろして、小さく笑う。
「俺も、お前と似たようなもん――」
組み敷いた両手を恋人つなぎのように絡めとられたまま、そこを一生懸命ギュッと握って、まるで「待って欲しい」と言わんばかりに必死に俺を見上げてくる音芽に、俺はつぶやくようにさっき背後から抱きつかれてされた質問への答えを落とす。
その言葉に潤んだ瞳を見開いて戸惑いを見せる音芽に、俺は「自分が聞いてきたんだろーが」と溜め息を落とした。
俺の言葉にやっと何のことだか分かったんだろう。
音芽の顔がみるみるうちにブワリと赤くなって、わざとらしいくらいソワソワと俺から視線を逸らすんだ。
っていうかさ、今のって恥ずかしがるの、俺の方じゃねーの?
思いながらも、こうもあからさまに音芽が照れてくれると、逆に俺は強気になれて助かった。
「音芽、こっち向けよ」
言って、音芽の柔らかい頬に触れたら、案外すんなり俺の方を向いてくれて。
そのくせ、俺と目があった途端戸惑うように視線を揺らせるとか……マジで何なの? そういうの、心臓に悪いからやめてくんね?
しかもそればかりかっ!
「はる、まさ?」
って可愛く俺の名を呼んで、まるで無意識のように手を伸ばして俺の頬に触れてくるんだ。
なぁこれ、我慢しろって方が無理だよな!?
俺、こいつに誘われてるって認識で、合ってるだろ?
瞬時にそう判断した俺は、それを合図にしたみたいに音芽の唇に自分のそれを寄せる。
と、思わずなんだろう。音芽がまるで「来て?」と言わんばかりにギュッと目をつぶるんだ。
バカ音芽! お前どんだけ無防備なんだよ。
思いながらも、このチャンスを逃さないでやれるほど俺もお人好しじゃない。
ただ、せめてもの罪滅ぼしだ。
こいつ、オクテだしな、と懸命に自分に言い聞かせて、優しく口付けてやった。
本音言うと、無垢な音芽の口の中を思い切り蹂躙してやりたかったし、何なら彼女が息が出来なくて気絶してしまうぐらいしつこく貪り尽くしたかった。
あまり長く唇を合わせていると、そう言う諸々の抑えがきかなくなりそうで、俺はすぐに唇を離して音芽を見つめた。
音芽は絶対こういうこと、初めてだろうし、1番最初だから……流される形で済ませてしまうのではなく、ちゃんと音芽の意思ではっきり自認してもらってから、俺は次の段階にいきたいんだ。
俺はそっと音芽の耳元に唇を寄せると、わざと吐息を吹き込むようにして、甘やかに問いかけた。
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