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*ふたりの初めて
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あまりに焦らし過ぎたからだろうか。
経験値は低いくせに信じられないぐらい感度よく俺の与える刺激全てに艶っぽく反応する音芽が、まるでもどかしさに耐えきれなくなったみたいに潤んだ瞳で俺のことを睨んでくるんだ。
可愛すぎるだろ、マジで。
「で、どうする? 俺はお前が自分で脱ぐの、期待してるんだけど?」
今すぐにでも音芽を思うさま虐めたいのに、まるで自分自身にも「待て」をさせるみたいに、音芽に試練を与える。
音芽は知らないよな?
俺がお前以上に現状をもどかしく感じてるってこと。
「……温和の馬鹿ぁ。緊張してたんじゃ……なかった、の?」
ここへきてそのセリフ。
俺のこと、実によく把握してますね、音芽さん。
本音言うと、俺は今でもものすごく緊張してるし、まるで初めて女の子を抱く時みたいにソワソワと落ち着かねぇよ。
音芽がこういうことするの、初めてだって知ってるくせに、欲望のままに無理矢理1つに繋がって、ぐちゃぐちゃにかき回してやりたいとか鬼畜なことさえ考えてるさ。
けどそれやったらヤバイだろ。
絶対お前を泣かせちまうだろ?
音芽は優しいから、何をしてもきっと許してくれる。
けど、それだとお前が気持ちよくなれないからな。
俺はそんなの、望んじゃいないんだ。
だから、な?
そういう醜い欲望を全部押さえつけて、余裕ぶって平気なふりしてアレコレ誤魔化してんだよ。
結構しんどいんだぜ?
分かれよ。
俺は音芽の前ではいつでも格好つけていたいし、とりすました顔でお前のことリードしたいんだ。
まぁ、時々失敗してるのは認めるけど。
「性的経験値ゼロのお前相手に、俺がいつまでもビクビクしてたら前に進まねぇだろーが。――リードしてやろうって俺なりの優しさ、分からねぇの? それに……」
そこで一旦言葉を切ると、ニヤリと笑って音芽を見下ろす。
「それにお前、俺に命令されるの好きだろ?」
そう指摘した途端、音芽が真っ赤になって目端に涙をにじませた。
それだけで明らかに図星だと分かるのに
「ち、違っ……!」
と否定してくるのが可愛過ぎて、更にいじめたくなっちまった。
「違わねぇだろ? 何年お前を見てきたと思ってんだよ」
何もかもお見通しだ、と言外に含ませて、追い討ちをかけるように
「音芽。御託並べなくていいから……さっさと脱げよ」
って急かした。
それでもなお戸惑う素振りを見せる音芽に、意図的に低めた声音で「出来るよな?」って耳打ちしたら、ぎゅっと身体を縮こまらせたあと、「……はい」って小さくつぶやいて首肯するんだ。
音芽、お前、今自分がどれだけ被虐的で色っぽい表情してるか、分かってねぇんだろうな?
すっげぇそそられるんだけど!
俺からほんの少し視線を外すようにしてブラの肩紐をそろそろと腕から抜いて、ベッド下にそっと落とす音芽の肩が小刻みに震えている。
まるで肉食獣を前に成す術なくおびえている小動物みたいなその姿に、俺の中の加虐性がむくむくと鎌首をもたげた。
経験値は低いくせに信じられないぐらい感度よく俺の与える刺激全てに艶っぽく反応する音芽が、まるでもどかしさに耐えきれなくなったみたいに潤んだ瞳で俺のことを睨んでくるんだ。
可愛すぎるだろ、マジで。
「で、どうする? 俺はお前が自分で脱ぐの、期待してるんだけど?」
今すぐにでも音芽を思うさま虐めたいのに、まるで自分自身にも「待て」をさせるみたいに、音芽に試練を与える。
音芽は知らないよな?
俺がお前以上に現状をもどかしく感じてるってこと。
「……温和の馬鹿ぁ。緊張してたんじゃ……なかった、の?」
ここへきてそのセリフ。
俺のこと、実によく把握してますね、音芽さん。
本音言うと、俺は今でもものすごく緊張してるし、まるで初めて女の子を抱く時みたいにソワソワと落ち着かねぇよ。
音芽がこういうことするの、初めてだって知ってるくせに、欲望のままに無理矢理1つに繋がって、ぐちゃぐちゃにかき回してやりたいとか鬼畜なことさえ考えてるさ。
けどそれやったらヤバイだろ。
絶対お前を泣かせちまうだろ?
音芽は優しいから、何をしてもきっと許してくれる。
けど、それだとお前が気持ちよくなれないからな。
俺はそんなの、望んじゃいないんだ。
だから、な?
そういう醜い欲望を全部押さえつけて、余裕ぶって平気なふりしてアレコレ誤魔化してんだよ。
結構しんどいんだぜ?
分かれよ。
俺は音芽の前ではいつでも格好つけていたいし、とりすました顔でお前のことリードしたいんだ。
まぁ、時々失敗してるのは認めるけど。
「性的経験値ゼロのお前相手に、俺がいつまでもビクビクしてたら前に進まねぇだろーが。――リードしてやろうって俺なりの優しさ、分からねぇの? それに……」
そこで一旦言葉を切ると、ニヤリと笑って音芽を見下ろす。
「それにお前、俺に命令されるの好きだろ?」
そう指摘した途端、音芽が真っ赤になって目端に涙をにじませた。
それだけで明らかに図星だと分かるのに
「ち、違っ……!」
と否定してくるのが可愛過ぎて、更にいじめたくなっちまった。
「違わねぇだろ? 何年お前を見てきたと思ってんだよ」
何もかもお見通しだ、と言外に含ませて、追い討ちをかけるように
「音芽。御託並べなくていいから……さっさと脱げよ」
って急かした。
それでもなお戸惑う素振りを見せる音芽に、意図的に低めた声音で「出来るよな?」って耳打ちしたら、ぎゅっと身体を縮こまらせたあと、「……はい」って小さくつぶやいて首肯するんだ。
音芽、お前、今自分がどれだけ被虐的で色っぽい表情してるか、分かってねぇんだろうな?
すっげぇそそられるんだけど!
俺からほんの少し視線を外すようにしてブラの肩紐をそろそろと腕から抜いて、ベッド下にそっと落とす音芽の肩が小刻みに震えている。
まるで肉食獣を前に成す術なくおびえている小動物みたいなその姿に、俺の中の加虐性がむくむくと鎌首をもたげた。
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