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いわゆるデートとか言うやつ
デートだよな?
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一緒に飯でも食って帰るか、ということになって、ふたりでファミレスに寄った。
「――何にする?」
音芽とこんな風に頭を突き合わせてメニューを眺めるのは、奏芽も交えてパンケーキを食いに行って以来だ。
ま、あの時は奏芽がいたけど、今日は純粋に音芽とふたりきりだ。
(これ、デートってやつだよな?)
そんなことを思うと、自然口元が綻びそうになってしまう。
「んっとね、オムライスのビーフシチューソースにしようかな!? あー、でもっ。……チーズインハンバーグも美味しそう!」
普通、付き合い始めてすぐのデートともなれば、大抵の女の子は奥ゆかしく少食を装うもんだと思うんだがな?
さすが、兄妹同然のように育ってきた相手だ。
音芽は俺の視線なんて一向に気にした風もなく、キラキラした目でメニューと睨めっこをしている。
「――ね、温和は何にするの?」
不意にメニューから顔を上げて問い掛けられて、俺は正面に座った音芽の様子ばかりに気を取られてメニューをちっとも眺めていなかったことに気が付く。
(浮き足立ってんの、俺だけかよ)
ふとそんなことを思って、図らずも吐息が漏れた。
「――? ね、温和? もしかして……食欲ない?」
俺の溜め息を体調不良と思ったのか、音芽がハッとしたように俺の顔を見つめてきて。
(バカッ。やめろ。そんな至近距離でこっち見てくんな。可愛すぎかっ!)
俺は照れた顔を音芽から隠すように彼女の手元のメニューを奪うと「お前が真剣に見てっから、選ぶの遠慮してたんだよ」と、音芽との間に衝立のようにメニューを立てて、ぶっきら棒に吐き捨てる。
「わっ。ごめんね? 私、温和とデートだと思ったら……つい浮かれちゃった」
音芽が申し訳なさそうにつぶやいた言葉が、俺の心臓を跳ねさせたのは言うまでもない。
(なぁ音芽。お前、マジでやることなすことみんな可愛すぎて……俺の手に負えねぇんだけどっ? 自覚してるか?)
「――何にする?」
音芽とこんな風に頭を突き合わせてメニューを眺めるのは、奏芽も交えてパンケーキを食いに行って以来だ。
ま、あの時は奏芽がいたけど、今日は純粋に音芽とふたりきりだ。
(これ、デートってやつだよな?)
そんなことを思うと、自然口元が綻びそうになってしまう。
「んっとね、オムライスのビーフシチューソースにしようかな!? あー、でもっ。……チーズインハンバーグも美味しそう!」
普通、付き合い始めてすぐのデートともなれば、大抵の女の子は奥ゆかしく少食を装うもんだと思うんだがな?
さすが、兄妹同然のように育ってきた相手だ。
音芽は俺の視線なんて一向に気にした風もなく、キラキラした目でメニューと睨めっこをしている。
「――ね、温和は何にするの?」
不意にメニューから顔を上げて問い掛けられて、俺は正面に座った音芽の様子ばかりに気を取られてメニューをちっとも眺めていなかったことに気が付く。
(浮き足立ってんの、俺だけかよ)
ふとそんなことを思って、図らずも吐息が漏れた。
「――? ね、温和? もしかして……食欲ない?」
俺の溜め息を体調不良と思ったのか、音芽がハッとしたように俺の顔を見つめてきて。
(バカッ。やめろ。そんな至近距離でこっち見てくんな。可愛すぎかっ!)
俺は照れた顔を音芽から隠すように彼女の手元のメニューを奪うと「お前が真剣に見てっから、選ぶの遠慮してたんだよ」と、音芽との間に衝立のようにメニューを立てて、ぶっきら棒に吐き捨てる。
「わっ。ごめんね? 私、温和とデートだと思ったら……つい浮かれちゃった」
音芽が申し訳なさそうにつぶやいた言葉が、俺の心臓を跳ねさせたのは言うまでもない。
(なぁ音芽。お前、マジでやることなすことみんな可愛すぎて……俺の手に負えねぇんだけどっ? 自覚してるか?)
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