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いわゆるデートとか言うやつ
よりによって何であの女なんだよ?
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やべぇ。
何か今、俺めちゃくちゃ恥ずかしいこと音芽に言っちまったんだけど!
とか焦る俺をよそに、音芽が物凄く照れて耳まで真っ赤にしてんのが目に入って。
可愛すぎんだろ、お前!と思ってしまう。
恥じらっているのを俺にバレたくないみたいに窓外を必死に眺める様に、たまにはこういう不意打ちをお見舞いして、照れまくる音芽を見るのも悪くねぇかも、とか思ったら自然と口元に笑みが浮かぶ。
そんなバカな事を考えてしまう程度には、俺の予定外の告白も、かなり大きな収穫があったわけで。
そうこうしていたら、不意に音芽がまるではにかんでいるのを取り繕うみたいに話題を変えて来た。
「そういえば……明日から新しく入ってくる川越先生ってどんな人なんだろうね?」
音芽にとってはそれまでの会話の延長。
本当に何気ないつもりでの言葉だったんだと思う。
だが、その名前を聞いた途端、俺は物凄く胸糞が悪くなった。
学年主任の俺は、怪我をしてしばらく休む鶴見の代わりに来る臨時雇いの川越先生のデータを、先日音芽よりも先に校長らから見せられた。
その履歴書を見た瞬間、俺は何の冗談だよ!と思ったのだ。
確かに鶴見の事故で急に雇い入れることになった先生だし、学校側もそんなに吟味する時間がなかったのかも知れない。
けど、よりによって何であの女なんだよ!
俺の頭ん中は、高校生の頃に音芽がそいつから受けたであろう仕打ちと、そのせいで抱えちまったと思われるトラウマのことで一杯になった。
そいつと再会するってことは……下手をすると古傷をえぐることになりかねない。
音芽が自衛のために封じ込めたトラウマの原因の記憶のふたが、無理矢理こじ開けられる可能性だってあるってことだ。
そんなことにさせてたまるか!
今度こそ俺が音芽を守ってやんねぇと。
けど、とりあえず今は――。
明らかに変な態度を取っちまった俺の様子をチラチラと気にしている風な助手席の音芽に、これ以上不穏な空気を気取らせるわけにはいかない。
そう思った俺は、ハンドルを握ったまま音芽の問いかけなんて最初からなかったみたいに話題を変えた。
何より今は――俺自身明日から来る川越のことを考えたくなかったからな。
何か今、俺めちゃくちゃ恥ずかしいこと音芽に言っちまったんだけど!
とか焦る俺をよそに、音芽が物凄く照れて耳まで真っ赤にしてんのが目に入って。
可愛すぎんだろ、お前!と思ってしまう。
恥じらっているのを俺にバレたくないみたいに窓外を必死に眺める様に、たまにはこういう不意打ちをお見舞いして、照れまくる音芽を見るのも悪くねぇかも、とか思ったら自然と口元に笑みが浮かぶ。
そんなバカな事を考えてしまう程度には、俺の予定外の告白も、かなり大きな収穫があったわけで。
そうこうしていたら、不意に音芽がまるではにかんでいるのを取り繕うみたいに話題を変えて来た。
「そういえば……明日から新しく入ってくる川越先生ってどんな人なんだろうね?」
音芽にとってはそれまでの会話の延長。
本当に何気ないつもりでの言葉だったんだと思う。
だが、その名前を聞いた途端、俺は物凄く胸糞が悪くなった。
学年主任の俺は、怪我をしてしばらく休む鶴見の代わりに来る臨時雇いの川越先生のデータを、先日音芽よりも先に校長らから見せられた。
その履歴書を見た瞬間、俺は何の冗談だよ!と思ったのだ。
確かに鶴見の事故で急に雇い入れることになった先生だし、学校側もそんなに吟味する時間がなかったのかも知れない。
けど、よりによって何であの女なんだよ!
俺の頭ん中は、高校生の頃に音芽がそいつから受けたであろう仕打ちと、そのせいで抱えちまったと思われるトラウマのことで一杯になった。
そいつと再会するってことは……下手をすると古傷をえぐることになりかねない。
音芽が自衛のために封じ込めたトラウマの原因の記憶のふたが、無理矢理こじ開けられる可能性だってあるってことだ。
そんなことにさせてたまるか!
今度こそ俺が音芽を守ってやんねぇと。
けど、とりあえず今は――。
明らかに変な態度を取っちまった俺の様子をチラチラと気にしている風な助手席の音芽に、これ以上不穏な空気を気取らせるわけにはいかない。
そう思った俺は、ハンドルを握ったまま音芽の問いかけなんて最初からなかったみたいに話題を変えた。
何より今は――俺自身明日から来る川越のことを考えたくなかったからな。
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