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乙女ゲームの事後処理はモブに押し付けられるのさ…
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「向かない腹芸してつかれましたわ。明日はのんびり王都をみてまわってから帰りましょう」
というわたくしの目論見はもろくも崩れ去りました。
「お嬢様、王妃陛下より明日の茶会への招待状だそうです」
明日ぁ。
「それは、出なくてはいけないわね……」
忙しいわ我が人生。
でもちょうどいいわ。慰謝料について話しましょう。
婚約時の書類に慰謝料に関しての記載はありましたけど、ちょっと効力弱い感じなのよね。すでに陛下から、わたくし有責で修道院行き、という沙汰がおりていますので、責はわたくしにあるというのが公的な結論になってしまっていますの。
でもこれは今後の貴族社会の政略結婚、特に王家との政略結婚に暗い影を落とすものになると思うのです。
悪しき前例として貴族たちに政略結婚へ二の足を踏ませるものになると思いますのよ。
力の強い方が弱い方をふみにじっても国家がそれを認めて、抗議を受け入れてくれないならば、政略結婚に価値がないということになりますわ。自由恋愛主義の人にとっては朗報でしょうけれど、政略結婚によってお家を大きくしていきたい人たちにとっては嫌な流れです。
王妃様の真っ白に漂白された美しい封筒を切り、手紙を拝読します。
「ええー」
また面倒なことになっているんですけど。ちょっとこの国わたくしに負担かけすぎではなくって?
やってきましたお茶会。
裾のピンクから胸元の赤へグラデーションしていくドレスで王家の庭園を歩きます。
青い空、鳥の鳴き声にあたたかな日差し。目指す先には、白い猫足のテーブルと椅子のセット。周囲には護衛騎士と給仕の侍女が複数人。
先に来ていた方が立ち上がり、わたくしに頭を下げました。
話しかけてこないのは、高位貴族が先に声をかけないといけないからです。
「オリヴァナ様、お久しぶりです。研究は順調ですか?」
その女性は、貴族女性にしては短い肩までの黒髪に、意志の強そうな青い瞳をしています。顔を上げるときりりとした顔でふっと笑みました。騎士服が似合いそうな方ですわ。
青いシンプルなドレスは色がとても鮮やかで素敵ですが、そのデザイン5年くらい前のものですわよね。オリヴァナ様、絶対ドレス数着しかもっていないわね。金銭的な理由ではなく、いらないからという理由で。
「失敗もありますが、それもまた楽しいです。常に順調ですよ。まわりは色々言いますがね」
「ふふ、お噂はかねがね聞いておりますわ」
「噂があるのですか。あまり耳に優しくない内容でしょうね」
お隣の席に座ります。
「でもオリヴァナ様がお茶会に参加とは想像しませんでしたわ」
「私もですよ。茶会なんて参加している暇があったら、最近入手した異国の魔法術書を読みたいのですが」
「王妃様のご招待では断れませんものね」
権力には逆らえない貴族の悲しい性ですわ。と思って言いましたら、オリヴァナ様がきょとんとした顔で首をかしげました。
「え? いえ、ただのお茶会なら何度も断っていますよ」
「え」
「今回は参加したなら研究資金をくれるとのことなので来ました」
「まぁ……」
わたくし、自分のことをなかなか自由に生きているご令嬢だと思っておりましたけど、上には上がいましたわ。びっくりですわ。王妃様からの招待を断り続けてきたの!?
今回は研究資金につられて来たの!?
ツヨイ
この方強いわ。ご家族はさぞ胃を痛めておいででしょう。でもそんな自由さ好きよ。
と話をしていましたら王妃様がいらしました。
黄色の生地に白のレースが重ねられた上品で美しいドレスです。
殿下の赤茶の髪は王譲り、王妃様は美しい金の髪をしておられますので、ドレスとの色合いもあってきらーんって輝いて感じられますわ。ま、まぶしい。心理的に。
二人立ち上がって頭を下げます。
「アルリアさん、オリヴァナさん、よくおいでくださいましたね。ありがとう。どうぞお座りになって」
ほああ、耳が幸せ。良い声してるわぁ。
やわらかすぎず、かといってきつくもない、コロコロと玉がころがるような軽やかで耳に心地よい王妃様の声。王妃様の魅力ってまぁ顔も確かに綺麗だけどその声が一番の魅力だと思うわ。声素敵。いい声よねー。殿下もまぁいい声してましたけど、きっと王妃様の血ね。陛下はただのなんか厳しい声だから良いとか悪いとかわからないわ。
頭を上げて、王妃様がお席に座られるのを見守ってから、わたくしとオリヴァナ様も椅子に座りました。
侍女が三人に新しいお茶をいれます。
「お二人ともお忙しいところごめんなさいね。でも今話さなくてはいけないことなの」
「はい」
「まわりくどい言い方をしてはオリヴァナさんには伝わらないので、はっきり申し上げますわ。アルリアさん。実はね、オリヴァナさんを次のマイヘルの婚約者にしたいと思っているの」
やっぱりかー! 参加者としてわざわざ名前が書かれていた時点で察したけど本気ですかぁ。たしかに面白い手だとは思いますけど本気!?
「はい」
内心を押し隠してうなづきます。
「アルリアさんには彼女の説得に力を貸して欲しいのよ」
「お言葉ですが陛下」
「なにかしら」
「オリヴァナ様はたとえ命令であろうと己に利のないことはなさらないお方ですわ」
「ええ、わたくしもそう思いますわ」
「ですので、殿下の不貞を引き金とした婚約破棄で、わたくしにすべての咎をかぶせて慰謝料ひとつない王家に魅力を感じる方ではございません」
うん、とオリヴァナ様が真顔でうなずいています。素直。
「そうね。ではこれならどうかしら」
パンパンと王妃様が手を叩かれると、お城から侍従が、ダンジョンの奥地にありそうな宝箱を大事そうに運んできました。
「アルリアさんにはご苦労ばかりおかけしてしまったから、これはあの子の不貞による心理的苦しみへの慰謝料と、契約違反による違約金、そして我が王家との和解金よ」
ぱかりと開かれた宝箱。中にはジャラジャラと金貨と宝石の山。
侍従がわたくしに手渡した書類には、我が公爵領の半年分の税収に相当する金額が記されていました。
うへぁ
王妃様太っ腹……。文句なんてもう、ぐうの音も出ないわ。
「婚約破棄における陛下とマイヘル連名の書類は残ったままですが。新たに付け足して、以上の要件の書類を作成します。これで矛を収めていただけるかしら」
本気だわ、王妃様が本気で解決しに来ているわ。これにノーと言える貴族がいるの?
あ、オリヴァナ様以外で。
「は、はい。でもこんな大金どこから……」
「ふふふ。わたくしのポケットマネーよ」
「王妃様の」
「わたくしが個人で運営している事業がいくつかあるのです。遠い国との交易にもからんでいますのよ。オリヴァナさん」
目を丸くしていたオリヴァナ様が、王妃様を見ます。
「次代の王妃となる方にならわたくしの個人的な事業を継がせても良いかと思っているの。異質な魔法形態をとる遠い小さな島国とも交易があるのよ。彼の国で魔法の知識は門外不出。文書化もされずに口伝で伝えられているらしいわ。でもその術はこちらと違って心理作用が強く、罪人の尋問にも使えるほどの幻術が発展しているの」
「それは興味深いですね!」
「でもあの国における最も偉大な魔法使いは王族のみで、他国にその詳しいところは教えることはできないそうよ」
「そんな国があるのですか! 不思議な国ですね」
「ええ、王家はそれを危惧してもいるそうなの。王家の血が弱まっているのですって。そこで他国の専門家である我が国の魔法使いに相談したいそうなのだけど。国の秘儀だから、平民ではだめ、ただの高位貴族でもだめ、そう、王族ならば対等に話しても良い。というのだけど私も陛下も息子も娘も、よくわからなくてね」
「なるほど」
「あなたがマイヘルの妃になったらお願いしたいと思うのだけど」
「おお」
「マイヘルの婚約者になっていただけるかしら?」
「それは、すごく魅力的なお誘いです……!」
「でもそうすると王妃教育を受けていただかないといけなくなるし、もっと周りに気を使って行動してもらわないといけなくもなるわ」
「……それは厳しいですね」
「でもわたくしの事業も個人的に引き継いでいただきたいから、空いた時間にする研究はお金に頓着せず励むことができると思うわ」
ぴくんとオリヴァナ様が反応しました。
分かりやすすぎる。
いいのかしらこの方を次代の王妃にしちゃって。まぁ普通国家交渉の場に出るのは王だし、これからは宰相がその任を負うでしょうし、これからの王妃がやることといったら貴族との社交と権威づけくらいのものか。あとは王家だけが持っている魅力で惹きつけることができれば……ああ、それにその異国の魔法を使うつもりなのね。
でもその魔法、大丈夫なのかしら。
あの殿下やミレーナ元男爵令嬢みたいな人が人の心を操る幻術を使えてしまったら世の不運になるのでは。そこはすでにその力で国を治めている異国の風習から学びとっていくのかもしれないけれど。
んんん。そもそもわたくしここにいていいのかしら?
今もしかして聞いちゃ危ないこと聞いてる?
なんでこんな大事な話を外で、って、あ! 防音魔法使っているわ王妃様!
「悲しいけれど、我が王家はこれから徐々にお飾りの王家となっていくと思いますの。でもそれは同時に、仕事ばかりしなくてもいいということ。研究する時間は多くありますし、その研究成果により王家の価値を高めることも可能だと思いますの。王妃、やってみません?」
「……お答えする前に、ひとつ質問に答えていただけますか」
というわたくしの目論見はもろくも崩れ去りました。
「お嬢様、王妃陛下より明日の茶会への招待状だそうです」
明日ぁ。
「それは、出なくてはいけないわね……」
忙しいわ我が人生。
でもちょうどいいわ。慰謝料について話しましょう。
婚約時の書類に慰謝料に関しての記載はありましたけど、ちょっと効力弱い感じなのよね。すでに陛下から、わたくし有責で修道院行き、という沙汰がおりていますので、責はわたくしにあるというのが公的な結論になってしまっていますの。
でもこれは今後の貴族社会の政略結婚、特に王家との政略結婚に暗い影を落とすものになると思うのです。
悪しき前例として貴族たちに政略結婚へ二の足を踏ませるものになると思いますのよ。
力の強い方が弱い方をふみにじっても国家がそれを認めて、抗議を受け入れてくれないならば、政略結婚に価値がないということになりますわ。自由恋愛主義の人にとっては朗報でしょうけれど、政略結婚によってお家を大きくしていきたい人たちにとっては嫌な流れです。
王妃様の真っ白に漂白された美しい封筒を切り、手紙を拝読します。
「ええー」
また面倒なことになっているんですけど。ちょっとこの国わたくしに負担かけすぎではなくって?
やってきましたお茶会。
裾のピンクから胸元の赤へグラデーションしていくドレスで王家の庭園を歩きます。
青い空、鳥の鳴き声にあたたかな日差し。目指す先には、白い猫足のテーブルと椅子のセット。周囲には護衛騎士と給仕の侍女が複数人。
先に来ていた方が立ち上がり、わたくしに頭を下げました。
話しかけてこないのは、高位貴族が先に声をかけないといけないからです。
「オリヴァナ様、お久しぶりです。研究は順調ですか?」
その女性は、貴族女性にしては短い肩までの黒髪に、意志の強そうな青い瞳をしています。顔を上げるときりりとした顔でふっと笑みました。騎士服が似合いそうな方ですわ。
青いシンプルなドレスは色がとても鮮やかで素敵ですが、そのデザイン5年くらい前のものですわよね。オリヴァナ様、絶対ドレス数着しかもっていないわね。金銭的な理由ではなく、いらないからという理由で。
「失敗もありますが、それもまた楽しいです。常に順調ですよ。まわりは色々言いますがね」
「ふふ、お噂はかねがね聞いておりますわ」
「噂があるのですか。あまり耳に優しくない内容でしょうね」
お隣の席に座ります。
「でもオリヴァナ様がお茶会に参加とは想像しませんでしたわ」
「私もですよ。茶会なんて参加している暇があったら、最近入手した異国の魔法術書を読みたいのですが」
「王妃様のご招待では断れませんものね」
権力には逆らえない貴族の悲しい性ですわ。と思って言いましたら、オリヴァナ様がきょとんとした顔で首をかしげました。
「え? いえ、ただのお茶会なら何度も断っていますよ」
「え」
「今回は参加したなら研究資金をくれるとのことなので来ました」
「まぁ……」
わたくし、自分のことをなかなか自由に生きているご令嬢だと思っておりましたけど、上には上がいましたわ。びっくりですわ。王妃様からの招待を断り続けてきたの!?
今回は研究資金につられて来たの!?
ツヨイ
この方強いわ。ご家族はさぞ胃を痛めておいででしょう。でもそんな自由さ好きよ。
と話をしていましたら王妃様がいらしました。
黄色の生地に白のレースが重ねられた上品で美しいドレスです。
殿下の赤茶の髪は王譲り、王妃様は美しい金の髪をしておられますので、ドレスとの色合いもあってきらーんって輝いて感じられますわ。ま、まぶしい。心理的に。
二人立ち上がって頭を下げます。
「アルリアさん、オリヴァナさん、よくおいでくださいましたね。ありがとう。どうぞお座りになって」
ほああ、耳が幸せ。良い声してるわぁ。
やわらかすぎず、かといってきつくもない、コロコロと玉がころがるような軽やかで耳に心地よい王妃様の声。王妃様の魅力ってまぁ顔も確かに綺麗だけどその声が一番の魅力だと思うわ。声素敵。いい声よねー。殿下もまぁいい声してましたけど、きっと王妃様の血ね。陛下はただのなんか厳しい声だから良いとか悪いとかわからないわ。
頭を上げて、王妃様がお席に座られるのを見守ってから、わたくしとオリヴァナ様も椅子に座りました。
侍女が三人に新しいお茶をいれます。
「お二人ともお忙しいところごめんなさいね。でも今話さなくてはいけないことなの」
「はい」
「まわりくどい言い方をしてはオリヴァナさんには伝わらないので、はっきり申し上げますわ。アルリアさん。実はね、オリヴァナさんを次のマイヘルの婚約者にしたいと思っているの」
やっぱりかー! 参加者としてわざわざ名前が書かれていた時点で察したけど本気ですかぁ。たしかに面白い手だとは思いますけど本気!?
「はい」
内心を押し隠してうなづきます。
「アルリアさんには彼女の説得に力を貸して欲しいのよ」
「お言葉ですが陛下」
「なにかしら」
「オリヴァナ様はたとえ命令であろうと己に利のないことはなさらないお方ですわ」
「ええ、わたくしもそう思いますわ」
「ですので、殿下の不貞を引き金とした婚約破棄で、わたくしにすべての咎をかぶせて慰謝料ひとつない王家に魅力を感じる方ではございません」
うん、とオリヴァナ様が真顔でうなずいています。素直。
「そうね。ではこれならどうかしら」
パンパンと王妃様が手を叩かれると、お城から侍従が、ダンジョンの奥地にありそうな宝箱を大事そうに運んできました。
「アルリアさんにはご苦労ばかりおかけしてしまったから、これはあの子の不貞による心理的苦しみへの慰謝料と、契約違反による違約金、そして我が王家との和解金よ」
ぱかりと開かれた宝箱。中にはジャラジャラと金貨と宝石の山。
侍従がわたくしに手渡した書類には、我が公爵領の半年分の税収に相当する金額が記されていました。
うへぁ
王妃様太っ腹……。文句なんてもう、ぐうの音も出ないわ。
「婚約破棄における陛下とマイヘル連名の書類は残ったままですが。新たに付け足して、以上の要件の書類を作成します。これで矛を収めていただけるかしら」
本気だわ、王妃様が本気で解決しに来ているわ。これにノーと言える貴族がいるの?
あ、オリヴァナ様以外で。
「は、はい。でもこんな大金どこから……」
「ふふふ。わたくしのポケットマネーよ」
「王妃様の」
「わたくしが個人で運営している事業がいくつかあるのです。遠い国との交易にもからんでいますのよ。オリヴァナさん」
目を丸くしていたオリヴァナ様が、王妃様を見ます。
「次代の王妃となる方にならわたくしの個人的な事業を継がせても良いかと思っているの。異質な魔法形態をとる遠い小さな島国とも交易があるのよ。彼の国で魔法の知識は門外不出。文書化もされずに口伝で伝えられているらしいわ。でもその術はこちらと違って心理作用が強く、罪人の尋問にも使えるほどの幻術が発展しているの」
「それは興味深いですね!」
「でもあの国における最も偉大な魔法使いは王族のみで、他国にその詳しいところは教えることはできないそうよ」
「そんな国があるのですか! 不思議な国ですね」
「ええ、王家はそれを危惧してもいるそうなの。王家の血が弱まっているのですって。そこで他国の専門家である我が国の魔法使いに相談したいそうなのだけど。国の秘儀だから、平民ではだめ、ただの高位貴族でもだめ、そう、王族ならば対等に話しても良い。というのだけど私も陛下も息子も娘も、よくわからなくてね」
「なるほど」
「あなたがマイヘルの妃になったらお願いしたいと思うのだけど」
「おお」
「マイヘルの婚約者になっていただけるかしら?」
「それは、すごく魅力的なお誘いです……!」
「でもそうすると王妃教育を受けていただかないといけなくなるし、もっと周りに気を使って行動してもらわないといけなくもなるわ」
「……それは厳しいですね」
「でもわたくしの事業も個人的に引き継いでいただきたいから、空いた時間にする研究はお金に頓着せず励むことができると思うわ」
ぴくんとオリヴァナ様が反応しました。
分かりやすすぎる。
いいのかしらこの方を次代の王妃にしちゃって。まぁ普通国家交渉の場に出るのは王だし、これからは宰相がその任を負うでしょうし、これからの王妃がやることといったら貴族との社交と権威づけくらいのものか。あとは王家だけが持っている魅力で惹きつけることができれば……ああ、それにその異国の魔法を使うつもりなのね。
でもその魔法、大丈夫なのかしら。
あの殿下やミレーナ元男爵令嬢みたいな人が人の心を操る幻術を使えてしまったら世の不運になるのでは。そこはすでにその力で国を治めている異国の風習から学びとっていくのかもしれないけれど。
んんん。そもそもわたくしここにいていいのかしら?
今もしかして聞いちゃ危ないこと聞いてる?
なんでこんな大事な話を外で、って、あ! 防音魔法使っているわ王妃様!
「悲しいけれど、我が王家はこれから徐々にお飾りの王家となっていくと思いますの。でもそれは同時に、仕事ばかりしなくてもいいということ。研究する時間は多くありますし、その研究成果により王家の価値を高めることも可能だと思いますの。王妃、やってみません?」
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