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野薔薇怪異談集全100話
52話「死紋(しもん)」
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「1」
とある住宅道路の街外れ。
そこに曰く付きの電柱がある。
その電柱には直に手で指紋が付くと1週間後に死を誘われるという話である。
そのため電線の管理する関係者は注意して配線作業を行なってるほどだ。
最初からオカルトスポットとして騒がれた場所もブームも下火になっていく。
そんな時に珍しく興味本意に訪れてきた語り手も死を誘われていくのである。
ーーーーーー
「えーと。たしかこの辺だな」
俺はスマホでググった場所に徒歩で向かっている。
俺の名前は佐藤古居。
当時騒がれた曰く付きのオカルトスポットを探索するのが趣味である。
そして念願のオカルト配信者初デビューになる日でもあったからな。
そしてしばらく歩いているとその年季の入った電柱がそうだろうと早速俺はスマホを取り出して動画配信を始めた。
「2」
「どうも!フルっちでーす♪早速ですが今曰く付きの電柱来てまーす」
俺は緊張なおもうちながらスマホで撮影しながら実況中継していく。
しかしながら配信者数を伸ばすためやや攻めた行動を取る。
「それでは実際に指紋を付けたら1週間後に死ぬか実際の所試しましょう。ペタペタ」
俺は平然と地べたで電柱に指紋をつけていく。
この手のオカルトは所詮人の噂をでっちあげたモノと踏んでいた俺。
しばらく辺り構わず触れてそのまま動画をあげるとかなりの配信者数が伸びていた。
中には必死にコメントしていた輩もいたが俺は気にせず口笛を吹いていた。
「3」
ーー「マンション自室」ーー
次の日の早朝。
俺はマンションの自室で窓の日差しを浴びるときに窓ガラスにやや黒っぽい手垢がくっきりとついていた。
俺は何かの拍子で付けたのだろうかとこのときばかり思っていた。
さらに数日後俺が電車に乗っているとこの辺の窓ガラスに黒の手垢がついていた。
しかもかなりたくさんである。
乗客はその手垢に気付いてなくどうやら俺だけ視えるようだ。
「……」
だんだんとくっきりと黒の手垢がついていく。
もはや逃れないほどに……。
ーーーーーー
「はぁ、はぁ、ま、まじかよ!?」
とうとう1週間になった。
俺は怖くなり一日中マンション自室に引きこもっていた。
その時点には黒い手垢があたり構わずついていた。
「……!?」
突然部屋の明かりが一瞬真っ暗になった。
かすかな明かりから次第に部屋中真っ黒な手垢が塗り潰されていく。
俺は部屋に出ようとするが出られなく閉じ込められた。
そして次第に俺の身体中も真っ黒に手垢が塗り潰されていきながら息絶えたーー。
「という怪異談よ」
私が部室で怪異談を披露するとみんなは静寂に包まれていた。
「あ、手垢だ」
その時空気が読めない恵の指摘にみんなは反応する。
その窓ガラスについてる手垢は真っ黒な手垢がつけられていた。
その手垢は擦ってもなかなか跡から拭き取れず今でもその形がくっきりと残ったままだった。
死紋(しもん) 完
とある住宅道路の街外れ。
そこに曰く付きの電柱がある。
その電柱には直に手で指紋が付くと1週間後に死を誘われるという話である。
そのため電線の管理する関係者は注意して配線作業を行なってるほどだ。
最初からオカルトスポットとして騒がれた場所もブームも下火になっていく。
そんな時に珍しく興味本意に訪れてきた語り手も死を誘われていくのである。
ーーーーーー
「えーと。たしかこの辺だな」
俺はスマホでググった場所に徒歩で向かっている。
俺の名前は佐藤古居。
当時騒がれた曰く付きのオカルトスポットを探索するのが趣味である。
そして念願のオカルト配信者初デビューになる日でもあったからな。
そしてしばらく歩いているとその年季の入った電柱がそうだろうと早速俺はスマホを取り出して動画配信を始めた。
「2」
「どうも!フルっちでーす♪早速ですが今曰く付きの電柱来てまーす」
俺は緊張なおもうちながらスマホで撮影しながら実況中継していく。
しかしながら配信者数を伸ばすためやや攻めた行動を取る。
「それでは実際に指紋を付けたら1週間後に死ぬか実際の所試しましょう。ペタペタ」
俺は平然と地べたで電柱に指紋をつけていく。
この手のオカルトは所詮人の噂をでっちあげたモノと踏んでいた俺。
しばらく辺り構わず触れてそのまま動画をあげるとかなりの配信者数が伸びていた。
中には必死にコメントしていた輩もいたが俺は気にせず口笛を吹いていた。
「3」
ーー「マンション自室」ーー
次の日の早朝。
俺はマンションの自室で窓の日差しを浴びるときに窓ガラスにやや黒っぽい手垢がくっきりとついていた。
俺は何かの拍子で付けたのだろうかとこのときばかり思っていた。
さらに数日後俺が電車に乗っているとこの辺の窓ガラスに黒の手垢がついていた。
しかもかなりたくさんである。
乗客はその手垢に気付いてなくどうやら俺だけ視えるようだ。
「……」
だんだんとくっきりと黒の手垢がついていく。
もはや逃れないほどに……。
ーーーーーー
「はぁ、はぁ、ま、まじかよ!?」
とうとう1週間になった。
俺は怖くなり一日中マンション自室に引きこもっていた。
その時点には黒い手垢があたり構わずついていた。
「……!?」
突然部屋の明かりが一瞬真っ暗になった。
かすかな明かりから次第に部屋中真っ黒な手垢が塗り潰されていく。
俺は部屋に出ようとするが出られなく閉じ込められた。
そして次第に俺の身体中も真っ黒に手垢が塗り潰されていきながら息絶えたーー。
「という怪異談よ」
私が部室で怪異談を披露するとみんなは静寂に包まれていた。
「あ、手垢だ」
その時空気が読めない恵の指摘にみんなは反応する。
その窓ガラスについてる手垢は真っ黒な手垢がつけられていた。
その手垢は擦ってもなかなか跡から拭き取れず今でもその形がくっきりと残ったままだった。
死紋(しもん) 完
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