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ドレスの用意
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「パーティーまで三日しかないのですね。ドレスの準備が間に合わないと思うのですが……」
今からデザインを決めて、採寸して……どんなに早くたって二週間はかかるだろう。
このままでは三日後のパーティーに、ボロボロの服で行くことになる。
(雇われて早々に、ご迷惑をかけてしまう……!)
私は焦っているのに、クラウスもティルものんびりと構えていた。
「心配しなくて良い。ティル、後でカレンにカタログを渡しておけ」
「はーい! 大丈夫だよ、カレン。今日中に選んでくれたら間に合っちゃうから!」
ティルが私にウインクをしながら微笑む。
(また魔力でどうにか用意してくれるの?)
この二人のことだ。私には予想もつかない方法で用意してくれるのかもしれない。
とにかく二人が大丈夫と言うのなら、それを信じるしかない。
「分かりました。よろしくお願いします」
ドレスに関しては安心したものの、他の心配事も浮かんできた。
(あの人達は出席するのかしら?)
通常、子爵家という立場では王家主催のパーティーには出られない。だけど我が家は違う。
父は上位貴族に取り入って、よく参加していた。日頃、貢ぎ物にお金をかけているだけのことはある。
今回もいつものごとく潜り込んでいるかもしれない。
(婚姻を公表するという大切な場を荒らされたらどうしよう……それも王族の前で)
考えただけでも背筋が凍りそうだ。
黙り込んだ私をティルが心配そうに覗き込む。
「あれ? もしかして今から緊張してるの? 大丈夫だよ! カレンはただクラウス様の隣にいるだけでいいんだよ」
「そうなんですけど……家族が出席するかもしれないと思うと、胃が痛いというか」
何を言われるか想像するだけでもうんざりするが、それ以上に周りの人達に迷惑をかけそうで恐ろしかった。
「心配しなくとも、出席させるよう仕向けてある」
出席させるように、クラウスは確かにそう言った。
「え? 何故ですか?!」
思わず声が大きくなる。
「好きにして良いんだろ? 妻となった者の家族だ。ご挨拶しなくてはな」
クラウスの含みのある言い方に、冷や汗が流れる。
「それはそうですけど……一体何をするつもりなのですか?」
「何もしないさ。ああいう奴らは、勝手に地獄へ進んで行ってくれるからな。見ているだけでいい」
クラウスにわざとらしくニコリと微笑まれて、何も言えなくなった。
どうやら、あの人達を絶望へと落とす作戦が始まるのだろう。
(これは……もう関わらない方が身のためね)
当日、何があっても無視しよう。
そう固く決心していると、服の裾をクイクイと引っ張られた。
「当日はね、僕もこっそりカレンの傍についてるから心配しないで」
「ありがとうございます」
内緒話のようにヒソヒソと話すティルに、こちらもヒソヒソと返す。
(子どもの姿では無理よね? 猫の姿になるってこと? でもそれじゃあ会場には入れないし……)
「ティルはどうやって参加するのですか?」
「んー……当日のお楽しみ! あぁ、早くカレンの元家族に会いたいなぁ」
ティルはいたずらっぽく微笑んだ。天使のような微笑みだが、悪魔のようなことを考えているのがよく分かった。
昼食を終えて部屋に戻ろうとすると、廊下でティルにカタログとペンを渡された。
「はい、これがドレスのカタログだよ。選んだらこれで丸をつけて部屋に置いておいて」
「ありがとうございます。素敵なドレスがたくさんありますね」
分厚いカタログをパラパラめくると、様々なタイプの美しいドレス達が並んでいた。
これだけあると選ぶのも一苦労だ。なにか選択材料が欲しかった。
「カレンならどれも似合うよ!」
「うーん……でも、クラウスと少しデザインをあわせた方が良いかもしれませんね」
「確かにー。良いアイディアだね!」
「ちょっと聞いてきます」
今日中に決めなければならないのだから、今聞きに行った方が良いだろう。
クラウスの部屋を訪れると、クラウスが忙しそうに書類仕事をしていた。
「クラウス、ドレスの件で伺いたいことがあるのですが、今よろしいですか?」
「なんだ?」
クラウスは顔を上げず、書類の山に目を通しながら返事をした。
「ドレスのデザインをある程度合わせた方が良いと思いまして。クラウスの服装や装飾品を見せていただけますか?」
「あぁ、構わない。…これだ」
「わぁっ!」
クラウスが指をふると、クローゼットから服が飛んできた。
タキシードにカフスリング、タイやハンカチがセットされて宙にふわふわ浮かんでいる。
(何が飛んできたのかと思ったわ。はぁ、ビックリした……)
一瞬驚いたものの、思ったよりも早く平静を取り戻せた。だんだんと魔界に慣れてきているのかもしれない。
「ちょっと失礼しますね……ありがとうございます。参考になりました」
「あぁ」
デザインを頭に叩き込んで、特徴を覚える。あとは、この服に合いそうなドレスを探せば良い。
お礼を言って自室に帰ろうと思ったが、とあることを言い忘れていたのを思い出し、足を止めた。
「あの……」
「なんだ?」
「雇ってくださって、結婚相手に選んでくださって、ありがとうございます。昨日、ちゃんとお礼を言えていなかったので……」
私がそう言うと、クラウスが顔を上げた。少し目を丸くしている。
「別に構わない。俺自身のためでもあるからな」
「それでも本当に感謝しているんです。だから、ありがとうございます。……お仕事中お邪魔しました。失礼します」
今からデザインを決めて、採寸して……どんなに早くたって二週間はかかるだろう。
このままでは三日後のパーティーに、ボロボロの服で行くことになる。
(雇われて早々に、ご迷惑をかけてしまう……!)
私は焦っているのに、クラウスもティルものんびりと構えていた。
「心配しなくて良い。ティル、後でカレンにカタログを渡しておけ」
「はーい! 大丈夫だよ、カレン。今日中に選んでくれたら間に合っちゃうから!」
ティルが私にウインクをしながら微笑む。
(また魔力でどうにか用意してくれるの?)
この二人のことだ。私には予想もつかない方法で用意してくれるのかもしれない。
とにかく二人が大丈夫と言うのなら、それを信じるしかない。
「分かりました。よろしくお願いします」
ドレスに関しては安心したものの、他の心配事も浮かんできた。
(あの人達は出席するのかしら?)
通常、子爵家という立場では王家主催のパーティーには出られない。だけど我が家は違う。
父は上位貴族に取り入って、よく参加していた。日頃、貢ぎ物にお金をかけているだけのことはある。
今回もいつものごとく潜り込んでいるかもしれない。
(婚姻を公表するという大切な場を荒らされたらどうしよう……それも王族の前で)
考えただけでも背筋が凍りそうだ。
黙り込んだ私をティルが心配そうに覗き込む。
「あれ? もしかして今から緊張してるの? 大丈夫だよ! カレンはただクラウス様の隣にいるだけでいいんだよ」
「そうなんですけど……家族が出席するかもしれないと思うと、胃が痛いというか」
何を言われるか想像するだけでもうんざりするが、それ以上に周りの人達に迷惑をかけそうで恐ろしかった。
「心配しなくとも、出席させるよう仕向けてある」
出席させるように、クラウスは確かにそう言った。
「え? 何故ですか?!」
思わず声が大きくなる。
「好きにして良いんだろ? 妻となった者の家族だ。ご挨拶しなくてはな」
クラウスの含みのある言い方に、冷や汗が流れる。
「それはそうですけど……一体何をするつもりなのですか?」
「何もしないさ。ああいう奴らは、勝手に地獄へ進んで行ってくれるからな。見ているだけでいい」
クラウスにわざとらしくニコリと微笑まれて、何も言えなくなった。
どうやら、あの人達を絶望へと落とす作戦が始まるのだろう。
(これは……もう関わらない方が身のためね)
当日、何があっても無視しよう。
そう固く決心していると、服の裾をクイクイと引っ張られた。
「当日はね、僕もこっそりカレンの傍についてるから心配しないで」
「ありがとうございます」
内緒話のようにヒソヒソと話すティルに、こちらもヒソヒソと返す。
(子どもの姿では無理よね? 猫の姿になるってこと? でもそれじゃあ会場には入れないし……)
「ティルはどうやって参加するのですか?」
「んー……当日のお楽しみ! あぁ、早くカレンの元家族に会いたいなぁ」
ティルはいたずらっぽく微笑んだ。天使のような微笑みだが、悪魔のようなことを考えているのがよく分かった。
昼食を終えて部屋に戻ろうとすると、廊下でティルにカタログとペンを渡された。
「はい、これがドレスのカタログだよ。選んだらこれで丸をつけて部屋に置いておいて」
「ありがとうございます。素敵なドレスがたくさんありますね」
分厚いカタログをパラパラめくると、様々なタイプの美しいドレス達が並んでいた。
これだけあると選ぶのも一苦労だ。なにか選択材料が欲しかった。
「カレンならどれも似合うよ!」
「うーん……でも、クラウスと少しデザインをあわせた方が良いかもしれませんね」
「確かにー。良いアイディアだね!」
「ちょっと聞いてきます」
今日中に決めなければならないのだから、今聞きに行った方が良いだろう。
クラウスの部屋を訪れると、クラウスが忙しそうに書類仕事をしていた。
「クラウス、ドレスの件で伺いたいことがあるのですが、今よろしいですか?」
「なんだ?」
クラウスは顔を上げず、書類の山に目を通しながら返事をした。
「ドレスのデザインをある程度合わせた方が良いと思いまして。クラウスの服装や装飾品を見せていただけますか?」
「あぁ、構わない。…これだ」
「わぁっ!」
クラウスが指をふると、クローゼットから服が飛んできた。
タキシードにカフスリング、タイやハンカチがセットされて宙にふわふわ浮かんでいる。
(何が飛んできたのかと思ったわ。はぁ、ビックリした……)
一瞬驚いたものの、思ったよりも早く平静を取り戻せた。だんだんと魔界に慣れてきているのかもしれない。
「ちょっと失礼しますね……ありがとうございます。参考になりました」
「あぁ」
デザインを頭に叩き込んで、特徴を覚える。あとは、この服に合いそうなドレスを探せば良い。
お礼を言って自室に帰ろうと思ったが、とあることを言い忘れていたのを思い出し、足を止めた。
「あの……」
「なんだ?」
「雇ってくださって、結婚相手に選んでくださって、ありがとうございます。昨日、ちゃんとお礼を言えていなかったので……」
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