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招かれざる客 ※若干の暴力・残虐表現あり
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「そうだよ? 僕はクラウス様に仕えているんだ。さっきそう言ったじゃん。だからこっそり僕についてきたんでしょ? お望み通り連れてきてあげたのにさー」
お前、と指をさされたティルは、気分を害することもなくいつもの調子で答えた。
「さっきまで王都にいたはずだ……こんな森の中じゃなかった」
三人は何が起きたか分からない様子で辺りを見回している。どうやら瞬間移動したことに気づいていないらしい。
「そんな事いちいち気にしないでよ。クラウス様とカレンに会いたかったんでしょ? 連れてきてあげたんだから感謝くらいしてよねー」
どうやらこの三人は王都でティルに会い、こっそり後を追ってきたようだ。それに気がついていたティルが、彼らをこの屋敷まで連れてきたということらしい。
「キース鉱山にいるべきお前達がどうして王都に? 脱走は関心しないな」
クラウスの口調は呆れていたが、目がギラついている。餌が自ら飛び込んできたのだから、楽しくてたまらないのだろう。
「あそこは俺達のいるべき場所じゃない! 元いた場所に戻って何が悪い?」
「そうよ。あんな所じゃ暮らせないわ!」
「お父様とお母様の言う通りです。私達は貴族なのよ? あんな汚いところで働けですって?! ふざけないでよ!」
三人は青い顔をしながらも、私達に対して憎しみをぶつけてきた。
「カ、カレン。俺はお前にチャンスをやりに来たんだ! 俺達を助けろ! 爵位を戻して元の生活に戻せたら許してやる! だからっ……」
「私達の罪を取り消してくれたら、家に帰ってきてもいいのよ? あなたも本当は帰りたいのでしょう?」
「そうよ! あんたのせいで私達がこんなにも苦労してるんだから、さっさとどうにかしなさいよ!」
最早三人とも支離滅裂だ。自分たちが何を言っているのか理解しているのだろうか?
(負の感情を吸われ過ぎた末路……。本当に自分が一番正しいと思い込んでいるのね)
怒りも、悲しみも、憐みの気持ちも、湧かなかった。三人が本当に石ころに見える。
「……あなた方は罪を償う気持ちすらないのですね」
私がポツリと呟くと、三人の顔色がカッと赤くなった。
「罪? 俺達に罪などない! お前が濡れ衣を着せただけだろ!」
「こちらが譲歩しているのにその態度は何なの?!」
「私は悪くないわ! カレンが悪いのよ!」
狂ったように叫ぶ三人の眼には何も映っていないのだろう。
これは私の手には負えない。
「クラウス、この人達の対応をお願いしてもよろしいですか?」
クラウスに近づいて小声で耳打ちすると、「あぁ、勿論だ」と楽しそうな声が返ってきた。
三人はまだ喚いている。この場はクラウスとティルに任せた方が良さそうだ。
クラウスから少し離れて皆を眺めていると、クラウスがティルに目で何かを合図した。
「じゃあ、そろそろリドリー家の皆さんに本当の事を教えてあげるねっ」
くすくすと笑いながら、ティルが彼らに近づく。
ティルがピタリと足を止めた時、彼の背中から黒い翼が現れた。
「ひぃっ!」
誰のか分からない悲鳴が上がる。ティルの姿を見て。、三人とも腰を抜かして座り込んでいた。
「お、お前は一体何者だ?! に、人間じゃないのか?!」
「僕はクラウス様に仕える使い魔。悪魔だよー」
ティルがにっこりと笑うと、三人が急に立ち上がった……ように見えた。
彼らは無理矢理立たされたのだ。ティルによって。
「あのね、カレンは悪魔と契約したんだよ。契約には対価が必要でしょう? だから、対価として君たちを好きにして良いってことになったんだー」
嘘と真実を混ぜたティルの説明は、聞いている分には信じてしまいそうだった。ティルの掴みどころのない雰囲気がそうさせるのかもしれない。
「カレンを失ってから、リドリー家は不幸続きだったね。クラウス様がカレンと結婚してしまうし、君たちの信頼は地に落ちたし、挙句の果てには爵位剥奪でキース鉱山行き。偶然だと思う? ぜーんぶ僕らが仕組んだんだよ!」
三人は直立不動で口も開けないらしい。ティルの楽しそうな演説をただ見ていることしか出来ないようだ。
「君たちが絶望するのが本当に楽しくて……美味しくて。とーってもお腹いっぱいになったよ! もう大満足ーって思ってたのに、また来てくれるなんて嬉しいなっ。最後まで美味しく食べてあげるね!」
ティルの目がギラリと光る。その瞬間、三人は地面に頭から叩きつけられていた。
その様子を静観していたクラウスがティルに近づき、肩に手を置いた。
「……ティル」
「えーもうおしまいですか? つまんないの」
クラウスは一旦ティルの行動を止めると、私の方を見た。
「カレン、部屋に戻っていろ。こいつらの処理は任せろ」
「……分かりました」
今から何をするか分からないが、見ていない方が良いのだろう。私はやることもないし、自室に戻ることにした。
「あ、カレン! ちょっと待って」
私が歩き出すと、ティルに止められた。
ティルは三人を再度立たせて私の方に向けた。彼らの口や鼻の周辺は、血が滲んでいた。
「ねえ、カレンに言うことがあるでしょ? ちゃんとごめんなさいが出来たら、少しは優しくしてあげるよ。ほら」
ティルがそう言った途端、彼らの口が自由になったようだ。
三人からは言葉にならないうめき声が聞こえてきた。
彼らは喋れると気づいた途端、私の方を見てものすごい形相で苦しそうに叫んだ。
「お前! 今すぐこいつを止めろ!」
「は、早くしなさいっ!」
「カレン! 助けてよ! あんたこんなことして楽しいの?! 家族がどうなってもいいの?!」
こんな状況でも出てくる言葉がコレなのだから、文字通り救いようがない。
「私は別に復讐なんてする気なんてありません。興味がないので。ですが……私の旦那様はそうではないのです。ご理解くださいね。それでは私は失礼します」
クラウスとティルに一礼をして、自室へと向かった。後ろからは悲鳴のような怒号のような声が聞こえてきた。
最後にチラリと横目で玄関ホールを見た時、クラウスの背中から翼が生えるのが見えた。
その姿は今までで一番美しかった。
お前、と指をさされたティルは、気分を害することもなくいつもの調子で答えた。
「さっきまで王都にいたはずだ……こんな森の中じゃなかった」
三人は何が起きたか分からない様子で辺りを見回している。どうやら瞬間移動したことに気づいていないらしい。
「そんな事いちいち気にしないでよ。クラウス様とカレンに会いたかったんでしょ? 連れてきてあげたんだから感謝くらいしてよねー」
どうやらこの三人は王都でティルに会い、こっそり後を追ってきたようだ。それに気がついていたティルが、彼らをこの屋敷まで連れてきたということらしい。
「キース鉱山にいるべきお前達がどうして王都に? 脱走は関心しないな」
クラウスの口調は呆れていたが、目がギラついている。餌が自ら飛び込んできたのだから、楽しくてたまらないのだろう。
「あそこは俺達のいるべき場所じゃない! 元いた場所に戻って何が悪い?」
「そうよ。あんな所じゃ暮らせないわ!」
「お父様とお母様の言う通りです。私達は貴族なのよ? あんな汚いところで働けですって?! ふざけないでよ!」
三人は青い顔をしながらも、私達に対して憎しみをぶつけてきた。
「カ、カレン。俺はお前にチャンスをやりに来たんだ! 俺達を助けろ! 爵位を戻して元の生活に戻せたら許してやる! だからっ……」
「私達の罪を取り消してくれたら、家に帰ってきてもいいのよ? あなたも本当は帰りたいのでしょう?」
「そうよ! あんたのせいで私達がこんなにも苦労してるんだから、さっさとどうにかしなさいよ!」
最早三人とも支離滅裂だ。自分たちが何を言っているのか理解しているのだろうか?
(負の感情を吸われ過ぎた末路……。本当に自分が一番正しいと思い込んでいるのね)
怒りも、悲しみも、憐みの気持ちも、湧かなかった。三人が本当に石ころに見える。
「……あなた方は罪を償う気持ちすらないのですね」
私がポツリと呟くと、三人の顔色がカッと赤くなった。
「罪? 俺達に罪などない! お前が濡れ衣を着せただけだろ!」
「こちらが譲歩しているのにその態度は何なの?!」
「私は悪くないわ! カレンが悪いのよ!」
狂ったように叫ぶ三人の眼には何も映っていないのだろう。
これは私の手には負えない。
「クラウス、この人達の対応をお願いしてもよろしいですか?」
クラウスに近づいて小声で耳打ちすると、「あぁ、勿論だ」と楽しそうな声が返ってきた。
三人はまだ喚いている。この場はクラウスとティルに任せた方が良さそうだ。
クラウスから少し離れて皆を眺めていると、クラウスがティルに目で何かを合図した。
「じゃあ、そろそろリドリー家の皆さんに本当の事を教えてあげるねっ」
くすくすと笑いながら、ティルが彼らに近づく。
ティルがピタリと足を止めた時、彼の背中から黒い翼が現れた。
「ひぃっ!」
誰のか分からない悲鳴が上がる。ティルの姿を見て。、三人とも腰を抜かして座り込んでいた。
「お、お前は一体何者だ?! に、人間じゃないのか?!」
「僕はクラウス様に仕える使い魔。悪魔だよー」
ティルがにっこりと笑うと、三人が急に立ち上がった……ように見えた。
彼らは無理矢理立たされたのだ。ティルによって。
「あのね、カレンは悪魔と契約したんだよ。契約には対価が必要でしょう? だから、対価として君たちを好きにして良いってことになったんだー」
嘘と真実を混ぜたティルの説明は、聞いている分には信じてしまいそうだった。ティルの掴みどころのない雰囲気がそうさせるのかもしれない。
「カレンを失ってから、リドリー家は不幸続きだったね。クラウス様がカレンと結婚してしまうし、君たちの信頼は地に落ちたし、挙句の果てには爵位剥奪でキース鉱山行き。偶然だと思う? ぜーんぶ僕らが仕組んだんだよ!」
三人は直立不動で口も開けないらしい。ティルの楽しそうな演説をただ見ていることしか出来ないようだ。
「君たちが絶望するのが本当に楽しくて……美味しくて。とーってもお腹いっぱいになったよ! もう大満足ーって思ってたのに、また来てくれるなんて嬉しいなっ。最後まで美味しく食べてあげるね!」
ティルの目がギラリと光る。その瞬間、三人は地面に頭から叩きつけられていた。
その様子を静観していたクラウスがティルに近づき、肩に手を置いた。
「……ティル」
「えーもうおしまいですか? つまんないの」
クラウスは一旦ティルの行動を止めると、私の方を見た。
「カレン、部屋に戻っていろ。こいつらの処理は任せろ」
「……分かりました」
今から何をするか分からないが、見ていない方が良いのだろう。私はやることもないし、自室に戻ることにした。
「あ、カレン! ちょっと待って」
私が歩き出すと、ティルに止められた。
ティルは三人を再度立たせて私の方に向けた。彼らの口や鼻の周辺は、血が滲んでいた。
「ねえ、カレンに言うことがあるでしょ? ちゃんとごめんなさいが出来たら、少しは優しくしてあげるよ。ほら」
ティルがそう言った途端、彼らの口が自由になったようだ。
三人からは言葉にならないうめき声が聞こえてきた。
彼らは喋れると気づいた途端、私の方を見てものすごい形相で苦しそうに叫んだ。
「お前! 今すぐこいつを止めろ!」
「は、早くしなさいっ!」
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クラウスとティルに一礼をして、自室へと向かった。後ろからは悲鳴のような怒号のような声が聞こえてきた。
最後にチラリと横目で玄関ホールを見た時、クラウスの背中から翼が生えるのが見えた。
その姿は今までで一番美しかった。
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