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第60話 焚き火の夜に交わした誓い
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【天才魔術師の指名】
王都に戻ったばかりのカールとセリアに、冒険者ギルドから呼び出しが届いたのは、休息もままならぬ翌朝のことだった。ギルド本部の奥、重厚な扉の先にあるギルドマスター室。そこに通された二人を出迎えたのは、書類の山に埋もれるように座る中年の男――ギルドマスター、バルド=グランダスだった。
「やれやれ、顔見せて早々に仕事を振るのは気が引けるが……お前さんには特別だからな」
そう言って、バルドは苦笑を浮かべながら一枚の依頼書をテーブルに置いた。
「カール、お前に指名依頼が来ている」
「指名……?」
カールは書類を手に取り、目を通す。任務の名目は“王立魔術学院の秘匿調査に伴う護衛”。王都でも上位の権威を誇る学院からの依頼であり、その重要性は高い。加えて、提示された報酬は目を見張るほど破格だった。
だが、それ以上に目を引いたのは、依頼主の名――
リアナ=クラウゼ。
「カールも、出世したな」
と、バルドは煙草に火を点けながら、半ば呆れたように言う。
「まさか王国が誇る天才魔術師、リアナ=クラウゼから、指名が入るとはな」
「……誰だ?」
と、カールが首を傾げた。
それにセリアが小さく息を呑む。
「リアナ=クラウゼ……“碧眼の魔導姫”と呼ばれる少女よ。十五歳にして魔術学院の最上位課程を修め、いまや宮廷魔導士への道も確実とされている……王国中の貴族たちが注目する、才媛」
「ふむ……知らん」
「お前が興味ないのは知ってる。だがまあ、あのリアナ様が、名指しで“黒衣の剣聖”に護衛を求めてるってんだから、話題にはなるさ。下手すりゃ王宮からも目をつけられるかもしれんぞ?」
バルドは皮肉めいた笑みを浮かべたが、カールは依頼書をそっと置き、ただ一言だけ呟いた。
「……俺の剣が必要なら、行く。それだけだ」
その言葉に、セリアの胸が静かに高鳴る。
だがそのとき、部屋の扉が軽やかにノックされた。
「お入り」
とバルドが言うと、扉が音もなく開く。そこに立っていたのは、まばゆいばかりの存在感を放つ少女だった。
金糸のような美しい髪が、朝の光を反射してきらめく。
澄んだ碧眼は知性と冷静さをたたえ、気品ある佇まいは、まるで絵画から抜け出した女神のようだった。
「お騒がせしました。リアナ=クラウゼ、参りました」
静かな声で、リアナは礼を取った。
「あなたが、“黒衣の剣聖”……カール=キリトね」
少女はまっすぐにカールのもとへ歩み寄り、柔らかな笑みを浮かべた。
「噂よりずっと素敵な方で安心しました。私の護衛を、お願いできますか?」
まっすぐに伸ばされた手。それを受けるかのように、カールは無言で彼女を見返す。その隣で、セリアがわずかに眉をひそめた。
「この依頼、あなたの名で出されていたが、どうして俺を?」
「簡単よ。あなたの戦いを見てみたいと思ったから。護衛といっても、これは“共に歩む”ということ。私はただ守られるだけの人間じゃないわ」
言葉の端々に、自信と誇りがにじむ。それは傲慢とは違う、“積み重ねた才覚”を知る者だけが持つ堂々たる在り方だった。
「私の魔術は、知識と論理、そして魂から紡ぐ祈り。その魔術と、あなたの剣が交われば……私たちはどんな困難でも乗り越えられると信じているわ」
「……自信家だな」
「ええ。そうでなければ、王国最年少の魔導士なんて呼ばれていないわ」
その言葉に、セリアが思わず口を開く。
「でも、護衛任務にしては随分と“個人的”な言い回しね」
リアナはその声に振り向き、微笑を浮かべた。
「あなたが、セリア=ノルド。氷の魔女と呼ばれる……剣と魔術を併せ持つ、希有な冒険者」
「……光栄ね」
言葉は丁寧だったが、そこに走ったわずかな火花を、カールは見逃さなかった。
(……面倒なことになりそうだな)
だが彼は、剣を振るう者として――そして男として、その責任から目をそらすつもりはなかった。
「依頼は受ける。ただし、俺は護衛であって、従者ではない」
「もちろん。私は、あなたを“対等な仲間”として迎えるつもりよ」
リアナの瞳が真っすぐに、まるで魔法陣の中心のように、カールを見つめていた。
その視線に、セリアがわずかに身じろぎする。
そして、この瞬間から――
三人の旅が始まる。
剣と魔術、そして“想い”が交錯する、波乱の幕開けだった。
◆焚き火の夜に交わした誓い◆
リアナ=クラウゼの護衛任務が始まって数日。王立魔術学院から委託された調査のため、三人は王都を離れ、各地の遺跡を巡る旅路に入っていた。
初めこそリアナは任務に徹し、カールとも適度な距離を保っていた。
だが、日を追うごとにその距離は少しずつ縮まっていく。
「カール様、あの術式の解釈を聞いていただけます? あなたにだけ見せたいの」
「ねぇ、休憩中に少しお話ししない? 戦場以外のあなたも、きっと魅力的だから」
そう言って微笑む彼女に対し、カールは居心地悪そうにしながらも、冷たく突き放すことはなかった。断り方の不器用な男だと、セリアは思う。
そのたびに、セリアの心は揺れる。
何も言わず、ただ黙って剣の手入れをしていたが――
(私は……どうして、こんなに心がざわつくの?)
カールの隣に立てれば、それだけで良かった。彼の背中を追い、剣を振るう日々に満足していたはず。
なのに今は、胸が締め付けられるほど苦しい。
そして、旅の五日目の夜。
一行は森の中で野営をすることになり、焚き火を囲む形でそれぞれが座る。
静寂の中、薪がパチパチと燃える音だけが響いていた。
焚き火を挟んで向こう側、リアナがカールの方に身を寄せるように話しかけた。
「あなたの剣筋……まるで芸術のよう。私、戦いのたびに見惚れてしまうの。……こんなふうに感じたの、初めて」
その瞬間。
セリアの手にしていた小枝が「パキ」と鋭い音を立てて折れた。
カールは何も言わない。ただ、ちらりとセリアの方を一瞬だけ見た。その視線が何を意味していたのか、セリアにはわからなかった。
それでも、胸の奥がざわついて止まらない。
(私……あの子に嫉妬してる)
ようやく自覚したその感情に、セリアは驚き、自分の頬が熱を帯びていくのを感じた。
そして夜が更け、眠りにつこうとしていたその時。
静けさを破って、カールの低い声が聞こえてきた。
「……怒ってるのか?」
「別に」
「いや、怒ってるな」
セリアはそっぽを向いたまま、ふいっと口を尖らせた。普段は決して見せない、拗ねたような顔。自分でも、こんな子どもじみた表情をしているとは思っていなかった。
「だって、あの子……あなたにばっかり……」
言いかけて、はっと口をつぐむ。
その続きは言葉にできなかった。でも、もう自分の中でははっきりしている。
――私は、カールが好き。
ただの相棒でも、仲間でもない。もっと近くにいたい。誰にも渡したくない。
そんな思いを、セリア自身がようやく認めた瞬間だった。
カールは、焚き火越しにそっと微笑んだ。
「お前でも、そういう顔するんだな」
「うるさい……!」
セリアは顔を伏せた。けれど、熱くなる頬は隠しきれない。
そして、次にカールが言った言葉が――セリアの胸に深く、温かく突き刺さる。
「……でも、安心しろ。俺の隣にいるのは、お前だ」
「……ほんと?」
その問いは、セリアの心の奥から絞り出されたものだった。
「ああ。リアナは強い魔術師だ。頼もしい仲間だと思ってる。でも……俺の剣が向くのは、お前の隣だけだ」
焚き火の灯りが、カールの真剣な表情を照らす。
セリアは何も言えず、ただその言葉を心に刻み込んだ。
しばらくして、彼女はぽつりと呟く。
「……じゃあ、私……もっと強くなる。あなたが、他の誰も見ないくらいに」
それは、セリアにとって初めての“恋の誓い”。
カールは静かにうなずいた。
「なら、俺も負けないさ」
焚き火の揺らめく光が、二人の影を重ねる。
その影は、まるで寄り添うように一つになって――
こうして、想いは確かに繋がった。
まだ言葉にはならない恋だった。
けれど、確かに“ここに在る”と、互いに信じられるほどの。
夜の森に、静かに風が吹き抜けていった。
***
翌朝、リアナが起きたとき。
セリアはすでに訓練を始めていた。その剣先には、確かな意志と誇り、そして嫉妬の炎すらも宿していた。
それを見て、リアナはふっと微笑む。
「……そう簡単には譲ってくれないのね。」
少女たちの戦いは、まだ始まったばかりだった。
王都に戻ったばかりのカールとセリアに、冒険者ギルドから呼び出しが届いたのは、休息もままならぬ翌朝のことだった。ギルド本部の奥、重厚な扉の先にあるギルドマスター室。そこに通された二人を出迎えたのは、書類の山に埋もれるように座る中年の男――ギルドマスター、バルド=グランダスだった。
「やれやれ、顔見せて早々に仕事を振るのは気が引けるが……お前さんには特別だからな」
そう言って、バルドは苦笑を浮かべながら一枚の依頼書をテーブルに置いた。
「カール、お前に指名依頼が来ている」
「指名……?」
カールは書類を手に取り、目を通す。任務の名目は“王立魔術学院の秘匿調査に伴う護衛”。王都でも上位の権威を誇る学院からの依頼であり、その重要性は高い。加えて、提示された報酬は目を見張るほど破格だった。
だが、それ以上に目を引いたのは、依頼主の名――
リアナ=クラウゼ。
「カールも、出世したな」
と、バルドは煙草に火を点けながら、半ば呆れたように言う。
「まさか王国が誇る天才魔術師、リアナ=クラウゼから、指名が入るとはな」
「……誰だ?」
と、カールが首を傾げた。
それにセリアが小さく息を呑む。
「リアナ=クラウゼ……“碧眼の魔導姫”と呼ばれる少女よ。十五歳にして魔術学院の最上位課程を修め、いまや宮廷魔導士への道も確実とされている……王国中の貴族たちが注目する、才媛」
「ふむ……知らん」
「お前が興味ないのは知ってる。だがまあ、あのリアナ様が、名指しで“黒衣の剣聖”に護衛を求めてるってんだから、話題にはなるさ。下手すりゃ王宮からも目をつけられるかもしれんぞ?」
バルドは皮肉めいた笑みを浮かべたが、カールは依頼書をそっと置き、ただ一言だけ呟いた。
「……俺の剣が必要なら、行く。それだけだ」
その言葉に、セリアの胸が静かに高鳴る。
だがそのとき、部屋の扉が軽やかにノックされた。
「お入り」
とバルドが言うと、扉が音もなく開く。そこに立っていたのは、まばゆいばかりの存在感を放つ少女だった。
金糸のような美しい髪が、朝の光を反射してきらめく。
澄んだ碧眼は知性と冷静さをたたえ、気品ある佇まいは、まるで絵画から抜け出した女神のようだった。
「お騒がせしました。リアナ=クラウゼ、参りました」
静かな声で、リアナは礼を取った。
「あなたが、“黒衣の剣聖”……カール=キリトね」
少女はまっすぐにカールのもとへ歩み寄り、柔らかな笑みを浮かべた。
「噂よりずっと素敵な方で安心しました。私の護衛を、お願いできますか?」
まっすぐに伸ばされた手。それを受けるかのように、カールは無言で彼女を見返す。その隣で、セリアがわずかに眉をひそめた。
「この依頼、あなたの名で出されていたが、どうして俺を?」
「簡単よ。あなたの戦いを見てみたいと思ったから。護衛といっても、これは“共に歩む”ということ。私はただ守られるだけの人間じゃないわ」
言葉の端々に、自信と誇りがにじむ。それは傲慢とは違う、“積み重ねた才覚”を知る者だけが持つ堂々たる在り方だった。
「私の魔術は、知識と論理、そして魂から紡ぐ祈り。その魔術と、あなたの剣が交われば……私たちはどんな困難でも乗り越えられると信じているわ」
「……自信家だな」
「ええ。そうでなければ、王国最年少の魔導士なんて呼ばれていないわ」
その言葉に、セリアが思わず口を開く。
「でも、護衛任務にしては随分と“個人的”な言い回しね」
リアナはその声に振り向き、微笑を浮かべた。
「あなたが、セリア=ノルド。氷の魔女と呼ばれる……剣と魔術を併せ持つ、希有な冒険者」
「……光栄ね」
言葉は丁寧だったが、そこに走ったわずかな火花を、カールは見逃さなかった。
(……面倒なことになりそうだな)
だが彼は、剣を振るう者として――そして男として、その責任から目をそらすつもりはなかった。
「依頼は受ける。ただし、俺は護衛であって、従者ではない」
「もちろん。私は、あなたを“対等な仲間”として迎えるつもりよ」
リアナの瞳が真っすぐに、まるで魔法陣の中心のように、カールを見つめていた。
その視線に、セリアがわずかに身じろぎする。
そして、この瞬間から――
三人の旅が始まる。
剣と魔術、そして“想い”が交錯する、波乱の幕開けだった。
◆焚き火の夜に交わした誓い◆
リアナ=クラウゼの護衛任務が始まって数日。王立魔術学院から委託された調査のため、三人は王都を離れ、各地の遺跡を巡る旅路に入っていた。
初めこそリアナは任務に徹し、カールとも適度な距離を保っていた。
だが、日を追うごとにその距離は少しずつ縮まっていく。
「カール様、あの術式の解釈を聞いていただけます? あなたにだけ見せたいの」
「ねぇ、休憩中に少しお話ししない? 戦場以外のあなたも、きっと魅力的だから」
そう言って微笑む彼女に対し、カールは居心地悪そうにしながらも、冷たく突き放すことはなかった。断り方の不器用な男だと、セリアは思う。
そのたびに、セリアの心は揺れる。
何も言わず、ただ黙って剣の手入れをしていたが――
(私は……どうして、こんなに心がざわつくの?)
カールの隣に立てれば、それだけで良かった。彼の背中を追い、剣を振るう日々に満足していたはず。
なのに今は、胸が締め付けられるほど苦しい。
そして、旅の五日目の夜。
一行は森の中で野営をすることになり、焚き火を囲む形でそれぞれが座る。
静寂の中、薪がパチパチと燃える音だけが響いていた。
焚き火を挟んで向こう側、リアナがカールの方に身を寄せるように話しかけた。
「あなたの剣筋……まるで芸術のよう。私、戦いのたびに見惚れてしまうの。……こんなふうに感じたの、初めて」
その瞬間。
セリアの手にしていた小枝が「パキ」と鋭い音を立てて折れた。
カールは何も言わない。ただ、ちらりとセリアの方を一瞬だけ見た。その視線が何を意味していたのか、セリアにはわからなかった。
それでも、胸の奥がざわついて止まらない。
(私……あの子に嫉妬してる)
ようやく自覚したその感情に、セリアは驚き、自分の頬が熱を帯びていくのを感じた。
そして夜が更け、眠りにつこうとしていたその時。
静けさを破って、カールの低い声が聞こえてきた。
「……怒ってるのか?」
「別に」
「いや、怒ってるな」
セリアはそっぽを向いたまま、ふいっと口を尖らせた。普段は決して見せない、拗ねたような顔。自分でも、こんな子どもじみた表情をしているとは思っていなかった。
「だって、あの子……あなたにばっかり……」
言いかけて、はっと口をつぐむ。
その続きは言葉にできなかった。でも、もう自分の中でははっきりしている。
――私は、カールが好き。
ただの相棒でも、仲間でもない。もっと近くにいたい。誰にも渡したくない。
そんな思いを、セリア自身がようやく認めた瞬間だった。
カールは、焚き火越しにそっと微笑んだ。
「お前でも、そういう顔するんだな」
「うるさい……!」
セリアは顔を伏せた。けれど、熱くなる頬は隠しきれない。
そして、次にカールが言った言葉が――セリアの胸に深く、温かく突き刺さる。
「……でも、安心しろ。俺の隣にいるのは、お前だ」
「……ほんと?」
その問いは、セリアの心の奥から絞り出されたものだった。
「ああ。リアナは強い魔術師だ。頼もしい仲間だと思ってる。でも……俺の剣が向くのは、お前の隣だけだ」
焚き火の灯りが、カールの真剣な表情を照らす。
セリアは何も言えず、ただその言葉を心に刻み込んだ。
しばらくして、彼女はぽつりと呟く。
「……じゃあ、私……もっと強くなる。あなたが、他の誰も見ないくらいに」
それは、セリアにとって初めての“恋の誓い”。
カールは静かにうなずいた。
「なら、俺も負けないさ」
焚き火の揺らめく光が、二人の影を重ねる。
その影は、まるで寄り添うように一つになって――
こうして、想いは確かに繋がった。
まだ言葉にはならない恋だった。
けれど、確かに“ここに在る”と、互いに信じられるほどの。
夜の森に、静かに風が吹き抜けていった。
***
翌朝、リアナが起きたとき。
セリアはすでに訓練を始めていた。その剣先には、確かな意志と誇り、そして嫉妬の炎すらも宿していた。
それを見て、リアナはふっと微笑む。
「……そう簡単には譲ってくれないのね。」
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