小さいぼくは最強魔術師一族!目指せ!もふもふスローライフ!

ひより のどか

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番外編 ドラゴンさんとクリスマス!

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「せばしゅーっ」
『めありーっ』
『あっ、ダメよ!二人とも走っちゃうとっ』

バタバタバタとおうちの中を元気に走るのはフィリーとミュリー。それをおうちの中を走っちゃうとダメだと止めながらけっきょく二人を止めるために走っているお姉ちゃんのルゥリー。

『あらら、三人とも止まらないと⋯⋯』
目の前を駆け抜けていく仲良し三きょうだいを窘めるフェンリルのフェルリーの声も虚しく

『坊っちゃま、嬢ちゃま』にこり
『お家の中は走ってはダメでございますよ』にっこり

きゅきゅきゅきゅーっ
「『あいっ』」ぴしっ
『はいっ』ぴしっ
「『『ごめんちゃい(ごめんなさい)』』」

『よろしい』
仲良し三きょうだいの前に有無を言わさぬ笑顔で立つのは、犬耳、しっぽもツヤツヤのイケおじ執事セバスことセバスチャンと、
『ルゥリーお嬢様は止めようとしてらっしゃったようですが、一緒に走ってはいけませんでしたね』
猫耳、しっぽが可愛らしいメイドのメアリー。

『はぁい。ごめんなさい。ほらね。二人ともだから言ったでしょ?』
「あい。ねぇたま」ぺこり
『ごめしゃい』ぺこり
素直に謝る良い子の三人。

『セバスもメアリーもこのやんちゃ三人をしつけるのも大変ね』
『何をおっしゃいます。フェルリー様』
『私たちにとって、皆様とご一緒できるのは至上の喜びでございます』
『あらそう?ふふ、まあ、退屈はしないわよね』
なんやかんや、みんな仲良し三きょうだいが大好き。

『それで、フィリー坊っちゃま、ミュリー嬢ちゃま、私共に何かごようでしょうか?』
『何かございましたか?』
セバスとメアリーが聞くと

「あっ!しょうらったのら!せばしゅ!めありー!あれ、だしてなのら!」
『らしてらして!』

『『あれ?』』
はて?あれとは?

『フィリー、みゅりー、それじゃ分からないわよ』ちっちっ
さすがお姉ちゃん。分かってます。
「え?しょう?」
『どちて?』
『そりゃあ、二人の考えてることが分かるスキルを持ってる訳じゃないんだから、ちゃんと説明しないと、分からないでしょ?』
「ふおおぉぉぉ」
『しょっかぁ』
「『ねぇたま、しゅご~い』」ぱちぱち
『そりゃあ、おねえちゃんだもの』えっへん!
「『しゅご~い』」ぱちぱちぱち
『もっとほめていいのよ~』えっへん!

『ほらほら、三人ともそれくらいにして、そろそろちゃんと説明してあげないと、セバスたちが困ってるわよ』

「『『ふあっ!』』」
「『ごめんちゃい』」ぺこ
『ごめんなさい』ぺこ

『いえいえ』
『それで、あれとは何のことでございますか?』
出来る執事とメイドはこんなこと慣れっこ!

『あのね、お外見たら雪降ってたの。そしたら、フィリーがね』
「くりしゅましゅなのら!」
『くりしゅましゅよ!』
『って言い出してね。ほら、雪降ると毎年ママと父様が木をキラキラにしてくれたでしょ』

『ああ、遥か昔にこの国に使わされた聖女様が広めたという異世界のお祭りでしたね』
『たしか、クリスマスツリーとか言うのを飾って、ご馳走を食べて、プレゼントを交換するというお祭りでしたかしら?』
「しょう!」
そうなのだ。この世界、僕の他にも転生者がいたらしいのだ。おかげでこの世界でもクリスマスができるのだ!

「あれくしゃんちゃちも、ごしょうたいしゅるのら!」
『ごしょうちゃいしゅりゅにょ!』
『そうなの。せっかくドラゴンさんたちとお友達になったんだから、みんなでパーティーしたいと思ったのよ』
ドラゴンさんたちとパーティーきっと楽しいのだ!

『なるほど。皆さんと交流を深める為にも良いかもしれませんね』
『それで、あれというのはツリーの飾りのことでしょうか?』
「『『しょう(そう)!』』」
せっかくだからキラキラにしたいのだ。

『そうですね。でも、このお屋敷ではドラゴンさん達には手狭でしょうから、アレク様にお庭をお借りしてよろしいか確認を取りませんと』
『それに、雪の降るお庭は寒いですわ。その対策もしませんといけませんわ』

「『『あ』』」
「しょこまれは~」
『考えてなかったわね』
『あい』
しゅんっと分かりやすく落ち込む仲良し兄弟。

『まあ、それは多分何とかなるんじゃない?』
「『ふぇるるん?』」
『ほんとに?』
何とかなる?

『ええ。レイリーの魔道具があった気がするし、それにドラゴンさんたちの魔法でも何とかなりそうじゃない?レッドドラゴンの得意魔法は火でしょう』

「『『ふおおぉぉぉっ』』」
「『ふぇるるん、てんしゃい!』」
『フェルリーにしてはやるわね』ふふん

『フィリー、ミュリーはいい子ね。ルゥリー、あなたは二人の可愛さを見習いなさい』
『え~私だってかわいいでしょ?』
「『ねぇたま!かあい~♪』」ぱちぱち
『ありがとう~♪』くるん♪
『はいはい。分かったから、アレクさんとこ行きましょ』
「『『あ~い(は~い)』』」

もちろん、アレクさんから快く使用許可をもぎ取った三人兄弟。

「『『めりーくりしゅましゅーっ(メリークリスマスーっ)』』」ぱんぱんっ
派手にクラッカーを鳴らして仲良し三きょうだい、いや、ちびっこサンタさんたちの登場!

『『『『『かわいい~♪』』』』』
『かわいいっすね』
里のドラゴンさんたちはもちろん、グレたんももちろんご招待!

『フィリーも私たちとお揃いで良かったのに~』
『あい。にいたま、いっちょがよかっちゃにょ』
「いやなのら!ぼくはおちょこのこなのら!」
『ふふ。フィリーったら、ルゥリーとミュリーにズボン隠されて涙目だったものね』
「ひどいのら⋯⋯ふぇるるん、ありがちょなのら」
『どういたしまして』
ふぇるるんがズボン見つけてくれたのら。でも、ワンピースはお揃いにされちゃったから、メアリーにベルトつけてもらったのら。

『三人とも、お庭の飾りつけも素敵でしょ?褒めて褒めて♪』
「『どり~♪』」ぎゅむ~
『ボクらのことも忘れないでよね!高いところはボクら大活躍だったんだからね!』ふふんっ
『はいはい。ルビーたちもご苦労さま』
『なんだよ。ルゥリーはかわいくないなぁ。フィリー、ミュリー慰めてよ~』
「『りゅび~♪』」ぎゅう
お庭はドリアードのドリーと、ドリーが一緒に連れてきたカーバンクルのルビーや、森の動物さんたちが大活躍!
庭の木の上から下まで魔石を使った色とりどりのライトやリボン、色んな飾りを飾りまくった!
「とおってもきりぇ~なのら!ありがちょなのら!」
『ありがちょ~なの!』
『ありがとう~♪』
『『『『『いえ~い♪褒められた~♪』』』』』
小さなお友達たちも大喜び!

『ルゥリー、フィリー、ミュリー、今日はご招待ありがとう』
「『『あれくしゃん(アレクさん)!』』」
「こちりゃこしょなのら!」
『お庭貸してくれてありがとう!』
『ありがちょ』
『いやいや、こちらこそ。こんなに大変だったろうに。我々の料理まで』
「しょれは、せばしゅとめありーなのら」
『あの二人はママの無茶ぶりに慣れてるからなんでも出来るのよ!だけど、さすがにあんなおっきなチキンとケーキは初めて見たわ!』
『しゅごいにょ!』
『ハハハ⋯⋯あれは、チキンではなくコカトリスだな』
「『うにゅ?』」
『でも、鳥でしょ?』
『まあ、鳥といえば鳥だろうか?』
お庭に用意されたドラゴンさんたちのご馳走はどれもみんなぼくらより大きいのら!
『うん。まあ、さすがレイリーの仲間というべきか⋯』
コカトリスは大型の高ランクの魔物。本来は高ランク冒険者が何人かで討伐出来るかどうかという物なのだが、セバスとメアリー、只者ではないな⋯⋯

「こほんっ!れは、ぼくらからぷりぇじぇんちょなのら」
『みんな、お空に注目よ!』
『がんばりゅにょ!』

『プレゼント?』
『なになに?』
お友達になったドラゴン兄弟のジュードとジェードがプレゼントと聞いて近寄って来た。

「あぶにゃいかりゃ、はにゃれりゅのら」
『『?  わかったよ』』
今から魔法使うからね!

「いくのら!」
『『おー!』』

この日のためにお星様がついたステッキも用意したのら!もちろん三人おそろいなのら!

三人輪になって真ん中でおててを重ねて、もう片方のおててで杖を空に突き上げたら、クルクル回って

「おしょらに!」
『おはにゃ!』
『咲かせましょ!』
「『『しょーりぇ(そーれ)!』』」

ひゅるるる~⋯⋯ぱぁんっ!

『『『『『うわぁ~!』』』』』

「『『しょーりぇ(そーれ)っ!』』」

ぱぁんっ!ぱぁんっ!

『おお!これは素晴らしいな』

そう!お空に上げたのは大輪の花火!

「みんにゃに」
『ぷりぇじぇんちょ』
『大成功!かしら?』
「『かちりゃ?』」
みんな喜んでくれたかな?そう思ってみんなの方を見ると

『ああ、大成功だ』
『ありがとうね』
『『『『『ありがとう!』』』』』
みんなニコニコ!よかったのら!

「だいしぇいこうらって!」
『やっちゃあ!』
『やったわね!それじゃあ、最後に特大の』
「『『しょーれっ(そーれっ)!!』』」

ひゅるるる~⋯どっか~ん!

『『『『『わああああっ』』』』』

最後に特大の花火を上げて、ぼくたちのクリスマスは大成功だったのだ!

「めりーくりしゅましゅ!」
『『『『メリークリスマス!』』』』

☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お久しぶりです。数ヶ月ぶりの更新です。番外編ですが(^_^;)
昨日更新した『転生初日に』の後書きと、近況報告でも触れましたが、今年は本当に色々ありまして⋯まだ立ち直れてない感じで、書けそうな時に書けそうな物を書く感じになりそうです。更新遅いと思いますが、よろしくお願いします。

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