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14 さすが⋯⋯
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三きょうだいの長女ルゥリーがお家を『召~喚!』ドーン!と出して、ドリアードのドリーがお庭を『え~い!』と出して、フィリーたち三きょうだいが、仲間やおともだちとキャッキャと再会を喜んでいると⋯⋯
『嬢ちゃま方、坊っちゃま、そろそろよろしいでしょうか?』
『皆さんが困っておいでですよ』
『え?』
「『うにゅ?』」
困る?誰がなのだ?
『あちらの皆様ですよ』
『ドラゴン様方が先程から固まっていらっしゃいますよ』
執事のセバスと、メイドのメアリーがアレクさんの後ろで揃ってパカッと口を開けたまま固まっているドラゴンさんたちを示した。
『あっ!』
「『ふあっ!』」
『忘れてたわね~』
「『わしゅりぇちゃった』」
「のら~」
『ねぇ~』
みんなに会えたのが嬉しくて忘れちゃったのだ!てへっ
『なになに~?うわお!ドラゴンがたくさんだね~』すい~
「あっ!りゅびー!」
カーバンクルのルビーがすい~っとドラゴンさんたちの方に飛んでったと思ったら、みんなの頭の上をくるくる飛び回ってるのだ。
『ふ~ん。君がこのドラゴンたちの長かな?オーラがほかのドラゴンたちと大違いだ。だいぶ抑え込んでるみたいだけどさ』
あっ!今度はアレクさんの顔の前で腕を組んでぷかぷか浮かんでるのだ。
『ああ。そうだ。アレクサンドロスという。レイリーやフィリーたちにはアレクと呼ばれているな。ルビー殿、よろしく頼む』
アレクさん、あんなかっこのルビーにもちゃんとしてるのだ。
真面目なアレクさんがルビーに挨拶すると
『殿なんてよしてよ~。僕そんなガラじゃないしさ。ルビーでいいよ。それによろしくしてもらうのは僕たちなんだからさ。勝手に大勢で押しかけちゃってごめんよ。でも、僕たちフィリーたちから離れたくないんだ。僕たちのことも受け入れてくれたら嬉しいな。よろしく頼むよ』ペコ
ルビーが今度はぺこって頭さげたのだ!あれ?ドリーもなのだ?
ふわりとその横にやってきたのはドリアードのドリー。
『私からも改めてお願いするわ。さっきは勢いに任せるようにしてお庭出しちゃったし、だまし討ちしたみたいで私も一応反省してるのよ。でも、私たちもフィリーたちが心配だったし、なによりルビーも言った通り、フィリーたちと一緒にいたいのよ。お願い。私たちもこちらにいさせて』ぺこり
真摯に頭を下げるルビーとドリー。
「どりーぃ」うるる
『りゅびーぃ』うりゅりゅ
『いつもふざけてばかりの二人が真面目になってるわ』
『ルゥリー、さすがに今それは失礼よ』
『違うわよ!フェルリー。驚いてもいるけど、感動してるの!』うる~ぅ
『なら良いかしら?』
そんな二人を見て感動して目をうるうるさせる三きょうだい!
『頭を上げてくれ。こんなにフィリーたちを思ってくれる者たちが仲間になってくれるなら、こんな嬉しく頼もしいことはない。こちらこそよろしく頼む』
『うん!よろしくね!』ニカッ
『ありがとう。よろしくお願いするわ』にこっ
『ああ。共にフィリーたちを見守っていこう』にこり
ここに頼もしい見守り隊が誕生した!
『私どものこともお忘れなく。どうぞよろしくお願い致します』
『私たちも微力ながら、お嬢様たちをお守りする所存でございます』
セバスとメアリー、そしてドリーが連れてきた動物や妖精たちも並んで頭を下げていた。
「『みんにゃ~』」うりゅうりゅ
『し、仕方ないわねぇ。そんなに言うなら守られてあげる!』ふんっ
「『ねぇたま⋯⋯』」
『ルゥリー、あんたねぇ』ふ~ぅ
ねぇたま素直じゃないのだ。嬉しいくせに、腕組みしてそっぽ向いてもお耳まで真っ赤っかなのだ。ツンデレがバレバレなのだ。
『でも、私たちもみんなを守るんだからね!』ふんすっ
「ねぇたま!ぼくみょ!」
『みゅりーみょ!みゅりーみょ!』
『そうね!みんなで守りましょうね!』にこっ
「『あい!』」にこにこ
守られるより守りたいのだ!
『はぁ~まったく、この子たちは⋯⋯ちょっと位おとなしくしていてくれてもいいのよ?』
ふぇるるん、それはねぇたまには無理なのだ!
『フィリーもでしょ⋯⋯』
あれれ?そんなことないはずなのだ。
「ぼくはおちょなしいとおもうのら」
『ルゥリーと比べてじゃだめなのよ』
「むぅ~じゃあ、まま⋯⋯」
『レイリーはもっとダメよ』キッパリ
『『『『『うんうん』』』』』
「うにゅ~」
全部言わせてもらえなかったのだ。しかも、ふぇるるんだけじゃなくて、まわりのみんなまで頷いてるのだ。
『フィリー坊っちゃま。坊っちゃまは確かに同年代のお子様に比べれば、聡明でいらっしゃいますし、落ち着きもございますよ。ですが』
『魔法に関しては、理性が負けてしまった時の爆発力はご姉弟の中でも一番でございますね』
「ふぎゅっ。しょ、しょんなこちょ⋯⋯」
『あるわね』
『あい!にぃたま、いっちばんなにょ!』
『そうね』
「ふぎゅう~⋯⋯」
そ、そんなことないはず⋯⋯はずなのだ?
『まあまあ♪そんなのなんだっていいじゃないさ』
『そうよねぇ。この三きょうだいがやりすぎなのは今更よね♪』
『その通りね』
「『『むぅ~ぅぅ』』」
ルビーもドリーもふぇるるんもひどいのだぁ
『ふっ、見事に唇がとんがっているな』
アレクさん。ぼくたちタコさんじゃないのだ。
パンパン
『さあ、お話はその辺で』
『皆さま、お茶にいたしましょう』
『アレク様。お庭をお借りしてもよろしいでしょうか?』
『皆様にはレイリー様の命により、ドラゴン仕様の茶器をご用意しておりますので』
できる執事セバスと、メイドのメアリー。このままではいつまでもこのままだと悟り、さりげなく場を仕切り出した。しかもドラゴンさんたちの食器もあるみたい。
『あ、ああ。大丈夫だ。なんなら我らも人型なり、小さくなり、変化することが出来るぞ。まあ、子らはまだできぬ子もいるが』
『左様でございますか?』
『それでしたら、お嬢様方と同じものをお召し上がりいただけますね』
「ぼくりゃちょ、いっちょ?」
『ありぇくしゃんみょ?』
『ああ。そうだぞ』
「『しゅご~』」わくわく
みんなぼくたちみたいになるのだ?ドラゴンさんたちすごいのだ!どんな風になるのかな?
『子どもはまだって言ってたけど、二人はどうなの?』
ねぇたまがぼくたちとお友だちになってくれたジュードとジェードに聞いてるのだ。ぼくも気になるのだ!
『んっとね、ぼくたちはまだできないんだ』
『魔力をうまく使えるように練習してるところなんだよ』
残念そうなのだ。
『そうなの?でも練習してるんでしょ?えらいじゃない!なのになんで落ち込んでるの?』
『『うん⋯⋯』』
そうなのだ。なんで落ち込んでるのだ?
『この子たちはまだ練習を始めたばかりなんだけどね?中々自分の中の魔力を感じ取れないみたいなのよ』
『そうなんだよ。どうも俺に似ちまったみたいなんだよな』
『あら、あなた帰ってたのね。お帰りなさい』
『『お父さん。おかえり~』』
『ああ、ただいま。何か知らんがとんでもない魔力を感じたんでな。慌てて狩りを切り上げて戻ってきたんだよ』
『そうだったのね。あ、この子たちはレイリーとフィルの子で』
『ああ。ここに来るまでにきいた。ルゥリーに、フィリーにミュリーだな。俺はこの子らの父親でフルグライトって言うんだ。よろしくな』
『あら、そういえば私もまだ名乗ってなかったわね。私はエメラルドよ』
「『あい!』」
『よろしくね!』
ジェードたちのパパさん!強そうなのだ!まりょくもたくさんありそうなのに
『まほー、にがてなのら?』
意外なのだ!
『そうなんだよ。俺は細かい操作が苦手でな?こう、拳に雷撃を纏わせてドカン!とやるような力業なら得意なんだけどな』
『そんな感じだから人化しても私みたいにならないのよね』
『そうなんだよ』ぴかーっ
「『『ふおお~⋯お?』』」
変身なのだ~。あれれ?でも~?
『ほらな?』
「ちゅばしゃ?」
『ちっぽみょ!』
『角も出てるわね』
そう。なんだか、翼とかが中途半端に出てるのだ。ママさんは綺麗に消えてるのに。
『そうなんだよ。だから人間の街に買い物とかも行きにくくてなぁ。買い物とかはエメラルドに任せて、俺は狩りに行ってるってわけだ』
「『『にゃるほぢょ(なるほど)~』』」
『フィリー、見えた?』
「あい。もっちゃいないのら」
『そうよねぇ』
『ねぇたま、にぃたま、どばーにぇ?』
「『うんうん』」
もうひといきなのだな。
『見えた?』
『もったいない?』
『『どういうこと?』』
ドラゴン家族が仲良く同じ角度で頭をこてんって傾けてるのだ。
『まあまあ、まずはお茶をどうぞ』
『お子様たちにはこちらのジュースをどうぞ。お菓子もございますよ』
そう言ってセバスとメアリーが持ってきてくれたのは
『『あ、ありがとう』』ビクッ
『『わあ~すご~い』』キラキラ
『さすセバね』
「しゃすめあなのら」
『しゃしゅにゃのら~♪』
『『恐縮でございます』』
セバスは右手に自分の頭くらいの大きさのほかほかと湯気のたつティーカップをふたつ乗せたトレーを。左手には山盛りになったなどサンドイッチなどの軽食を。
メアリーは右手と左手にミュリーサイズの取っ手付きのジュースが入ったコップを。
そして、セバスと、メアリーそれぞれの頭の上にはやはり山盛りのマドレーヌやカップケーキなどの焼き菓子。
さらに、しっぽにはフィリーたちようのジュースと焼き菓子が乗ったトレーを載せていた⋯⋯
『フェルリー、あれはどうなっているのだ?』ヒクヒク
『さあ?セバスとメアリーだからね』
『そうか。優秀なのだな⋯⋯いや、優秀の一言で片して良いのだろうか?』
『考えたら負けよ』
『そうか⋯⋯』
ドラゴンさんたちを困惑させドン引きさせるあたり、やっぱりセバスとメアリーもフィリーたちの家族なのです。
『『恐縮でございます』』
『いえ、褒めてはないと思うわよ?』
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
毎度、大変あいだが開きましてすみません。
これからもよろしくお願い致します。
サーヤや、おばあちゃん、のんちゃんもよろしくお願い致します。
お気に入りや、いいね、エールなども感謝しております。ありがとうございます。
『嬢ちゃま方、坊っちゃま、そろそろよろしいでしょうか?』
『皆さんが困っておいでですよ』
『え?』
「『うにゅ?』」
困る?誰がなのだ?
『あちらの皆様ですよ』
『ドラゴン様方が先程から固まっていらっしゃいますよ』
執事のセバスと、メイドのメアリーがアレクさんの後ろで揃ってパカッと口を開けたまま固まっているドラゴンさんたちを示した。
『あっ!』
「『ふあっ!』」
『忘れてたわね~』
「『わしゅりぇちゃった』」
「のら~」
『ねぇ~』
みんなに会えたのが嬉しくて忘れちゃったのだ!てへっ
『なになに~?うわお!ドラゴンがたくさんだね~』すい~
「あっ!りゅびー!」
カーバンクルのルビーがすい~っとドラゴンさんたちの方に飛んでったと思ったら、みんなの頭の上をくるくる飛び回ってるのだ。
『ふ~ん。君がこのドラゴンたちの長かな?オーラがほかのドラゴンたちと大違いだ。だいぶ抑え込んでるみたいだけどさ』
あっ!今度はアレクさんの顔の前で腕を組んでぷかぷか浮かんでるのだ。
『ああ。そうだ。アレクサンドロスという。レイリーやフィリーたちにはアレクと呼ばれているな。ルビー殿、よろしく頼む』
アレクさん、あんなかっこのルビーにもちゃんとしてるのだ。
真面目なアレクさんがルビーに挨拶すると
『殿なんてよしてよ~。僕そんなガラじゃないしさ。ルビーでいいよ。それによろしくしてもらうのは僕たちなんだからさ。勝手に大勢で押しかけちゃってごめんよ。でも、僕たちフィリーたちから離れたくないんだ。僕たちのことも受け入れてくれたら嬉しいな。よろしく頼むよ』ペコ
ルビーが今度はぺこって頭さげたのだ!あれ?ドリーもなのだ?
ふわりとその横にやってきたのはドリアードのドリー。
『私からも改めてお願いするわ。さっきは勢いに任せるようにしてお庭出しちゃったし、だまし討ちしたみたいで私も一応反省してるのよ。でも、私たちもフィリーたちが心配だったし、なによりルビーも言った通り、フィリーたちと一緒にいたいのよ。お願い。私たちもこちらにいさせて』ぺこり
真摯に頭を下げるルビーとドリー。
「どりーぃ」うるる
『りゅびーぃ』うりゅりゅ
『いつもふざけてばかりの二人が真面目になってるわ』
『ルゥリー、さすがに今それは失礼よ』
『違うわよ!フェルリー。驚いてもいるけど、感動してるの!』うる~ぅ
『なら良いかしら?』
そんな二人を見て感動して目をうるうるさせる三きょうだい!
『頭を上げてくれ。こんなにフィリーたちを思ってくれる者たちが仲間になってくれるなら、こんな嬉しく頼もしいことはない。こちらこそよろしく頼む』
『うん!よろしくね!』ニカッ
『ありがとう。よろしくお願いするわ』にこっ
『ああ。共にフィリーたちを見守っていこう』にこり
ここに頼もしい見守り隊が誕生した!
『私どものこともお忘れなく。どうぞよろしくお願い致します』
『私たちも微力ながら、お嬢様たちをお守りする所存でございます』
セバスとメアリー、そしてドリーが連れてきた動物や妖精たちも並んで頭を下げていた。
「『みんにゃ~』」うりゅうりゅ
『し、仕方ないわねぇ。そんなに言うなら守られてあげる!』ふんっ
「『ねぇたま⋯⋯』」
『ルゥリー、あんたねぇ』ふ~ぅ
ねぇたま素直じゃないのだ。嬉しいくせに、腕組みしてそっぽ向いてもお耳まで真っ赤っかなのだ。ツンデレがバレバレなのだ。
『でも、私たちもみんなを守るんだからね!』ふんすっ
「ねぇたま!ぼくみょ!」
『みゅりーみょ!みゅりーみょ!』
『そうね!みんなで守りましょうね!』にこっ
「『あい!』」にこにこ
守られるより守りたいのだ!
『はぁ~まったく、この子たちは⋯⋯ちょっと位おとなしくしていてくれてもいいのよ?』
ふぇるるん、それはねぇたまには無理なのだ!
『フィリーもでしょ⋯⋯』
あれれ?そんなことないはずなのだ。
「ぼくはおちょなしいとおもうのら」
『ルゥリーと比べてじゃだめなのよ』
「むぅ~じゃあ、まま⋯⋯」
『レイリーはもっとダメよ』キッパリ
『『『『『うんうん』』』』』
「うにゅ~」
全部言わせてもらえなかったのだ。しかも、ふぇるるんだけじゃなくて、まわりのみんなまで頷いてるのだ。
『フィリー坊っちゃま。坊っちゃまは確かに同年代のお子様に比べれば、聡明でいらっしゃいますし、落ち着きもございますよ。ですが』
『魔法に関しては、理性が負けてしまった時の爆発力はご姉弟の中でも一番でございますね』
「ふぎゅっ。しょ、しょんなこちょ⋯⋯」
『あるわね』
『あい!にぃたま、いっちばんなにょ!』
『そうね』
「ふぎゅう~⋯⋯」
そ、そんなことないはず⋯⋯はずなのだ?
『まあまあ♪そんなのなんだっていいじゃないさ』
『そうよねぇ。この三きょうだいがやりすぎなのは今更よね♪』
『その通りね』
「『『むぅ~ぅぅ』』」
ルビーもドリーもふぇるるんもひどいのだぁ
『ふっ、見事に唇がとんがっているな』
アレクさん。ぼくたちタコさんじゃないのだ。
パンパン
『さあ、お話はその辺で』
『皆さま、お茶にいたしましょう』
『アレク様。お庭をお借りしてもよろしいでしょうか?』
『皆様にはレイリー様の命により、ドラゴン仕様の茶器をご用意しておりますので』
できる執事セバスと、メイドのメアリー。このままではいつまでもこのままだと悟り、さりげなく場を仕切り出した。しかもドラゴンさんたちの食器もあるみたい。
『あ、ああ。大丈夫だ。なんなら我らも人型なり、小さくなり、変化することが出来るぞ。まあ、子らはまだできぬ子もいるが』
『左様でございますか?』
『それでしたら、お嬢様方と同じものをお召し上がりいただけますね』
「ぼくりゃちょ、いっちょ?」
『ありぇくしゃんみょ?』
『ああ。そうだぞ』
「『しゅご~』」わくわく
みんなぼくたちみたいになるのだ?ドラゴンさんたちすごいのだ!どんな風になるのかな?
『子どもはまだって言ってたけど、二人はどうなの?』
ねぇたまがぼくたちとお友だちになってくれたジュードとジェードに聞いてるのだ。ぼくも気になるのだ!
『んっとね、ぼくたちはまだできないんだ』
『魔力をうまく使えるように練習してるところなんだよ』
残念そうなのだ。
『そうなの?でも練習してるんでしょ?えらいじゃない!なのになんで落ち込んでるの?』
『『うん⋯⋯』』
そうなのだ。なんで落ち込んでるのだ?
『この子たちはまだ練習を始めたばかりなんだけどね?中々自分の中の魔力を感じ取れないみたいなのよ』
『そうなんだよ。どうも俺に似ちまったみたいなんだよな』
『あら、あなた帰ってたのね。お帰りなさい』
『『お父さん。おかえり~』』
『ああ、ただいま。何か知らんがとんでもない魔力を感じたんでな。慌てて狩りを切り上げて戻ってきたんだよ』
『そうだったのね。あ、この子たちはレイリーとフィルの子で』
『ああ。ここに来るまでにきいた。ルゥリーに、フィリーにミュリーだな。俺はこの子らの父親でフルグライトって言うんだ。よろしくな』
『あら、そういえば私もまだ名乗ってなかったわね。私はエメラルドよ』
「『あい!』」
『よろしくね!』
ジェードたちのパパさん!強そうなのだ!まりょくもたくさんありそうなのに
『まほー、にがてなのら?』
意外なのだ!
『そうなんだよ。俺は細かい操作が苦手でな?こう、拳に雷撃を纏わせてドカン!とやるような力業なら得意なんだけどな』
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『そうなんだよ』ぴかーっ
「『『ふおお~⋯お?』』」
変身なのだ~。あれれ?でも~?
『ほらな?』
「ちゅばしゃ?」
『ちっぽみょ!』
『角も出てるわね』
そう。なんだか、翼とかが中途半端に出てるのだ。ママさんは綺麗に消えてるのに。
『そうなんだよ。だから人間の街に買い物とかも行きにくくてなぁ。買い物とかはエメラルドに任せて、俺は狩りに行ってるってわけだ』
「『『にゃるほぢょ(なるほど)~』』」
『フィリー、見えた?』
「あい。もっちゃいないのら」
『そうよねぇ』
『ねぇたま、にぃたま、どばーにぇ?』
「『うんうん』」
もうひといきなのだな。
『見えた?』
『もったいない?』
『『どういうこと?』』
ドラゴン家族が仲良く同じ角度で頭をこてんって傾けてるのだ。
『まあまあ、まずはお茶をどうぞ』
『お子様たちにはこちらのジュースをどうぞ。お菓子もございますよ』
そう言ってセバスとメアリーが持ってきてくれたのは
『『あ、ありがとう』』ビクッ
『『わあ~すご~い』』キラキラ
『さすセバね』
「しゃすめあなのら」
『しゃしゅにゃのら~♪』
『『恐縮でございます』』
セバスは右手に自分の頭くらいの大きさのほかほかと湯気のたつティーカップをふたつ乗せたトレーを。左手には山盛りになったなどサンドイッチなどの軽食を。
メアリーは右手と左手にミュリーサイズの取っ手付きのジュースが入ったコップを。
そして、セバスと、メアリーそれぞれの頭の上にはやはり山盛りのマドレーヌやカップケーキなどの焼き菓子。
さらに、しっぽにはフィリーたちようのジュースと焼き菓子が乗ったトレーを載せていた⋯⋯
『フェルリー、あれはどうなっているのだ?』ヒクヒク
『さあ?セバスとメアリーだからね』
『そうか。優秀なのだな⋯⋯いや、優秀の一言で片して良いのだろうか?』
『考えたら負けよ』
『そうか⋯⋯』
ドラゴンさんたちを困惑させドン引きさせるあたり、やっぱりセバスとメアリーもフィリーたちの家族なのです。
『『恐縮でございます』』
『いえ、褒めてはないと思うわよ?』
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
毎度、大変あいだが開きましてすみません。
これからもよろしくお願い致します。
サーヤや、おばあちゃん、のんちゃんもよろしくお願い致します。
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