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27 エルフ姉妹のお父さん
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遅くなってすみません。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
エルフ姉妹のお父さんに、何とか椅子に座ってもらい、話し合いを再開した。
『なるほど。少し前から精霊や妖精が喜んでいたのは、愛し子様が戻られたからなのですね。そして、まさか貴方が愛し子様のお祖母様とは⋯お会い出来ましたこと、光栄でございます』スッ⋯
ええ?
『あらあらまあまあ?頭を上げてくださいな。私はただのおばあちゃんですから、そんな頭を下げられるような者ではないのよっ』
なぜ頭を下げるの?
『いいえ。貴方がいて下さったから、今、愛し子様がいらっしゃるのです。ありがとうございます』
『そんな、私だけの力ではないですしっ』
こ、困ったわ、まだ頭を上げてくれないわっ
『ちょっと、神様方も何とかしてくださいな』
こういうのはどうしたらいいか分からないわッ
〖ん~でも事実だしね~〗
ええ?主神様っ裏切り者っ
〖ええ~?〗
ええ~じゃないわっ
〖レイ、事実なんだから認めなさいな。でも、このままだと話が進まないから、頭を上げてちょうだい〗
『は、はい』
ええ?魔神様まで~。でも良かった。やっと頭を上げてくれたわ。
『それで、我が娘たちを愛し子様をお守りするための修行の旅に同行させて頂ける。ということでしょうか?』
ん?今の言い方って
『え、ええと、こちらがお願いする側なのだけど、なんだか、もう行ってくれる感じに聞こえたような?』
『もちろんです!むしろ、こちらからお願い致します!』
『え?でも、危険かもしれないのよ?』
そんなキッパリと迷いなく?
『危険な目にでしたら、もう会いました』
『あ⋯』
そうか⋯先日の神罰の時
『もう二度と、あのようなことにならぬよう、強くならねばなりません。それは娘たちだけではなく、私たち大人も同様です』
『⋯』
真剣な目⋯
『まして、愛し子様のお力になるためとあれば、断る理由などあろうはずもございません。私もご一緒したいほどです』
『⋯それは、私としてもありがたいですが』
『ですが、私たちでは足でまといになりましょう』
『そんなことはっ』
『あるのですよ。私たちはエルフですので、見かけは若く見えますが、中身はそうは行きませぬ。体力の衰えなどはどうしても否めませぬ』
『⋯』
体力か⋯
『ですが、弓術や精霊魔法などはまだまだ若い者には負けませぬ。その点は娘たちはまだまだなのです。教えている最中にあのような事態になりまして、鍛錬も中止したままなのです。ですから、地上に下りるまで、しばしお時間を頂きたいのです』
『それはもちろんです。体調もまだ万全ではないと伺ってますし、それに私もまだ武神様や魔神様にご指導頂かないといけませんから』
できる限りのことをしてからでないと行けないわ。
『⋯弓術、レイも教わったらどうかの?』
『え?』
『え?』
天界樹様?下に降りること反対してらしたのに
『はぁっ⋯行くからには強くならねばならぬじゃろ』フンッ
『⋯』
天界樹様ったら⋯
『エルフの弓術は中々のものじゃよ。しかも、精霊魔法の使い手となれば、弓にも魔法を付与して戦うのであろう?』
天界樹様の問に
『その通りでございます。矢を用いず、魔力を矢にすることも可能でございます』
『やはり、かなりの使い手のようじゃの』
『ありがとうございます』すっ
『それから、精霊魔法は妾も共に教えよう。其方にもな』
『わ、私もでしょうか?』
エルフのお父さんの目がこれでもかというほど見開いた
『其方、かなり精霊に好かれておるからの。まだまだ伸びるであろ』ふっ
『せ、精霊の神であらせられる天界樹様からそのようなお言葉⋯あ、有り難き幸せ⋯』ぽたっ
『泣かずとも良い。其方たち家族は皆、精霊に好かれておる。心が清い証拠じゃ。妾はそういうもの達にこそ、きちんとした精霊魔法を修めて欲しいだけじゃ』にこ
『は、はい⋯』ぐすっ
あらあらまあまあ、何だかもらい泣きしちゃいそうだわ。
『レイ、何を他人事のような顔を⋯其方もじゃぞ』
『え?』
『其方も精霊魔法をまなぶのじゃ』
『ええ?』
私も?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
エルフ姉妹のお父さんに、何とか椅子に座ってもらい、話し合いを再開した。
『なるほど。少し前から精霊や妖精が喜んでいたのは、愛し子様が戻られたからなのですね。そして、まさか貴方が愛し子様のお祖母様とは⋯お会い出来ましたこと、光栄でございます』スッ⋯
ええ?
『あらあらまあまあ?頭を上げてくださいな。私はただのおばあちゃんですから、そんな頭を下げられるような者ではないのよっ』
なぜ頭を下げるの?
『いいえ。貴方がいて下さったから、今、愛し子様がいらっしゃるのです。ありがとうございます』
『そんな、私だけの力ではないですしっ』
こ、困ったわ、まだ頭を上げてくれないわっ
『ちょっと、神様方も何とかしてくださいな』
こういうのはどうしたらいいか分からないわッ
〖ん~でも事実だしね~〗
ええ?主神様っ裏切り者っ
〖ええ~?〗
ええ~じゃないわっ
〖レイ、事実なんだから認めなさいな。でも、このままだと話が進まないから、頭を上げてちょうだい〗
『は、はい』
ええ?魔神様まで~。でも良かった。やっと頭を上げてくれたわ。
『それで、我が娘たちを愛し子様をお守りするための修行の旅に同行させて頂ける。ということでしょうか?』
ん?今の言い方って
『え、ええと、こちらがお願いする側なのだけど、なんだか、もう行ってくれる感じに聞こえたような?』
『もちろんです!むしろ、こちらからお願い致します!』
『え?でも、危険かもしれないのよ?』
そんなキッパリと迷いなく?
『危険な目にでしたら、もう会いました』
『あ⋯』
そうか⋯先日の神罰の時
『もう二度と、あのようなことにならぬよう、強くならねばなりません。それは娘たちだけではなく、私たち大人も同様です』
『⋯』
真剣な目⋯
『まして、愛し子様のお力になるためとあれば、断る理由などあろうはずもございません。私もご一緒したいほどです』
『⋯それは、私としてもありがたいですが』
『ですが、私たちでは足でまといになりましょう』
『そんなことはっ』
『あるのですよ。私たちはエルフですので、見かけは若く見えますが、中身はそうは行きませぬ。体力の衰えなどはどうしても否めませぬ』
『⋯』
体力か⋯
『ですが、弓術や精霊魔法などはまだまだ若い者には負けませぬ。その点は娘たちはまだまだなのです。教えている最中にあのような事態になりまして、鍛錬も中止したままなのです。ですから、地上に下りるまで、しばしお時間を頂きたいのです』
『それはもちろんです。体調もまだ万全ではないと伺ってますし、それに私もまだ武神様や魔神様にご指導頂かないといけませんから』
できる限りのことをしてからでないと行けないわ。
『⋯弓術、レイも教わったらどうかの?』
『え?』
『え?』
天界樹様?下に降りること反対してらしたのに
『はぁっ⋯行くからには強くならねばならぬじゃろ』フンッ
『⋯』
天界樹様ったら⋯
『エルフの弓術は中々のものじゃよ。しかも、精霊魔法の使い手となれば、弓にも魔法を付与して戦うのであろう?』
天界樹様の問に
『その通りでございます。矢を用いず、魔力を矢にすることも可能でございます』
『やはり、かなりの使い手のようじゃの』
『ありがとうございます』すっ
『それから、精霊魔法は妾も共に教えよう。其方にもな』
『わ、私もでしょうか?』
エルフのお父さんの目がこれでもかというほど見開いた
『其方、かなり精霊に好かれておるからの。まだまだ伸びるであろ』ふっ
『せ、精霊の神であらせられる天界樹様からそのようなお言葉⋯あ、有り難き幸せ⋯』ぽたっ
『泣かずとも良い。其方たち家族は皆、精霊に好かれておる。心が清い証拠じゃ。妾はそういうもの達にこそ、きちんとした精霊魔法を修めて欲しいだけじゃ』にこ
『は、はい⋯』ぐすっ
あらあらまあまあ、何だかもらい泣きしちゃいそうだわ。
『レイ、何を他人事のような顔を⋯其方もじゃぞ』
『え?』
『其方も精霊魔法をまなぶのじゃ』
『ええ?』
私も?
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