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85 添い寝は任せて!⋯任せて?
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コンコンコン。
『どうぞぉ』
話し合いから一人先にサーヤの寝室に戻ってきたフゥは、そっとドアを開ける。
『精霊樹の精様、ありがとうございました。終わりました』
『そう。よかったわぁ』
『サーヤはどうでしたか?』
『大丈夫。寝てるわよぉ』
サーヤを覗き込むと、くまさんを抱きしめてすやすや寝ている。
『良かった』
ほっとしてため息が出る。
『フゥ、そんな顔しちゃダメよぉ』
ふふっと笑いながら精霊樹の精様がフゥに語りかける。
『え?』
精霊樹の精様?
『考えすぎちゃダメよぉ。伝わってしまうわよぉ?』
フゥはまるでその場にいたかのような言葉に、目を丸くする。
『聞こえていたんですか?』
『ふふふ、伊達に長く生きてないのよぉ?安心して。サーヤには聞こえてないわぁ』
『……』
ここに来るまでに、段々と不安になってしまっていたクゥは、感情を読み当てられて声も出ない。
『大丈夫よぉ。みんないるわぁ。みんなで協力すればいいの。一人で悩まないのよぉ』にっこり
『ありがとうございます。そうですよね。みんないますよね』
のんびりとした精霊樹の精様の言葉にフゥの心も少しずつほぐれていった。
『そうよぉ~ 美味しい物食べて、元気に遊ぶのよぉ。私たちの名前もつけてもらわないといけないしねぇ』
『ふふ。そうですね。またサーヤの不思議踊りが見れますよ』
『あらぁ。楽しみねぇ~』
ふふっと笑っていると
コンコンコン
『はぁい』
『どうぞ』
カチャ
ドアからのぞいたのはちびっこ同盟とクゥ。様子を見に来たらしい。
『二人とも、もう寝た方がいいですよ。添い寝はこいつらがするって張り切ってますしね。な?』
ハクの背中に乗ったちびっこ達にクゥが目をやると
『ぼくたちがいるから、サーヤさみしくないよね~』
ぴゅきゅ『『いっしょにねるの~』』
『またサーヤの顔掴まないようにな』
ぴゅきゅ~『『やらないよ~』』
『どうだかな?』
クゥが双子の頭をグリグリしていると
『ぼく用のお布団も欲しいな~。今日はここかな~』ぴょんっ
そう言って、ハクはベッドに飛び乗ると、サーヤの足元で丸まった。
ぴゅい『わたちも』ぱたぱた
きゅい『ぼくも~』ぱたぱた
モモとスイは、やっぱりサーヤの顔の両隣をキープ
『抱きつくなよ~』
ぴゅきゅ『『は~い』』
クゥが釘を刺します。けど、効き目はあるのか…
『『ぼくたちは』』
『『『このへん!』』』
フライ、フルー、妖精トリオは
サーヤの頭を取り囲むように陣取っていた。
『これ、明日動ける?』
『ダメじゃないか?』
『可愛いからいいんじゃなぁい?』くすくす
『さあ、そろそろ行きましょうか』
『『はい』』
精霊樹の精様が、フゥとクゥにそろそろ子供たちは寝る時間だからと促す。
『みんなおやすみなさい』
『『おやすみ』』
みんなを撫でながらお休みの挨拶をすると、ちびっ子たちも…
『おやすみなさ~い』
ぴゅいきゅい『『おやすみ~』』
『『またあしたね~』』
『『『おやすみなさい』』』
眠そうなちびっ子たちの返事を聞いて、パタンとドアを閉めた。
そして、翌朝…ピチチッ
「ふわぁ~ぁ」
鳥さんの声が聞こえます。よく寝ました…やっぱり温泉はいいな。抱っこしたくまさんを見ようとしたら、動けません。
昨日より動けません。
あ、あれ?金縛り?目も見えないよ?だ、だれか助けて~
その時、コンコン。かちゃっとドアが開きました。
『サーヤ、みんな』
『おはよう~』
フゥとクゥの声がします。ふたりなら何とかしてくれるかも!必死で助けを呼びます。
「た、たしゅけて~」
よかったです。声は出ました。でも、何か柔らかいのが鼻と口に当たります。
『え?わーっ!』
『きゃーっ!』
『『サーヤ~っ!!』』
二人の悲鳴が響き渡ったとたん、バタバタとたくさんの足音が聞こえてきました。
〖どうしたの!?まあ!〗
『どうした!?あっ!』
『何事だ!?あっ!』
慌てて部屋に飛び込んできたジーニ様、アルコン様とギン様が見たものは
「たしゅけちぇ~」
ちびっ子だらけで動けないサーヤ!
〖キャーっ!サーヤが潰れてるーっ!〗
『『こら!』』
『みんな起きなさい!』
『サーヤをはなしなさい!』
大人たちが五人がかりでちびっ子たちを起こそうとしたり、引き離そうとするが
〖すごいわね、ビクともしないわよ!どうしてなの?〗
さすがのジーニ様も焦っていると
『どうしたのぉ?あらまぁ~』
精霊樹の精様も遅れてやって来ました。
「まっくりゃ~、うごけにゃい~」
『そりゃそうでしょうねぇ~』
ちびっこ同盟に埋もれているサーヤを見て精霊樹の精様ひとこと。
〖何を呑気に!?あんたも手伝いなさい!〗
『えぇ~』
足元に丸まって寝ていたはずのハクはサーヤの足の上で腹ばいになっている。
『こら!ハク起きなさい!どきなさい!サーヤがつぶれる!』
ギン様必死に起こすが
『ぷふ~』
変な声を出して起きない…。
サーヤの頭の周りにいたはずのフルーは、なぜかお腹の上でやはり腹ばいで寝ている。
同じく、妖精トリオもなぜか、胸の上で仰向けで寝ている。
なのに!クゥとフゥが引き離そうとしているがどう掴んでいるのか全く動かない。
『いい加減に離しなさい!』
『どうなってるんだよ?こら起きろ!』
でも
『く~』
『『『す~』』』
やっぱり起きない。
双子は例のごとく肩の窪みにピッタリはまってサーヤの顔を両側から掴んでいる。
『モモ!スイ!起きなさい!サーヤの顔を掴むんじゃない!』
必死に引き離そうとするが
ぴゅきゅ~『『うぎゅ~』』
お父さんの初のお叱りにも起きない!はなさない!
そしてフライに至っては、おでこから目の上でぺっちょり張り付いて、時折サーヤの鼻と口の上をしっぽがふさふさと動いている。ジーニ様が剥がそうとしているがまったく動かない。まさに絵のようなモモンガスタイル!!
〖起きなさい!剥がれなさい!なんで剥がれないの!〗
『う~ん』
やっぱり起きない。
とんだ金縛りの正体である。
『あらあらぁ』
のんきな声を出している精霊樹の精様、目からウロコの提案をする。
『ねぇ~?とりあえず掛け布団の上にいる子は布団ごと剥がせばいいんじゃなぁい?』
はっ!!!!なぜ気が付かなかったのか!!!力仕事となればギン様とアルコン様が頷きあって引っ剥がす!ばさーっ
ああ!ぬくぬくがぁ
「しゅーしゅーしゅりゅ~」
さむいよ~
残るは首コルセット化している双子とアイマスク…いや、フェイスマスク化しているフライだ。
手分けして離そうとするが、サーヤの顔がおかしなことになるだけで一向に起きない。
「うにゅ~」
助けて~
〖あ~サーヤの顔が伸びちゃう~〗
今回は横だけではない縦にも伸びている。
『起きて~』
『離せ~』
フゥとクゥも頑張るが剥がれない!
『モモ、スイ!起きなさい!』
アルコン様は無理に引き離そうとするとサーヤが痛そうにするのでどうすることも出来ずにオロオロしている!
ここで思わぬ助っ人が!!
クモのお母さんである。しゅるしゅるっとクモのお母さんは、あっという間に器用に三匹を簀巻きにすると、ぺいッと引き離した。
あんなに苦労したのに正に一瞬!!さすが母は強し!!
〖『『おお!』』〗
『『すごいです!』』
『まあ、器用ねぇ~』
みんな拍手喝采!!パチパチパチ!お母さんは賞賛を受けて照れている。だが、取り残されたサーヤは朝からぐったり…
「ふにゅぅ~あしゃひが、まぶちぃ」
簀巻きにされた三匹はもごもごもがいている。
ぴゅい~『だれか~』
きゅい~『とって~』
『む~む~』
そして残りのちびっこたちはまだ寝ていた。それぞれ子グモちゃんたちにツンツンされながら…
『これ、明日もあるのかしらぁ?ねえ?』
『……』
呑気な精霊樹の精様はいつの間にか現れていた蜂の女王様と首をかしげあっていた。
「ふにゅぅ~ ちゅかりぇちゃにょ~」
〖ほんとね~〗
朝からお疲れなサーヤと大人たちなのでした。
『どうぞぉ』
話し合いから一人先にサーヤの寝室に戻ってきたフゥは、そっとドアを開ける。
『精霊樹の精様、ありがとうございました。終わりました』
『そう。よかったわぁ』
『サーヤはどうでしたか?』
『大丈夫。寝てるわよぉ』
サーヤを覗き込むと、くまさんを抱きしめてすやすや寝ている。
『良かった』
ほっとしてため息が出る。
『フゥ、そんな顔しちゃダメよぉ』
ふふっと笑いながら精霊樹の精様がフゥに語りかける。
『え?』
精霊樹の精様?
『考えすぎちゃダメよぉ。伝わってしまうわよぉ?』
フゥはまるでその場にいたかのような言葉に、目を丸くする。
『聞こえていたんですか?』
『ふふふ、伊達に長く生きてないのよぉ?安心して。サーヤには聞こえてないわぁ』
『……』
ここに来るまでに、段々と不安になってしまっていたクゥは、感情を読み当てられて声も出ない。
『大丈夫よぉ。みんないるわぁ。みんなで協力すればいいの。一人で悩まないのよぉ』にっこり
『ありがとうございます。そうですよね。みんないますよね』
のんびりとした精霊樹の精様の言葉にフゥの心も少しずつほぐれていった。
『そうよぉ~ 美味しい物食べて、元気に遊ぶのよぉ。私たちの名前もつけてもらわないといけないしねぇ』
『ふふ。そうですね。またサーヤの不思議踊りが見れますよ』
『あらぁ。楽しみねぇ~』
ふふっと笑っていると
コンコンコン
『はぁい』
『どうぞ』
カチャ
ドアからのぞいたのはちびっこ同盟とクゥ。様子を見に来たらしい。
『二人とも、もう寝た方がいいですよ。添い寝はこいつらがするって張り切ってますしね。な?』
ハクの背中に乗ったちびっこ達にクゥが目をやると
『ぼくたちがいるから、サーヤさみしくないよね~』
ぴゅきゅ『『いっしょにねるの~』』
『またサーヤの顔掴まないようにな』
ぴゅきゅ~『『やらないよ~』』
『どうだかな?』
クゥが双子の頭をグリグリしていると
『ぼく用のお布団も欲しいな~。今日はここかな~』ぴょんっ
そう言って、ハクはベッドに飛び乗ると、サーヤの足元で丸まった。
ぴゅい『わたちも』ぱたぱた
きゅい『ぼくも~』ぱたぱた
モモとスイは、やっぱりサーヤの顔の両隣をキープ
『抱きつくなよ~』
ぴゅきゅ『『は~い』』
クゥが釘を刺します。けど、効き目はあるのか…
『『ぼくたちは』』
『『『このへん!』』』
フライ、フルー、妖精トリオは
サーヤの頭を取り囲むように陣取っていた。
『これ、明日動ける?』
『ダメじゃないか?』
『可愛いからいいんじゃなぁい?』くすくす
『さあ、そろそろ行きましょうか』
『『はい』』
精霊樹の精様が、フゥとクゥにそろそろ子供たちは寝る時間だからと促す。
『みんなおやすみなさい』
『『おやすみ』』
みんなを撫でながらお休みの挨拶をすると、ちびっ子たちも…
『おやすみなさ~い』
ぴゅいきゅい『『おやすみ~』』
『『またあしたね~』』
『『『おやすみなさい』』』
眠そうなちびっ子たちの返事を聞いて、パタンとドアを閉めた。
そして、翌朝…ピチチッ
「ふわぁ~ぁ」
鳥さんの声が聞こえます。よく寝ました…やっぱり温泉はいいな。抱っこしたくまさんを見ようとしたら、動けません。
昨日より動けません。
あ、あれ?金縛り?目も見えないよ?だ、だれか助けて~
その時、コンコン。かちゃっとドアが開きました。
『サーヤ、みんな』
『おはよう~』
フゥとクゥの声がします。ふたりなら何とかしてくれるかも!必死で助けを呼びます。
「た、たしゅけて~」
よかったです。声は出ました。でも、何か柔らかいのが鼻と口に当たります。
『え?わーっ!』
『きゃーっ!』
『『サーヤ~っ!!』』
二人の悲鳴が響き渡ったとたん、バタバタとたくさんの足音が聞こえてきました。
〖どうしたの!?まあ!〗
『どうした!?あっ!』
『何事だ!?あっ!』
慌てて部屋に飛び込んできたジーニ様、アルコン様とギン様が見たものは
「たしゅけちぇ~」
ちびっ子だらけで動けないサーヤ!
〖キャーっ!サーヤが潰れてるーっ!〗
『『こら!』』
『みんな起きなさい!』
『サーヤをはなしなさい!』
大人たちが五人がかりでちびっ子たちを起こそうとしたり、引き離そうとするが
〖すごいわね、ビクともしないわよ!どうしてなの?〗
さすがのジーニ様も焦っていると
『どうしたのぉ?あらまぁ~』
精霊樹の精様も遅れてやって来ました。
「まっくりゃ~、うごけにゃい~」
『そりゃそうでしょうねぇ~』
ちびっこ同盟に埋もれているサーヤを見て精霊樹の精様ひとこと。
〖何を呑気に!?あんたも手伝いなさい!〗
『えぇ~』
足元に丸まって寝ていたはずのハクはサーヤの足の上で腹ばいになっている。
『こら!ハク起きなさい!どきなさい!サーヤがつぶれる!』
ギン様必死に起こすが
『ぷふ~』
変な声を出して起きない…。
サーヤの頭の周りにいたはずのフルーは、なぜかお腹の上でやはり腹ばいで寝ている。
同じく、妖精トリオもなぜか、胸の上で仰向けで寝ている。
なのに!クゥとフゥが引き離そうとしているがどう掴んでいるのか全く動かない。
『いい加減に離しなさい!』
『どうなってるんだよ?こら起きろ!』
でも
『く~』
『『『す~』』』
やっぱり起きない。
双子は例のごとく肩の窪みにピッタリはまってサーヤの顔を両側から掴んでいる。
『モモ!スイ!起きなさい!サーヤの顔を掴むんじゃない!』
必死に引き離そうとするが
ぴゅきゅ~『『うぎゅ~』』
お父さんの初のお叱りにも起きない!はなさない!
そしてフライに至っては、おでこから目の上でぺっちょり張り付いて、時折サーヤの鼻と口の上をしっぽがふさふさと動いている。ジーニ様が剥がそうとしているがまったく動かない。まさに絵のようなモモンガスタイル!!
〖起きなさい!剥がれなさい!なんで剥がれないの!〗
『う~ん』
やっぱり起きない。
とんだ金縛りの正体である。
『あらあらぁ』
のんきな声を出している精霊樹の精様、目からウロコの提案をする。
『ねぇ~?とりあえず掛け布団の上にいる子は布団ごと剥がせばいいんじゃなぁい?』
はっ!!!!なぜ気が付かなかったのか!!!力仕事となればギン様とアルコン様が頷きあって引っ剥がす!ばさーっ
ああ!ぬくぬくがぁ
「しゅーしゅーしゅりゅ~」
さむいよ~
残るは首コルセット化している双子とアイマスク…いや、フェイスマスク化しているフライだ。
手分けして離そうとするが、サーヤの顔がおかしなことになるだけで一向に起きない。
「うにゅ~」
助けて~
〖あ~サーヤの顔が伸びちゃう~〗
今回は横だけではない縦にも伸びている。
『起きて~』
『離せ~』
フゥとクゥも頑張るが剥がれない!
『モモ、スイ!起きなさい!』
アルコン様は無理に引き離そうとするとサーヤが痛そうにするのでどうすることも出来ずにオロオロしている!
ここで思わぬ助っ人が!!
クモのお母さんである。しゅるしゅるっとクモのお母さんは、あっという間に器用に三匹を簀巻きにすると、ぺいッと引き離した。
あんなに苦労したのに正に一瞬!!さすが母は強し!!
〖『『おお!』』〗
『『すごいです!』』
『まあ、器用ねぇ~』
みんな拍手喝采!!パチパチパチ!お母さんは賞賛を受けて照れている。だが、取り残されたサーヤは朝からぐったり…
「ふにゅぅ~あしゃひが、まぶちぃ」
簀巻きにされた三匹はもごもごもがいている。
ぴゅい~『だれか~』
きゅい~『とって~』
『む~む~』
そして残りのちびっこたちはまだ寝ていた。それぞれ子グモちゃんたちにツンツンされながら…
『これ、明日もあるのかしらぁ?ねえ?』
『……』
呑気な精霊樹の精様はいつの間にか現れていた蜂の女王様と首をかしげあっていた。
「ふにゅぅ~ ちゅかりぇちゃにょ~」
〖ほんとね~〗
朝からお疲れなサーヤと大人たちなのでした。
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