《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

文字の大きさ
85 / 690
連載

140 サーヤの準備。おいちゃんすごすぎ

しおりを挟む
『じゃあ、温泉にいくか!』
「お~!」

銀色スライムさんはアルコン様が重いと言いながら運んでくれました。
あれ?でもさっきおいちゃん軽々と?

『ジーニ様、ちょっとサーヤを着替えさせてくるから、その間にみんなにクリーンかけといてください。汚れたまま温泉に入るなんてご法度だ』
さすがおいちゃん。温泉を分かってます!

〖分かったわ。あなた達にもかけておくわね〗パチンっ
ジーニ様が指をパチンってしたら、サーヤたちの体がシュワシュワってなって綺麗になりました。

「あいがちょ~」
〖いいのよ~♪〗

金色スライムさんもぴかぴかぷるんっです。ゼリーみたいです。じゅるり。

ぶるぶるっぴょんっ
「ありゃ?
逃げちゃった?」
『サーヤ、やめてやれ…スライム震えてるぞ』
「うにゅ?ごめしゃい」
『ゼリーその内作れるといいな』
「あい!」
おいちゃんがいれば食べられる気がします!

『じゃあ、行ってくるか!』
「あ~い」
『ん?待って待って!サーヤの着替えなら私が!』
フゥが慌てて走りよって来ました。
『なんだ?ジジイが孫の着替えさせるようなもんだろ?』
おいちゃんがそんなに慌てることか?って言うけど
『そうですけど、それでもサーヤは女の子です!』
フゥは自分が!って譲りません。
『分かった分かった!じゃあ、着方教えるから頼むな』
おいちゃんもそこまで言うなら…ってフゥにお願いしました。
『はい!』
「うにゅ~?」
そこまで気にすることかな?

と、言うわけで、三人で夕べ作った更衣室の中へ。中からゴソゴソする音と、『フゥの何これ~』とか、『きゃ~』とか、『かわいい~』とかフゥの声が時々聞こえる。

〖な、何が起こっているのかしら?〗
『さぁ?』
〖あ~ん、私も行けばよかった!〗
『今更ですね』
じたばたするジーニ様にバートさん一刀両断。

しばらくすると、
きゅいっぴゅいっとう音が聞こえてきた。
なんの音?と思っていると、サーヤがフゥとおいちゃんに手を繋がれて歩いてきた。
そして、そのカッコは、髪を高い位置で(むりやり)お団子に、赤いタンクトップとキュロットスカートのような水着、赤いサンダル姿で現れた。きゅいぴゅいと鳴ってたのはこのサンダルだ。

〖きゃーっ可愛い~!!〗
『確かに可愛いし、目立つわねぇ~』
クモさん親子も釘付け。
さすが女性陣と、クモさんたち。かわいい物への反応は早いです。

ぴゅきゅ『『これどうしたの~?』』
双子がパタパタ飛んできてサーヤの周りをぐるぐる。

『ん~?サーヤがな?泉のそばにいたり、温泉に入ったりしてるって主神様が言うからな?絶対必要になると思って作ったんだよ。思い切り派手にな』
おいちゃんがなんでもない事のように言います。

〖あなたが作ったの!?〗
ジーニ様がびっくり!

『そうだよ。水の事故は怖いからな。予防の為にも目立った方がいいだろ?それに男もいるって聞いたからな必要だと思って作っといたんだ』
『凄いですよね!他にもデザインあるんですよ!』
珍しくフゥのテンションが高いです。
『ただ、伸縮性がある撥水性の布がなくてな~工芸神さまと四苦八苦しながら作ったんだよ』
なぜか工芸神様はめちゃくちゃ機嫌よかったけどな~って、おいちゃんが不思議そうに言ってます。

〖あなた、スゴすぎるわ〗
『無自覚なのもすごいわぁ』
ジーニ様と精霊樹の精様がなんだか疲れてる?

ぴょんぴょんしながら、きゅいぴゅい鳴らしているサーヤに興味津々なのはちびっこ同盟と妖精たち。
『おもしろ~い』
『足から音出てるの~?』
『きっとこの靴だよ~』
『どうなってるの~?』
妖精さんたちが靴をつんつんしてます。

『うん?人間が沢山いるとこだと、うるさがる人いるけどな?ここは自然だらけで人間も少ないだろ?これだけ音がしたら迷子になってもすぐ見つかるし、いいかと思ってな。靴に音が鳴るクッション仕込んだんだ。足にも優しいしな』
おいちゃん、なんでもない事のように説明してます。サーヤは靴が作れることにびっくりだよ。

『うん。これならサーヤが動いたらすぐ分かるね~』
『うん。すぐ分かるね』
ハクと、フルーがお耳ぴくぴく動かします。
『お耳がいいハクとフルーがいるしね』
フライがフルーのお耳をつんつん。
『『『まいごになってもあんしん!』』』
妖精トリオ、サーヤは迷子にならないよ。

〖工芸神が気に入るわけだわ〗
『すごいわねぇ~』
ジーニ様と精霊樹の精様はなんだか呆然としてます。おいちゃんは規格外だっておばあちゃんが言ってたよ。

『それじゃ、そろそろ行くかサーヤ』
「あい!きんいろしゃんみょ  いこ~!」
ぷよんぷよんっ
いよいよ温泉へ!

『じゃあ、こいつ入れるぞ』
みんなが見つめる中、アルコン様が手を離します。ぶくぶくと銀色スライムさんが温泉に沈んでいきました。
しおりを挟む
感想 1,713

あなたにおすすめの小説

もふもふ相棒と異世界で新生活!! 神の愛し子? そんなことは知りません!!

ありぽん
ファンタジー
[第3回次世代ファンタジーカップエントリー] 特別賞受賞 書籍化決定!! 応援くださった皆様、ありがとうございます!! 望月奏(中学1年生)は、ある日車に撥ねられそうになっていた子犬を庇い、命を落としてしまう。 そして気づけば奏の前には白く輝く玉がふわふわと浮いていて。光り輝く玉は何と神様。 神様によれば、今回奏が死んだのは、神様のせいだったらしく。 そこで奏は神様のお詫びとして、新しい世界で生きることに。 これは自分では規格外ではないと思っている奏が、規格外の力でもふもふ相棒と、 たくさんのもふもふ達と楽しく幸せに暮らす物語。

転生先は海のど真ん中!? もふ強魔獣とイケオジに育てられた幼女は、今日も無意識に無双する

ありぽん
ファンタジー
25歳の高橋舞は、気がつくと真っ白な空間におり、そして目の前には土下座男が。 話しを聞いてみると、何とこの男は神で。舞はこの神のミスにより、命を落としてしまったというのだ。 ガックリする舞。そんな舞に神はお詫びとして、異世界転生を提案する。そこは魔法や剣、可愛い魔獣があふれる世界で。異世界転生の話しが大好きな舞は、即答で転生を選ぶのだった。 こうして異世界へ転生した舞。ところが……。 次に目覚めた先は、まさかの海のど真ん中の浮島。 しかも小さな子どもの姿になっていてたのだ。 「どちてよ!!」 パニックになる舞。が、驚くことはそれだけではなかった。 「おい、目が覚めたか?」 誰もいないと思っていたのだが、突然声をかけられ、さらに混乱する舞。 実はこの島には秘密があったのだ。 果たしてこの島の正体は? そして舞は異世界で優しい人々と触れ合い、楽しく穏やかな日々を送ることはできるのか。

ドラゴンともふ魔獣に懐かれて〜転生幼女は最強ドラゴン騎士家族と幸せに暮らします〜

ありぽん
ファンタジー
神様のミスで命を落としてしまった高橋結衣(28)。そのお詫びとして彼女は、様々な力を授かり、憧れだった魔法と剣と魔獣の存在する、まるで異世界ファンタジーのような世界へと転生することになった。 しかし目を覚ました場所は、街の近くではなく木々が生い茂る森の中。状況が分からず混乱する結衣。 そんな結衣に追い打ちをかけるように、ゾウほどもある大きな魔獣が襲いかかってきて。さらにドラゴンまで現れ、魔獣と激突。数分後、勝利したドラゴンが結衣の方へ歩み寄ってくる。 転生して数10分で命を落とすのか。そう思った結衣。しかし結衣を待っていたのは、思いもよらぬ展開だった。 「なぜ幼児がここに? ここは危険だ。安全な俺たちの巣まで連れて行こう」 まさかのドラゴンによる救出。さらにその縁から、結衣は最強と謳われるドラゴン騎士の家族に迎え入れられることに。 やがて結衣は、神から授かった力と自らの知識を駆使し、戦う上の兄や姉を支え、頭脳派の兄の仕事を手伝い。可憐で優しい姉をいじめる連中には、姉の代わりに子ドラゴンやもふ強魔獣と共にざまぁをするようになって? これは神様の度重なるミスによって、幼児として転生させられてしまった結衣が、ドラゴンやもふ強魔獣に懐かれ、最強のドラゴン騎士家族と共に、異世界で幸せいっぱいに暮らす物語。

無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~

鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!  詳細は近況ボードに載せていきます! 「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」 特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。 しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。 バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて―― こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました

由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。 彼女は何も言わずにその場を去った。 ――それが、王太子の終わりだった。 翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。 裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。 王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。 「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」 ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。