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167 精霊樹の精様の番!
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サーヤは追い詰められていました。何しろ一番悩んでるのに一番決まらないのが精霊樹の精様なのです。
きらきら綺麗なみどり色のイメージの精霊樹の精様。きらきらなみどりのお名前にしたいからいっぱい悩んで異世界辞書もいっぱい、いっぱい調べました。
一番好きな木の名前にしようかなと思ったけど、サーヤの一番好きな木は「桜」です。緑の桜もあるけど、やっぱりピンクのお花のイメージです。綺麗なきらきらな緑のイメージではありません。
なら、緑の葉っぱの木は?と思ったけど、「けやき」「すぎ」「ひのき」「まつ」考えれば考えるほど、ちが~う!となりました。
なら、そのまんま色は?と思ったけど、「みどり」「きみどり」「あおみどり」「ふかみどり」絶対ちが~う!
となり、それなら日本の昔の色の名前は?と思って異世界辞書を調べてみたら色見本がご丁寧に載ってました。それでこの色!と思っても名前が長かったり、地味だったりイメージが合わないのです。
逆に名前が気に入っても色がなんか違うのです。ダメダメです。
泣きながら「緑」「木」「樹」果てはまんま「精霊樹」「精霊」まで世界各国の呼び方を調べました。でも、なんか長かったり、響きが名前っぽくないのです。
だいたい発音出来る気がしません。唯一、ラテン語で「ウィリデ」という言葉がかわいいし、短い!と、思ったのに、サーヤには言えませんでした。
もう、サーヤの頭はパンクしちゃいます。もうどうすればいいか分かりません。
ごめんなさい~!と、言う話を、うお~、ふぎゃ~、うわ~ん!と叫び、踊り、転がりながら精霊樹の精様に訴えました。
さすがに地面に突っ伏して、わんわん泣いてるサーヤに、ちびっ子同盟もドン引…こほん。同情してゴロゴロには参加しませんでした。あまりの鳴き声に何事かとゲンさんやクモさん、はちさん達も戻ってきました。何があったのかジーニ様が説明しています。
キレイなかわいい名前がないよ~と泣くサーヤに精霊樹の精様は私のためにこんなに悩んで泣いてくれるなんて。と、申し訳なく思いつつ、なんていい子なの!と、嬉しく思いました。
精霊樹の精様が泣いているサーヤを抱き上げます。
背中をぽんぽんしながら、優しく話しかけます。
『サーヤ、いっぱい考えてくれたのねぇ。ありがとう』
「ひっく でみょ、きりゃきりゃにょ、みぢょりのおにゃみゃえ、にゃいにょ」
どうしよう~
『う~ん。それは困ったわねぇ。でもね?サーヤが泣くまで悩んじゃうのは悲しいわぁ~』
「でみょ、おにゃまえ、きみゃりゃにゃい。こまりゅ」
みんな決まったのに~
『そうね~、みんなにも何かいい案がないか聞いてみましょう。ね?』
「あい ぐすっ」
よしよしと、ぽんぽんされました。
『と、言うわけで何かいい案ないかしらぁ?』
精霊樹の精様がおいちゃんに聞きます。
『緑の漢字は他に読み方ないんですか?私たちみたいに』
フゥがおいちゃんに聞きます。フゥとクゥは風と空からとったもんね。
『ん~「緑」なら「みどり」「りょく」とか、字が違う「翠」だと「すい」になっちまうから、スイと同じになっちまうしなぁ。おそらくそれで却下になったんだろなぁ』
「あい」
そうなのです。
『緑のキラキラかぁ…サーヤ、「翡翠」はどうだ?サーヤ好きだっただろ?』
おいちゃんが何気なく言った言葉だったけれど、なぜかサーヤの顔がみるみる内に今まで見た事のない顔になった。
感情が一切分からない【無】になったのだ。
みんなが一斉に息を飲んだ。見たことのないサーヤ。明らかに普通ではない。
「『ひすい』はダメ。おばあちゃんのいち」
無表情のまま、サーヤが言う。
『サーヤ?翡翠はダメってどういう意味だ?』
おいちゃんが問いただすが
「ひすいは、おばあちゃん。だかりゃ、だめ」
同じことを繰り返すだけ。
〖翡翠はおばあちゃん?どういう意味かしら?〗
『さあ、ですが重要なことのようですね』
サーヤに問たいが、今は固唾を飲んで見守るしかない。
悩んでいたおいちゃんがハッとします。
『サーヤ、おばあちゃんのお守り、翡翠の勾玉覚えてるか?』
「おみゃみょり?おぼえて…」
サーヤが頭を痛そうに抑え始めた。
『サーヤ、サーヤ?』
おいちゃんが慌ててサーヤを呼ぶが、ジーニ様が無言でおいちゃんを押さえる。
そしてサーヤを撫でながらに話しかける。その手はうっすら光っていた。
〖サーヤ、サーヤ大丈夫?聞こえる?サーヤ?〗
サーヤの目に光が戻ってきた。
〖サーヤ?大丈夫?〗
「?だいじぶ。みんにゃ、どちちゃの?」
みんなが心配そうに覗き込んでくるのを不思議に思うサーヤ。
『サー…』
アルコン様がサーヤを呼ぼうとしたおいちゃんの肩を掴んで首を振る。おいちゃんは渋々それに従ってジーニ様に託した。
〖サーヤ、今ゲンと何を話してたか覚えてる?〗
相変わらずうっすら光る手でサーヤを撫でるジーニ様。
「うにゅ?なんだっけ?」
何してたっけ?おかしいな…
〖そう。ならいいの〗
「おにゃみゃえ、かんがえにゃきゃ」
〖そうね。何がいいかしらね〗
戻ってきたサーヤにほっとしたが、みんな動揺を隠せない。特にちびっ子同盟達は。それに気づいたおいちゃんや、大人たちが目配せをして、行動に移した。
『それじゃあ、名付けはみんなにお願いして、俺は作業の続きに戻るな!ちびっ子同盟たち、一緒に手伝ってくれ』
わざと明るくゲンさんが声をかける。
『う、うん』
ぴゅいきゅい『『で、でもぉ』』
でも、ハクたちは返事はするもののどうしていいか分からずキョロキョロしている。それを見て父親たちが
『ハク、行ってきなさい』
『モモとスイも行ってきなさい』
大人たちに言われてちびっ子同盟たちは
『分かった~』
ぴゅいきゅい『『行ってくるね』』
『サーヤ』
『後でね』
『『『がんばって~』』』
と、迷いながらもおいちゃんに従う。
「まちゃあちょぢぇにぇ~」と手を振るサーヤに手を振り返した。
きらきら綺麗なみどり色のイメージの精霊樹の精様。きらきらなみどりのお名前にしたいからいっぱい悩んで異世界辞書もいっぱい、いっぱい調べました。
一番好きな木の名前にしようかなと思ったけど、サーヤの一番好きな木は「桜」です。緑の桜もあるけど、やっぱりピンクのお花のイメージです。綺麗なきらきらな緑のイメージではありません。
なら、緑の葉っぱの木は?と思ったけど、「けやき」「すぎ」「ひのき」「まつ」考えれば考えるほど、ちが~う!となりました。
なら、そのまんま色は?と思ったけど、「みどり」「きみどり」「あおみどり」「ふかみどり」絶対ちが~う!
となり、それなら日本の昔の色の名前は?と思って異世界辞書を調べてみたら色見本がご丁寧に載ってました。それでこの色!と思っても名前が長かったり、地味だったりイメージが合わないのです。
逆に名前が気に入っても色がなんか違うのです。ダメダメです。
泣きながら「緑」「木」「樹」果てはまんま「精霊樹」「精霊」まで世界各国の呼び方を調べました。でも、なんか長かったり、響きが名前っぽくないのです。
だいたい発音出来る気がしません。唯一、ラテン語で「ウィリデ」という言葉がかわいいし、短い!と、思ったのに、サーヤには言えませんでした。
もう、サーヤの頭はパンクしちゃいます。もうどうすればいいか分かりません。
ごめんなさい~!と、言う話を、うお~、ふぎゃ~、うわ~ん!と叫び、踊り、転がりながら精霊樹の精様に訴えました。
さすがに地面に突っ伏して、わんわん泣いてるサーヤに、ちびっ子同盟もドン引…こほん。同情してゴロゴロには参加しませんでした。あまりの鳴き声に何事かとゲンさんやクモさん、はちさん達も戻ってきました。何があったのかジーニ様が説明しています。
キレイなかわいい名前がないよ~と泣くサーヤに精霊樹の精様は私のためにこんなに悩んで泣いてくれるなんて。と、申し訳なく思いつつ、なんていい子なの!と、嬉しく思いました。
精霊樹の精様が泣いているサーヤを抱き上げます。
背中をぽんぽんしながら、優しく話しかけます。
『サーヤ、いっぱい考えてくれたのねぇ。ありがとう』
「ひっく でみょ、きりゃきりゃにょ、みぢょりのおにゃみゃえ、にゃいにょ」
どうしよう~
『う~ん。それは困ったわねぇ。でもね?サーヤが泣くまで悩んじゃうのは悲しいわぁ~』
「でみょ、おにゃまえ、きみゃりゃにゃい。こまりゅ」
みんな決まったのに~
『そうね~、みんなにも何かいい案がないか聞いてみましょう。ね?』
「あい ぐすっ」
よしよしと、ぽんぽんされました。
『と、言うわけで何かいい案ないかしらぁ?』
精霊樹の精様がおいちゃんに聞きます。
『緑の漢字は他に読み方ないんですか?私たちみたいに』
フゥがおいちゃんに聞きます。フゥとクゥは風と空からとったもんね。
『ん~「緑」なら「みどり」「りょく」とか、字が違う「翠」だと「すい」になっちまうから、スイと同じになっちまうしなぁ。おそらくそれで却下になったんだろなぁ』
「あい」
そうなのです。
『緑のキラキラかぁ…サーヤ、「翡翠」はどうだ?サーヤ好きだっただろ?』
おいちゃんが何気なく言った言葉だったけれど、なぜかサーヤの顔がみるみる内に今まで見た事のない顔になった。
感情が一切分からない【無】になったのだ。
みんなが一斉に息を飲んだ。見たことのないサーヤ。明らかに普通ではない。
「『ひすい』はダメ。おばあちゃんのいち」
無表情のまま、サーヤが言う。
『サーヤ?翡翠はダメってどういう意味だ?』
おいちゃんが問いただすが
「ひすいは、おばあちゃん。だかりゃ、だめ」
同じことを繰り返すだけ。
〖翡翠はおばあちゃん?どういう意味かしら?〗
『さあ、ですが重要なことのようですね』
サーヤに問たいが、今は固唾を飲んで見守るしかない。
悩んでいたおいちゃんがハッとします。
『サーヤ、おばあちゃんのお守り、翡翠の勾玉覚えてるか?』
「おみゃみょり?おぼえて…」
サーヤが頭を痛そうに抑え始めた。
『サーヤ、サーヤ?』
おいちゃんが慌ててサーヤを呼ぶが、ジーニ様が無言でおいちゃんを押さえる。
そしてサーヤを撫でながらに話しかける。その手はうっすら光っていた。
〖サーヤ、サーヤ大丈夫?聞こえる?サーヤ?〗
サーヤの目に光が戻ってきた。
〖サーヤ?大丈夫?〗
「?だいじぶ。みんにゃ、どちちゃの?」
みんなが心配そうに覗き込んでくるのを不思議に思うサーヤ。
『サー…』
アルコン様がサーヤを呼ぼうとしたおいちゃんの肩を掴んで首を振る。おいちゃんは渋々それに従ってジーニ様に託した。
〖サーヤ、今ゲンと何を話してたか覚えてる?〗
相変わらずうっすら光る手でサーヤを撫でるジーニ様。
「うにゅ?なんだっけ?」
何してたっけ?おかしいな…
〖そう。ならいいの〗
「おにゃみゃえ、かんがえにゃきゃ」
〖そうね。何がいいかしらね〗
戻ってきたサーヤにほっとしたが、みんな動揺を隠せない。特にちびっ子同盟達は。それに気づいたおいちゃんや、大人たちが目配せをして、行動に移した。
『それじゃあ、名付けはみんなにお願いして、俺は作業の続きに戻るな!ちびっ子同盟たち、一緒に手伝ってくれ』
わざと明るくゲンさんが声をかける。
『う、うん』
ぴゅいきゅい『『で、でもぉ』』
でも、ハクたちは返事はするもののどうしていいか分からずキョロキョロしている。それを見て父親たちが
『ハク、行ってきなさい』
『モモとスイも行ってきなさい』
大人たちに言われてちびっ子同盟たちは
『分かった~』
ぴゅいきゅい『『行ってくるね』』
『サーヤ』
『後でね』
『『『がんばって~』』』
と、迷いながらもおいちゃんに従う。
「まちゃあちょぢぇにぇ~」と手を振るサーヤに手を振り返した。
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