《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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189 実食!

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こわこわな周りは気にしないようにして、まずはスープから、

「いい、におい~」
す~は~匂いだけでも美味しい気がする~♪
『こっちの土とか、水がいいのかな、素材そのもの味も香りも濃いよなぁ』
なるほど~、それじゃ、ふーふーしてぇ、こくっ
「ふにゅ~。おいちい~ぃ。やしゃちい、あじ?」
お野菜の甘み?
『そうだよな?動物性の出汁は使ってないからな~。野菜くずと、野菜の皮、それからきのこの出汁だな。キノコは明日、もっと天日干し作ってみるかな』
野菜とか果物も干したいなって言ってます。野菜チップスもドライフルーツもおいしいよね!

「お~。たけのこごはん、ちゃべちゃくにゃりゅにぇ」
『タケノコご飯?突然だな。出汁が手に入りそうだからか?でも、キノコと根菜の炊き込みご飯なら出来そうだな。竹は…生えてなかったよなぁ。タケノコご飯は俺も食いたい』
そう。たけのこは、サーヤもおいちゃんも大好物です。煮物もおいしいよね。じゅるり。
「はやしゅ?」
『そうだな。タケノコも食いたいが、竹はあれば何かと便利だからな。でも繁殖力高いから場所選ばないとな』
「しょっかぁ」
そう言えば、サーヤがタケノコお家で取れないかな?って聞いたら、おばあちゃんが、家が痛むから竹はお庭には植えちゃダメなのよって言ってました。
『まあ、タケノコはまたにして、冷めないうちに食べよう』
「あい」
次はご飯、おかずどっちかな?
おかずにしよう。マッシュポテト~。ぱくっ
「ふぁ~ちょけりゅ~」
バター、牛乳、塩、こしょう?
『おっ!さすがだな。全部当たりだ。今日はヘラで潰しながら作ったからな。マッシャーとか、こし器とかほしいよなぁ』
にんじんグラッセも、ぱくっ
「あみゃ~い」
バター、砂糖?
『お~正解。あとは、コーンとかブロッコリーとかも欲しいよなぁ』
野菜がまだまだ少ない!緑黄色野菜!大事なのに!と、おいちゃん少しご立腹です。
「しょだにぇ~」
とうもろこし…じゅるり
『サーヤ…』
何ですか?
おっと、メインいかないと
「はんばーぐ~」うへへ~
『サーヤ……』
何ですか?残念すぎるとか知りません。
ぱくっ  じゅわ~
「お~いち~い!」
たまねぎ、にんじん、バター、しお、こしょう、たまご~、つなぎは~?
「あっ!やしにょみぱんちょ、ぎゅーにゅー?」
この、もちっとした独特な感じは!
『お~すごいなぁ!当たりだ!』
あたまなでなでされました。
「やっちゃ~!」
おばあちゃんのお手伝いして、食パンちぎって牛乳にひたひたしたのと同じ感じです!
『ひき肉は少人数なら包丁で叩いた方が上手いけど、人数が多いからなぁ。やっぱりミンサー欲しいよなぁ。作れるかな?』
「おいちゃんにゃりゃ、だいじょぶ。かきごーりきみょ、ちゅくりぇりゅ」
『かき氷、また食いたいんだな』
「あい」
もちろんです。
「べりーしょーしゅ、おいちい、おみょう」
あと、他のフルーツも!じゅるり。

『確かにな。ベリーソースも作りたいな。色々と』
「あい」
是非お願いします。
『肉系のソースもトマトとかでピューレ作っとけばもっと色々出来るかな。今日はソース無しだけど、充分美味いけどな。やっぱり素材の味が濃いんだなぁ』
「にゃくちぇみょ、へいき」美味しすぎる~♪
『だよなぁ。この世界、やばいよなぁ。美味いものありすぎるのに、料理がない』
調味料すらないのは大問題だ!と、おいちゃんまたまた少しご立腹です。
「もっちゃいにゃいにぇ~」
『ほんとになぁ』

さて、ないものは仕方ない。いよいよ。
「ちりょい、ごは~ん!」
ぱくっ。ぱくぱくぱく!
「おいちい~!!」
ほっぺた落ちないようにおさえなきゃ!あんよもパタパタです!
『やっぱり、これがないとなぁ。あ~米最高。でも、やっぱり竈で炊きたいな。今日は鍋で炊いたからな』
「おこげ……」
『あぁ。美味いよな』
「あい!」
あとは、お味噌汁が!
『味噌、早く作らないとなぁ』
「あい!」
やっぱり白いご飯にはお味噌汁だよね!

さて、そろそろ周りを見よう…と、思ったら。パシッと目隠しされました。
『サーヤ、気にするな。見ない方がいい』
そう。そこには、叫びながらなりふり構わず食べまくる人たちで溢れていた。味見をしてすでに味を知っていた山桜桃と、春陽だけが震えて寄り添っていた。
『山桜桃、春陽、お前たちも見るな、聞くな。そんで、戻ってきて食べよう』
こくこくこくと高速で頷いている。あっすごい早足で戻って来たな。
「う?」
おいちゃんが手を離してくれました。
「あ~はるひおにいちゃん、ゆすらおねいちゃん!おかいり~!おてちゅだい、おわっちゃ?」
ふたりは、みんなにご飯配ってたからね。
『は、はい』
『おわりました』
なんかほっとした顔してる?
『さ、落ち着いて食おうな』
「あ~い」
ごはんごはん♪
『はい』
『ありがとうございます』
さっ食べよう!もっきゅもっきゅ
「おいちいね~」
ほっぺた落ちちゃうね~
『そうだな~』
『はい。とっても美味しいです』
『とっても幸せです』
ほんと、しあわせ~♪

そのころ、影の主役バートさんは…
『ジーニ様、本日の主役は私です。そのおかわりは私のものです』
〖いやよ!〗
『分かりました。戻られた際の仕事は…』
〖バート、遠慮なく食べなさい〗
『ありがとうございます』
こんなやり取りを繰り返していた……


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