《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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196 なんにしよ?

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明日作るものが、あらかた決まっちゃいました。がっくり…

『あらあら~ 仕方ないわねぇ。私も手伝ってあげるわぁ。さっき面白がって煽っちゃったしねぇ』
結葉様…お願いします。うるうる。
結葉様は頭なでなでしてくれながら、おいちゃんに聞きます。
『ゲン、お茶と柚は木かしら?それとも』
『木だな。お茶は低木栽培するんだ。柚は果樹だからな、多少は高くなるが、あんまり高くはしないかな』
おいちゃんが結葉様の質問に答えると

『そう。なら、二本ずつあれば私が増やしてあげるわぁ。ゲンが今日やったことは、もちろん私もできるからぁ。ただ、どんな風にするかは、明日もっと詳しく教えてねぇ』
『ああ。それはもちろん。助かるよ。ありがとう』
「あいがちょ~」
結葉様は精霊樹の精様だから、木を増やす位なんでもないんだって。でも、この世界に無い木に関しては栽培方法とかを教えてくれた方がやりやすいんだって。すごいね!

『うふふ。いいのよ~。私も楽しみだしぃ。他は何をつくるのぉ?』
結葉様も新しい食べ物に興味津々です。楽しいわぁって、ふわぁって笑ってます。美人さんの笑顔は迫力です。

『麦、小麦、お茶、柚は決まりだよな。これで、もう4種類。お茶と柚は数を絞ってくれたから、あと2種類いけるか?』
おいちゃんがせめてあと二種類だけでも!っとジーニ様を見ます。
いけないと困ります。このままじゃ、おかずになるお野菜がないです!

〖そうね。大丈夫だと思うわ。ただし無理はしないでね〗 
わかったよ~。ありがとう。きっと美味しいお料理食べさせてくれるからね!おいちゃんが!

『さて、何にするか…キノコもな、森で見つけた椎茸もどきを今増やしてるけど、日本のどんこも育てたいんだよなぁ。でも、後回しかな』
きのこ類はどんどん作ろう!出汁をとっても、焼いても、炊き込みご飯にしても美味しいよね!じゅるり。
でも~今はそれより

「どうちよっかぁ」
何作る?
『今、あるのが米、大豆、オリーブ、甜菜、コショウ。それから、この世界のキノコ』
「おやちゃい、にゃいにぇ」
お野菜は大事です。目指せ三十品目?
『栄養価の高いものにするか、使い勝手がいいものにするか…』
おいちゃんも悩んでます。みんなの健康がかかってるからね。
「ちにゃみに、ばーとしゃんかりゃ、もりゃっちゃ、おやちゃいは?」
異世界お野菜~。
『玉ねぎもどき、レタスもどき、じゃがいももどき、人参もどき、あと、ナッツ類に、リンゴ、ヤシの実パンに、ひょうたんジュース、森で見つけたベリー類とオレンジもどき。かな』
おいちゃんが指を折りながら数えてます。でも、やっぱり少なすぎです。
「ん~、ぢゃいこん、かぼちゃ、しゃちゅまいみょ、ちょまちょ、ちょうみょりょこち、ぶりょっこりー、きゃべちゅ、ほうりぇんしょう、りぇんこん」
サーヤが思いつくお野菜ひとつもありません。
『サーヤ、自分の好きな物だけじゃだめだぞ。きゅうり、なす、しょうが、ごぼう、じねんじょ、長ネギ。キリないな…』
おいちゃんも候補をあげるけど…
『「う~ん」』
どれも捨てがたいです。でも、選ばないとダメです。

『大根は、和食にはかかせないよなぁ』
「しょぢゃにぇ~。あちょは~いりょにょ、こい、おやちゃい?」
んと、りょくおーしょくやさい?
『緑黄色野菜な。そうすると、トマト、ブロッコリー、ほうれん草?』
「う~ん。むぢゅかちい」
どれも美味しいです。

『まあ、次の日もあるから、ほうれん草にしとくか?』
「しょぢゃにぇ~」
『じゃあ、決まりだな』
「あ~い」
明日の、決まりました。

『じゃあ、片付けるかぁ』
「あ~い」
お片しも大事です。
『あ、あの、私たちがやっておきます』
『まかせてください』
山桜桃お姉ちゃんと、春陽お兄ちゃんが言います。
『でも、すごい皿の量だぞ?こういうのは、みんなでやれば早いからな』
おいちゃんがみんなでやろうと言うと

『皆さん、大丈夫です』
凛とした声が。バートさん?

『既にスライムたちが綺麗にしていますよ』
ほらね?と、バートさんが指さす方を見ると
「ほぇ?」
言われて見てみると、もうお皿たちはピカピカでした。ちびちゃんたちが満足そうに背中?を寄せあってまとまってます。
なぜでしょう?背中を預けあって座ったおじさん達がぽんぽんなでなでして「ういー」ってやってる気がします。

『それでも心配でしたら』
パチンって、更にキラキラ。
『クリーンをかけさせて頂きました』
そして、パチンってもう一回指鳴らしたら、食器が種類ごとに棚の中へ。ついでにハミガキ代わりのクリーンもしてくれたみたい!

『これで終了です。調理場も終わっております』
にっこりとして綺麗なお辞儀のポーズをとるバートさん。

「しゅご~」ぱちぱちぱち。
『すごいな。バートさん。ありがとう』
おいちゃんも一緒にパチパチ拍手です。

『こちらこそ、大変美味しいお食事をありがとうございます』
『また、食べに来てくれな』
『はい。必ず』
にっこり普通に笑うバートさんです。

『さあ、サーヤ、温泉に行ってきたらどうですか?』
バートさんが、勧めてくれます。でも、温泉だから
「みんにゃぢぇ、いこう!」
みんなで入ったら楽しいよ!
『え?みんなで、ですか?』
「あい!」
行こう行こう!

『サーヤ、それは無理が…』
「みじゅぎ、きりゅ」
『いやいや。サーヤの分しかないだろ?』
「ぶー」
フゥとクゥがいじわるです
『『いやいや』』
みんなで行こうよ~。

『なぁ、この世界って風呂入ったり、泳いだりする時どうしてるんだ?』
サーヤとフゥとクゥのやり取りを見ておいちゃんがジーニ様に聞いてくれます。

〖魔法があるからね、クリーンで済ましちゃうから、お風呂に入るっていう概念がそもそもないかしら。私たちは天界で入ったりするけど、一人だしねぇ〗
『泳ぐ時も、男なら上半身裸とかになる時もありますが、服着たままで、後で乾かすとかかでしょうか』
ジーニ様とバートさんが教えてくれます。

『そうか。だいぶ考え方が違うんだな~。世界が違えば文化も違って当然ってことか。裸の付き合いなんて言葉は皆無なんだな。そうすると、なあ絹さん』
おいちゃんがブツブツ言って、何か思いついたみたいです。
きゅるる『なあに?』
『これ、サーヤに着せた水着なんだけど、こんな布作れないかな?伸縮性があって、濡れても透けない。出来れば水を弾く……蜘蛛の糸なら出来る気がするんだけどな』
そう言えばクモさんの糸は丈夫だし、水を弾くから朝露とかキラキラしてきれいだよね。
きゅるる『出来ると思う』
絹さんが水着を触ったり伸ばしたりしてる確かめてます。

『あと、タオル地が作れるといいんだけどなぁ』
タオル!タオル大事です!

ぴゅい『あれ?』
きゅい『きらきら?』
『ほんとだぁ~  おめめきらきら~』
双子とハクがサーヤのおめめキラキラに気づきました。

きゅるる『サーヤ、タオル?あったらうれしいの?』
絹さんが屈んで聞いてくれます。
「あい!」
ふわふわの、くたくた!
『あ~、そうだった。サーヤはふわふわのタオルも、使いまくってクタクタになったタオルも好きだったなぁ』
「あい!ふわふわたおりゅみょ、くたくた、たおりゅけっちょみょ、すち!!きもち~」
くるまると気持ちいいよ!

きゅるる『ゲンさん、タオル、作りたい。教えて』
絹さんの目が、キラーんって光った気がします。

きらら~ん
ありゃ?子グモさんたちも?




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