《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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221 帽子あるかな?

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フゥとクゥが立ち直れません。可哀想すぎです…

〖フゥ、クゥ大丈夫。これからよ。あれはねゲンがおかしいの〗
ジーニ様まではっきりとおいちゃんがおかしいと言い切りました。当のご本人は…
『なんでだ?』
と、言ってますが、フゥとクゥも
『『は、はぃ』』
って言ってます。
『だからなんでだよ』
おいちゃん、だめだめです。

「ふぅ~、くぅ~」
『『サーヤ~』』ううう
ああ、フゥとクゥのお顔がぐしゃぐしゃです。
「がんばりまちちゃ~」なでなで
がんばったねぇ、えらいえらい。
『『うぅぅ   サーヤ~』』
二人が抱きついてきました。なでなで。

〖フゥ、クゥ、泣いてばかりじゃいられないわよ~。元気だしなさい。気持ちはわかるけどね?でも、次はサーヤの番だからね。フゥとクゥは行かないのかしら?〗
ジーニ様がそう言うとフゥとクゥも
『『行きます』』
あれ?立ち直った?

「う?」
サーヤの番?
〖サーヤ忘れちゃったの?土の魔法練習するんでしょ?〗
ジーニ様が仕方ないわねぇって…
「あっ!しょうぢゃっちゃ~」
エヘ~? ん~と、何しようとしてたんだっけ~?あっ
「おきがえ!」
『そうだったわ、ズボンのお洋服着替えなきゃね』
フゥも思い出したみたいです。

きゅるる~『私と山桜桃で着替えさせてくるから、休んでたら?』
『そうですね。フゥさんクゥさん、休んでいてください』
『俺も行く。ちびっこクモたちも行こう』
おいちゃんも行くみたいで子グモちゃんたちを誘ってます。
きゅるる~ん『『『なにかする~?』』』
きゅるる~ん『『『やる~!』』』
ぴょんぴょこ跳ねる元気な子グモちゃんたち

『ん~?どんな服があるか見て頼もうかな?帽子あるかな~?』
きゅるる『帽子?』
きゅるる~ん『『『ぼうし~』』』
きゅるる~ん『『『『なに~?』』』』
クモさん親子が帽子って何?って聞いてます。

『頭に被る物だよ。オシャレだったり、日除けだったり、ケモ耳ついてたり?』
『ケモ耳?』
山桜桃お姉ちゃんが不思議そうに聞いてきます。
『それだよ』
おいちゃんが耳を指さすと
『これですか?』
山桜桃お姉ちゃんが自分のうさ耳をピコピコさせてます。かわいい~♪
『そう。サーヤがもふもふ~って言ってるだろ?俺たちがいた所はけっこうそういうやつ多くてな?耳だけのアクセサリーとか、服の帽子に耳つけたり、着ぐるみっていう、全身まるっと動物のかっこになる洋服とかもあったんだよ。しっぽ着いてたりな。肉球手袋とかスリッパとかもあったな』
おいちゃん、そんな説明しちゃったら…

きゅるる『着ぐるみ…』
きゅるるん『『『おみみ』』』
きゅるるん『『『『しっぽ』』』』
ほらぁ絹親子の目が光っちゃった!

『ま、待て!今必要なのは日除けの帽子だ!山桜桃!山桜桃も……』
『サーヤちゃんとおそろい…』
山桜桃お姉ちゃんの目も光った!

『あっ  やばい』
「おいちゃん……」
だまって見てたサーヤが、またやっちゃったの?と顔で言っている。

『と、とにかく、今ある服を見に行こう!な?』
じとー
『うっ  サーヤ、ほら行くぞ』
おいちゃん、ごまかしましたね?
サーヤをひょいっと抱き上げてサーヤの部屋へ行く。
クローゼットを見てみると、やはりまだまだ服が少ない。下着も最低限。とはいえ、みんな神様による付与つき、汚れないんだからずっと着ていたって差し障りわない。ないのだが、やはり気分的にこれだけじゃなぁっと思う。

『ん~当たり前だけど、この世界、Tシャツとか、トレーナーとかもないんだな。オーバーオールとか』
「しょぢゃにぇ~」
あんまり種類ないみたいだね~
『丈夫だけど、もうちょい生地が伸び縮みしてくれると作業しやすいのにな』
「あい。てぃーちゃちゅ、しゅごかっちゃんぢゃにぇ」
自由に動けました。

『そうだな。すごかったんだな。汗、吸うしな』
「あい」
なくなって、初めて分かるね。

『帽子ないなぁ。この世界ないのかな?』
「う~にゅ ?」
どうかな~?
『頭に被るものですよね?あるにはあるんですが、お金持ちのお飾りみたいな感じですね』
山桜桃が言うようなやつならあっても日除けにはならなそうだな。

『あとで麦作ったら、麦わら帽子編むか?ひとまず、タオル巻いといて』
「おいちゃん、ちゅくりゅ?」
『ああ。あとで何作るかリストアップするようだなぁ』
「おいちゃんにょ、おようふくみょ」
『そうだな。あと、山桜桃と春陽もだな』
『え?私たちは別に』
山桜桃が慌ててるが、ここは無視!服は必要だ。
きゅるる『私たちのも必要言われた』
『ああ。そうだな』
絹さんたちは是非そうしてくれ!
とりあえず今は、小さい冒険者みたいなかっこ、これかな?

『絹さん』
きゅるる?『なあに?』
『こんぐらいの大きさの真四角の布が欲しいんだけど、糸は木綿で。出来るか?』
絹さんに頼むと

きゅるる『まかせて。木綿、糸出して』
きゅるるん『は~い♪やったぁ!』
木綿がぴょんぴょこしてる。
きゅるるん『『『いいなぁ』』』
きゅるるん『『『ずるい~』』』
それを見た他の子グモたちがちょっと拗ねてるが
『みんなにも頼むから、あとでよろしくな!』
きゅるるん『『『ほんと?』』』
きゅるるん『『『やった~♪』』』
こっちもぴょんぴょこしだしたな。
麦わら帽子やめてみんなに帽子頼むかな。

『山桜桃、サーヤの着替えを…』
『終わってますよ』
サーヤが着替え終わってポーズをとっていた。
『早いな』
きゅるる『こっちも出来たわよ』
きゅるるん『できたよ~』
『こっちも早いな。ありがとう』
出来上がったのはバンダナ。これを
『サーヤ、あっち向いて』
「あ~い」
頭に巻いて
『よしよし。こんなもんかな?』
『ちっちゃな冒険者の完成ですね!可愛いです!』
きゅるる『うん。かわいい』
きゅるるん『『『早くみんなに』』』
きゅるる~ん『『『『みせにいこ~♪』』』』
「お~♪」
『じゃあ、行くか!』
サーヤを抱き上げてみんなの元へ行く。


その頃、天界では…
『主神様、ただいま戻りました』
バートさんが天界に戻ったところだった。
〖お帰り。バート。それで?その顔は何かあったみたいだね〗
さすが主神様。普段はふざけていても、こういうところは鋭いですね
『はい。ぜひシア様にも一緒にお聞きいただきたいのですが…』
〖分かった。シアのところへ行こう〗
そう言って立ち上がった主神の顔は厳しい顔になっていた。
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