《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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242 いえーい!

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 ぶおん!
「ふあ?」
ウインウインウインウイン

『は?』
『えぇ?』
『これは、なんですの?』
〖サーヤ、ゲン、これは、何かしら?〗

ジーニ様の迫力笑顔の問いかけに、『は?』っと言ったまま顔をひきつらせていたおいちゃんが、ギギギっと音がしそうな感じでサーヤの方に向いてきます。

『サーヤ?正直に答えような?』
「あ、あい」こ、こわい
『何をイメージした?』
引きつった笑顔怖いです。
「か、かきまじぇるにゃりゃ、みきしゃーかにゃ?っちぇ」
『そうか。ちなみにそれは、台所でおばあちゃんが使ってたヤツだな?』
「あ、あい」
『サーヤ、あれは、あのハンドミキサーは横回転だ。見ろ!』
目を逸らしていた現実をチロって見ます。
『ど真ん中で横回転させてるから、畑が流れるプールみたいになってるじゃないか!』
そう、畑の土がぐるぐるぐるぐる回っています。あれ~?
「ちゃ、ちゃのちちょうだにぇ?」
チャレンジャーな一人の土の妖精さんが恐る恐る土に入ったかと思ったらそのままキャーっと楽しそうに流れて行っちゃいました。それを見た他の妖精さんたちも続々とあとに続いて、今やニャーニャにゃんとココロまでキャーっと両手を上げて流れています。

『あれじゃ全体が回ってるから下の方が混ざらないじゃないか』
「じゃ、じゃあ、はんちゃいまわちにしゅりゅちょか?」
そう言ったとたん土が反対回りになった。不思議だなぁ?
妖精さんたちとニャーニャにゃんたちは、またもやキャーっと楽しそうに回っている。
『あれじゃ同じだろう。表面しか回ってないぞ』
「しょ、しょっかぁ」
おかしいなぁ?むずかしいね…

『う~ん?なんかちがうわよねぇ?』
『違いますわね』
〖あ~サーヤ、そろそろ一回止めましょうか?〗

「あ、あい」
止まれ~止まれ~…あっ止まった。ふぅ~。おでこの汗を拭きます。
『え~もうおわり~?』
『『もっと~』』
『『やろうよ~』』
『『おねが~い』』
妖精さんたちがお手手合わせてお願いのポーズです。可愛いけど、ごめんね?

『はっ!つい回っちゃったにゃ!』
みゃ~ん『たのしかったにゃ!またやりたいにゃ!』
そ、そう?

『サーヤ、あれじゃ土は混ざらない。やるなら縦回転だ』
「たちぇ…ちょいれっちょぺーぱー」
カラカラカラ……
『なんか違う…やさしくほっくり返すんだよ』
ほっくり返す…手巻き寿司の酢飯、しゃもじで切るように?

『うにゃ~!全員退避にゃ~!』
『『『うわ~っ』』』
『『『にげろ~っ』』』
〖わ~っ!サーヤ止めて止めて!〗

「ふぇ?」
いつの間にか現れた透明?の大きなしゃもじが、サクッと土に入るとやさしくひっくり返していた。
「あ、ありぇ?」
『サーヤ…しゃもじって、酢飯か』
「え、えへ?」
と、とりあえず消さなきゃ
消えろ~。あっ消えた。よかった。

シーン

『サーヤ違うだろ?あれじゃひっくり返しただけだろ?』
「あ、あい」
『なんでキッチン用品になるんだ。畑なら耕運機だろ?』

『なんか、ズレてるわよね?』
『そ、そうですわね?』
〖ちょ、ちょっとゲン…一度止め…〗

こううんき?あっ横長の不思議な形の棒がウインウインしてるやつ?

ぶおん!ウインウインウインウイン
「ふあっ!?」

『あ、あぶないですわ!』
『あら?でもぉ』
〖う、上手くいってる?〗

「うぇ?」
土がでんぐり返りしながら手前から奥にぼこぼこぼこぼこっとひっくり返って混ざって行ってます。
『おぉ!いいんじゃないか?さっくり柔らかく混ざってるぞ』
「え、えへへ。できちゃ?」
『表面じゃなくもうちょい土の中からクルクルした方がいいんじゃないか?』
「にゃか?」
ん~くるくる棒を土の中に沈めて~ぐりんぐりん

『あ、あら?土が輝いてきましたわ。すごく喜んでますわ!』
『すごいにゃ!サーヤちゃん!』
みゃ~ん『すごいにゃ~』
そ、そうかな?えへへ

『これはぁ成功したんじゃなぁい?』
〖そ、そうみたいね〗

『『『『サーヤちゃん、サーヤちゃん』』』』
『『『『すごい、すごい!』』』』
土の妖精さんたちがぴょんぴょんしながら両手を出してきます。ハイタッチ?
しゃがんで両手の手の平を向けると、
『『『『いえーい!』』』』
正解だったみたいです。みんなハイタッチして畑に行きます。
『『『『やったぁ!』』』』
『『『『サーヤちゃんのちから、分けてもらったぁ!』』』』
『『『『いくよ~』』』』
『『『『お~!』』』』
そう言うと、まだ耕してないところで
『『『『それーっ』』』』
って、横一列に並んで、でんぐり返りを始めました。
そしたらなんと、でんぐり返りの後が輝きながら土が耕されていきます。
「ふああ?」
『はあ?』
どうして~?

『あららぁ  楽しそうにお手伝いはじめちゃったわねぇ?』
『そうですわね~』
『楽しそうにゃ~』
みゃ~ん『ココロも!ココロも~!』
『仕方にゃいにゃね~、ニャーニャも一緒にやってあげるにゃ』
みゃ~ん『わ~いにゃ』
『というわけで、さーやちゃん、タッチにゃ!』
みゃ~ん『たっちにゃ!』
「あ、あい。たっち」
『いえーいにゃ』
みゃ!『いえーいにゃ』
『ココロ!行くにゃ~』
みゃ~ん『あいにゃ!ねぇね!』
わ~って二人も走って行っちゃいました。妖精さんたちと一緒にくるんくるんでんぐり返りしてます。
どうなってるの?


『お父さ~ん、楽しそうだよぉ  離してよぉ』
ぴゅいきゅい『『いや~ん   はなちて~』』
ぴゅい『わたちたちも~』
きゅい『いくの~』
ぴゅいきゅい『『おとうしゃんのいじわる~』』
『フゥもはなしてよ~』
『クゥもはなしてよ~』
『『『あおばちゃんもはなして~』』』
外野では必死にちびっ子同盟たちが一緒になって遊ばないように押さえていた…
『ハク、今はダメだ!いたた!しっぽで叩くんじゃない!』
『モモ、スイも今は我慢しなさい!いたた!噛むんじゃない!』
『『フライもフルーも暴れないで』』
『妖精トリオも我慢です。あっちょっとみんなも手を貸して~!』

きゅるる『みんなまだまだね
~』
きゅるるん『『『『『『『ん~ん~』』』』』』』

『ようしゃないのぉ』
『簀巻きじゃの』

外野は外野で色々あったようだ。

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