《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

文字の大きさ
267 / 690
連載

311 いい匂いの正体は?

しおりを挟む
    カイロに驚く精霊さんたち。そ、そんなに?

『ま、まあ、カイロのことはまたその内な』
『えぇぇ~』
と、精霊さんたちの不満の声が聞こえますが、さっきから美味しそうな匂いがしてるのです!

『あとで絶対教えてね』
『絶対だぞ』
風の精霊さんと、火の精霊さんがおいちゃんに念を押します。よっぽど知りたいんだね。
やっぱり『自然の原理』って言っちゃったからかな?おいちゃんもついに勢いに押されて
『わ、分かったよ』
と、言っちゃったので、精霊さんたちも落ち着いてくれたみたいです。おいちゃんの顔はヒクヒクしてるけど。

『さてと、それじゃみんな席に着いたか?』
改めて、おいちゃんが仕切り直してます。

「あ~い」
大丈夫だよぉ~こたつにすっぽり潜ってる人もいるけど~

『それじゃ、みんな色々大変だったから腹減っただろ?飯とデザート用意したけど、どうする?みんな食えるか?』
ニヤッと笑うおいちゃん。

「ちゃべる~」
当たり前だよ!
『ぼくも~』
ぴゅいきゅい『『たべる~』』
〖食べるに決まってるじゃない!焦らさないの!〗
ジーニ様まで参戦です。
うんうん。そうだよね!当たり前だよね!

『そうかそうか!でもな、食材がまだ限られてるから、ちょっと食べ合わせが微妙なんだよなぁ。口に合わない奴がいたら申し訳ないんだが』
おいちゃんが申し訳なさそうに言うけど、たぶん大丈夫だと思うけどな~

〖師匠、そもそもこの世界の者は「食べ合わせ」などというもの知りませんよ。料理すら発展しないのですから〗
ほらね?エル様の言う通りだと思うよ?

『そうか?んじゃ、持ってくるから、みかんでも食って待っててくれ。コタツと言えばみかんだよな。サーヤたち、ちびっ子は半分こずつな。メインとデザート食えないの嫌だろ?』
すでに伸ばしていた手をみんな一斉に、ピュッと、引っ込めます。

「あ~い」
『サーヤは四分の一でもいいぞ?』
おいちゃんが笑って言います。

ふおっ?
「あい!」ピッ!
ビシッと敬礼です。だってサーヤ知ってる。おいちゃんがこういう言い方するとき、すっごいたくさんか、すっごいお腹にたまる物が!しかも、サーヤの好きなのが来る時!じゅるり。
なので、みかんは半分この半分こにします!

『サーヤ~』
コソッとハクが聞いてきます。
「あい?」
つられてサーヤもコソコソです。
ぴゅいきゅい『『おいちいの、たくしゃん』』
『『くるんでしょ?』』
『サーヤのおくち』
『すっごい』
『キラキラ~』
流石です!みんなよく分かってます。
きゅるるん『『『と、いうことは?』』』
きゅるるん『『『『おみかんは、すこしにしたほうが?』』』』
「あい!」
その通りだよ!

『じゃあ、みんなで分けて食べよう』
『そうだな。みかんは森になってるやつだもんな』

そうなんだけどね
「なじぇか、こたちゅに、みかんは、しゃいこう」
難しいとこだね。

『それじゃ一口ずつ、堪能しよう』
『そうね。私たちが分けてあげるわ』
フゥとクゥが真剣に皮を…ああ!それは皮剥きすぎです。

「ふぅ、ちりょいとこ、たべりゅ」
『え?だってここ美味しくな…い……まさか?』
こくり。そうです。美容と健康のためには食べた方が良いのです。

『みんな、大事に食べるわよ』
『お、おう。皮は捨て…ずに、ゲンさんに渡すか』
こくり。そうしてください。漢方薬にも、入浴剤にも、お掃除にも使えるのです。

みゃ~『なんでこんなやりとりにゃ?』
いろいろあるんですよ。
みゃ『わ、わかったにゃ』
分かってくれてありがとう。

そして、フゥとクゥが分けてくれた、みかんをじっくり味わって食べます。
「やっぱり、こたちゅには、みかん」
『なんでだろね~』
ぴゅいきゅい『『ほんとに』』
『『しっくりくる~』』
『『『おちつくね~』』』
『ほんとよね』
『なんでだろな?』
不思議だよね~?みんなでそんなことを言ってると

カチャカチャカチャカチャ
来た~!
山桜桃お姉ちゃんと、春陽お兄ちゃんは、またお手伝いです。

『うわぁ~いい匂い~』
ぴゅいきゅい『『おなかがすくにおい~』』
『『初めての匂いだよ~』』
『サーヤ』
『なんのにおいか』
『わかる~?』

こ、この匂いは
「おだちにょ、かおり」
優しい匂いがするよ~

『おお!さすがサーヤだな。分かるか?鰹節としょっつるが手に入ったし、本当はもっと野菜が欲しいが、とりあえず、キノコとほうれん草あるし、卵あるし、なんたって小麦が手に入ったからな』ニカッ
小麦…お出汁……もしかして

『うわぁ~サーヤのかお~』
『サーヤ、こっち向いて』
『口拭こうな』
ハクとフゥとクゥもそれどころじゃないですよ。じゅるり

ぴゅいきゅい『『うわぁすごい~』』

おいちゃん、それは
『海老天ぬきの、鍋焼きうどんだ!卵だけならまだあるぞ!』
がーん!海老天は無いのか!そりゃそうだよね。次に期待!でも、それでも!

「うきゃ~!おいちゃんにょ、てうちうぢょん~!!!」
おいちゃんのうどんは絶品なんだよ!
しかも鍋焼き~!

「はやきゅ!はやきゅ!」
のびちゃう~!

『慌てるな。一人用鍋がまだないから大きい鍋から取り分けてな。ただ熱いから火傷すんなよ』
おいちゃんがみんなに注意します。お鍋、ぐつぐつ。

「ふーふー」
『そうだな。フーフーして食べような』
「あ~い!」
気をつけないとね!お口の中火傷したら、皮がペロンってなっちゃいます。
『ちびっ子の所は俺が行くまで待てよ。危ないからな!』
「あ~い」
まだしばらく、お預けみたいです。ぐすんっ

しおりを挟む
感想 1,713

あなたにおすすめの小説

もふもふ相棒と異世界で新生活!! 神の愛し子? そんなことは知りません!!

ありぽん
ファンタジー
[第3回次世代ファンタジーカップエントリー] 特別賞受賞 書籍化決定!! 応援くださった皆様、ありがとうございます!! 望月奏(中学1年生)は、ある日車に撥ねられそうになっていた子犬を庇い、命を落としてしまう。 そして気づけば奏の前には白く輝く玉がふわふわと浮いていて。光り輝く玉は何と神様。 神様によれば、今回奏が死んだのは、神様のせいだったらしく。 そこで奏は神様のお詫びとして、新しい世界で生きることに。 これは自分では規格外ではないと思っている奏が、規格外の力でもふもふ相棒と、 たくさんのもふもふ達と楽しく幸せに暮らす物語。

転生先は海のど真ん中!? もふ強魔獣とイケオジに育てられた幼女は、今日も無意識に無双する

ありぽん
ファンタジー
25歳の高橋舞は、気がつくと真っ白な空間におり、そして目の前には土下座男が。 話しを聞いてみると、何とこの男は神で。舞はこの神のミスにより、命を落としてしまったというのだ。 ガックリする舞。そんな舞に神はお詫びとして、異世界転生を提案する。そこは魔法や剣、可愛い魔獣があふれる世界で。異世界転生の話しが大好きな舞は、即答で転生を選ぶのだった。 こうして異世界へ転生した舞。ところが……。 次に目覚めた先は、まさかの海のど真ん中の浮島。 しかも小さな子どもの姿になっていてたのだ。 「どちてよ!!」 パニックになる舞。が、驚くことはそれだけではなかった。 「おい、目が覚めたか?」 誰もいないと思っていたのだが、突然声をかけられ、さらに混乱する舞。 実はこの島には秘密があったのだ。 果たしてこの島の正体は? そして舞は異世界で優しい人々と触れ合い、楽しく穏やかな日々を送ることはできるのか。

ドラゴンともふ魔獣に懐かれて〜転生幼女は最強ドラゴン騎士家族と幸せに暮らします〜

ありぽん
ファンタジー
神様のミスで命を落としてしまった高橋結衣(28)。そのお詫びとして彼女は、様々な力を授かり、憧れだった魔法と剣と魔獣の存在する、まるで異世界ファンタジーのような世界へと転生することになった。 しかし目を覚ました場所は、街の近くではなく木々が生い茂る森の中。状況が分からず混乱する結衣。 そんな結衣に追い打ちをかけるように、ゾウほどもある大きな魔獣が襲いかかってきて。さらにドラゴンまで現れ、魔獣と激突。数分後、勝利したドラゴンが結衣の方へ歩み寄ってくる。 転生して数10分で命を落とすのか。そう思った結衣。しかし結衣を待っていたのは、思いもよらぬ展開だった。 「なぜ幼児がここに? ここは危険だ。安全な俺たちの巣まで連れて行こう」 まさかのドラゴンによる救出。さらにその縁から、結衣は最強と謳われるドラゴン騎士の家族に迎え入れられることに。 やがて結衣は、神から授かった力と自らの知識を駆使し、戦う上の兄や姉を支え、頭脳派の兄の仕事を手伝い。可憐で優しい姉をいじめる連中には、姉の代わりに子ドラゴンやもふ強魔獣と共にざまぁをするようになって? これは神様の度重なるミスによって、幼児として転生させられてしまった結衣が、ドラゴンやもふ強魔獣に懐かれ、最強のドラゴン騎士家族と共に、異世界で幸せいっぱいに暮らす物語。

無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~

鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!  詳細は近況ボードに載せていきます! 「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」 特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。 しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。 バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて―― こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました

由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。 彼女は何も言わずにその場を去った。 ――それが、王太子の終わりだった。 翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。 裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。 王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。 「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」 ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。