《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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318 もぐらさんちのちびちゃんの番!

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    お名前どうしようかな~?

『なあ、サーヤ。土の匂いがして、ポカポカなら、たんぽぽと同じような春の草花の名前にしたらどうだ?兄弟なんだし』
ぽぽの名前は「たんぽぽ」だろっておいちゃんが

「うにゅ?」
春の草花?おぉ~!たしかに!

「おいちゃん、てんしゃい!!」
『ん?そうか?』
「あい!」
採用だよ!何があるかな~?えっと

「しゅみれ、れんげ…は、もういりゅ~」
あとは?
「くりょーばー、ちゅくし、ぺんぺんぐしゃ」

『クローバーと、土筆はちゃんと発音できてない時点でダメじゃないか?ペンペン草は、ナズナのことな。土筆は大きくなったらスギナになるぞ?』
「うにゅー」
どうしようかな?

「ちゅくしのが、おいちぃ」

『はい?』
『『ほえ?』』
ぽぽちゃんと、ちびちゃん達が変な顔してます。

『サーヤ?おいしいって?』
『何でそこで、美味しいが出てくるんだ?』
フゥとクゥもワケわからないって言ってます。

『サーヤ?それは、スギナより土筆のが食ったら美味いと?』
「あい。ちゅくだに。おいちい」
『佃煮って、おまえ···相変わらず渋好みだな』
食べられる、おいしいだいじです。

『にいちゃん、おいらたち、食べもんの話、してただか?』
『いんや?違ったはずだども?』
『わたちたちたべられちゃうだか?』
ん?もちろんお名前のはなしですよ?食べませんよ?

「しゅみれ、かわいい。けぢょ、ぺん…なじゅな、あしょべりゅ。たのちい」
『うん。そうだな。サーヤは花より団子で、花より遊びだもんな』
おいちゃんが呆れたように言います。
「ぶー」
人聞きが悪いですよ。

『にいちゃん、ちいにいちゃん、あしょぶの?』
『『さあ?わかんねぇだ?』』
まだ遊ばないよ?

『サーヤ?つけたい名前があるのはいいけど、言えないとだめなんじゃない?』
「うにゅ~」
そっかあ。しゅん···
『ほら、サーヤ、諦めるのは良くないぞ?練習してみよう。な?』
『そうよね。サーヤ、練習よ!』
「あ、あい!」
クゥとフゥが励ましてくれます。よし!やってみるよ!

「ちゅくし、ちゅ…つくち」
『『惜しい!もうちょっと!』』
がんばれ!してくれます。
「つくち……つく~し!」
『『おお~!頑張った!』』
ぱちぱちしてくれます。
ふい~。汗が~

『ほら、サーヤ』
『もうひとつは?』
そうです!もうひと頑張りです!ふんすっ!
「なじゅな…にゃじゅにゃ」
むずかしい~
『『がんばれ!』』
「あい。なじゅにゃ……なずにゃ」
『あと少し!』
『がんばれ!』
あとちょっと~
「なずにゃ……な・ずっ…な!」
『おぉ!』
『頑張ったわね!』
えへへ~ほめられちゃった~♪

『くくっフゥ、クゥありがとな。サーヤ、頑張ったな。それじゃ、二人に聞いてみないとな?』
おいちゃんの言う通りだね!

「あい。あにょね、つ、つくしは、にょきにょきかわいいの。あちょ、おいちいにょ」
頭の上に手を持ってきて、にょきにょき

『『『ほえ?』』』
あれ?ぽぽちゃんたち目が点?

『サーヤ、それは』
『ごめん、おれたちにも分からないぞ』
ええ~?

『はぁ。あのな、茶色いこんな形の…』かきかき
『春の植物でな?大きくなるとスギナっていうこんな形の···』かきかき
『緑の草になるんだけどな?この茶色い時に摘んで、料理すると上手いんだよ』
おいちゃんが、またお水でこたつの天板に絵を描きました。相変わらず上手です。

『なかなか、可愛いんだな』
『うん。かわいいだな』
『これなら、わかるんだな』
さすが、一家に一台おいちゃん便利ですね。
『こら。なんか変なこと考えたな?』
なんのことかな?

『もうひとつは?』
『どんななの?』
フゥとクゥが話を進めようとしています。ナイスです。

「ちっちゃい、おはな、たくしゃん。ちょびっと、むいむいしちぇ、くりんくりんしゅるちょ、ぺんぺんなりゅにょ!」
完璧な説明です!

『『『······』』』
あれ?ぽぽちゃんたち?

『『···え~と?』』
あれぇ?フゥとクゥも?

『うん。まあ、間違っちゃいないんだけどなぁ。伝わらないだろうなぁ』
おいちゃんが残念そうに言います。

『困ったな。さすがに、絵を書いたところで伝わらないよなぁ』
今、お外は雪でここもかまくらの中だもんね?

『···はい。これ』

「ふお?」
土の精霊さん?目の前には四角い土の塊が浮いてます。なんでこぼれないのかな?
『···周り固めたから大丈夫。そこの、美味しい畑の土、ちょっと貰ってきた』
お、おいしい?

『超一流の農家の人には、土だって食べられるものじゃないと、いい野菜は育たないって、土を食べて確認する人もいるらしいぞ』
「ほえ~」
そうなんだ~さすがおいちゃん物知り。

『···うん。この土、最高。小さい妖精たちに聞いた。誰かの名前の花、咲かしたって。だから、土持って来た』
そっかあ~
「あいがちょ!」
『···ん』にこ
土の妖精さん優しい~

『すごいな。土のがあんなに自分から喋るなんて』
『ええ。初めて見ましたね』
火と水の精霊さんがすっごく驚いてます。そ、そんなに珍しいんだ?

まあ、いっか!それより
「じーにしゃま~」
せっかくだから、つくしも~

〖可愛……コホン。はいはい。種ね。だいぶ慣れてきたみたいだからいいでしょう。でも五個ずつね〗
「あい!ぺんぺんぐしゃの、ちゃね~でりょ~」
ぽとぽとぽと
「つくしの、ちゃね~でりょ~」
ぽとぽとぽと
「でちゃ~!むすびはしゃま~」
お願い!

『は~い。食べられる草に、遊べる草なんて楽しみね~♪それじゃ、まきまきして、えいっ!』
ぽぽぽぽんっ
「でちゃ~♪」
まずは土筆です。にょきにょきって伸びます。
独特の段々の形がかわいいです!
『これがつくし』
『かわいいんだな』
『これ食べるだか?』
そうだよ!おいしいんだよ!

『じゃあ、次はこっちねぇ。えいっ』
ぽぽぽんっ
「でちゃあ~♪」
『結葉様、花を咲かせて、緑の実が出来るまで育ててくれるか?』
『分かったわぁ~♪まずお花までね。えいっ』
にょにょにょっ
『わっ!にいちゃん!おててがいっぱいあるみたいだ!』
『ほんとだなぁ』
『あっ、つぼみだど!』
ぽぽちゃんたちも楽しそう♪

「あっ!さいちゃ~」
『しろい、ちっちゃい、おはな!』
『素朴な感じだども、かわいいんだな~』
『うん!かわいいだ!』
うんうん。そうだよね?

『お楽しみはこれからだぞ?結葉様』
『了解よぉ。えいっ』
お花が、だんだん実になるんだけど、実の形もかわいいんだよ!おどろくかな?
おいちゃんも同じこと思ってるみたいでニヤニヤしてます。

みゃ~っ!『あ~っ!ココロにゃ!』
『なんのことにゃ?ん~?あっ!この形は~!ご主人見るにゃ!』
『見てますわよ。ココロと同じ形が沢山ですわね。かわいいですわぁ』
みゃ~ん『これにゃ♪おんなじにゃ♪』
ココロがおしりのハートをみんなに嬉しそうに見せてます。
しっぽもゆらゆらしてます!
『ほんとなんだな!』
『『かわいいだな~♪』』
ぽぽちゃんたちも気に入ってくれたみたいです!よかった!ぺんぺん草の実はハートの形なんだよね!

『ゲン、こんな感じ?』
『おう!ありがとな!これをな?』
プチッと摘んで、おいちゃんが実に繋がる茎をちょっとずつ剥きます。ここが大事!ちぎれないようにね!みんなもおいちゃんの手元をじーって見てます。瞬きしないと、おめめ、しぱしぱするよ?

『ほい!サーヤ!お手本見せてやれ!』
全部剥けたのをおいちゃんが渡してくれました!
「あい!」
ビシッと敬礼です。責任重大です。

〖あ~ん♪かわいい♪〗
〖お母様···〗
〖重症ですね〗

では、茎の下のとこを二本の指で持ってスタンバイ!片手は腰に!
『なんで仁王立ち?』
気分ですよ!おいちゃん。
『そうか……』
なんです?残念な子を見る目は見なかったことにします。
ぺんぺん草をみんなに見えるように右手を突き出して、いざ!

くりんくりんくりん!
ペンペンペンペン♪

成功です!
『お~鳴ったんだな!』
『おもしろいんだな!』
『わたちもやってみたいんだな!』
『あっ!そしたらおいらも!』
『こらこら。二人とも…』
「いいよ!」
『いいんだか!?』
ぽぽちゃんの言葉をさえぎって言ったら驚かれちゃった?
「あい!いいよ!」

『くっくっ。ほら。下を優しく持って、二本の指をこするみたいに、くりっくりっとやるんだぞ』
おいちゃんが三本既に準備してくれてました!さすが!もう一本は···

『結葉様~まだ~?』
ぴゅいきゅい『『はやくはやく!』』
『ちょっと待ってねぇ?』
結葉様がそこからまた育ててました。

『『くりんくりんくりんっ』』
『『『ぺんぺんぺんっ』』』
みゃ~『できるかにゃ~?』
『···結葉様、ぼくも』
土の精霊さんまで結葉様に群がってました。

「ふおぉ~」
大盛況です。ぽぽちゃんたちも

『お~鳴ったんだな』
『『楽しいだ~』』
ぺんぺんぺんぺん♪
よかった~♪みんなニコニコ♪それじゃあ

「ちびちゃんちゃち~、おとうとちゃん、つくし。いもうとちゃん、なずな。どうでしゅか?」
『『あっ!サーヤ待っ…』』
ん?フゥ?クゥ?

『おいらは、つくし』
『わたちは、なずな』
『『サーヤちゃん、よろしくなんだな』』

ピカーっ!

ふぎゃーっ

『あ~遅かったか···』
『遅かったわね···』
ふぎゃーっ

『『『ぴぎゃーっ』』』
うにゅ?

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