《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

文字の大きさ
333 / 690
連載

369 完成!

しおりを挟む
    ドワーフのおっちゃん、パワフル⋯あれ?図面は?いいの?

『ま、まあ、大丈夫じゃないか?』
「しょ、しょだね」
ドワーフさんの行動力に、ギン様もビックリだよね。

〖う~ん。ドワーフさんたち、サーヤに名前をつけてもらおうと思ってるのだけど、今でさえすごいのに、どうなっちゃうかしら?〗

「うにゃ?」
お名前⋯
『それは⋯』
ギン様と思わず見つめ合っちゃいます。え~?今までの例だと?

『最盛期の頃に若返る?力も強くなる?進化する?』 
そうだよね。ギン様もだもんね?ということは?

「おいちゃんが、ふえりゅ?」
性格、ちょっと似てるよね?すぐ動いちゃうとこも

『え?ゲンが増える?』
そうだよ。おいちゃんが一人~。おいちゃんが二人~。おいちゃんが三人~。おいちゃんが⋯ん?おばちゃん?

〖やっぱり、サーヤもそう思う~?〗
ほっぺたに手をあてて困ったように笑ってるジーニ様。
と、言うことはジーニ様も想像しちゃった?たくさんのおいちゃん⋯

「ふわぁ~ぁ」
『そ、それは⋯』

『ワハハハハハハハハハ』×七

おおぅ。なんか、なんか、なんか?

『⋯大丈夫なのだろうか?』
〖⋯ねぇ?〗
「⋯こわこわこわ?」
三人でなんだか怖い想像をしていると

『お~い!作るぞ~!この辺りでいいか~?』
ドワーフのおっちゃんが呼んでます。いよいよコンロが!

「あ~い!」
『今行く』
〖ちょっと待ってね〗
怖い想像をしたまま、ジーニ様に抱っこされてドワーフさんたちの所へ行くと

『この辺りにさ、作業台と、この子達専用の焼き台を別に作ろうと思うんだよ』
早速、山桜桃ちゃんと春陽くんを見ながら、おかみさんが説明してくれます。
そうだよね?山桜桃ちゃんたちとおいちゃんにしか出来ない作業もあるもんね?

『あと、私らは身長が違うからね。私らのも作らせてもらうよ』
そうだね。体に合わない作業台は大変だもんね。

『それで、あとは座ったまま焼けるテーブルみたいのをいくつか作ろうと思ってるんだけど』
おお!待望の!

『長い奴を作ろうかと思ったらよ?この二人が「サーヤちゃんたちのお手伝いをするのに、それは不便です。こうしたらどうでしょう?」って形を提案してくれたんだよ。なかなかいいアイデアでな?この二人、俺たちの弟子に出来ないかな?ワハハハハ』

『『ええ?そんなとんでもない』』
急なスカウトに山桜桃ちゃんたちがワタワタしてます。

「えへへ。ゆすらちゃんちょ、はるひくんは、すごいにょ!」
山桜桃ちゃんたちが褒められると、サーヤも嬉しいよ♪

『そうだな。いつも頑張ってくれてるな』
〖そうね。縁の下の力持ちって言うんだったかしら?ゲンも褒めてたわ。もちろん、私達もね〗
ほらね!みんな褒めてるよ!

『『ええええ?そんな!もったいない!』』

山桜桃ちゃんたちが更にワタワタしてます。

「ふへへ♪」
山桜桃ちゃんと春陽くんは、もっと褒められることに慣れないといけないと思います!

『ふふ。そうだな』
〖そうね~〗

ほらね?ギン様もジーニ様もそう思うでしょ?

『『あう~』』
山桜桃ちゃんたち撃沈。顔をお手手で隠してしゃがみこんじゃいました。ありゃりゃ?

『まあまあ、その辺にしといてやりなよ』
『そうだな。そろそろ作るぞ』
ドワーフさんたち、くくって笑いながら言います。
そうでした。

「がんばりぇ~!」
フレーフレーっ!楽しみだね~♪

『おっしゃ!じゃあ、いくぞ~』
『トレントさん、悪いけど石よろしくね』
『⋯⋯』こく
「まかしぇちぇ!ゆってりゅ!」
『うん。今のはなんか分かったな』
『そうだね』
そう?

トレントさんがドワーフさんたちの指示の元、大体の位置に石をそっと置き終わると、
『⋯⋯』こてん
「こりぇでいい?ゆってりゅ」こてん
『うん。そうだろね』
『なんか、わかる気がするな』
『ふふ。サーヤちゃんの頭まで』
『一緒に、こてんってしてるしね』

おお!みんなが分かるように?
サーヤの頭は、ありゃ?ほんとだね。とにかく

「とれちゃん、よかっちゃね」
『⋯⋯』こく
「うれちい!ゆってりゅ」
『うん。そうだね』
『俺らも嬉しいぞ』
よかったね~

〖はいはい。次行きましょ〗
ジーニ様が苦笑いです。

『おう!そうだな!じゃ、いくぞ!』
『そうだね』
そういうと、それぞれ石に手を置いて、なんか集中してます。

「うにゅ?」
何するの?
〖ふふ。サーヤ、しっかり見てるといいわよ〗
「あい」
なになに?

ドワーフさんたちが、次の瞬間、
『ふんっ!』
と言うと、ゴゴゴゴゴっと光と一緒に大きな音が!
うっすら目を開けて頑張って見ると下の方から石が形に!

「ふお~?」
〖流石ね〗
なになに~?

『うん。こんなもんかな?』
出来上がったのは石でできた大っきなコンロ!上に炭が入れられるようになってます。

〖サーヤ、あれが錬成よ。簡単にやってるように見えるけど、これだけ大きなものを作り出せる者は、極わずかよ。恐らく、ここにいるドワーフと親方兄弟位じゃないかしら?〗
「ほえ~」
すごいね~

『よしとくれよ~』てれ
『この位なら里にいるもんでも出来るさね』てれ
『それにまだまだだしね』てれ
『これからが本領発揮ってのに、その前に誉められちまったらな』てれ
『『『『やりにくいじゃないか(ね)~』』』』てれてれ

〖あら、それは申し訳なかったわね〗くすくす
「うにゅ?」
なんか、変わった照れ方だね?あれ?でも、まだ完成じゃない?

『おし!鉄板は任せろ!』
『テーブル部分は私だね』
『椅子と足台は私らだね』
『そうだね』
ん?足台?

そしてまたもやトレちゃんが、今度は鉄鉱石と魔鉱石を少し?おっちゃんの前に優しくそっと。木材をおかみさんたちの前にやっぱりそっと置いてくれました。
トレちゃんは気遣い屋さんです。
『⋯⋯』
手をすって出してます。

『ワハハ!どうぞ!ってか』
『ありがとね』
おお!通訳なしになりました!

〖う~ん、多分トレちゃんが、みんなに分かるようにしてくれてるような?〗

そうですか?それはそれで、
「とれちゃん、しゅご~。いいこいいこ♪」
『⋯⋯』くねくね

『照れてるな』
『照れてるね』
〖そうね~〗くすくす


『よし!仕上げだな!ふんっ!』
『『『それっ!』』』
またまた、パーッと光が!

おお!
『おしっ!どうだ?魔鉱石混ぜたからな!形も変えられるぞ!』

ほえ?

『テーブルいいね!さすがトレント材だね!ツヤもいいし、何しろ丈夫でちょっとやそっとじゃ燃えないしね!』

そ、そうなんだ?

『火の周りに使うにはこれ以上のもんはないよ!』
『足台はこんなもんかね?サーヤちゃん!ちょっと来ておくれよ』

「うにゅ?」
手招きするドワーフさんたちのところに行くと

「ふお~?」
〖あら!〗

すご~い!!
背もたれ付きのちびっ子なら四人くらい座れそうな長椅子です!だけど、それだけじゃありません!お子ちゃま用の高い座面の椅子になってて、端っこに階段が付いてます!

「しゅごいしゅごい!」
これなら一人でおすわり出来ます!
「じーにしゃま!じーにしゃま!」てしてし!
〖ふふっ。はいはい。行ってらっしゃい〗
「あい!」
ジーニ様に下ろしてもらって、一人で「よいしょ!よいしょ」と、階段を使って椅子に座ります!

「できちゃ~」バンザーイ!

ぱちぱちぱちぱち!みんなが拍手してくれます!
〖良かったわね~〗
「あい!」
ジーニ様が頭なでなでしてくれます。

『これならサーヤだけじゃなく、ちびっこたちも楽だな』
「あい!」
ギン様も感心してます。

『山桜桃ちゃんたちがお世話しやすいように、この階段は一応、畳めるからね』
『足、引っ掛けたら危いからね』
『四角く作ったから両脇と前から手伝えるだろ?もちろん角は丸く落としてあるよ』
おかみさんたちが、ふふんって説明してくれます。

『『ありがとうございます!』』
「あいがちょ~」
すごいすごい!

『鉄板は魔鉱石使ったからよ、必要に応じて、魔力通せば形を変えられるぞ。網とかな。まあ、一応、別に網も作ったけどな』

お~!こっちもすごいすごい!
「あいがちょ~!!」
〖ほんとね。いいものをありがとう〗
ジーニ様もニコニコしてお礼を言います。

『よしとくれよ~』
『このくらい、なんでもないんだからさ~』
『だよね~』
『て、照れちまうぜ』
ドワーフさんたちも、モジモジです。

『あ、あの、作業台もありがとうございます』
『とっても素敵です!』
『では、早速、お昼の準備しますね!』
『皆様、少々お待ちください!』
『『では!』
ばびゅんっと言うだけ言って、山桜桃ちゃんたち走って行っちゃいました。

「さーやみょ、おてちゅだい、しゅる!」
よいしょ、よいしょ、階段にお手手をついております。

『ありゃりゃ、これじゃ、おしり丸見えだね』
『手すりつけた方が良かったかね』
『改良の余地ありかね』

ありゃりゃ?だ、大丈夫だよ?
さあ、ホットケーキパーティーだよ~♪
しおりを挟む
感想 1,713

あなたにおすすめの小説

もふもふ相棒と異世界で新生活!! 神の愛し子? そんなことは知りません!!

ありぽん
ファンタジー
[第3回次世代ファンタジーカップエントリー] 特別賞受賞 書籍化決定!! 応援くださった皆様、ありがとうございます!! 望月奏(中学1年生)は、ある日車に撥ねられそうになっていた子犬を庇い、命を落としてしまう。 そして気づけば奏の前には白く輝く玉がふわふわと浮いていて。光り輝く玉は何と神様。 神様によれば、今回奏が死んだのは、神様のせいだったらしく。 そこで奏は神様のお詫びとして、新しい世界で生きることに。 これは自分では規格外ではないと思っている奏が、規格外の力でもふもふ相棒と、 たくさんのもふもふ達と楽しく幸せに暮らす物語。

転生先は海のど真ん中!? もふ強魔獣とイケオジに育てられた幼女は、今日も無意識に無双する

ありぽん
ファンタジー
25歳の高橋舞は、気がつくと真っ白な空間におり、そして目の前には土下座男が。 話しを聞いてみると、何とこの男は神で。舞はこの神のミスにより、命を落としてしまったというのだ。 ガックリする舞。そんな舞に神はお詫びとして、異世界転生を提案する。そこは魔法や剣、可愛い魔獣があふれる世界で。異世界転生の話しが大好きな舞は、即答で転生を選ぶのだった。 こうして異世界へ転生した舞。ところが……。 次に目覚めた先は、まさかの海のど真ん中の浮島。 しかも小さな子どもの姿になっていてたのだ。 「どちてよ!!」 パニックになる舞。が、驚くことはそれだけではなかった。 「おい、目が覚めたか?」 誰もいないと思っていたのだが、突然声をかけられ、さらに混乱する舞。 実はこの島には秘密があったのだ。 果たしてこの島の正体は? そして舞は異世界で優しい人々と触れ合い、楽しく穏やかな日々を送ることはできるのか。

ドラゴンともふ魔獣に懐かれて〜転生幼女は最強ドラゴン騎士家族と幸せに暮らします〜

ありぽん
ファンタジー
神様のミスで命を落としてしまった高橋結衣(28)。そのお詫びとして彼女は、様々な力を授かり、憧れだった魔法と剣と魔獣の存在する、まるで異世界ファンタジーのような世界へと転生することになった。 しかし目を覚ました場所は、街の近くではなく木々が生い茂る森の中。状況が分からず混乱する結衣。 そんな結衣に追い打ちをかけるように、ゾウほどもある大きな魔獣が襲いかかってきて。さらにドラゴンまで現れ、魔獣と激突。数分後、勝利したドラゴンが結衣の方へ歩み寄ってくる。 転生して数10分で命を落とすのか。そう思った結衣。しかし結衣を待っていたのは、思いもよらぬ展開だった。 「なぜ幼児がここに? ここは危険だ。安全な俺たちの巣まで連れて行こう」 まさかのドラゴンによる救出。さらにその縁から、結衣は最強と謳われるドラゴン騎士の家族に迎え入れられることに。 やがて結衣は、神から授かった力と自らの知識を駆使し、戦う上の兄や姉を支え、頭脳派の兄の仕事を手伝い。可憐で優しい姉をいじめる連中には、姉の代わりに子ドラゴンやもふ強魔獣と共にざまぁをするようになって? これは神様の度重なるミスによって、幼児として転生させられてしまった結衣が、ドラゴンやもふ強魔獣に懐かれ、最強のドラゴン騎士家族と共に、異世界で幸せいっぱいに暮らす物語。

無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~

鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!  詳細は近況ボードに載せていきます! 「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」 特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。 しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。 バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて―― こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました

由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。 彼女は何も言わずにその場を去った。 ――それが、王太子の終わりだった。 翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。 裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。 王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。 「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」 ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。