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384 親方の工房で
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サーヤが何かやらかしてないか気にしつつ。やらかしてそうだな⋯
「へっぷちんっ!」
〖サーヤ、風邪ですか?〗
「うにゅ~?ずぴっ」
〖お熱はないですね〗
「あい。はっくちっ!」
『さあ、入れよ』
『どうよ!中々だろ?』
『へ~これが親方の工房か』
俺には少し屈まないと通れない扉を潜る。
綺麗に整ってるな、どこに何があるか一目瞭然ってやつだな。手入れが行き届いた良い工房だ。流石だな。
『おう!今、火入れるからよ。ゲン、お前インベントリに素材が仕分けされてんだろ?鑑定も出来るなら、尚更お前が欲しい石が分かるんじゃないか?なきゃ、ここにある石も見てみろ』
なるほど、鑑定も併用すればいいのか。玉鋼やる必要も無いのか?不純物は分離してるようだからな。
『このヒヒイロカネってやつ、柔らかさと粘りがあって良さそうだな。柔軟性がありそうだ』
ボソッと言うと、親方兄弟の呆れた目が
『⋯伝説のヒヒイロカネをハサミに?しかも羊用?』
『知らねぇって怖ぇな』
『ああ。もはや罪だな』
罪ってなんだよ
『後で刀も打つなら練習にもなるだろ?』
練習は大事だぞ?
『まあ、知らんのだから仕方ないがな。まずは鉄や鋼で試そうって気は無いのか?せめて魔鉄に魔鉱石とかよ?』
『ヒヒイロカネはミスリルより珍しいんだぞ?』
そうなのか?
『んじゃ、この硬そうなアダマンタイト?オリハルコン?ってやつも珍しいのか?』
『『⋯⋯⋯』』じと⋯
『な、なんだよ』
めちゃくちゃ三白眼な目で睨まれてるんだが⋯
『兄貴、俺もうヤダ』
『ああ、弟よ。気持ちはよくわかる』
ウンウンって頷き会いながら泣くなよ。悪かったよ。そうか、珍しいんだな。
『珍しいなんて言葉で済むかああ!!』
『幻の幻の!幻の石なんだぞ!?そ、それを、それを⋯』
『兄貴いぃぃ』
『弟ぉぉぉ』
『俺たちは命懸けで手に入れたのによぉ』
『しかも、ほんのひと握りサイズだってのによぉ、それをそれを』
『『なんなんだよおぉぉっ』』
あ~そうか。それは、ほんとにすまん。
でもな?それ以上に気になるもんが
『なあ、このエンシェントドラゴンの鱗とか、逆鱗ってのも素材になるのか?』
石じゃないけど石扱いなのか?って言うか、素材として使えるのか?
『『は?』』
ん?なんか泣き止んでくれた?
『エンシェントドラゴンってもしかしてもしかしなくても、アルコン様のことだよな?もしかして、アルコン様歩く高級素材?あ?エンシェントドラゴンの角の欠片とか、牙の欠片なんてのもあるぞ?爪もか?』
なんで欠片?ん~?
『『⋯⋯⋯』』
『あっ、そうか。昔アルコン様、あそこで暴れたんだっけか?そん時にジーニ様たちに落とされたってことか?なあ?』
『『⋯⋯⋯』』
ん?いないのか?
『親方?どうした?』
親方たちを見ると、なんだよいるじゃねぇか。しかもさっきと同じ場所に。
『親方?なあ?』
なんだってんだ?近づいてみると
『『⋯⋯⋯』』
息、してない?
『お、おい!親方?二人とも起きろぉ!息しろ息!お~い!』
ゆさゆさゆさゆさ!
『『ハッ!ゲッホゲホゲホゲホ』』
お、おぉ。良かった。
『あ、兄貴、俺、川の向こうに死んだ親父とお袋が見えた気が⋯ゲホッ』
『お、お前もか?俺も見た⋯あんな顔してたんだっけな。はるか昔過ぎて忘れてたぜ⋯ゲホッ』
川の向こうに親?さ、三途の川?
『だ、大丈夫か?』
渡らずにすんで何よりだな
『『んぁあ?』』
ぎろりっ
『うぉっ?』
に、睨まれた
『『大丈夫なわけあるかあああああ!!』』
お、おぉ、大丈夫そうだな?
『お、お前!なんっちゅうもんを掘り起こしてやがんだ!』
『かかか、返してこい!今すぐ返してこい!』
おぉ、復活した。
『いや、勝手にインベントリに入ってただけだし?わざとじゃねぇぞ?それにアルコン様だって返されても困るんじゃ?』
欠片だし?大昔の物みたいだしな?アルコン様に使っていいか聞いてみるかな?
『そういう問題かあああ!』
『お、お前、絶対ハサミになんか使うなよ!?絶っっ対!使うなよ!?』
え~少し混ぜるくらい⋯
『『絶っっ対!!使うなよ!!!ぜぇぜぇぜぇぜぇ』』
そ、そんな全力で反対しなくても
『わ、分かったよ』
ハサミには使わないよ。ハサミには
『あ、兄貴、ダメだ。こいつは見張ってないと、絶対やらかす!』
『おう。その通りだな。絶対ヤバいやつだ!』
なんだよ。そんな危険物みたいに。
『十分、危険だ!』
『自覚しやがれ!』
ええぇ~
『うううぅ、兄貴。あいつ絶対分かってないぞ』
『うううぅ、そうだな。弟ぉ』
『『うっうっうっうっ』』
なんだよ。結局泣くのかよ。どうしろと?
ギィィ
ん?扉が開いたか?
『親方?なんだなんだ。騒がしいと思ったら帰ってたのかよ。しかもなんで泣いてんだ?いい歳こいたジジィが抱き合って泣いてるとか、気味悪ぃぞ?ん?客人か?人間?』
第一村人との遭遇、か。
⋯その頃のサーヤたちは?
「『じゃんけん、ぽんっ』」
「あっちむいちぇ、ほいっ!」
『ほいっ』
ぴゅいきゅい『『ハク、セーフ』』
『『サーヤ、がんばれ~』』
「あいっ」
『負けないよ~』
「『じゃんけん、ぽんっ』」
『あっちむいて~ほいっ』
「ふん、にゅっ」
ぴゅいきゅい『『サーヤ、ぎりぎり』』
『『『セーフっ』』』
みゃあ『ハクにぃに、がんばるにゃ』
『ありがとう~』
「ふぎゅ、まけにゃい」
〖くすくす〗
『ジーニ様ぁ、サーヤたちは何を真剣にやってるのぉ?』
〖ふふ。それがね、ハクを抱きしめてお昼寝するか、ハクがみんなを抱きしめてお昼寝するか、三本勝負なんですって〗
『ええ~?』
「『じゃんけん、ぽんっ』」
「あっちむいちぇ~ほいっ!」
『ほいっ、あっ』
ぴゅいきゅい『『サーヤ、かった~』』
みゃあ『まだにゃ!』
「ふうふう」
『む~』
『サーヤ、あんまりムキにならないのよ』
『ハクもだぞ』
フゥとクゥも苦笑い
〖くすくす。あらあら、鼻息荒くなっちゃって〗
『ええ~?それ、何が違うのぉ?結局ハクがお布団になるんじゃなぁい?』
〖それがね、本人たちは違うんですって。くすくす〗
『ふぅん?』
「はく、ぎゅ~ちちぇ、ねんね!」
『ぼくがみんなをくるんってするんだよ~』
「ふぎゅう~」
『む~』
「『じゃんけん、ぽんっ』」
〖くすくす。あ~かわいい♪〗
『平和ねぇ』
〖いいじゃない?平和で〗
『そうねぇ』
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読み頂きありがとうございます。感想などとても嬉しいです。ありがとうございます。
「へっぷちんっ!」
〖サーヤ、風邪ですか?〗
「うにゅ~?ずぴっ」
〖お熱はないですね〗
「あい。はっくちっ!」
『さあ、入れよ』
『どうよ!中々だろ?』
『へ~これが親方の工房か』
俺には少し屈まないと通れない扉を潜る。
綺麗に整ってるな、どこに何があるか一目瞭然ってやつだな。手入れが行き届いた良い工房だ。流石だな。
『おう!今、火入れるからよ。ゲン、お前インベントリに素材が仕分けされてんだろ?鑑定も出来るなら、尚更お前が欲しい石が分かるんじゃないか?なきゃ、ここにある石も見てみろ』
なるほど、鑑定も併用すればいいのか。玉鋼やる必要も無いのか?不純物は分離してるようだからな。
『このヒヒイロカネってやつ、柔らかさと粘りがあって良さそうだな。柔軟性がありそうだ』
ボソッと言うと、親方兄弟の呆れた目が
『⋯伝説のヒヒイロカネをハサミに?しかも羊用?』
『知らねぇって怖ぇな』
『ああ。もはや罪だな』
罪ってなんだよ
『後で刀も打つなら練習にもなるだろ?』
練習は大事だぞ?
『まあ、知らんのだから仕方ないがな。まずは鉄や鋼で試そうって気は無いのか?せめて魔鉄に魔鉱石とかよ?』
『ヒヒイロカネはミスリルより珍しいんだぞ?』
そうなのか?
『んじゃ、この硬そうなアダマンタイト?オリハルコン?ってやつも珍しいのか?』
『『⋯⋯⋯』』じと⋯
『な、なんだよ』
めちゃくちゃ三白眼な目で睨まれてるんだが⋯
『兄貴、俺もうヤダ』
『ああ、弟よ。気持ちはよくわかる』
ウンウンって頷き会いながら泣くなよ。悪かったよ。そうか、珍しいんだな。
『珍しいなんて言葉で済むかああ!!』
『幻の幻の!幻の石なんだぞ!?そ、それを、それを⋯』
『兄貴いぃぃ』
『弟ぉぉぉ』
『俺たちは命懸けで手に入れたのによぉ』
『しかも、ほんのひと握りサイズだってのによぉ、それをそれを』
『『なんなんだよおぉぉっ』』
あ~そうか。それは、ほんとにすまん。
でもな?それ以上に気になるもんが
『なあ、このエンシェントドラゴンの鱗とか、逆鱗ってのも素材になるのか?』
石じゃないけど石扱いなのか?って言うか、素材として使えるのか?
『『は?』』
ん?なんか泣き止んでくれた?
『エンシェントドラゴンってもしかしてもしかしなくても、アルコン様のことだよな?もしかして、アルコン様歩く高級素材?あ?エンシェントドラゴンの角の欠片とか、牙の欠片なんてのもあるぞ?爪もか?』
なんで欠片?ん~?
『『⋯⋯⋯』』
『あっ、そうか。昔アルコン様、あそこで暴れたんだっけか?そん時にジーニ様たちに落とされたってことか?なあ?』
『『⋯⋯⋯』』
ん?いないのか?
『親方?どうした?』
親方たちを見ると、なんだよいるじゃねぇか。しかもさっきと同じ場所に。
『親方?なあ?』
なんだってんだ?近づいてみると
『『⋯⋯⋯』』
息、してない?
『お、おい!親方?二人とも起きろぉ!息しろ息!お~い!』
ゆさゆさゆさゆさ!
『『ハッ!ゲッホゲホゲホゲホ』』
お、おぉ。良かった。
『あ、兄貴、俺、川の向こうに死んだ親父とお袋が見えた気が⋯ゲホッ』
『お、お前もか?俺も見た⋯あんな顔してたんだっけな。はるか昔過ぎて忘れてたぜ⋯ゲホッ』
川の向こうに親?さ、三途の川?
『だ、大丈夫か?』
渡らずにすんで何よりだな
『『んぁあ?』』
ぎろりっ
『うぉっ?』
に、睨まれた
『『大丈夫なわけあるかあああああ!!』』
お、おぉ、大丈夫そうだな?
『お、お前!なんっちゅうもんを掘り起こしてやがんだ!』
『かかか、返してこい!今すぐ返してこい!』
おぉ、復活した。
『いや、勝手にインベントリに入ってただけだし?わざとじゃねぇぞ?それにアルコン様だって返されても困るんじゃ?』
欠片だし?大昔の物みたいだしな?アルコン様に使っていいか聞いてみるかな?
『そういう問題かあああ!』
『お、お前、絶対ハサミになんか使うなよ!?絶っっ対!使うなよ!?』
え~少し混ぜるくらい⋯
『『絶っっ対!!使うなよ!!!ぜぇぜぇぜぇぜぇ』』
そ、そんな全力で反対しなくても
『わ、分かったよ』
ハサミには使わないよ。ハサミには
『あ、兄貴、ダメだ。こいつは見張ってないと、絶対やらかす!』
『おう。その通りだな。絶対ヤバいやつだ!』
なんだよ。そんな危険物みたいに。
『十分、危険だ!』
『自覚しやがれ!』
ええぇ~
『うううぅ、兄貴。あいつ絶対分かってないぞ』
『うううぅ、そうだな。弟ぉ』
『『うっうっうっうっ』』
なんだよ。結局泣くのかよ。どうしろと?
ギィィ
ん?扉が開いたか?
『親方?なんだなんだ。騒がしいと思ったら帰ってたのかよ。しかもなんで泣いてんだ?いい歳こいたジジィが抱き合って泣いてるとか、気味悪ぃぞ?ん?客人か?人間?』
第一村人との遭遇、か。
⋯その頃のサーヤたちは?
「『じゃんけん、ぽんっ』」
「あっちむいちぇ、ほいっ!」
『ほいっ』
ぴゅいきゅい『『ハク、セーフ』』
『『サーヤ、がんばれ~』』
「あいっ」
『負けないよ~』
「『じゃんけん、ぽんっ』」
『あっちむいて~ほいっ』
「ふん、にゅっ」
ぴゅいきゅい『『サーヤ、ぎりぎり』』
『『『セーフっ』』』
みゃあ『ハクにぃに、がんばるにゃ』
『ありがとう~』
「ふぎゅ、まけにゃい」
〖くすくす〗
『ジーニ様ぁ、サーヤたちは何を真剣にやってるのぉ?』
〖ふふ。それがね、ハクを抱きしめてお昼寝するか、ハクがみんなを抱きしめてお昼寝するか、三本勝負なんですって〗
『ええ~?』
「『じゃんけん、ぽんっ』」
「あっちむいちぇ~ほいっ!」
『ほいっ、あっ』
ぴゅいきゅい『『サーヤ、かった~』』
みゃあ『まだにゃ!』
「ふうふう」
『む~』
『サーヤ、あんまりムキにならないのよ』
『ハクもだぞ』
フゥとクゥも苦笑い
〖くすくす。あらあら、鼻息荒くなっちゃって〗
『ええ~?それ、何が違うのぉ?結局ハクがお布団になるんじゃなぁい?』
〖それがね、本人たちは違うんですって。くすくす〗
『ふぅん?』
「はく、ぎゅ~ちちぇ、ねんね!」
『ぼくがみんなをくるんってするんだよ~』
「ふぎゅう~」
『む~』
「『じゃんけん、ぽんっ』」
〖くすくす。あ~かわいい♪〗
『平和ねぇ』
〖いいじゃない?平和で〗
『そうねぇ』
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お読み頂きありがとうございます。感想などとても嬉しいです。ありがとうございます。
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