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419 さて?
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朝早く、山桜桃と春陽がいつもの習慣で目覚めます。誰よりも早く目覚めると、いつもと違う目覚めの風景を確認します。
こそっ
『ここは、サーヤちゃんの部屋ですね』
『そうですね。フゥさんたちもいますね』
周りは、まだまだみんな夢の中
こそこそっ
『あら?くまのぬいぐるみさんが?』
『あれ?いませんね』
『どうしたのでしょうか』
『さあ?どうしたんでしょうね』
『とにかく起きましょうか』
『そうですね』
働き者の二人は、朝ごはんなどなどのために、サーヤたちを起こさないように静かにキッチンに行くと
『おや、山桜桃、春陽、早いね』
『おはよう』
『もう大丈夫かい?』
ひと足早く、ドワーフのおかみさんたちが、キッチンに。
『『おはようございます』』
『も、もう大丈夫です』
『失礼いたしました』
昨夜のジーニ様たちを思い出して顔を赤くする山桜桃たち
『あははっ若いねぇ。まあ、あれだけの美男美女だしね。お子様には刺激が強かったね。アハハハ』
『『は、はい』』
おかみさん、ダメ押し。
『私らはね、昨日仕込んだパンが楽しみでね』
『待ちきれなくて起きちまったんだよ』
『すごいね、こんな膨らむんだね』
ドワーフさん達はパンが楽しみで仕方ないみたいです。
『そうだったんですね』
『きっと驚かれると思いますよ』
『味も美味しいですし』
『とにかく、焼いている時にとっても幸せな匂いがするんですよ!』
山桜桃ちゃんと春陽くんの笑顔が眩しい!
『そうかい。そりゃ楽しみだね』
『『はい!』』キラキラ
その顔を見て、満足気にうんうん。と、頷くおかみさんたち。気分は孫を見守るおばあちゃん。
『ところで、サーヤちゃんのお部屋にくまさんがいないのですが』
『どこにいるかご存知ですか?』
山桜桃たちが心配して聞くと。
『あ~。それはねぇ』
『ジーニ様たちがパジャマパーティーとか、があるずとおくとか、女子会とか言って』
『黒~い笑顔で攫って行ったんだよ』
『ありゃあ、感動の再会シーンを見逃してたまるかという』
『黒い策略だね』
『すごい団結力だったね』
おかみさんたちが、思い出しながら首をフリフリ、溜息をつき、手振りを使い、呆れたように語るのを見て
『そ、そうだったんですね』
『ありがとうございます』
容易に想像出来るその光景に、山桜桃たちは顔をひきつらせた。
『だからね、私らも見逃さないように』
『早いとこ支度しちまおう!』
『さあ、指示を頼むよ。まずはパンかい?』
なんやかんや、おかみさんたちも楽しみなのである。なんせ、あのすっとぼけた(ひどい)、おばあちゃんとサーヤの再会である。ただ、感動の⋯となるかは疑問である。
『そ、そうですね』
『見逃すわけにはいかないですね』
またまた、ひきつりながら応える山桜桃たち。
こそっ
『サーヤちゃんたちのイメージって』
『だんだん、残念な感じになってますね』
『おばあちゃんも』
『まあ、初めからあれでしたしね』
山桜桃ちゃんたちも中々言ってますよ?
『なにこそこそ話してるんだい?』
『さぁさぁ!』
『始めよう!』
『『は、はい!』』
こうして、慌ただしく朝食の用意がされていく。
その頃、サーヤの部屋では、フゥとクゥがサーヤたちの寝顔を眺めていた。
『山桜桃と春陽に』
『置いてかれた⋯』
『ま、まあ、サーヤたちが起きた時にいてあげられるから』
『そうだな』
だが、その目が少々死んでいる?なぜなら今日、サーヤの顔に張り付いているのは、
『なあ、あれ⋯』
『気づかないようにしてたのに⋯』ぶつぶつ
『そんなこと言っても』
『私は見てない見てない⋯』
『いや、無理だろ、それ』
『見てない見てない⋯』ぶつぶつ
フゥがしっかり現実逃避をしている。
その時、コンコンと控えめなノックの後に
『あの、朝ごはんの準備がもうすぐ⋯』
『サーヤちゃんたちは起きそ⋯』
『『あ、あの、それは⋯?』』
様子を見に来た山桜桃と春陽。サーヤの顔を見て、さっきはあんなのなかったはず?と、本気クゥたちに確認すると
『あ、あはははは』
『私は見てない見てない⋯』ぶつぶつ
フゥは現実逃避をしていた。
『あ、あの、とにかく、また』
『皆さんを呼んできます』
山桜桃たちが、『また』と、言いながらみんなを呼びに行くと直に
『なんだなんだ?今度は何があった?⋯なんだそれは?モモ、スイ、起きなさい』
『⋯またですか。ハク、みんなも起きなさい』
まずはお父さんコンビがやってきて子供たちを起こします。
『ぴゅひ~』
『きゅひ~』
起こしても起きない双子
『う~ん。お父さんどうしたの~?おはよう、おやすみ~』
二度寝するハク
『モモ、スイ、みんなも起きてサーヤの顔にいるやつの説明をしてくれ』
『ハク、起きなさい。知ってることがあったら教えなさい』
頑張って起こすお父さんコンビ。
ぴゅいきゅい『『ふあ~あ、サーヤのおかお~?なあに~?』』
『サーヤのお顔がどぉしたの~?ふわぁ。あれ~?』
ぴゅいきゅい『『なんか』』
『くっついてるね~』
不思議そうにする双子とハク。それからは
『みんな~起きて~』
ぴゅいきゅい『『はやくはやく~』』
『『う~ん。おはよ~』』
『また』
『なにか』
『あったの~?』
『『『ふわぁ~あぁ』』』
まずはフライたちと、妖精トリオが起きた。『また』と言いながら⋯
そうこうするうちに、ジーニ様たちも到着。
〖なあに?どうしたの?あら?〗
〖何かありましたか?あっ〗
『あらぁ、そう言えばその子も』
きゅるる『昨夜くまさんの肩にいたかも』
何か思い出したジーニ様たち、
みゃ~『おはようにゃ~』
『おはようにゃ。ココロ』
『おはようなのだ~。朝からうるさいのだ?でも、もう一回寝るのだ~。すぴ~』
『おはようございますですわ。姫ちゃん。でも起きてくださいませ』
みんなが起きて集まって来たが、サーヤと、サーヤの顔にくっついたものは起きない。
『すぴ~』
『……』
「くぴ~」
『おう!ただいま!何してんだ?んあ?なんだこりゃあ』
そこにゲンさんとドワーフの親方たちも帰ってきた。
『なんだい、あんた達も気になったのかい?』
『おう!さすがに見逃せないと思ってよ』
やっぱり、ドワーフさんたちも気になったようです。
『サーヤ、飯だぞ起きろ。サーヤ』
「うにゅ~?おあよぅごじゃ⋯ありゃ?おめめ、あかにゃい」
『そりゃそうだろな』
べりべりっとおいちゃんが、サーヤの目を塞いでいたものを剥がします。
「おぉ、あしゃだ⋯あかりゅい」
『そりゃ、朝だからな』
「う?おいちゃん!」
がばちょっと起きて、おいちゃんに抱きつくサーヤ。
「おいちゃ~ん。すんすん」
『おう!ただいま!なんで臭いを嗅がれるかは分からないけどな!』
「にしぇもにょかも、ちれにゃい⋯」
『お前、いつから犬になったんだよ⋯』
「さーやは、にんげんおみょう。すんすん」
『うん。まあ、そうだな⋯ところで、こりゃなんだ?』
ずずいっと前に出されたのは
「ひめちゃんちょ、うしゃちゃん」
なんで、そんなわかりきたったことを?
『いや、だからな?』
なんですか?
〖サーヤ、ゲンは姫と初めましてでしょう?それから、そのうさちゃん、なんか、動いてるみたいよ?〗
「う?」
動いてるみたい?うさちゃんは、編みぐるみだよ?
『とりあえずぅ。ゲン、その青い子はね、水の守り石が、精霊の守り石になっちゃってねぇ?その石から生まれちゃったのが、その妖精。名前は姫よぉ』
結葉様が姫について説明します。
『は?サーヤ、お前、短い間に何やらかしてんだ?』
「ち、ちりゃにゃい⋯」ふいっ
とぼけるサーヤ。
『サーヤ、目をそらすんじゃない』
「ち、ちりゃにゃい⋯」ふいっ
『サーヤ?』
し、しらないもん
〖まあまあ、ゲン、そのうさぎに関しては、こちらに聞いてみましょう〗
こちら?
ジーニ様が指さすドアの下の方を見ると、くまのぬい『編みぐるみ!』編みぐるみさんが、そーっとこちらを覗いていた。
『あっ』キヨさん
「ふえ?く、くましゃん、うごいてりゅ?しゅご~!」
くまさんの方に行こうとするサーヤ
近づいてくるくまの編みぐるみ⋯
「おあようごじゃいましゅ!くましゃん、うごけりゅ、しゅごいしゅごい!にゃんで~?」
くまのぬいぐるみさんに抱きついて、ほおをスリスリするサーヤ。
みんな固唾を飲んで見守っている。
『え~?お父さん、なんでくまさん動いてるの~?』
ぴゅいきゅい『『いちゅのまに?』』
『しっ!静かに』
『もうすぐ分かる!』
訳が分からず見守るちびっ子たち
『あらあらまあまあ。体だけじゃなくて、おしゃべりも、若返っちゃったのね~?』
「うにゅ?」こて?
『久しぶりねぇ。お肌も髪もつやつや。ぽんぽんはぽっこり。元気そのものね。良かったわ』
「ふにゅ?くましゃん?」こて?
何言ってるの?
『おい、サーヤはあのまま首傾げ続けたら、こけるんじゃねぇか?』
『頭、重そうだもんねぇ』
『めっちゃ幼児体型だもんなぁ』
『あっ、そろそろぐらつくね』
ドワーフさんたち、冷静な分析。
『あらあらまあまあ、まだ分からないのぉ?あなたのおばあちゃんよ♪』
「うにゅ?おばあちゃん?」
『そうよぉ?ほらほら、かわいい名前つけてちょうだい♪』
おばあちゃん?
「⋯ふ、ふにゃ~あぁぁぁっ」
ぽーんっ
〖あっ、投げた〗
『飛んだわねぇ~』
ジーニ様も結葉様ものんき⋯
『わ~あああ!キヨさん!』
慌てて受け止めようと動くおいちゃん。
『あらあらまあまあ。空飛んでるわねぇ』ひゅ~うう
おばあちゃん、なんか違う⋯
きゅるる『やっぱり、おばあちゃん、ただものじゃない。面白い』
〖ほんとに絹のお笑い予言が当たりましたね〗
絹さんとシア様には期待通り?
『あらあらまあまあ~』
『キヨさん!』
「ふにゃ~ああぁ」
☆°.・.。*☆°.・.。*☆°.・.。*
お読みいただきありがとうございますm(*_ _)m
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こそっ
『ここは、サーヤちゃんの部屋ですね』
『そうですね。フゥさんたちもいますね』
周りは、まだまだみんな夢の中
こそこそっ
『あら?くまのぬいぐるみさんが?』
『あれ?いませんね』
『どうしたのでしょうか』
『さあ?どうしたんでしょうね』
『とにかく起きましょうか』
『そうですね』
働き者の二人は、朝ごはんなどなどのために、サーヤたちを起こさないように静かにキッチンに行くと
『おや、山桜桃、春陽、早いね』
『おはよう』
『もう大丈夫かい?』
ひと足早く、ドワーフのおかみさんたちが、キッチンに。
『『おはようございます』』
『も、もう大丈夫です』
『失礼いたしました』
昨夜のジーニ様たちを思い出して顔を赤くする山桜桃たち
『あははっ若いねぇ。まあ、あれだけの美男美女だしね。お子様には刺激が強かったね。アハハハ』
『『は、はい』』
おかみさん、ダメ押し。
『私らはね、昨日仕込んだパンが楽しみでね』
『待ちきれなくて起きちまったんだよ』
『すごいね、こんな膨らむんだね』
ドワーフさん達はパンが楽しみで仕方ないみたいです。
『そうだったんですね』
『きっと驚かれると思いますよ』
『味も美味しいですし』
『とにかく、焼いている時にとっても幸せな匂いがするんですよ!』
山桜桃ちゃんと春陽くんの笑顔が眩しい!
『そうかい。そりゃ楽しみだね』
『『はい!』』キラキラ
その顔を見て、満足気にうんうん。と、頷くおかみさんたち。気分は孫を見守るおばあちゃん。
『ところで、サーヤちゃんのお部屋にくまさんがいないのですが』
『どこにいるかご存知ですか?』
山桜桃たちが心配して聞くと。
『あ~。それはねぇ』
『ジーニ様たちがパジャマパーティーとか、があるずとおくとか、女子会とか言って』
『黒~い笑顔で攫って行ったんだよ』
『ありゃあ、感動の再会シーンを見逃してたまるかという』
『黒い策略だね』
『すごい団結力だったね』
おかみさんたちが、思い出しながら首をフリフリ、溜息をつき、手振りを使い、呆れたように語るのを見て
『そ、そうだったんですね』
『ありがとうございます』
容易に想像出来るその光景に、山桜桃たちは顔をひきつらせた。
『だからね、私らも見逃さないように』
『早いとこ支度しちまおう!』
『さあ、指示を頼むよ。まずはパンかい?』
なんやかんや、おかみさんたちも楽しみなのである。なんせ、あのすっとぼけた(ひどい)、おばあちゃんとサーヤの再会である。ただ、感動の⋯となるかは疑問である。
『そ、そうですね』
『見逃すわけにはいかないですね』
またまた、ひきつりながら応える山桜桃たち。
こそっ
『サーヤちゃんたちのイメージって』
『だんだん、残念な感じになってますね』
『おばあちゃんも』
『まあ、初めからあれでしたしね』
山桜桃ちゃんたちも中々言ってますよ?
『なにこそこそ話してるんだい?』
『さぁさぁ!』
『始めよう!』
『『は、はい!』』
こうして、慌ただしく朝食の用意がされていく。
その頃、サーヤの部屋では、フゥとクゥがサーヤたちの寝顔を眺めていた。
『山桜桃と春陽に』
『置いてかれた⋯』
『ま、まあ、サーヤたちが起きた時にいてあげられるから』
『そうだな』
だが、その目が少々死んでいる?なぜなら今日、サーヤの顔に張り付いているのは、
『なあ、あれ⋯』
『気づかないようにしてたのに⋯』ぶつぶつ
『そんなこと言っても』
『私は見てない見てない⋯』
『いや、無理だろ、それ』
『見てない見てない⋯』ぶつぶつ
フゥがしっかり現実逃避をしている。
その時、コンコンと控えめなノックの後に
『あの、朝ごはんの準備がもうすぐ⋯』
『サーヤちゃんたちは起きそ⋯』
『『あ、あの、それは⋯?』』
様子を見に来た山桜桃と春陽。サーヤの顔を見て、さっきはあんなのなかったはず?と、本気クゥたちに確認すると
『あ、あはははは』
『私は見てない見てない⋯』ぶつぶつ
フゥは現実逃避をしていた。
『あ、あの、とにかく、また』
『皆さんを呼んできます』
山桜桃たちが、『また』と、言いながらみんなを呼びに行くと直に
『なんだなんだ?今度は何があった?⋯なんだそれは?モモ、スイ、起きなさい』
『⋯またですか。ハク、みんなも起きなさい』
まずはお父さんコンビがやってきて子供たちを起こします。
『ぴゅひ~』
『きゅひ~』
起こしても起きない双子
『う~ん。お父さんどうしたの~?おはよう、おやすみ~』
二度寝するハク
『モモ、スイ、みんなも起きてサーヤの顔にいるやつの説明をしてくれ』
『ハク、起きなさい。知ってることがあったら教えなさい』
頑張って起こすお父さんコンビ。
ぴゅいきゅい『『ふあ~あ、サーヤのおかお~?なあに~?』』
『サーヤのお顔がどぉしたの~?ふわぁ。あれ~?』
ぴゅいきゅい『『なんか』』
『くっついてるね~』
不思議そうにする双子とハク。それからは
『みんな~起きて~』
ぴゅいきゅい『『はやくはやく~』』
『『う~ん。おはよ~』』
『また』
『なにか』
『あったの~?』
『『『ふわぁ~あぁ』』』
まずはフライたちと、妖精トリオが起きた。『また』と言いながら⋯
そうこうするうちに、ジーニ様たちも到着。
〖なあに?どうしたの?あら?〗
〖何かありましたか?あっ〗
『あらぁ、そう言えばその子も』
きゅるる『昨夜くまさんの肩にいたかも』
何か思い出したジーニ様たち、
みゃ~『おはようにゃ~』
『おはようにゃ。ココロ』
『おはようなのだ~。朝からうるさいのだ?でも、もう一回寝るのだ~。すぴ~』
『おはようございますですわ。姫ちゃん。でも起きてくださいませ』
みんなが起きて集まって来たが、サーヤと、サーヤの顔にくっついたものは起きない。
『すぴ~』
『……』
「くぴ~」
『おう!ただいま!何してんだ?んあ?なんだこりゃあ』
そこにゲンさんとドワーフの親方たちも帰ってきた。
『なんだい、あんた達も気になったのかい?』
『おう!さすがに見逃せないと思ってよ』
やっぱり、ドワーフさんたちも気になったようです。
『サーヤ、飯だぞ起きろ。サーヤ』
「うにゅ~?おあよぅごじゃ⋯ありゃ?おめめ、あかにゃい」
『そりゃそうだろな』
べりべりっとおいちゃんが、サーヤの目を塞いでいたものを剥がします。
「おぉ、あしゃだ⋯あかりゅい」
『そりゃ、朝だからな』
「う?おいちゃん!」
がばちょっと起きて、おいちゃんに抱きつくサーヤ。
「おいちゃ~ん。すんすん」
『おう!ただいま!なんで臭いを嗅がれるかは分からないけどな!』
「にしぇもにょかも、ちれにゃい⋯」
『お前、いつから犬になったんだよ⋯』
「さーやは、にんげんおみょう。すんすん」
『うん。まあ、そうだな⋯ところで、こりゃなんだ?』
ずずいっと前に出されたのは
「ひめちゃんちょ、うしゃちゃん」
なんで、そんなわかりきたったことを?
『いや、だからな?』
なんですか?
〖サーヤ、ゲンは姫と初めましてでしょう?それから、そのうさちゃん、なんか、動いてるみたいよ?〗
「う?」
動いてるみたい?うさちゃんは、編みぐるみだよ?
『とりあえずぅ。ゲン、その青い子はね、水の守り石が、精霊の守り石になっちゃってねぇ?その石から生まれちゃったのが、その妖精。名前は姫よぉ』
結葉様が姫について説明します。
『は?サーヤ、お前、短い間に何やらかしてんだ?』
「ち、ちりゃにゃい⋯」ふいっ
とぼけるサーヤ。
『サーヤ、目をそらすんじゃない』
「ち、ちりゃにゃい⋯」ふいっ
『サーヤ?』
し、しらないもん
〖まあまあ、ゲン、そのうさぎに関しては、こちらに聞いてみましょう〗
こちら?
ジーニ様が指さすドアの下の方を見ると、くまのぬい『編みぐるみ!』編みぐるみさんが、そーっとこちらを覗いていた。
『あっ』キヨさん
「ふえ?く、くましゃん、うごいてりゅ?しゅご~!」
くまさんの方に行こうとするサーヤ
近づいてくるくまの編みぐるみ⋯
「おあようごじゃいましゅ!くましゃん、うごけりゅ、しゅごいしゅごい!にゃんで~?」
くまのぬいぐるみさんに抱きついて、ほおをスリスリするサーヤ。
みんな固唾を飲んで見守っている。
『え~?お父さん、なんでくまさん動いてるの~?』
ぴゅいきゅい『『いちゅのまに?』』
『しっ!静かに』
『もうすぐ分かる!』
訳が分からず見守るちびっ子たち
『あらあらまあまあ。体だけじゃなくて、おしゃべりも、若返っちゃったのね~?』
「うにゅ?」こて?
『久しぶりねぇ。お肌も髪もつやつや。ぽんぽんはぽっこり。元気そのものね。良かったわ』
「ふにゅ?くましゃん?」こて?
何言ってるの?
『おい、サーヤはあのまま首傾げ続けたら、こけるんじゃねぇか?』
『頭、重そうだもんねぇ』
『めっちゃ幼児体型だもんなぁ』
『あっ、そろそろぐらつくね』
ドワーフさんたち、冷静な分析。
『あらあらまあまあ、まだ分からないのぉ?あなたのおばあちゃんよ♪』
「うにゅ?おばあちゃん?」
『そうよぉ?ほらほら、かわいい名前つけてちょうだい♪』
おばあちゃん?
「⋯ふ、ふにゃ~あぁぁぁっ」
ぽーんっ
〖あっ、投げた〗
『飛んだわねぇ~』
ジーニ様も結葉様ものんき⋯
『わ~あああ!キヨさん!』
慌てて受け止めようと動くおいちゃん。
『あらあらまあまあ。空飛んでるわねぇ』ひゅ~うう
おばあちゃん、なんか違う⋯
きゅるる『やっぱり、おばあちゃん、ただものじゃない。面白い』
〖ほんとに絹のお笑い予言が当たりましたね〗
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