《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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438 おばあちゃんが食べたいもの?

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   お疲れな大ちゃんと、アイナ様とニャーニャにゃん。でも、それとは対称的なのは⋯

『うお!?すげぇな!ほんとにここに住んでいいのか!?』
『家と鍛冶場と工房に集会場、それに畑も作れるな!』
『おいおい、酒造場も忘れちゃ困るぜ!』
『当然だ!』
『『『『『ワハハハハ!』』』』』
新しく来たドワーフさんたちが大興奮です。元気はつらつです。

『この丸太、使っていいのか?すげぇいい木だぞ!』
『それもだけどよ?何よりこの山だよ!』
『なんだこりゃ?俺たちの今まではなんだったんだ?うううっ』
『とんでもねぇお宝素材が山のように⋯うううっ』
『いや、ようにじゃなくて、山だろ?これは』
あはははは。泣いてる人もいれば、喜んでる人も、呆れてる人もいるね~

『まあまあ、お前たち。何はともあれ!家を完成させないとな!』
『この石も自由に使っていいそうだ!』
『最高の物を作らなきゃいけねえしな』
金剛親方たちが張り切ってます!力こぶが眩しいです。

『あ~あ~締りのない顔して、まあ』
『くくく。にやけまくった顔してね』
『悪ガキがおもちゃ見つけたような顔だねぇ』
紅さんたちも、すっごいニヤニヤしてるけどな?絵本で見たバイキングさんみたいだよ~

『うっせえよ!野郎ども!気合い入れて行くぞ!』
『ドワーフの力、見せる時だ!』
『半端な仕事したやつは帰すからな!』
『『『さあ!始めるぞ!』』』
『『『『『おう!!』』』』』

お~おぉぉ!すごい迫力~
そんでもって、親方たちが高速で動いてます!

『すごいねぇ、うちの人が何人もいるみたいだね』
『これがサーヤちゃんの効果かい』
『どれ、私らもやろうかね!』
『『『おう!』』』
紅さんたちも動き出しました!
うわぁ、一人で丸太一本担いでる~!

『凄いな、おい』
『あらあらまあまあ~早送りの動画を見てるみたいねぇ』
ほんとだねぇ~。どんどんお家が建ってる~。それにみんな力持ち~。

ドワーフさんたちは、もう夢中で、こっちは全然見えてないみたいです。
『あらあらまあまあ、これはしばらく私たちやることないわね』
「ね~」
何してようか?

『それじゃ、俺たちは引越し祝いにご馳走でも作らないとなぁ』
ご馳走?それなら

『はちゃけ、あちゃらちいにょ、うえりゅ?』
美味しいやつ~♪
『そうだな、畑行くか』
「あ~い!」
じゃあ、ドワーフさんたちはお家作るの頑張ってもらって~、サーヤたちは美味しいものを作ろう!

『なに作るかな?』
歩きながら作戦会議です。
サーヤは~
「りぇんこん♪」
はさみ揚げに~、れんこんステーキに~、きんぴらに~、サラダに~、レンコンもちに~、つくねに入れても~、じゅるり

『あらあらまあまあ。相変わらず、れんこん好きねぇ。まあ、お料理にしても、おやつの野菜チップにしても美味しいしね』
「ごぼうちっぷも、おいちいね」
『そうね~。おいしいわね。でも』
『二歳の好物にしては、渋いよな~』
「うにゅ?」
渋い?ん~
「じゃあ、どりゃいふりゅーちゅ」
かわいてるけど、ちょっとかわいいよ?あと、甘いから渋くないよ?
『ドライフルーツ⋯』
『そこでドライフルーツを出してくるあたりが』
『なんか、ズレてるわよね~』
「ぶー」
何もおかしくないよ?

『ねぇえ?凛は何かないのぉ?』
結葉様が楽しそうにお話に入っきました。すっごいニコニコです。なんか、危険な香りがするような?

『お、おい⋯?』
おいちゃんもなんか感じたみたいです。逃げた方がいいような?でも、おばあちゃんは、サーヤと一緒にハクに乗ってます。に、逃げられない⋯
「お、おばあちゃ⋯」
何とか止めないとっ

『凛が食べたいものとかぁ、サーヤに食べて欲しいなぁ、とかぁ?ないのかしらぁ?』にこにこ
結葉様、サーヤの抵抗なんかおかまいなし!

『そうねぇ?』
わー!おばあちゃん乗せられちゃったよ~!
「あわわわわわわ」
『サ、サーヤこっちに⋯』
おいちゃんが慌てて抱っこしてくれようとしたけど

〖あらぁ?そのままでいいじゃない?〗
『そうです。そのままでいいと思います』
〖『うふふ⋯』〗
ジ、ジーニ様、フゥ!りょ、両側を固められちゃいました!
「お、おいちゃん⋯」えぐっ
助けて
『サーヤ、すまん⋯』くっ
おいちゃんは諦めた!
そ、そんな~

『それでぇ?何か思いついたかしらぁ?』
結葉様、くすくす笑ってる!絶対わざとだあ!

『そうねぇ。この人数なら、鍋物とかもいいわよね?それなら、白菜とか、水菜とか、サーヤは苦手だけど春菊とか、欲しいわよね?』
おばあちゃんは、何にも気づかずに話し続けます。
でも、おなべ⋯たべちゃい。春菊は、いらないけどぉ

「ちょりにくだんご⋯しゅいぎょうじゃ⋯ろーりゅきゃべちゅ」じゅるり
『あっサーヤ!お前まで!』
「ふあっ!」
つ、つい⋯でも、お鍋食べたい

『鶏肉団子に、水餃子に、ロールキャベツ?なら、にらにキャベツ、あと、生姜も欲しいわね。にんにくより体が温まる気がするし』

キランッ

「『あっ』」

『体があったまるの?いいわねぇ。他にはないのぉ?そういうの。くすっ』
結葉様が⋯!

『体があったまるもの?おでんとかしたいわねぇ。そうすると、大根とか、あっ!こんにゃくあるといいわねぇ。体の中綺麗になるし。練り物は、白身のお魚とかあればいいんだけど、海のお魚とかはないわよね?』

ギランっ
〖体の中を〗
『きれいに⋯』

『「あっあっ」』
ジーニ様たちがぁっ

『なんにしろ、体を温めるのはとても大事だから、長ネギ⋯とかあるといいわよね。とろけるくらいのがいいわねぇ』
おばあちゃん、気づいて~危険があ

『あと、ねばねばとか、ぬめりのあるものなんかも体にいいわよね。レンコンとか里芋とか。あと、子供には注意しないといけないけど、唐辛子とか?タレにはごまとか使えるといいわね。サーヤの好きな黒豆は煮汁まで体にいいしね』

ギラギラっ
〖『そう⋯』〗

『「ああああ」』
おいちゃんとサーヤの声がハモります。

『私は果物も好きなんだけどぉ、果物じゃ体冷えちゃうかしらぁ?』
結葉様、そろそろ止め⋯!

『そんなことは無いわよ?寒い地方で取れる果物は体を温める効果があったりするわ。リンゴとか、みかんとか、さくらんぼに、ぶどうとか。ジャムとかにしても美味しいしね。サーヤはイチゴジャム好きよね』
「あ、あい。すち」
でも、おばあちゃん、そろそろ⋯

〖あらあらまあまあ、サーヤ?どうしたの?顔色悪いわよ?〗
「お、おばあちゃん⋯」
気づくの遅いよ
「あ、ありぇ⋯」
『あれ?』
おばあちゃんがサーヤの目線を追うと⋯
『あ、あら?あらあらまあまあ?』

ギンギラギンッ
〖うふふ?ぜぇんぶ、作りましょう?〗
『ええ、そうですね。必要だと思います』
〖『うふふ』〗
うきゅあああっ美の探求者たちがあああっ

『あらあらまあまあ?でも、お味噌とか、お醤油とかないと、ねぇ?』
『え?お、おう。そうだな?』
あ、あれ?おばあちゃん、怖くないの?おいちゃんもびっくりしてますね?

〖そうなの?それも体にいいのかしら?〗
『サーヤとゲンさんも口癖のように言ってますよね?』
あ、あれ?ジーニ様たちのギラギラが少し収まった?

『うふふ。さしすせそ、よ。日本料理は奥が深いのよ。砂糖、塩、酢、醤油、お味噌。少なくともこれは必要最低限、必要ね。加えて、みりんやお酒なんかもあるといいわねぇ。お出汁は見つけたんでしょう?』
お、おばあちゃん、なんともないの?

『あ、ああ。青葉の精霊樹が鰹節をくれたんだ。昆布やキノコも見つけたぞ』
『そう。それならお出汁を使って、醤油やお味噌を控えられるわね。塩分の摂りすぎはだめだもの』
おばあちゃんが切々と語ります。

おいちゃんが、
『な、なんか肩透かし食らったような気が⋯』
とか、ぶつぶつ言ってます。サーヤもだよ~。

『胡椒はあると聞いているから、後の調味料は少しずつ増やしていけばいいんじゃないかしら?ケチャップなら、そんなに材料要らないはずよ。ソースは少し材料が多くなるかしら』
お、おお~さすがおばあちゃん!

『そして、早いうちに完成させたいものが私にもあるわ!』
あ、あれ?なんか、雲行きが?

〖り、凛がそこまで言うもの?〗
『な、なんでしょう?』
ごくっ
み、みんなが喉ならしてる?
いつの間にかみんながおばあちゃんに注目です。

『凛、それはなぁに?』
結葉様は、絶対面白がってるね。おめめと、お口が、うぷぷってしてます。

『それはね?』
〖『それは?』〗
ごくっ

『カレーよ!』
ちゅどーん!

「かりぇー」
『あ~そういや、凛さんはカレーにハマってたな』
たしかに~。カレーライスに、カレーうどん、カレー粉を使ったお肉料理、色々やってたね。じゅるり。サーヤも好き。

『『〖かれー??〗』』
あっ⋯みんなが謎の言葉に置いてかれてる~。ごめんね?
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