《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

文字の大きさ
431 / 690
連載

ある日の節分日記 前編 番外編

しおりを挟む
「おいちゃ~ん!おばあちゃ~ん!」
てってってっと、おばあちゃんたちのところに走ります。でも、お隣にいるぽぽちゃんは歩いてます。同じ身長なのに不思議です。

『サーヤちゃん、走ってるつもりだったんだな』
『よたよたしてるかと思っただ』
『よちよちじゃないだか?』
走ってるよ!
『それは悪かっただ』
『『ゴメンなんだな』』
うー。なんですか?そのかわいそう~って目は?

『サーヤどうした?』
『あらあらまあまあ。何持ってるの?』

「えへへ~♪おにしゃん!」
手に持ってたものを頭に二つくっつけます。渦巻きみたいな三角?鬼さんの角みたいです。

『みんなで田んぼの手入れしてたら見つけただよ』
『貝かな?と思うんだな』
『そしたら、サーヤちゃんがいまみたいに』

「おにしゃん!」

『って、やるんだども、なんのことか分からんで、聞きに来たんだな』
『『おに、なんだか?』』
ぽぽちゃんたち、鬼さんがなんだか分からないんだって!鬼さんは鬼さんだよ!

「おには~しょと!ふくは~うち!」

『『『んん~?』』』
ぽぽちゃんたちがますます分からないってお顔してます。

『あ~この世界、鬼いるのか?』
『さあ?どうなのかしら?』

〖いるわよ?角のある種族を総称して鬼族って言うわね〗
〖残念ながら、あまり知能の高くない種族は人間を襲うので、あまりいい印象は持たれていませんわね〗
〖でも、中には知能が高く、力も強く逞しい者たちもいるのですよ〗
どこからか湧いてきた
〖〖〖湧いてなんて〗〗〗
⋯飛び出て?
〖〖〖⋯⋯〗〗〗
きた、神様三人が教えてくれました。

『ふ~ん。こっちの鬼も角があるんだな』
『日本では悪いものを『鬼』に例えて、良いものを『福』と例えてね。一年に一度、節分の日に鬼を払い、内に福を呼び込む為に、豆まきというものをしたり、鬼が家に入らないように鬼が嫌う柊鰯というものを飾ったり、最近では恵方巻きというものを食べたりもするわね』
『豆も歳の数だけ食うよな』
『あらあらまあまあ。歳プラス一個という所もあるらしいわよ。お腹破裂しちゃうわね~』
「さーや、ふたっちゅ」
サーヤは一個足しても三つしか食べられないね?

『それは、我らはいくつ食べれば良いのだ?』
『もはや、自分の正確な歳など分からないですな』
アルコン様とギン様が参加してきました。そうだよね、すっごい長く生きてるんだもんね。
あれ?それじゃジーニ様たちも?

〖サーヤ?女性に歳を聞いたらいけないのよ?うふふ〗
〖そうですね。想像してもだめですね。ふふふ〗
『あらあらまあまあ、サーヤ、教えたでしょう?女はいくつになっても女。永遠にお姉さんなのよ』にこにこ

「あ、あい」がくぶる
そうでした。みんな怖いです。笑ってるのに怖いです。サーヤ覚えたよ。大丈夫だよ。
『な、なんなんだな?怖いんだな?』
『『にいちゃ~ん』』
ぽぽちゃんたちも抱き合って震えてるよ。

『んもう~。いいじゃない。みんな、永遠に若いんだから~。ねえ?サーヤ』
結葉様がふわっとやって来て抱っこしてくれました。

「あ、あい。みんにゃびじんしゃん。ぼんきゅっぼんにょ、うらやまけちからんぼでぃ」
「おんにゃにょ、ちぇき」
『女の敵!!』
「うにゅ?」
しまった⋯おばあちゃん、泣いてる、気が、する⋯

きゅるる『魂の叫び』
あれれ?みんな来ちゃった

『女の敵ーぃっ!』しゅんっ
〖〖きゃあ!?〗〗
あ~おばあちゃんが、ジーニ様とシア様のお胸を、行ったり来たりしてぽふぽふ叩いてます!

『サーヤ、やっちまったな』
「ごめしゃい」
おいちゃんが呆れてます。

『それで?豆をまくのなら出来ると思うが、食うのは腹が裂けそうだからな』
『それは嫌ですね』
アルコン様とギン様がすっごく真面目な顔で言います。
お腹破裂しちゃうのは、サーヤもやだな。

『俺だってゴメンだ。恵方巻きならいけるんじゃないか?』
『あらあらまあまあ。ゲンさん、恵方巻きを甘くみてるわね?恵方巻きは七福神になぞらえて七つの具を入れるのよ。鬼が嫌うマグロとか海のお魚を入れたりね。あとは、エビとか鰻とかも入れるかしら?もっとも最近では何でもありみたいだけどね』
おばあちゃんがお胸に張り付きながら言ってます。
〖〖離れて~〗〗
おばあちゃんがごめんなさい。

『う~ん。じゃあ、チビたちもいるし、煎り豆作って、鬼は葉っぱとかでお面作れば出来るな。恵方巻きの具は』
『我がまた海まで行ってこよう』
『え?いや、でもな?そんな大物は⋯』
〖師匠、大丈夫です。今回は私も行きます。必ずやご希望のモノをお持ち致しましょう〗
『え?いや、でもな?ある物で⋯』
〖それでは、アルコン行きましょうか〗
〖わかった。行こう〗
バサッ
『あっ待っ⋯!』

「ふあ~」
『行っちゃたわね~何度見てもキレイね~』
「えびちゃん、とってきちぇくりぇりゅかにゃ?」
車海老~伊勢海老~おいしい~♪
『なんか、不安しかないんだけどな』
⋯キノセイダヨ

『じゃあ、できることを先に初めてましょうか』
『海苔はあるからな』
『『お手伝いします!』』
「ふおっ?」
山桜桃ちゃんと春陽くんがニョキっ生えました!
『『サーヤちゃん、生えてないです』』
はい。すみません。

『じゃあ、俺は豆を炒るか?』
『それは、他の子に頼んでお面を作った方がいいんじゃないかしら?』
きゅるる『手伝う』
『うおっ?』
『あらあらまあまあ』
絹さんまで!
『『『俺達もいるぞ』』』
『『『ドワーフを忘れてもらっちゃ困るな』』』
きゅるる『さあ行こう』
『『『がははは』』』
『『『行こうかね』』』
『お、おい?待っ⋯』ずるずるずる

「おいちゃ~んっ」
引きずられてっちゃった~
『あらあらまあまあ』
な、なんかとんでもないことになりそうな?

『山桜桃ちゃんたち、一緒に頑張りましょうね』
『『は、はい』』
おいちゃんがまた誘拐されちゃったから、ご飯作るメンバーが激減⋯
『わたしたちも手伝います』
『ぼくも手伝います』
『オイラたちも手伝うんだな』
『『手伝うだ~』』
『ほくたちもいるよ~』
ハクたちもみ~んな手伝ってくれるって!

「がんばりょ~」
『『『『『おー!』』』』』

そんなこんなで、出来上がりました。具材たち!
『薄焼き卵、難しかったです』
『大丈夫よ。上手に出来てるわ、山桜桃ちゃん』
『きゅうりは私とサーヤが切ったもんねぇ』
「あい!」
サーヤがヘタを落として真ん中切って、あとは棒みたいに結葉様が切ってくれました。みんながビクビクしながら、最初サーヤたちを見てたんだよ~

『ほうれん草茹でたよ~』
ぴゅいきゅい『『しぼった~』』
ハクは魔法で器用にほうれん草をお鍋に入れて、熱に強いドラゴンのモモとスイがお水にサッとして絞ったんだよ。

『『しいたけもとってきたよ』』
『『『こげないようにみてた~』』』
『そうね。ありがとう』
フライたちも大活躍です!

『レタスもつんできただよ』
『洗ってちぎって』
『もりつけただよ』
『人参はフゥ姉ちゃんに渡しただよ』
ぽぽちゃんたちもです。
『頑張りました⋯』
フゥは千切りでお疲れです。

『『豆も終わりました』』
お豆係の春陽くんとクゥもお疲れ様です。
『みんな、ありがとう。ん~お肉も焼いたし、あとは⋯』

『戻ったぞ』
〖ただ今戻りました〗
外から声がしたから見に行くと

『あらあらまあまあ~』
「ふあ~ああああ」
ぴゅいきゅい『おとうしゃ~ん』
『すご~い』
「おばあちゃん、こりぇ?」
『イワシね~泳いでるわね~サーディンラン?』

エル様は両手に車海老と伊勢海老と、あれはウニ?の入った網を持ってます。
でも、頭の上には?
海が四角く切り取られて、大きなお魚が小さいイワシさんを追いかけてます。

『きれいだね~お魚さんがお空でお絵描きしてるみたいだね~』
ぴゅいきゅい『『はやいね~』』
『『すごい~』』
『『『きらきら~』』』
たしかに~
「きりゃきりゃ~」
『あらあらまあまあ~これは、想像の斜め上ってやつね~』

シャッシャッ

「ふお~」
イワシさんたち、逃げてる~

『言っておくが、我は止めたのだぞ』
ぴゅいきゅい『『おとうしゃん、えら~い』』
『ほ、本当か?』
ぴゅいきゅい『『うん!こんかいはダメダメじゃない~』』
『そ、そうか』
がんばれ、アルコン様⋯

そういうアルコン様は大っきなマグロを五匹ぶら下げてました。それと
『凛。これか?サザエというのは』
貝がいっぱい入った網をくれました。
『まあまあ~ありがとう。美味しいのよこれ~。マグロも立派ね~♪』
『そうか。良かった』
その時

『なんじゃこりゃ~!!』
おいちゃんの声が響き渡りました。目線にはシャッシャッとつぎつぎと形を変えるイワシさんたち。

〖ああ、師匠、イワシとはこれですよね?〗
『あ、ああ、でもな?』わなわな

エル様、まちがいじゃない。まちがいじゃないけど~
『これをどうしたらいいってんだーっ!』
だよねぇ?しばらくこのまま?
「いち、にー、さ⋯」
『あらあらまあまあ、サーヤ、数えられるわけないからやめなさい』
「あい」
そうだね~

『さあ、せっかくだから早く捌きましょ』
『『はい!!』』
山桜桃ちゃんと春陽くんが大活躍!
おいちゃん、はやくこっち手伝って!

☆   ☆   ☆   ☆   ☆
あれ?おかしい。すでにいつもより長いのに、話が終わらない⋯続く⋯かも
しおりを挟む
感想 1,713

あなたにおすすめの小説

もふもふ相棒と異世界で新生活!! 神の愛し子? そんなことは知りません!!

ありぽん
ファンタジー
[第3回次世代ファンタジーカップエントリー] 特別賞受賞 書籍化決定!! 応援くださった皆様、ありがとうございます!! 望月奏(中学1年生)は、ある日車に撥ねられそうになっていた子犬を庇い、命を落としてしまう。 そして気づけば奏の前には白く輝く玉がふわふわと浮いていて。光り輝く玉は何と神様。 神様によれば、今回奏が死んだのは、神様のせいだったらしく。 そこで奏は神様のお詫びとして、新しい世界で生きることに。 これは自分では規格外ではないと思っている奏が、規格外の力でもふもふ相棒と、 たくさんのもふもふ達と楽しく幸せに暮らす物語。

転生先は海のど真ん中!? もふ強魔獣とイケオジに育てられた幼女は、今日も無意識に無双する

ありぽん
ファンタジー
25歳の高橋舞は、気がつくと真っ白な空間におり、そして目の前には土下座男が。 話しを聞いてみると、何とこの男は神で。舞はこの神のミスにより、命を落としてしまったというのだ。 ガックリする舞。そんな舞に神はお詫びとして、異世界転生を提案する。そこは魔法や剣、可愛い魔獣があふれる世界で。異世界転生の話しが大好きな舞は、即答で転生を選ぶのだった。 こうして異世界へ転生した舞。ところが……。 次に目覚めた先は、まさかの海のど真ん中の浮島。 しかも小さな子どもの姿になっていてたのだ。 「どちてよ!!」 パニックになる舞。が、驚くことはそれだけではなかった。 「おい、目が覚めたか?」 誰もいないと思っていたのだが、突然声をかけられ、さらに混乱する舞。 実はこの島には秘密があったのだ。 果たしてこの島の正体は? そして舞は異世界で優しい人々と触れ合い、楽しく穏やかな日々を送ることはできるのか。

ドラゴンともふ魔獣に懐かれて〜転生幼女は最強ドラゴン騎士家族と幸せに暮らします〜

ありぽん
ファンタジー
神様のミスで命を落としてしまった高橋結衣(28)。そのお詫びとして彼女は、様々な力を授かり、憧れだった魔法と剣と魔獣の存在する、まるで異世界ファンタジーのような世界へと転生することになった。 しかし目を覚ました場所は、街の近くではなく木々が生い茂る森の中。状況が分からず混乱する結衣。 そんな結衣に追い打ちをかけるように、ゾウほどもある大きな魔獣が襲いかかってきて。さらにドラゴンまで現れ、魔獣と激突。数分後、勝利したドラゴンが結衣の方へ歩み寄ってくる。 転生して数10分で命を落とすのか。そう思った結衣。しかし結衣を待っていたのは、思いもよらぬ展開だった。 「なぜ幼児がここに? ここは危険だ。安全な俺たちの巣まで連れて行こう」 まさかのドラゴンによる救出。さらにその縁から、結衣は最強と謳われるドラゴン騎士の家族に迎え入れられることに。 やがて結衣は、神から授かった力と自らの知識を駆使し、戦う上の兄や姉を支え、頭脳派の兄の仕事を手伝い。可憐で優しい姉をいじめる連中には、姉の代わりに子ドラゴンやもふ強魔獣と共にざまぁをするようになって? これは神様の度重なるミスによって、幼児として転生させられてしまった結衣が、ドラゴンやもふ強魔獣に懐かれ、最強のドラゴン騎士家族と共に、異世界で幸せいっぱいに暮らす物語。

無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~

鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!  詳細は近況ボードに載せていきます! 「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」 特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。 しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。 バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて―― こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました

由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。 彼女は何も言わずにその場を去った。 ――それが、王太子の終わりだった。 翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。 裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。 王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。 「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」 ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。