《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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ある日の節分日記 後編 番外編

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すみません。節分終わっちゃいましたが、例年は今日ということで大目に見てくださいm(*_ _)mでは、続きをどうぞ

☆   ☆   ☆   ☆   ☆

「おには~しょと~!ふくは~うち~!」
ぺしょっ
『ガハハハ!痛くも痒くもないな』
「ふにゅ~う!」
当ててやる~っ
ぺしょっぺしょっ

ぴゅい~『これなら』
きゅい~『どうだ~』
ぴゅいきゅい『『おには~そと~!』』
ばしばしっ
『いたたたた!やるじゃねぇか!』
ぴゅいきゅい『『えっへん!』』
モモ、スイ、福は内忘れてるよ。それに、鬼役はやられないといけないのよ?

ただいま絶賛豆まき中です!
鬼はおいちゃんとドワーフさんたちです。ものすごくリアルな木彫りの鬼のお面を被ってます。
そして、豆をまいてるサーヤたちが持ってるのは、やっぱりドワーフさんたちお手製の升です!本格的です!

『鬼は~外~!福は~内~!』バラバラバラ~
『うおっ豆が降ってきたぞ!これはたまらん!』
おいちゃんはしっかりやられてます。でも、ハクは投げてないね。升をおいちゃんの頭の上に浮かせてひっくりかえしました。だからお豆が一回で空です!

きゅるる『子どもたち、潰されたら困る。ここから投げる』
きゅるるん『『『は~い。おには~そと~』』』
きゅるるん『『『『ふくは~うち』』』』
子グモちゃんたちは、天井から当ててます。

『鬼は~外~』
『福は~内~』
『『『おには~そと~』』』
みゃ『ふくは~うち~』
『きゃはは!おには~そと~なのだ』
『うおっ囲まれた~助けてくれ~』
ばしばしばしばしっ
おお!ちびっこ達が輪になって集中攻撃です。

『兄ちゃん、ほんとにぶつけていいだか?』
『痛くないだか?』
『んだな~、優しくぶつけるだよ』
『『『鬼は~外、福は~うち』』』ぱらぱら
ぽぽちゃんたちは優しくぶつけてます。


〖子供たちは元気ね~〗
〖ゲンもドワーフも元気ですよ〗
〖そうですね。みんな元気ですね〗
神様たちはニコニコして豆まきを見てます。

『う~ん?それにしてもぉ、ほんとに邪気が払われてるのかぁ、心無しか聖域広がってなぁい?』
結葉様が空を見ながら言います。

『たしかにそうかもしれませんわね』
『凛さんが作ってるあのちょっと怖いのも、並々ならぬ力を感じるにゃよ』
〖〖〖たしかに〗〗〗

おばあちゃんは、さっきから
『うふふ。これは親方の家の分⋯』ぶすっ
とかいいながらヒイラギに焼いたイワシの頭を刺してます。たしかに、怖いです。色々な意味で⋯

そして、豆まき組は
『やられた~!退散だ~!』
『『『わーおぼえてろよー』』』
見事な棒読みで鬼さんが逃げていきました!ちびっこ達の勝利です!

「やっちゃー!」
『『『『『やった~っ』』』』』

『わ~床が豆だらけなんだな~』
『『おそうじするだか~?』』
真面目なぽぽちゃんたちが聞いてます。たしかに歩くたんびにパリパリします。

ぴょんっ
ぷるるん『『まかせて。みんな、集合』』
ぷるるるんっ『『『『『⋯⋯』』』』』

「あ~ちびすらちゃん」
ぴゅいきゅい『『ふえてる~?』』
『そうかも~』
アウルたちスライムさん達がみるみるうちにキレイにしちゃいました!なんか、すごい数です。いつの間に!

『あらあらまあまあ、すごいわ。じゃあ、キレイになった所で、恵方巻きの仕上げといきましょう』
おばあちゃんがみんなに言います。

手巻き寿司ならぬ、手巻き恵方寿司~!一本作って食べきったらあとは自由にしていいよって言ったのに
〖あ~ん、迷っちゃうわ~〗
〖あれもこれも美味しそうで迷いますね〗
〖組み合わせに悩みますね〗
大人たちがなかなか決まりません

「ななちゅ、えりゃぶのよ?」
もちろんサーヤは決まりました!ちなみに子供たちの具は大人たちより細くて短いです。お口に入らないといけないし、何より喉に詰まらせたら大変です!

サーヤはね?
ほうれん草、薄焼きたまご、しいたけの煮物に、きゅうり、にんじん、マグロにエビさんです。レタスも迷ったけど、あとにします。

『おれたちは、まずはサーヤのまねに決めてるからな』
『まずは、固く行かないとね』
『『『『『うん!』』』』』
クゥたちも同じです。

『始めるわよ~神様たち、いい加減に決めてちょうだい。みんなの前には簀巻きと海苔があるわよね?』
「あ~い」
おばあちゃんが痺れを切らして、説明を始めました。

神様たちは、待って待ってって慌ててます。待てません。いきますよ?

『では、上側をこのくらいあけて、海苔の上にご飯を薄く広げてね』
指で三センチくらいかな?示してます。
『そうしたら、自分たちで選んだ具を並べてね』

「あ~い。よいちょよいちょ」
可愛くできるかな~?

『これを巻いていきます。ハクたちは手伝ってもらってね』
『はーい』
くるん。きゅっ。くるんっ。きゅっ。
ハクは山桜桃ちゃんがお手伝いです。
丸めてかたちを整えてキュッキュッはハクもお手伝い

「できちゃ~♪」
はみ出なかったよ!
『サーヤじょうずだね~』
ぴゅいきゅい『『これ、やぶけそう?』』
『『お口に入れちゃえば同じだよ』』
『『『たしかに~』』』
え?そういうもん?

『さあ、これからが大事よ。恵方巻きは食べ方に決まりがあるわ。神様がいる恵方を見ながら、一度も喋らず無言で食べ切るの。口から出しちゃダメよ』

〖え?そうなの?〗
〖欲張りすぎましたわ〗
〖そうですね〗

ジーニ様たちはほっといて、
「あい!しちゅもんでしゅ!」
『はい。サーヤ、何かしら?』
えっとね?
「えほう、どこ?」
『あっそうだよな?』
『あらあらまあまあ?うっかりね~。神様のおわす方角を恵方というのだけど、どうなるのかしら?』
恵方は毎年変わってたしね?

『ねぇ?神のいる方角も何もぉ、神ならいるじゃない。そこにぃ』
三人で悩んでたら、結葉様がサラッと言いました。

『『あっ!』』
「ふあっ」

〖〖〖え?〗〗〗

「ふぉ~たちかに~」
そこにいるね~
『あらあらまあまあ~言われてみれば、そうよね』
『じゃあ、みんなでジーニ様たちを見て、いいか?苦しくても一気に食べるんだぞ。喋っちゃダメだぞ!』
「あ~い」
『それじゃ、みんな、ジーニ様たちを見て』

〖〖〖え?え?〗〗〗
神様たちは恵方巻き片手にあわあわ。

『いただきます』
「『『『『『いただきます』』』』』」

いざ!もくもくと食べます。うっなんか突っかかった~。でもがまんがまん!うっぷ。目だけ見開いて食べ続けます。うぅぅぅ涙が出てきたよ。

〖な、なんなの?〗
〖みんなが怖いです〗
〖しっかり囲まれてますしね〗

みんなが目を見開いて、神様を凝視しながらもくもくと食べ続けます。みんなも涙目です。無言です。

〖怖い怖い怖いわ~〗
〖皆さんせめて瞬きしてください〗
〖私たちはどうやって食べるんでしょうね?〗
〖〖あっ〗〗

もぐもぐもぐもぐ。三人で向かい合わせになりながら食べたらどうかな?もぐもぐも⋯うっぷ
おいしいけど、むずかしいです。


その頃、天界では
〖しくしくしくしく、ぼくも行きたい!〗
『ダメです。仕事が終わりません』
〖うわ~ん!バートのいけず~う〗

ぴかー

『おや?良かったですね。お届けものですよ。豆と恵方巻き、それから、これは?』
〖うわ、なんかすごい力を感じるね。あと、匂いも⋯〗ぷ~ん
おばあちゃん特性、柊鰯。効果抜群!

『では、せっかく豆も頂きましたし、私たちも、まきましょうか』
〖賛成!みんなも呼んで天界中でまこう!お~い!みんな~〗


そして
【な、なんだと言うのだ?やっと見えかけていた天界への道が消えた?気配さえたどれなくなっただと?おのれ⋯!】
バシッバシッ
【痛っ痛い!おのれぇ~また力が弱く⋯】
バシッバシッ
【ぐうっ】


〖鬼は~外!福は~内!〗
『鬼は~外!福は~内!』
バシッバシッ!
『あっ、君たち。すみませんが、これも入口という入口に飾ってきて頂けますか?』
『『『かしこまりました』』』
〖悪いね。豆まきも楽しんでね〗
『『『はい!』』』

天界もばっちり守が強化されましたとさ。
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