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連載
ある日の母の日日記 2021 番外編
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今日もぽかぽかな精霊樹の下で
「うにゅ~」
ごろごろごろ~(もふもふもふ)
サーヤが芋虫のようにゴロゴロ転がってました。
『サーヤ~?あぶないよ~?』
広いしもふもふだから大丈夫だよ~
「うにゅにゅ~」
ごろごろごろごろ~(もふもふもふもふ)
『サーヤ、じっとしてないと落ちるぞ』
大丈夫だよ?ギン様、ちゃんと気をつけてくれてるでしょ?
「うにゅにゅ~ん」
でろーん(もふもふもふもふ)
『サーヤ~?さっきから何してるの~?』
『私の背中でごろごろ転がるのは構わんが、落ちないようにな』
大丈夫。今は寝っ転がってるから~。ふかふかもふもふ~。
「うぎゅ~」
かさかさかさかさ(もふもふもふもふ)
サーヤはね~?今、考え事してるんだよ~
『サーヤ、くすぐったいのだが…』
え~?くすぐってないよ~?
しゃかしゃかしゃかしゃか(もふもふもふもふ~)
『サーヤ~?何か悩みごと~?そんなお父さんの背中で泳いでないで、ぼくたちにお話してみて~?』
泳いでないよ?ギン様の背中は最高のもふもふです。もふもふもふもふ~
『いや、だからな?くすぐったいのだが…』
え~?もふもふを全身で堪能してるだけだよ~?もふもふ~ん。
ぴゅいきゅい『『サーヤなにちてるの~?』』
パタパタと、モモとスイがやって来ました。サーヤはね、もふもふしてるの~
『そんなにもふもふしてたら』
『サーヤ寝ちゃうよ?』
フルーとフライ、サーヤは考え中だから、ねんねしないよ?
「ふわ~ぁ…」
でも、もふもふきもち~…
『ほらぁ』つんつん
『やっぱりぃ』つんつん
『ねてるよぉ』つんつん
「ふあっ?」
ね、ねんねしてないよ!妖精トリオの勘違いだよ!
きゅるるん『『『え~?』』』
きゅるるん『『『『ねてたよね?』』』』
みゃ『ねてたのにゃ』
『寝てたのだ~姫も見たのだ!』
「うにゅ~ぅ」
ねんねしてないもん!うるる~
『サーヤの負けね』
『負けだな』
フゥとクゥまで~。うりゅ~
『まあまあ、それでサーヤちゃんは何を悩んでたんだな?』
『サーヤちゃん、おいらたちに話してみるだよ』
『はなちてみるだよ』
ぽぽちゃん兄弟が、聞いてきてくれました。
『話を戻したとも言うな』
『そうだね~』
なんですか?ギン様にハク
「ぽぽちゃん、つくしちゃん、なずなちゃん…」
やさしい…ずるずるずる、ぽすっ。
『あ、おりてきた~』
『ふぅ…やっと降りてくれたか。落とさなくてよかった』
落ちないよ~?大丈夫って言ったでしょ~?
ぴゅいきゅい『『でもぉ』』
『おりると言うより』
『すべっただね!』
『『『おしり、どすん♪』』』
なんですか?みんな?よいしょ。
とてとて…むぎゅうう
『うわぁっ』
ぽぽちゃん、ギン様とはまた違うもふもふです。すべすべもふもふ。すーはー。お日様と土の匂いがします。落ちつきます。
『あっ!またにいちゃんが!』
『わたちも!』
むぎゅう~なずなちゃんも一緒に、ぽぽちゃんむぎゅうです!
『あ、あの、離してなんだな?』
「や」むぎゅう~
『いやなんだな』むぎゅう~
『おいらも仲間にはいるだ!』むぎゅう~
『えええ?オイラ動けないだよ~』
もふもふ気持ちいいぽぽちゃんのせいだよ。もふもふ~
『こら!サーヤ!ぽぽを困らせるんじゃない!』ぴしっ
「いちゃっ」
おでこ、ぴしってされました。畑から帰って来たみたいです。もう!おいちゃん、デコピン痛いでしょ?
『ちゃんと加減したろ?』
「ぶー」
そうだけど~
『ぶーじゃない。ギン様も悪かったな。サーヤがいたから身動き取れなかっただろ?』わしゃわしゃ
「ぶー」
ギン様そんなことないよね?おいちゃん、サーヤの頭わしゃわしゃしすぎだよ。
『いや、私はここで寝そべっていただけだからな。大丈夫だ』
ほらね?
『そうか?何にしても悪かったな』
おいちゃん、なんですか?その、俺はわかってるぜ的なその苦笑いは?
『ふっ。かまわんよ』
「うにゅ~」
ギン様まで苦笑いしてる~。
「ぶー」
『それで?サーヤは何を考えてたんだ?』
仕方ない奴だってお顔でおいちゃんが聞いてきました。
「う?」
なんだっけ?
『『サーヤ…』』
なんですか?大人二人で残念な子を見るようなお目目は?
『サーヤ~、何か悩んでお父さんの背中でごろごろしてたんじゃないの~?』
「うにゅ?…あっしょうでちた!あにょね?」
『うん?な~に?』
みんなが何だろってお顔でサーヤを見てきます。
「おんにゃのちと、あいがちょにょ、ぷりぇじぇんちょ、おばあちゃんに、まじゃ、あげてにゃい、おもっちぇ」
前にジーニ様たちにはありがとうしたんだよ。
『あ~。みんなお揃いのブレスレット作ったな』
『ああ。私も後で貰った。これだな』
そう言ってギン様が自分の前足についてるブレスレットを見せてくれました。
『ぼくもおそろい~』
ハクもだね!
『そうだなお揃いだな』
『私も毎日してるわよ』
フゥとクゥもブレスレットを見せてくれました。
ぴゅいきゅい『『きらきら~』』
『『くもさんたちの糸と~』』
『『『みんなで集めた石~!』』』
きゅるるん『『『そうだよ』』』
きゅるるん『『『『つくった~』』』』
みゃ~『ココロももらったにゃ!』
みんなが自分のを見せてくれます。あのあと男の人にもありがとうの日を作って、みんなお揃いで作ったんだよね。
『姫はまだないのだぁ』
あっ!姫ちゃんはまだだった!
「ごめしゃい」
『そうだな。悪かった。じゃあ、まだ持ってない連中の分もまた作らないとな』
「しょだにぇ~。でみょ~」
ちょっと困ったことがあるんだよ~
『サーヤ、気になっていることがあるなら遠慮せず言ってみなさい』
『そうだよ~お父さんの上で悩んでたの、多分それだけじゃないよね~?』
ギン様とハクが気づいてくれて、優しく聞いてくれます。
「あにょね~?おばあちゃん、くましゃんにょおばあちゃんちょ、いりゅしゃまにょちょこ、ひちょ?にょ、おばあちゃん、いりゅでちょ?」
どっちのおばあちゃんにもあげたいけど~
『そっか。天界の凛さんは、人間だもんな。それに近い内、凛さんは一人になるわけだしな』
『そうだな。だが、ゲン、今ここにいる者たちは、まだ今の人型の凛がどのような姿か知らないのだよな?』
『あ…』
そうなんだよ~。ブレスレット二つ渡すのもなんかね~?だから、別のものと思ったんだけど、今の姿を知らないからどんなのが似合うか分からないんだよ~
『そういうことか…』
『うむ。人間が身につけるものとなると私にも分からないな』
でしょ~?せっかくだから、喜んでもらいたいし~
『あらぁ。そういうことなら私たちに聞いてくれた方がいいんじゃなぁい?』
「ほえ?」
『あ~結葉様~』
ぴゅいきゅい『『アイナさまたちも~』』
〖私もいるわよぉ〗
ひょいっ
「じーにしゃま」
いつの間に背後に?抱っこされちゃいました。あ~ん。もふもふが~
『や、やっと離してくれたんだな』
『にいちゃん、くっつかれるのイヤだか?』うるっ
『わたちたちもだか?』うるっ
『そ、そんただこたないだよ!』
『『よかっただ~』』むぎゅう~
あ~いいなぁ。つくしちゃんとなずなちゃん。
「さーやみょ…」
〖サーヤ、私じゃ嫌なの?〗ぐすっ
「しょ、しょんなこちょ、にゃいよ」あわわわわ
〖なら、このままでいいわよね?ね?〗にっこり
「あ、あい…」
あう~もふもふ~
『それでぇ?凛への贈り物よねぇ?』
〖物作りならドワーフたち…と、言いたいところだけど、ドワーフたちもまだ持ってないんじゃないかしら?まだ内緒なんでしょ?〗
『お母様、ジーニ様。それでしたら、おそらく、ぽぽちゃんたちもではありませんか?』
『そうにゃ。ここにいる時点でバレバレだけどにゃ!にゃはは』
「ふあっ」
そうでした。大変!
『ん?オイラたちは、ここにいられるだけでありがたいんだから、何もいらないだよ』
『お手伝いすることあったら言って欲しいだよ』
『おてつだいうれしいだよ!』
「〖『『『………』』』〗」
『な、なんだか?』
『なんでみんな』
『だまっちゃっただか?』
おろおろおろ
「ぽぽちゃん…」
『つくしもなずなも、なんていい子たちなのぉ』
『本当ですわぁ』
『いい子すぎるにゃ~』
〖安心して。あなたたちの分もちゃんと用意するわ〗
むぎゅむぎゅむぎゅう~
『『『え、え、えええ?』』』
みんなでぽぽちゃんたちをむぎゅうです。ついでにもふもふすりすりです。
『ああ、結局こうなるんだな』
『まあ、確かにぽぽたちはいい子だからな』
そうだよ。いい子でもふもふなぽぽちゃんたちがいけないんだよ~。
『それでサーヤ、おばあちゃんのはどうするの?』
『どうする?違うもん考えるか?』
フゥとクゥが、あ~あって言いながら聞いてきました。
「うにゅ~」
そうだよね?どうしよう~。何かないかな?
『サーヤ、大丈夫よぉ。私の足首見てみてぇ』
〖私の足首もね〗
「う?」
足首?すら~って細くて長いあんよ。引き締まった細い足首、女の敵~
『そうじゃなくて~』
〖これよ、こ・れ♪〗シャラン
これ?
「ふあっ」
これか~
『私たち、アンクレットにして重ね付けしてるのよぉ』
〖もちろん、必ずサーヤにもらったのをつけて、自分たちで後から作った物を気分で変えてるのよ〗
『なるほど。でしたら、初めから重ね付けできる色合いで二本用意すれば良いわけですわね』
『でも、サイズはどうするにゃ?クマさんと人では、サイズ違うにゃよ?』
あっ。そうだよね?
〖それは私がサイズ自動補正を付与するから大丈夫よ〗
「ふお~!しゅご~」ぱちぱちぱち
ジーニ様と結葉様さすがです!
『うふふ♪悩みは解決したかしらぁ?』
「あい!あいがちょ~」
〖ふふ。それじゃ、また石集めて絹達に手伝ってもらわないとね〗
「あい!」
頑張るぞ~!
『じゃあ、凛さんやドワーフたちには内緒にするんだろ?』
『ならば。誰かが凛とドワーフが気付かぬようにせねばならぬが、誰がするんだ?』
しーん
『それはぁ~』
『考えてなかったですわ』
『誰がするにゃ?』
〖一番の問題だわね…〗
「おばあちゃん、はにゃきく」
『そうだな。こういう時、どういう訳か、嗅ぎつけるんだよな』
う~ん。と、みんなで悩んでたその時…
『あらあらまあまあ?みんな集まってどうしたのかしら?』
『ホントだね。なんか企んでるのかい?』
びっくう!!
「お、おばあちゃん…」
『おかみさんまで、ど、どうした?』
い、いつからそこに?おいちゃん気がついた?ドキドキドキドキ
いいや。心臓に悪いよな。バクバクバクバク
『ちょっとね?ゲンさんにお願いしたいことがあってね』
『ちょっと工房の方に来て欲しくてね』
『あ?俺に?分かった。行くよ』
『ありがとう。助かるわ』
『悪いね~』
『いや。構わないさ。じゃあ、サーヤ行ってくるからな』
こそっ(頑張るんだぞ)
「あーい。いっちぇらっちゃい」
こそっ(あい!がんばるよ~)
『おう!』
『じゃあ、ゲンさんお借りするわね』
『じゃあね。みんな、何するか知らないけど、気をつけるんだよ』
「あ~い」
これで、内緒で準備できるね!
サーヤたちが張り切っているのを背にしばらく歩くと
『何するか知らないけど、だ?くくっ。さては、凛さんもおかみさんも話し聞いてたな?』
『あらあらまあまあ。なんのことかしら?ね?おかみさん』
『わはは。私らのために何か作ろうとしてくれてるなんて知らないねぇ。ね、凛さん?』
『あらあらまあまあ。そうよねぇ。知らないわよねぇ?』くすくす
『そうさねぇ』くすくす
『そうかよ』くくっ。
やっぱりバレてんじゃねぇか。
『うふふ。サーヤが私のために何かしてくれようとしたり、悩んでくれたりすること自体が、もう私には最高のプレゼントなのだけれどね』
『まあ、それにサーヤたちが気づくには、あと何年もかかるだろうさね』
『そうだな。まあ、楽しみに待つさ』
『そうねぇ。時間はたっぷりあるものね』
『そうさ!私らも若返ったしね!わははは』
『そうねぇ』
『違いねぇ!』
その後、にこにこ顔のサーヤたちから無事にブレスレットをもらったおばあちゃんたち。その場で喜んでブレスレットにしたり、アンクレットにしたり。
でもドワーフの親方やおっちゃんたちは、う~んと悩んだ後、お髭に編み込んで使うことにしましたとさ。
『だってよぉ、俺たちがブレスレットやアンクレットなんてな?』
『そんな可愛いもん似合わねぇだろ?』
『かみさんたちが爆笑しちまうよな?』
でもその結果
「おひげ、かわい♪」
サーヤに抱きつかれてお髭をもふもふされるのでした。
☆*° ☆*° ☆*°
お読みいただきありがとうございます。思えば、去年も母の日番外編を書いてるんですよね。時が経つのは速いですね。なのに、一年かけてサーヤたちは数日しか経っていない。あれ~おかしいなぁ
(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…
「うにゅ~」
ごろごろごろ~(もふもふもふ)
サーヤが芋虫のようにゴロゴロ転がってました。
『サーヤ~?あぶないよ~?』
広いしもふもふだから大丈夫だよ~
「うにゅにゅ~」
ごろごろごろごろ~(もふもふもふもふ)
『サーヤ、じっとしてないと落ちるぞ』
大丈夫だよ?ギン様、ちゃんと気をつけてくれてるでしょ?
「うにゅにゅ~ん」
でろーん(もふもふもふもふ)
『サーヤ~?さっきから何してるの~?』
『私の背中でごろごろ転がるのは構わんが、落ちないようにな』
大丈夫。今は寝っ転がってるから~。ふかふかもふもふ~。
「うぎゅ~」
かさかさかさかさ(もふもふもふもふ)
サーヤはね~?今、考え事してるんだよ~
『サーヤ、くすぐったいのだが…』
え~?くすぐってないよ~?
しゃかしゃかしゃかしゃか(もふもふもふもふ~)
『サーヤ~?何か悩みごと~?そんなお父さんの背中で泳いでないで、ぼくたちにお話してみて~?』
泳いでないよ?ギン様の背中は最高のもふもふです。もふもふもふもふ~
『いや、だからな?くすぐったいのだが…』
え~?もふもふを全身で堪能してるだけだよ~?もふもふ~ん。
ぴゅいきゅい『『サーヤなにちてるの~?』』
パタパタと、モモとスイがやって来ました。サーヤはね、もふもふしてるの~
『そんなにもふもふしてたら』
『サーヤ寝ちゃうよ?』
フルーとフライ、サーヤは考え中だから、ねんねしないよ?
「ふわ~ぁ…」
でも、もふもふきもち~…
『ほらぁ』つんつん
『やっぱりぃ』つんつん
『ねてるよぉ』つんつん
「ふあっ?」
ね、ねんねしてないよ!妖精トリオの勘違いだよ!
きゅるるん『『『え~?』』』
きゅるるん『『『『ねてたよね?』』』』
みゃ『ねてたのにゃ』
『寝てたのだ~姫も見たのだ!』
「うにゅ~ぅ」
ねんねしてないもん!うるる~
『サーヤの負けね』
『負けだな』
フゥとクゥまで~。うりゅ~
『まあまあ、それでサーヤちゃんは何を悩んでたんだな?』
『サーヤちゃん、おいらたちに話してみるだよ』
『はなちてみるだよ』
ぽぽちゃん兄弟が、聞いてきてくれました。
『話を戻したとも言うな』
『そうだね~』
なんですか?ギン様にハク
「ぽぽちゃん、つくしちゃん、なずなちゃん…」
やさしい…ずるずるずる、ぽすっ。
『あ、おりてきた~』
『ふぅ…やっと降りてくれたか。落とさなくてよかった』
落ちないよ~?大丈夫って言ったでしょ~?
ぴゅいきゅい『『でもぉ』』
『おりると言うより』
『すべっただね!』
『『『おしり、どすん♪』』』
なんですか?みんな?よいしょ。
とてとて…むぎゅうう
『うわぁっ』
ぽぽちゃん、ギン様とはまた違うもふもふです。すべすべもふもふ。すーはー。お日様と土の匂いがします。落ちつきます。
『あっ!またにいちゃんが!』
『わたちも!』
むぎゅう~なずなちゃんも一緒に、ぽぽちゃんむぎゅうです!
『あ、あの、離してなんだな?』
「や」むぎゅう~
『いやなんだな』むぎゅう~
『おいらも仲間にはいるだ!』むぎゅう~
『えええ?オイラ動けないだよ~』
もふもふ気持ちいいぽぽちゃんのせいだよ。もふもふ~
『こら!サーヤ!ぽぽを困らせるんじゃない!』ぴしっ
「いちゃっ」
おでこ、ぴしってされました。畑から帰って来たみたいです。もう!おいちゃん、デコピン痛いでしょ?
『ちゃんと加減したろ?』
「ぶー」
そうだけど~
『ぶーじゃない。ギン様も悪かったな。サーヤがいたから身動き取れなかっただろ?』わしゃわしゃ
「ぶー」
ギン様そんなことないよね?おいちゃん、サーヤの頭わしゃわしゃしすぎだよ。
『いや、私はここで寝そべっていただけだからな。大丈夫だ』
ほらね?
『そうか?何にしても悪かったな』
おいちゃん、なんですか?その、俺はわかってるぜ的なその苦笑いは?
『ふっ。かまわんよ』
「うにゅ~」
ギン様まで苦笑いしてる~。
「ぶー」
『それで?サーヤは何を考えてたんだ?』
仕方ない奴だってお顔でおいちゃんが聞いてきました。
「う?」
なんだっけ?
『『サーヤ…』』
なんですか?大人二人で残念な子を見るようなお目目は?
『サーヤ~、何か悩んでお父さんの背中でごろごろしてたんじゃないの~?』
「うにゅ?…あっしょうでちた!あにょね?」
『うん?な~に?』
みんなが何だろってお顔でサーヤを見てきます。
「おんにゃのちと、あいがちょにょ、ぷりぇじぇんちょ、おばあちゃんに、まじゃ、あげてにゃい、おもっちぇ」
前にジーニ様たちにはありがとうしたんだよ。
『あ~。みんなお揃いのブレスレット作ったな』
『ああ。私も後で貰った。これだな』
そう言ってギン様が自分の前足についてるブレスレットを見せてくれました。
『ぼくもおそろい~』
ハクもだね!
『そうだなお揃いだな』
『私も毎日してるわよ』
フゥとクゥもブレスレットを見せてくれました。
ぴゅいきゅい『『きらきら~』』
『『くもさんたちの糸と~』』
『『『みんなで集めた石~!』』』
きゅるるん『『『そうだよ』』』
きゅるるん『『『『つくった~』』』』
みゃ~『ココロももらったにゃ!』
みんなが自分のを見せてくれます。あのあと男の人にもありがとうの日を作って、みんなお揃いで作ったんだよね。
『姫はまだないのだぁ』
あっ!姫ちゃんはまだだった!
「ごめしゃい」
『そうだな。悪かった。じゃあ、まだ持ってない連中の分もまた作らないとな』
「しょだにぇ~。でみょ~」
ちょっと困ったことがあるんだよ~
『サーヤ、気になっていることがあるなら遠慮せず言ってみなさい』
『そうだよ~お父さんの上で悩んでたの、多分それだけじゃないよね~?』
ギン様とハクが気づいてくれて、優しく聞いてくれます。
「あにょね~?おばあちゃん、くましゃんにょおばあちゃんちょ、いりゅしゃまにょちょこ、ひちょ?にょ、おばあちゃん、いりゅでちょ?」
どっちのおばあちゃんにもあげたいけど~
『そっか。天界の凛さんは、人間だもんな。それに近い内、凛さんは一人になるわけだしな』
『そうだな。だが、ゲン、今ここにいる者たちは、まだ今の人型の凛がどのような姿か知らないのだよな?』
『あ…』
そうなんだよ~。ブレスレット二つ渡すのもなんかね~?だから、別のものと思ったんだけど、今の姿を知らないからどんなのが似合うか分からないんだよ~
『そういうことか…』
『うむ。人間が身につけるものとなると私にも分からないな』
でしょ~?せっかくだから、喜んでもらいたいし~
『あらぁ。そういうことなら私たちに聞いてくれた方がいいんじゃなぁい?』
「ほえ?」
『あ~結葉様~』
ぴゅいきゅい『『アイナさまたちも~』』
〖私もいるわよぉ〗
ひょいっ
「じーにしゃま」
いつの間に背後に?抱っこされちゃいました。あ~ん。もふもふが~
『や、やっと離してくれたんだな』
『にいちゃん、くっつかれるのイヤだか?』うるっ
『わたちたちもだか?』うるっ
『そ、そんただこたないだよ!』
『『よかっただ~』』むぎゅう~
あ~いいなぁ。つくしちゃんとなずなちゃん。
「さーやみょ…」
〖サーヤ、私じゃ嫌なの?〗ぐすっ
「しょ、しょんなこちょ、にゃいよ」あわわわわ
〖なら、このままでいいわよね?ね?〗にっこり
「あ、あい…」
あう~もふもふ~
『それでぇ?凛への贈り物よねぇ?』
〖物作りならドワーフたち…と、言いたいところだけど、ドワーフたちもまだ持ってないんじゃないかしら?まだ内緒なんでしょ?〗
『お母様、ジーニ様。それでしたら、おそらく、ぽぽちゃんたちもではありませんか?』
『そうにゃ。ここにいる時点でバレバレだけどにゃ!にゃはは』
「ふあっ」
そうでした。大変!
『ん?オイラたちは、ここにいられるだけでありがたいんだから、何もいらないだよ』
『お手伝いすることあったら言って欲しいだよ』
『おてつだいうれしいだよ!』
「〖『『『………』』』〗」
『な、なんだか?』
『なんでみんな』
『だまっちゃっただか?』
おろおろおろ
「ぽぽちゃん…」
『つくしもなずなも、なんていい子たちなのぉ』
『本当ですわぁ』
『いい子すぎるにゃ~』
〖安心して。あなたたちの分もちゃんと用意するわ〗
むぎゅむぎゅむぎゅう~
『『『え、え、えええ?』』』
みんなでぽぽちゃんたちをむぎゅうです。ついでにもふもふすりすりです。
『ああ、結局こうなるんだな』
『まあ、確かにぽぽたちはいい子だからな』
そうだよ。いい子でもふもふなぽぽちゃんたちがいけないんだよ~。
『それでサーヤ、おばあちゃんのはどうするの?』
『どうする?違うもん考えるか?』
フゥとクゥが、あ~あって言いながら聞いてきました。
「うにゅ~」
そうだよね?どうしよう~。何かないかな?
『サーヤ、大丈夫よぉ。私の足首見てみてぇ』
〖私の足首もね〗
「う?」
足首?すら~って細くて長いあんよ。引き締まった細い足首、女の敵~
『そうじゃなくて~』
〖これよ、こ・れ♪〗シャラン
これ?
「ふあっ」
これか~
『私たち、アンクレットにして重ね付けしてるのよぉ』
〖もちろん、必ずサーヤにもらったのをつけて、自分たちで後から作った物を気分で変えてるのよ〗
『なるほど。でしたら、初めから重ね付けできる色合いで二本用意すれば良いわけですわね』
『でも、サイズはどうするにゃ?クマさんと人では、サイズ違うにゃよ?』
あっ。そうだよね?
〖それは私がサイズ自動補正を付与するから大丈夫よ〗
「ふお~!しゅご~」ぱちぱちぱち
ジーニ様と結葉様さすがです!
『うふふ♪悩みは解決したかしらぁ?』
「あい!あいがちょ~」
〖ふふ。それじゃ、また石集めて絹達に手伝ってもらわないとね〗
「あい!」
頑張るぞ~!
『じゃあ、凛さんやドワーフたちには内緒にするんだろ?』
『ならば。誰かが凛とドワーフが気付かぬようにせねばならぬが、誰がするんだ?』
しーん
『それはぁ~』
『考えてなかったですわ』
『誰がするにゃ?』
〖一番の問題だわね…〗
「おばあちゃん、はにゃきく」
『そうだな。こういう時、どういう訳か、嗅ぎつけるんだよな』
う~ん。と、みんなで悩んでたその時…
『あらあらまあまあ?みんな集まってどうしたのかしら?』
『ホントだね。なんか企んでるのかい?』
びっくう!!
「お、おばあちゃん…」
『おかみさんまで、ど、どうした?』
い、いつからそこに?おいちゃん気がついた?ドキドキドキドキ
いいや。心臓に悪いよな。バクバクバクバク
『ちょっとね?ゲンさんにお願いしたいことがあってね』
『ちょっと工房の方に来て欲しくてね』
『あ?俺に?分かった。行くよ』
『ありがとう。助かるわ』
『悪いね~』
『いや。構わないさ。じゃあ、サーヤ行ってくるからな』
こそっ(頑張るんだぞ)
「あーい。いっちぇらっちゃい」
こそっ(あい!がんばるよ~)
『おう!』
『じゃあ、ゲンさんお借りするわね』
『じゃあね。みんな、何するか知らないけど、気をつけるんだよ』
「あ~い」
これで、内緒で準備できるね!
サーヤたちが張り切っているのを背にしばらく歩くと
『何するか知らないけど、だ?くくっ。さては、凛さんもおかみさんも話し聞いてたな?』
『あらあらまあまあ。なんのことかしら?ね?おかみさん』
『わはは。私らのために何か作ろうとしてくれてるなんて知らないねぇ。ね、凛さん?』
『あらあらまあまあ。そうよねぇ。知らないわよねぇ?』くすくす
『そうさねぇ』くすくす
『そうかよ』くくっ。
やっぱりバレてんじゃねぇか。
『うふふ。サーヤが私のために何かしてくれようとしたり、悩んでくれたりすること自体が、もう私には最高のプレゼントなのだけれどね』
『まあ、それにサーヤたちが気づくには、あと何年もかかるだろうさね』
『そうだな。まあ、楽しみに待つさ』
『そうねぇ。時間はたっぷりあるものね』
『そうさ!私らも若返ったしね!わははは』
『そうねぇ』
『違いねぇ!』
その後、にこにこ顔のサーヤたちから無事にブレスレットをもらったおばあちゃんたち。その場で喜んでブレスレットにしたり、アンクレットにしたり。
でもドワーフの親方やおっちゃんたちは、う~んと悩んだ後、お髭に編み込んで使うことにしましたとさ。
『だってよぉ、俺たちがブレスレットやアンクレットなんてな?』
『そんな可愛いもん似合わねぇだろ?』
『かみさんたちが爆笑しちまうよな?』
でもその結果
「おひげ、かわい♪」
サーヤに抱きつかれてお髭をもふもふされるのでした。
☆*° ☆*° ☆*°
お読みいただきありがとうございます。思えば、去年も母の日番外編を書いてるんですよね。時が経つのは速いですね。なのに、一年かけてサーヤたちは数日しか経っていない。あれ~おかしいなぁ
(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…
60
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果たしてこの島の正体は? そして舞は異世界で優しい人々と触れ合い、楽しく穏やかな日々を送ることはできるのか。
ドラゴンともふ魔獣に懐かれて〜転生幼女は最強ドラゴン騎士家族と幸せに暮らします〜
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神様のミスで命を落としてしまった高橋結衣(28)。そのお詫びとして彼女は、様々な力を授かり、憧れだった魔法と剣と魔獣の存在する、まるで異世界ファンタジーのような世界へと転生することになった。
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そんな結衣に追い打ちをかけるように、ゾウほどもある大きな魔獣が襲いかかってきて。さらにドラゴンまで現れ、魔獣と激突。数分後、勝利したドラゴンが結衣の方へ歩み寄ってくる。
転生して数10分で命を落とすのか。そう思った結衣。しかし結衣を待っていたのは、思いもよらぬ展開だった。
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まさかのドラゴンによる救出。さらにその縁から、結衣は最強と謳われるドラゴン騎士の家族に迎え入れられることに。
やがて結衣は、神から授かった力と自らの知識を駆使し、戦う上の兄や姉を支え、頭脳派の兄の仕事を手伝い。可憐で優しい姉をいじめる連中には、姉の代わりに子ドラゴンやもふ強魔獣と共にざまぁをするようになって?
これは神様の度重なるミスによって、幼児として転生させられてしまった結衣が、ドラゴンやもふ強魔獣に懐かれ、最強のドラゴン騎士家族と共に、異世界で幸せいっぱいに暮らす物語。
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
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「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
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