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486 先生って?
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キラキラ木漏れ日の森の中
「ありゅうひ♪」
『ある~日♪』
『ある日っていつかな~?』
「もりにょな~か♪」
『森の中♪』
ぴゅい『もりのなか~?』
きゅい『いまだね~?』
「くましゃんに♪」
『熊さんに♪』
『くまさん?』
『くまいるの?』
「であ~っちゃ♪」
『出会~った♪』
『であっちゃった?』
『であっちゃったの?』
『たいへんたいへん!』
「はなちゃく もりにょなか~♪」
みゃあ『おはなみてるにゃ!?』
きゅるるん『『『そんなばあいじゃ』』』
きゅるるん『『『『ないよーっ』』』』
『熊さんに出会~った~♪』
『わぁーっくまどこー?』
『きゃーっにげなきゃーっ』
『『わーわーっ』』
きゅるるん『『『おかあさーんっ』』』
きゅるるん『『『『たすけてーっ』』』』
『みんな、落ち着くのだ!これは歌なのだ!』
『え~?ほんと~?』
ぴゅいきゅい『『なんだ~』』
『『そっか~』』
『『『よかった~』』』
みゃあ『逃げなくていいにゃ?』
『大丈夫なのだ!』
きゅるるん『『『よかった~』』』
きゅるるん『『『『あんしん~』』』』
響く幼児とぬいぐるみの歌声。
ハクの背中に跨ってサーヤとおばあちゃんが楽しそうに歌ってます。おばあちゃんはサーヤの前にお座りです。
それから何やらちびっ子たちのツッコミが?わーわー?
『うふふ。可愛いわぁ。でも、くまさんに出会う前にぃ、すでに凛がくまさんよねぇ?』
おばあちゃんと仲良くお歌歌ってたら、結葉様がクスクス笑いながら言いました。
「う?たちかに~」
くまさんだね~。もう会ってた~♪
『あらあらまあまあ?私は可愛いくまの編みぐるみであって、熊ではないわよ?』
「う?くましゃん。にぇ?」
くまさんだよ?ね?
『サーヤ、本物の熊はこんなにプリティでふわふわで愛らしくはないわよ?あっちは怖~くてごっつい熊で、私は可愛い可愛い愛らしいくまの編みぐるみなのよ。分かったかしら?』にこにこ
「あ、あい。わかっちゃ」こくこく
逆らっちゃダメな気がする~
『まあ、実際問題、森の中で熊に会ったらダメだよな。あっ、サーヤ「な」だけは歌えてたけどな、「の」も歌えるようにしような』
「あ、あい」
おいちゃんが、何気にダメだししてきます。ぐすん。
『うふふ。さて、けっこう森の中に入って来たわねぇ。ちょうど少し開けた場所に出たことだしぃ、この辺でいいかしらねぇ?』
〖そうね。いいんじゃない?ちょうど座れそうな倒木もあるしね〗
結葉様がこの辺にしようって言うと、いつの間にか一緒にいたジーニ様が賛成してます。ジーニ様いつからいたの?お留守番じゃなかったんだね。
〖何を言ってるの?私がサーヤの初めてを見逃すわけないじゃない。それに留守番ならシアを置いてきたから大丈夫よ〗
そ、そっか~
その頃、お家では
〖お母様~っ!許さないわよぉ!リノの見張りに私を椅子に魔法で貼り付けるなんて!〗
『む~む~(解いてくださいませ~)』
〖うるさいですよ!お母様、覚えてなさいよ~〗
リノ様の見張り役を強制的に任命されたシア様が、大変お怒りのご様子。ちなみに、貼り付け魔法はタイマー式なのでもう解けてます。そんなシア様の元へ
『あ、あの、シア様。冷たいお茶でもどうぞ』ことっ
『シア様、ゲンさんがシア様のために作って下さった新作デザートです。どうぞ』ことっ
荒れ狂うであろうシア様の鎮静剤役として生け贄⋯ケフッ。居残りとなった二人が⋯
〖あ、あら、山桜桃に春陽もお留守番だったのね?おほほほ。ありがとう。まあ!美味しそうね。さっそく頂くわ〗
『『どうぞお召し上がりください』』
シア様が、目の前に用意されたお茶とデザートを口にすると
〖あ、あら?お茶も初めての味ね。とってもすっきりね。それでいてほんのり甘いわ。とっても美味しい。それにとっても可愛いわ〗
びっくりおめめのシア様!その様子を見て
『水出しのアイスティーに、凍らせたカットフルーツを色々入れてあるんです』
と、山桜桃が嬉しそうに説明する。
『まあ!素敵ね!デザートも美味しい!それに美しいわ!』
興奮しながらも上品にデザートを口に運ぶシア様。お上品だけど手は残像でぼやけます。
『甘夏という新しくゲンさんたちが栽培した柑橘を贅沢に使ったチーズケーキです。まだ誰も食べてないんですよ。シア様が第一号です。クッキーもどうぞ』
そんなシア様に今度は春陽が特別をアピール!
〖まあ!ほんと?う~ん美味しいわぁ~。こんなご褒美があるならお留守番もいいわねぇ。幸せぇ~♪お母様、今回は許してあげるわ。ほら、山桜桃と春陽も一緒に食べましょ!一人で食べるのは寂しいわ〗
まんまと乗せられるシア様です。
『『はい!ありがとうございます』』
『(さすがゲンさん。予想通りです)』
『(おかげで助かりました)』
おいちゃんはお見通し。
『む~む~(私にも~)』
お留守番組も楽しく過ごしてます。
そして、こちらではジーニ様が持論を語っている間に
『ちょっと待ってな』
『ちょちょいと整えてやるからよ』
『まかせな』
『『『錬成』』』
親方たちの手によって、そこら辺に転がってた数本の倒木が一瞬でつるんとしたお肌に!綺麗な丸太ベンチの出来上がりです!
「ふお~」
すご~い!
『あらあらまあまあ、さすがね~』
みんなでパチパチパチ~♪
『ほらサーヤ、これならトゲが刺さったりなんてことないからな。凛さんも毛糸引っかからないだろ』
そう言って親方がハクの上からヒョイッとサーヤとおばあちゃんを下ろして、丸太の上に座らせてくれました。みんなも続きます。
「あいがちょ!つるちゅりゅ!すべしゅべ!きもちいにぇ!」
『あらあらまあまあ、サーヤったら、半分ずつ言えてるなんて逆に器用ね。親方たち、ありがとう』
『おう!でもこんぐらい大したことねぇよ!』
『ここ頻繁に使うなら東屋でも建てるか?』
『今日の様子みてからでもいいんじゃねぇか?どうよ?結葉様』
親方たちが結葉様に聞くと
『う~ん?そうねぇ。しょっちゅう来るかわからないしねぇ?ジーニ様、色んな場所巡るんでしょぉ?』
〖そうね。どの辺に何があるか調査も兼ねてるから、目印くらいあってもいいかもしれないけどね。東屋はおいおいでいいんじゃないかしら?他にもいい所があるかもしれないしね〗
『分かった。必要になったら言ってくれ』
森の中にかわいい東屋。出来たらきっと素敵だね!
『その時はよろしくねぇ。それじゃあ、喉を潤してからこの辺りで薬草を探したいと思いますよぉ。みんな、いいですかぁ?』
「あ~い!」
『うん。い~よ~』
ぴゅいきゅい『『たのちみだね』』
『『どんなの探すの?』』
『『『さがすのとくい~♪』』』
みゃあ『フィオねぇね、ヴェルにぃに、アーブにぃにがもえてるにゃ!』
『妖精の本領発揮なのだ!』
みんなやる気満々です!特にフィオ、ヴェル、アーブの妖精トリオは植物を探すのは大得意!
『せいれいがんの~』
『れんしゅうにもってこい!』
『いっせきにじょう?』
「うにゅ?」
ん?なんかちがうかな?
『それを言うなら一石二鳥だな』
おいちゃん、すかさずツッコミ。
『『『そう!それ?』』』
どうやら三人は、おいちゃんに習った言葉を使ってみたかったみたいです!
『ぼくたちも木の上なら』
『任せてなんだけどな』
フライとフルーはフルーツ見つけるの得意だもんね!
『うふふ。そうねぇ、頼りにしてるわ妖精トリオ。フライとフルーは手先も器用だからぁ 、今日薬草も覚えたらもっと色々出来るようになるかもねぇ』
結葉様が楽しそうに言うと
『『『えへへ~たよりにされちゃったね~』』』
妖精トリオは照れ照れで体くねくね
『ほんと?』
『じゃあ、がんばるよ!』
フライとフルーはやる気満々、握りこぶしを作ってます。がんばれー!
『それじゃあ、始めましょうかぁ。初めて見る葉っぱを見つけたら声をかけてねぇ』
「ふぇ?」
『『『『え?』』』』
しーん
『ん?どうしたのぉ?』
結葉様、可愛らしく顎に指当てて頭こてんってしてるけど
「しょ、しょれだけ?」
だってほらね?
『何か気をつけた方がいいとか~』
ぴゅいきゅい『『しちゃいけないこととか?』』
みゃあ『さがしかたとかにゃ?』
『採取の仕方とか、何かないのだ?』
みんなで、あんまり適当に言われた気がしたから聞いてみると
『え~?』
え~?って、結葉様?
『おいおい⋯ちびっこ達の方がよっぽどしっかりしてんじゃねぇかよ』
『本当だよ⋯。サーヤちゃんたち偉いね。そうだよ、気をつけなきゃいけないことがあるからね』
ドワーフさんたちが呆れて代わりに教えてくれました。
『まずは必ず大人と一緒に行動することだね』
こくこく。みんなで真剣に聞きます!
『トゲがあったり、触るとかぶれるものもあるからな、勝手に触っちゃダメだぞ。サーヤはもう先に手袋つけた方がいいな』
こくこく
『匂いが強いものも要注意だよ。酷い匂いの物だけじゃなく、いい匂いの物もだよ』
いいにおいでも?なんで?こてんっ
『植物の中にはな?甘~い匂いを出して獲物を誘い込む奴もいるんだ。ちびっこは食べられちまうかもしれねぇぞ?』
ひえっ!?こわい!こくこくこくこく!
みんなで高速でうんうんします。
気をつけなきゃいけないこともたくさん!良かったね。教えて貰えて。
〖結葉はまったく⋯。みんな?見つけたものの特徴や、取り扱い方、それから効能⋯ん~、何に使えるかを覚えるのも大事よ。大人なら絵に書いたり特徴を書いたりするんだけど、あと魔法で覚えたりね。みんなはどうしようかしら?〗
ジーニ様が言いながら考えてます。
『ん~押し花はどうかしら?この世界の物も出来るのかしら?』
おばあちゃんも考えます。
『どうだろな?草なら出来るんじゃないか?親方、この世界に押し花ってあるか?』
おいちゃんも親方に聞いてみると
『聞いたことねぇな?どうやるんだ?』
『紙に挟んで重しを乗せてね、水分を抜いて保存できるようにするのよ。ぺちゃんこになるから本みたいにまとめることも出来るしね』
『紙使うならねえだろ?紙は俺たちがゲンに聞いて作るまでなかったんだからよ。少なくとも庶民はな』
『『あ』』
そうか。紙が一般的じゃなかった!
『ただ、乾燥するだけなら魔法で出来るな』
『あ、そうか。魔法があったな』
『それなら採取したままの形で標本みたいにすることも可能かしら?でも持ち歩くなら押し花にして本にした方が⋯』ぶつぶつぶつぶつ
「ふあっ」
あ~おばあちゃんが、
『思考の彼方に行っちまったな』
「あい。ちばらく、かえっちぇこにゃいかも⋯」
おばあちゃんがああやってぶつぶつしだしたら長いのです。
『まあ、思いついたのみんな試せばいいんじゃなぁい?それよりぃ、日が暮れちゃうわよぉ?始めましょ~♪』
しーん
〖結葉、あんた⋯〗
ジーニ様がっくり
『適当にも程があるよな』
『あんた、仕方ないよ結葉様だよ』
『そうだな、今更だな』
親方たち、半ば悟りを開いてる?
はぁ⋯
大人がみんなため息ついてます。
『ほらほらぁ、始めるわよぉ』
「あ~い」
『『『『『は~い』』』』』
みんな、なんとも言えない顔で葉っぱを探し始めました。
あれぇ?結葉様、先生だったよね?先生ってなんだっけ?
「ありゅうひ♪」
『ある~日♪』
『ある日っていつかな~?』
「もりにょな~か♪」
『森の中♪』
ぴゅい『もりのなか~?』
きゅい『いまだね~?』
「くましゃんに♪」
『熊さんに♪』
『くまさん?』
『くまいるの?』
「であ~っちゃ♪」
『出会~った♪』
『であっちゃった?』
『であっちゃったの?』
『たいへんたいへん!』
「はなちゃく もりにょなか~♪」
みゃあ『おはなみてるにゃ!?』
きゅるるん『『『そんなばあいじゃ』』』
きゅるるん『『『『ないよーっ』』』』
『熊さんに出会~った~♪』
『わぁーっくまどこー?』
『きゃーっにげなきゃーっ』
『『わーわーっ』』
きゅるるん『『『おかあさーんっ』』』
きゅるるん『『『『たすけてーっ』』』』
『みんな、落ち着くのだ!これは歌なのだ!』
『え~?ほんと~?』
ぴゅいきゅい『『なんだ~』』
『『そっか~』』
『『『よかった~』』』
みゃあ『逃げなくていいにゃ?』
『大丈夫なのだ!』
きゅるるん『『『よかった~』』』
きゅるるん『『『『あんしん~』』』』
響く幼児とぬいぐるみの歌声。
ハクの背中に跨ってサーヤとおばあちゃんが楽しそうに歌ってます。おばあちゃんはサーヤの前にお座りです。
それから何やらちびっ子たちのツッコミが?わーわー?
『うふふ。可愛いわぁ。でも、くまさんに出会う前にぃ、すでに凛がくまさんよねぇ?』
おばあちゃんと仲良くお歌歌ってたら、結葉様がクスクス笑いながら言いました。
「う?たちかに~」
くまさんだね~。もう会ってた~♪
『あらあらまあまあ?私は可愛いくまの編みぐるみであって、熊ではないわよ?』
「う?くましゃん。にぇ?」
くまさんだよ?ね?
『サーヤ、本物の熊はこんなにプリティでふわふわで愛らしくはないわよ?あっちは怖~くてごっつい熊で、私は可愛い可愛い愛らしいくまの編みぐるみなのよ。分かったかしら?』にこにこ
「あ、あい。わかっちゃ」こくこく
逆らっちゃダメな気がする~
『まあ、実際問題、森の中で熊に会ったらダメだよな。あっ、サーヤ「な」だけは歌えてたけどな、「の」も歌えるようにしような』
「あ、あい」
おいちゃんが、何気にダメだししてきます。ぐすん。
『うふふ。さて、けっこう森の中に入って来たわねぇ。ちょうど少し開けた場所に出たことだしぃ、この辺でいいかしらねぇ?』
〖そうね。いいんじゃない?ちょうど座れそうな倒木もあるしね〗
結葉様がこの辺にしようって言うと、いつの間にか一緒にいたジーニ様が賛成してます。ジーニ様いつからいたの?お留守番じゃなかったんだね。
〖何を言ってるの?私がサーヤの初めてを見逃すわけないじゃない。それに留守番ならシアを置いてきたから大丈夫よ〗
そ、そっか~
その頃、お家では
〖お母様~っ!許さないわよぉ!リノの見張りに私を椅子に魔法で貼り付けるなんて!〗
『む~む~(解いてくださいませ~)』
〖うるさいですよ!お母様、覚えてなさいよ~〗
リノ様の見張り役を強制的に任命されたシア様が、大変お怒りのご様子。ちなみに、貼り付け魔法はタイマー式なのでもう解けてます。そんなシア様の元へ
『あ、あの、シア様。冷たいお茶でもどうぞ』ことっ
『シア様、ゲンさんがシア様のために作って下さった新作デザートです。どうぞ』ことっ
荒れ狂うであろうシア様の鎮静剤役として生け贄⋯ケフッ。居残りとなった二人が⋯
〖あ、あら、山桜桃に春陽もお留守番だったのね?おほほほ。ありがとう。まあ!美味しそうね。さっそく頂くわ〗
『『どうぞお召し上がりください』』
シア様が、目の前に用意されたお茶とデザートを口にすると
〖あ、あら?お茶も初めての味ね。とってもすっきりね。それでいてほんのり甘いわ。とっても美味しい。それにとっても可愛いわ〗
びっくりおめめのシア様!その様子を見て
『水出しのアイスティーに、凍らせたカットフルーツを色々入れてあるんです』
と、山桜桃が嬉しそうに説明する。
『まあ!素敵ね!デザートも美味しい!それに美しいわ!』
興奮しながらも上品にデザートを口に運ぶシア様。お上品だけど手は残像でぼやけます。
『甘夏という新しくゲンさんたちが栽培した柑橘を贅沢に使ったチーズケーキです。まだ誰も食べてないんですよ。シア様が第一号です。クッキーもどうぞ』
そんなシア様に今度は春陽が特別をアピール!
〖まあ!ほんと?う~ん美味しいわぁ~。こんなご褒美があるならお留守番もいいわねぇ。幸せぇ~♪お母様、今回は許してあげるわ。ほら、山桜桃と春陽も一緒に食べましょ!一人で食べるのは寂しいわ〗
まんまと乗せられるシア様です。
『『はい!ありがとうございます』』
『(さすがゲンさん。予想通りです)』
『(おかげで助かりました)』
おいちゃんはお見通し。
『む~む~(私にも~)』
お留守番組も楽しく過ごしてます。
そして、こちらではジーニ様が持論を語っている間に
『ちょっと待ってな』
『ちょちょいと整えてやるからよ』
『まかせな』
『『『錬成』』』
親方たちの手によって、そこら辺に転がってた数本の倒木が一瞬でつるんとしたお肌に!綺麗な丸太ベンチの出来上がりです!
「ふお~」
すご~い!
『あらあらまあまあ、さすがね~』
みんなでパチパチパチ~♪
『ほらサーヤ、これならトゲが刺さったりなんてことないからな。凛さんも毛糸引っかからないだろ』
そう言って親方がハクの上からヒョイッとサーヤとおばあちゃんを下ろして、丸太の上に座らせてくれました。みんなも続きます。
「あいがちょ!つるちゅりゅ!すべしゅべ!きもちいにぇ!」
『あらあらまあまあ、サーヤったら、半分ずつ言えてるなんて逆に器用ね。親方たち、ありがとう』
『おう!でもこんぐらい大したことねぇよ!』
『ここ頻繁に使うなら東屋でも建てるか?』
『今日の様子みてからでもいいんじゃねぇか?どうよ?結葉様』
親方たちが結葉様に聞くと
『う~ん?そうねぇ。しょっちゅう来るかわからないしねぇ?ジーニ様、色んな場所巡るんでしょぉ?』
〖そうね。どの辺に何があるか調査も兼ねてるから、目印くらいあってもいいかもしれないけどね。東屋はおいおいでいいんじゃないかしら?他にもいい所があるかもしれないしね〗
『分かった。必要になったら言ってくれ』
森の中にかわいい東屋。出来たらきっと素敵だね!
『その時はよろしくねぇ。それじゃあ、喉を潤してからこの辺りで薬草を探したいと思いますよぉ。みんな、いいですかぁ?』
「あ~い!」
『うん。い~よ~』
ぴゅいきゅい『『たのちみだね』』
『『どんなの探すの?』』
『『『さがすのとくい~♪』』』
みゃあ『フィオねぇね、ヴェルにぃに、アーブにぃにがもえてるにゃ!』
『妖精の本領発揮なのだ!』
みんなやる気満々です!特にフィオ、ヴェル、アーブの妖精トリオは植物を探すのは大得意!
『せいれいがんの~』
『れんしゅうにもってこい!』
『いっせきにじょう?』
「うにゅ?」
ん?なんかちがうかな?
『それを言うなら一石二鳥だな』
おいちゃん、すかさずツッコミ。
『『『そう!それ?』』』
どうやら三人は、おいちゃんに習った言葉を使ってみたかったみたいです!
『ぼくたちも木の上なら』
『任せてなんだけどな』
フライとフルーはフルーツ見つけるの得意だもんね!
『うふふ。そうねぇ、頼りにしてるわ妖精トリオ。フライとフルーは手先も器用だからぁ 、今日薬草も覚えたらもっと色々出来るようになるかもねぇ』
結葉様が楽しそうに言うと
『『『えへへ~たよりにされちゃったね~』』』
妖精トリオは照れ照れで体くねくね
『ほんと?』
『じゃあ、がんばるよ!』
フライとフルーはやる気満々、握りこぶしを作ってます。がんばれー!
『それじゃあ、始めましょうかぁ。初めて見る葉っぱを見つけたら声をかけてねぇ』
「ふぇ?」
『『『『え?』』』』
しーん
『ん?どうしたのぉ?』
結葉様、可愛らしく顎に指当てて頭こてんってしてるけど
「しょ、しょれだけ?」
だってほらね?
『何か気をつけた方がいいとか~』
ぴゅいきゅい『『しちゃいけないこととか?』』
みゃあ『さがしかたとかにゃ?』
『採取の仕方とか、何かないのだ?』
みんなで、あんまり適当に言われた気がしたから聞いてみると
『え~?』
え~?って、結葉様?
『おいおい⋯ちびっこ達の方がよっぽどしっかりしてんじゃねぇかよ』
『本当だよ⋯。サーヤちゃんたち偉いね。そうだよ、気をつけなきゃいけないことがあるからね』
ドワーフさんたちが呆れて代わりに教えてくれました。
『まずは必ず大人と一緒に行動することだね』
こくこく。みんなで真剣に聞きます!
『トゲがあったり、触るとかぶれるものもあるからな、勝手に触っちゃダメだぞ。サーヤはもう先に手袋つけた方がいいな』
こくこく
『匂いが強いものも要注意だよ。酷い匂いの物だけじゃなく、いい匂いの物もだよ』
いいにおいでも?なんで?こてんっ
『植物の中にはな?甘~い匂いを出して獲物を誘い込む奴もいるんだ。ちびっこは食べられちまうかもしれねぇぞ?』
ひえっ!?こわい!こくこくこくこく!
みんなで高速でうんうんします。
気をつけなきゃいけないこともたくさん!良かったね。教えて貰えて。
〖結葉はまったく⋯。みんな?見つけたものの特徴や、取り扱い方、それから効能⋯ん~、何に使えるかを覚えるのも大事よ。大人なら絵に書いたり特徴を書いたりするんだけど、あと魔法で覚えたりね。みんなはどうしようかしら?〗
ジーニ様が言いながら考えてます。
『ん~押し花はどうかしら?この世界の物も出来るのかしら?』
おばあちゃんも考えます。
『どうだろな?草なら出来るんじゃないか?親方、この世界に押し花ってあるか?』
おいちゃんも親方に聞いてみると
『聞いたことねぇな?どうやるんだ?』
『紙に挟んで重しを乗せてね、水分を抜いて保存できるようにするのよ。ぺちゃんこになるから本みたいにまとめることも出来るしね』
『紙使うならねえだろ?紙は俺たちがゲンに聞いて作るまでなかったんだからよ。少なくとも庶民はな』
『『あ』』
そうか。紙が一般的じゃなかった!
『ただ、乾燥するだけなら魔法で出来るな』
『あ、そうか。魔法があったな』
『それなら採取したままの形で標本みたいにすることも可能かしら?でも持ち歩くなら押し花にして本にした方が⋯』ぶつぶつぶつぶつ
「ふあっ」
あ~おばあちゃんが、
『思考の彼方に行っちまったな』
「あい。ちばらく、かえっちぇこにゃいかも⋯」
おばあちゃんがああやってぶつぶつしだしたら長いのです。
『まあ、思いついたのみんな試せばいいんじゃなぁい?それよりぃ、日が暮れちゃうわよぉ?始めましょ~♪』
しーん
〖結葉、あんた⋯〗
ジーニ様がっくり
『適当にも程があるよな』
『あんた、仕方ないよ結葉様だよ』
『そうだな、今更だな』
親方たち、半ば悟りを開いてる?
はぁ⋯
大人がみんなため息ついてます。
『ほらほらぁ、始めるわよぉ』
「あ~い」
『『『『『は~い』』』』』
みんな、なんとも言えない顔で葉っぱを探し始めました。
あれぇ?結葉様、先生だったよね?先生ってなんだっけ?
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「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
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