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ぱたぱたぱたぱた
『さーやしゃま~』
あ、あれぇ?
なんか、とってもちっちゃい羽が、かのこちゃんの背中でパタパタしてる?
『うふふ。パタパタは出来るけど、まだ飛ぶのは無理みたいねぇ♪かわいいわぁ♪』
〖ほんとねぇ。小さい頃シアの衣装につけてあげた羽みたいだわ。ああ、シアにもこんな可愛い時があったのに〗
『あらぁ、今かわいい子たちに囲まれてるからいいんじゃなぁい?』
〖それはそうね。サーヤも可愛いし!ああ、すべすべもちもち~♪〗
いつの間にか抱っこがジーニ様に変わって、ほっぺた同士すりすりされてます。でも、それどころじゃありません。だって
『いや、ですから説明を⋯』
そう言うイヒカ様の背中にも
『こりゃまた、立派な翼だな』
『本当にね』
『こんなことあるんだな』
『いやあ、普通ないでしょうよ』
『そういやゲンと凛さんが確信犯とか言ってたよな?』
『言ってたね。どういうことだい?』
どういうこと?おいちゃん、おばあちゃん!
みんなで一斉におばあちゃんたちを見ます!
『あ~それはな?ジーニ様と結葉様が、サーヤが名前をつける前にわざと強調しただろ?』
『ほら、サーヤは単純だから、名前をつける時にきっと想像したと思うのよ?背中に立派な翼の生えた綺麗な白い鹿さんの姿を⋯』
『『『ああ⋯』』』
『『『なるほどね』』』
うんうん⋯
えええ?たしかに想像しちゃったけど!かのこちゃんはしてないよ?それになんでみんなその説明で納得なの?
『多分、それは一緒につけたからじゃないか?』
『そうねぇ、イヒカ様と鹿の子ちゃんは親子だしねぇ』
そ、そんな?
『あ~やっちゃったな。サーヤ⋯』
『まあ、やっちゃったものは仕方ないんじゃない?』
フゥとクゥまでひどい!
『いや、あの、私はどうなるのでしょう?』
放置されてされにオロオロなイヒカ様。ごめんなさい⋯わかりません。
『うふふ。そんな立派な翼が生えたんだからぁ、飛んでみたらどうかしらぁ?』にこにこ
〖そうねぇ、天馬みたいに立派な翼だし?〗にやにや
うぅわ~にこにこなのに悪いお顔だ~
『え、ええ?』
イヒカ様、ごめんね~
『諦めろ⋯行ってこい』
ギン様が肉球でぽふぽふ
『ギン様⋯』
あ~イヒカ様が泣きそうなお顔に~、ごめんね~
『で、では、行ってきます』
『ああ、気をつけてな』
バサバサって、真っ白な大きな翼をはためかせたかと思ったら、一気にブワーッて風が
「ふわぁっ」
『あら~あっという間にあんな高いところまでぇ』
〖良かったわね、サーヤ。サーヤのお空の乗り物が増えたわねぇ〗
「ほえ?」
お空の乗り物?
『そっかぁーそれが狙いだったんだね~』
ぴゅい~『でも、おそらなら』
きゅい~『おとうしゃんいるよ』
ハクがため息ついて、双子はアルコン様がいるとプンプンです。
『あら、アルコンはぁ、おっきくて目立っちゃうじゃなぁい?』
〖大きすぎて小回り効かないしね?〗
結葉様とジーニ様が双子にそう言うと、怒った双子が
ぴゅい~『じゃあサーヤはあたちたちが』
きゅい~『のっけるもん!』
それなら自分たちが乗せると言ってきました!それを見てやっぱりニヤニヤな結葉様とジーニ様が
『あらぁ、モモとスイじゃまだちっちゃいから無理じゃなぁい?』にこにこ
〖そうねぇ、サーヤの方が大きいものね~〗にやにや
あ~なんか、意地悪言ってる~
ぴゅいきゅい『『む~ううう』』
ぴゅい~!『おっきくなるもん!』
きゅい~!『すぐなるもん!』
おお、頼もしいけどすぐは無理じゃないかな?
〖『え~?』〗ニヤニヤ
ぴゅいきゅい!『『なるもん!!』』
あ~これは、ジーニ様たち遊んでるね?ダメだよって言おうとしたその時
『ぢゃめ~!!』ぱたぱたぱた
「ほえ?」
〖『あら?』〗
ぴゅいきゅい『『え?』』
『さーやしゃまは、かにょこがのしぇるのーっ』ぱたぱたぱた
「ほあ?」
〖『まあ!』〗
ぴゅいきゅい『『むうう~』』
なんと、かのこちゃんが自分が乗せるって言ってきました!
ぴゅいきゅい『『だめーっ』』
ぴゅい『サーヤをのせるのは』
きゅい『ドラゴンの』
ぴゅいきゅい『『モモとスイ!!』』
双子が応戦しちゃいました!
『かにょこがのしぇるの!』ぱたぱたぱた
あああ、なんか大変なことに~
ぴゅいきゅい『『サーヤといちばんさいしょからいるのはモモとスイなのーっ』』
『しょんにゃの、かんけいないもん!』ぱたぱたぱた
ぴゅいきゅい『『あるもん!』』
『ないもん!』ぱたぱたぱた
あわわわわわわ、どうしよう?
〖あ、あら?この流れは想像してなかったわね。三人とも落ち着いて?〗
『まあ、鹿の子にまで翼が生えるとは思わなかったものねぇ。あら?そう言えば鹿の子、しゃべってるわねぇ?』
はたっとみんなが結葉様の言葉でかのこちゃんを見ます。
「ふあ?」
そう言えば、しゃべってるね?
『しゃっきからしゃべってましゅよ?さーやしゃま』ぱたぱた
「ほえ~」
しゃべってる~
『さーやしゃま、のっけるのはかにょこでしゅ!』ぱたぱたぱた
ぴゅいきゅい『『ちがーう!モモとスイ!』』
『かにょこでしゅ!』ぱたぱたぱた
「あわわわわわわ」
またケンカが~
〖『あらら』〗
ジーニ様、結葉様何とかして~
『ほらほら、三人ともサーヤちゃん困ってるんだな』
『そうなんだな。仲良くするんだな』
『なかよくするんだな』
みんながどうにも出来ずにアワアワ見てたら、ぽぽちゃん兄弟が三人をたしなめ始めました。
ぴゅいきゅい『『ぽぽちゃん!つくしちゃん!なずなちゃん!』』
『モールしゃん?』ぱたぱたぱた
『さんにんなかよくするんだな』
まずは、なずなちゃんがモモをなでなで
『なかよく順番こにサーヤちゃんを乗せてあげればいいんだな』
つくしちゃんがスイをなでなで
『その前に三人仲良く大きくなるのが大事なんだな。それで一緒に頑張ればいいだよ』
最後にぽぽちゃんが鹿の子ちゃんをなでなで
ぴゅいきゅい『『うう⋯』』
なずなちゃんとつくしちゃんになでなでされて、落ち着いたモモとスイが、
ぴゅい~『かのこちゃん』
きゅい~『ごめんね』
ぴゅいきゅい『『なかよくちてくれる?』』
かのこちゃんにゴメンなさいして、仲良しになりにいきました。
『かにょこもごめんなちゃい。なかよくちてくだちゃい』
かのこちゃんもゴメンなさいしてくれました。
ぴゅいきゅい『『うん!よろちくね!』』
『うん!よろちくでしゅ!』ぱたぱたぱた
『『『うんうん。よかっただ』』』
三人でぎゅうってしてます。良かった良かった。ぽぽちゃんたちすごい!ありがとう!
『そう言えば、モモとスイだって生まれたばっかりよね?』
『あっ、そうだよな?生まれたばっかりのモモとスイをお腹に抱えて、サーヤが空から降ってきたんだもんな?』
フゥとクゥが急に思い出したみたいです。
〖うっ。その節は娘シアがご迷惑を⋯〗
ジーニ様がブツブツ言ってます。
『なんかまだそんな日がたってないはずなのに』
『すっごい前の気がするな』
『『なつかしいな(わね)~』』
ほんとだね~。ん?あれぇ?
「もも?すい?」
ぴゅいきゅい『『なあに?』』
「ねぇね、よんじぇ?」
サーヤの方がお姉ちゃんだよね?
ぴゅいきゅい『『ええ?』』
ほら、呼んで?
『そうきたか~』
『『よっぽど、ねぇねって』』
『『『よんでもらいたいんだね~』』』
みゃあ『でもにゃ、さすがににゃ』
『今更無理だと思うのだ~』
ちびっ子同盟もちょっと呆れてます。
「ねぇね、にぇ?」
呼んで?お姉ちゃんですよ~
ぴゅいきゅい『『え~』』
ぴゅい『サーヤは~』
きゅい『サーヤだよ~』
そんなこと言わないで?うりゅりゅ
ぴゅいきゅい『『むり~』』ぶんぶん
呼んで?うりゅりゅ~ゴンっ
「あいちゃっ」
痛い~またおいちゃん?
『だから、無理強いするんじゃない』
『あらあらまあまあ、さすがに無理でしょう。サーヤったら。モモ、スイ、ごめんなさいね』
ぴゅいきゅい『『だいじょうぶ』』
ぴゅい『でもやっぱり』
きゅい『サーヤはサーヤだよね』
ぴゅいきゅい『『ごめんね?』』
「うにゅ~う、あぃ」
ねぇね⋯しくしく
『サーヤ、まだ望みはあるわよぉ』
〖そうねぇ〗
「う?ふあっ!」
そうでした!まだかのこちゃんがいました!
「かのこちゃん、ねぇね、よんじぇ?」
『さーやしゃま?』
「しゃま、ちやうにょ。ねぇね、ねぇね」
呼んでみて?
『ねぇね、しゃま?』
頭こてんっしてもダメです。
「しゃま、にゃいにゃい。ねぇね」
『さーやねぇねしゃま』
「うにゅ~」
しゃま、いらないんだよ。その時、サーッて影がさして
バサバサっ
『鹿の子がどうかしましたか?サーヤ様⋯サーヤ』
お空からイヒカ様が戻ってきました。サーヤと鹿の子ちゃんが妙な空気を出してるのに気づいたイヒカ様。どうなってるか聞いて来たけど、また様付けるから、じとって見たら、様をとってくれました。かのこちゃんもとってくれていいのに~
『ととしゃま、さーやしゃまが、ねぇねしゃま、よんでって』
『んん?』
イヒカ様が訳分からないってお顔してます。
『ととしゃま、どうちましょ?』
『いや、話が理解できないのだが⋯ん?鹿の子が喋ってる!?』
『はい。ととしゃま。さっきからしゃべってましゅよ』
『ととしゃま⋯なんと素晴らしい響きなのだ』じーん
『ととしゃま、ないてましゅか?ととしゃま?』
あ~イヒカ様、感動しすぎて自分の世界に入っちゃった。
『も~ととしゃま、さーやしゃまを、なんておよびちたらいいでしゅか?』
『あ、そうだったな。どういうことなのだ?』
あ、イヒカ様戻ってきた。
『あ~悪いな、イヒカ様。サーヤがな、どうしても自分を「ねぇね」っ呼ばせたいらしくてごねてるんだよ』
『ココロが他の子達を「ねぇね」って呼ぶのがうらやましいらしくてね?ずっと自分より小さい子を狙ってたみたいなのよ』
見かねたおいちゃんとおばあちゃんが説明してくれたんだけど、お顔が仕方ない子ねぇって言ってます。だってぇ
『そういうことでしたか。鹿の子、「ねぇね」とは姉上のことだ。鹿の子はサーヤより年下だから、「ねぇね」と呼んであげても良いのではないか?』
イヒカ様、いい人⋯いい鹿さんです!ねぇね呼んでくれるように説明してくれてます!
『あ~サーヤのおめめ、きらきらしてきたよ~』
ぴゅいきゅい『『たんじゅん~』』
なんですか?ハクに、モモとスイ。大事なときですよ!
『しょっか~。ととしゃま、わかりまちた。ねぇねしゃま、よびましゅ』
『そうか。いい子だ』
イヒカ様が鹿の子ちゃんのお顔をすりってします。でも
「しゃま、いりゃにゃいよ?」
ねぇねだけでいいんだよ?
『サーヤ、それくらいは許してあげたらぁ?ほら、お父さんのことも『父(とと)様』って呼んでるみたいだしぃ』
〖そうね、きっと鹿の子はおかあさんのことも〗
『かかしゃま!』
ジーニ様が鹿の子ちゃんを見ると元気に答えました。
〖ね?シアが私のこと〖お母様〗って呼ぶのと同じよ〗
結葉様とジーニ様がそういうものなのよって言います。お父さんとお母さんも『しゃま』なら仕方ないか~
「わかっちゃ~。かのこちゃん、よりょちくにぇ」
『あい!ねぇねしゃま!かにょこ、ととしゃまにとびかたおしょわるかりゃね!おっきくなったら、かにょこにのってくだしゃいね!』
「あい!やくしょく!」
ぴゅいきゅい『『あ~モモとスイもだよ!』』
「あい!みんにゃ、やくしょく!」
わ~い!仲良し増えて、妹もゲットだよ!
『はぁ、まったくようやく「ねぇね」問題は解決か?』
『あらあらまあまあ、あの変な頑固さというか、こだわり強さは誰に似たのかしらねぇ』
『そりゃあ⋯』
あんただよ!と、みんなの心の声が一致しました。
『ぷぷっ似た者婆(ばば)子⋯』
『ミア?今、ばばぁって言ったかしら?』
『言ってない』ぷいっ
ミアちゃん、怖いもの知らず⋯
『さーやしゃま~』
あ、あれぇ?
なんか、とってもちっちゃい羽が、かのこちゃんの背中でパタパタしてる?
『うふふ。パタパタは出来るけど、まだ飛ぶのは無理みたいねぇ♪かわいいわぁ♪』
〖ほんとねぇ。小さい頃シアの衣装につけてあげた羽みたいだわ。ああ、シアにもこんな可愛い時があったのに〗
『あらぁ、今かわいい子たちに囲まれてるからいいんじゃなぁい?』
〖それはそうね。サーヤも可愛いし!ああ、すべすべもちもち~♪〗
いつの間にか抱っこがジーニ様に変わって、ほっぺた同士すりすりされてます。でも、それどころじゃありません。だって
『いや、ですから説明を⋯』
そう言うイヒカ様の背中にも
『こりゃまた、立派な翼だな』
『本当にね』
『こんなことあるんだな』
『いやあ、普通ないでしょうよ』
『そういやゲンと凛さんが確信犯とか言ってたよな?』
『言ってたね。どういうことだい?』
どういうこと?おいちゃん、おばあちゃん!
みんなで一斉におばあちゃんたちを見ます!
『あ~それはな?ジーニ様と結葉様が、サーヤが名前をつける前にわざと強調しただろ?』
『ほら、サーヤは単純だから、名前をつける時にきっと想像したと思うのよ?背中に立派な翼の生えた綺麗な白い鹿さんの姿を⋯』
『『『ああ⋯』』』
『『『なるほどね』』』
うんうん⋯
えええ?たしかに想像しちゃったけど!かのこちゃんはしてないよ?それになんでみんなその説明で納得なの?
『多分、それは一緒につけたからじゃないか?』
『そうねぇ、イヒカ様と鹿の子ちゃんは親子だしねぇ』
そ、そんな?
『あ~やっちゃったな。サーヤ⋯』
『まあ、やっちゃったものは仕方ないんじゃない?』
フゥとクゥまでひどい!
『いや、あの、私はどうなるのでしょう?』
放置されてされにオロオロなイヒカ様。ごめんなさい⋯わかりません。
『うふふ。そんな立派な翼が生えたんだからぁ、飛んでみたらどうかしらぁ?』にこにこ
〖そうねぇ、天馬みたいに立派な翼だし?〗にやにや
うぅわ~にこにこなのに悪いお顔だ~
『え、ええ?』
イヒカ様、ごめんね~
『諦めろ⋯行ってこい』
ギン様が肉球でぽふぽふ
『ギン様⋯』
あ~イヒカ様が泣きそうなお顔に~、ごめんね~
『で、では、行ってきます』
『ああ、気をつけてな』
バサバサって、真っ白な大きな翼をはためかせたかと思ったら、一気にブワーッて風が
「ふわぁっ」
『あら~あっという間にあんな高いところまでぇ』
〖良かったわね、サーヤ。サーヤのお空の乗り物が増えたわねぇ〗
「ほえ?」
お空の乗り物?
『そっかぁーそれが狙いだったんだね~』
ぴゅい~『でも、おそらなら』
きゅい~『おとうしゃんいるよ』
ハクがため息ついて、双子はアルコン様がいるとプンプンです。
『あら、アルコンはぁ、おっきくて目立っちゃうじゃなぁい?』
〖大きすぎて小回り効かないしね?〗
結葉様とジーニ様が双子にそう言うと、怒った双子が
ぴゅい~『じゃあサーヤはあたちたちが』
きゅい~『のっけるもん!』
それなら自分たちが乗せると言ってきました!それを見てやっぱりニヤニヤな結葉様とジーニ様が
『あらぁ、モモとスイじゃまだちっちゃいから無理じゃなぁい?』にこにこ
〖そうねぇ、サーヤの方が大きいものね~〗にやにや
あ~なんか、意地悪言ってる~
ぴゅいきゅい『『む~ううう』』
ぴゅい~!『おっきくなるもん!』
きゅい~!『すぐなるもん!』
おお、頼もしいけどすぐは無理じゃないかな?
〖『え~?』〗ニヤニヤ
ぴゅいきゅい!『『なるもん!!』』
あ~これは、ジーニ様たち遊んでるね?ダメだよって言おうとしたその時
『ぢゃめ~!!』ぱたぱたぱた
「ほえ?」
〖『あら?』〗
ぴゅいきゅい『『え?』』
『さーやしゃまは、かにょこがのしぇるのーっ』ぱたぱたぱた
「ほあ?」
〖『まあ!』〗
ぴゅいきゅい『『むうう~』』
なんと、かのこちゃんが自分が乗せるって言ってきました!
ぴゅいきゅい『『だめーっ』』
ぴゅい『サーヤをのせるのは』
きゅい『ドラゴンの』
ぴゅいきゅい『『モモとスイ!!』』
双子が応戦しちゃいました!
『かにょこがのしぇるの!』ぱたぱたぱた
あああ、なんか大変なことに~
ぴゅいきゅい『『サーヤといちばんさいしょからいるのはモモとスイなのーっ』』
『しょんにゃの、かんけいないもん!』ぱたぱたぱた
ぴゅいきゅい『『あるもん!』』
『ないもん!』ぱたぱたぱた
あわわわわわわ、どうしよう?
〖あ、あら?この流れは想像してなかったわね。三人とも落ち着いて?〗
『まあ、鹿の子にまで翼が生えるとは思わなかったものねぇ。あら?そう言えば鹿の子、しゃべってるわねぇ?』
はたっとみんなが結葉様の言葉でかのこちゃんを見ます。
「ふあ?」
そう言えば、しゃべってるね?
『しゃっきからしゃべってましゅよ?さーやしゃま』ぱたぱた
「ほえ~」
しゃべってる~
『さーやしゃま、のっけるのはかにょこでしゅ!』ぱたぱたぱた
ぴゅいきゅい『『ちがーう!モモとスイ!』』
『かにょこでしゅ!』ぱたぱたぱた
「あわわわわわわ」
またケンカが~
〖『あらら』〗
ジーニ様、結葉様何とかして~
『ほらほら、三人ともサーヤちゃん困ってるんだな』
『そうなんだな。仲良くするんだな』
『なかよくするんだな』
みんながどうにも出来ずにアワアワ見てたら、ぽぽちゃん兄弟が三人をたしなめ始めました。
ぴゅいきゅい『『ぽぽちゃん!つくしちゃん!なずなちゃん!』』
『モールしゃん?』ぱたぱたぱた
『さんにんなかよくするんだな』
まずは、なずなちゃんがモモをなでなで
『なかよく順番こにサーヤちゃんを乗せてあげればいいんだな』
つくしちゃんがスイをなでなで
『その前に三人仲良く大きくなるのが大事なんだな。それで一緒に頑張ればいいだよ』
最後にぽぽちゃんが鹿の子ちゃんをなでなで
ぴゅいきゅい『『うう⋯』』
なずなちゃんとつくしちゃんになでなでされて、落ち着いたモモとスイが、
ぴゅい~『かのこちゃん』
きゅい~『ごめんね』
ぴゅいきゅい『『なかよくちてくれる?』』
かのこちゃんにゴメンなさいして、仲良しになりにいきました。
『かにょこもごめんなちゃい。なかよくちてくだちゃい』
かのこちゃんもゴメンなさいしてくれました。
ぴゅいきゅい『『うん!よろちくね!』』
『うん!よろちくでしゅ!』ぱたぱたぱた
『『『うんうん。よかっただ』』』
三人でぎゅうってしてます。良かった良かった。ぽぽちゃんたちすごい!ありがとう!
『そう言えば、モモとスイだって生まれたばっかりよね?』
『あっ、そうだよな?生まれたばっかりのモモとスイをお腹に抱えて、サーヤが空から降ってきたんだもんな?』
フゥとクゥが急に思い出したみたいです。
〖うっ。その節は娘シアがご迷惑を⋯〗
ジーニ様がブツブツ言ってます。
『なんかまだそんな日がたってないはずなのに』
『すっごい前の気がするな』
『『なつかしいな(わね)~』』
ほんとだね~。ん?あれぇ?
「もも?すい?」
ぴゅいきゅい『『なあに?』』
「ねぇね、よんじぇ?」
サーヤの方がお姉ちゃんだよね?
ぴゅいきゅい『『ええ?』』
ほら、呼んで?
『そうきたか~』
『『よっぽど、ねぇねって』』
『『『よんでもらいたいんだね~』』』
みゃあ『でもにゃ、さすがににゃ』
『今更無理だと思うのだ~』
ちびっ子同盟もちょっと呆れてます。
「ねぇね、にぇ?」
呼んで?お姉ちゃんですよ~
ぴゅいきゅい『『え~』』
ぴゅい『サーヤは~』
きゅい『サーヤだよ~』
そんなこと言わないで?うりゅりゅ
ぴゅいきゅい『『むり~』』ぶんぶん
呼んで?うりゅりゅ~ゴンっ
「あいちゃっ」
痛い~またおいちゃん?
『だから、無理強いするんじゃない』
『あらあらまあまあ、さすがに無理でしょう。サーヤったら。モモ、スイ、ごめんなさいね』
ぴゅいきゅい『『だいじょうぶ』』
ぴゅい『でもやっぱり』
きゅい『サーヤはサーヤだよね』
ぴゅいきゅい『『ごめんね?』』
「うにゅ~う、あぃ」
ねぇね⋯しくしく
『サーヤ、まだ望みはあるわよぉ』
〖そうねぇ〗
「う?ふあっ!」
そうでした!まだかのこちゃんがいました!
「かのこちゃん、ねぇね、よんじぇ?」
『さーやしゃま?』
「しゃま、ちやうにょ。ねぇね、ねぇね」
呼んでみて?
『ねぇね、しゃま?』
頭こてんっしてもダメです。
「しゃま、にゃいにゃい。ねぇね」
『さーやねぇねしゃま』
「うにゅ~」
しゃま、いらないんだよ。その時、サーッて影がさして
バサバサっ
『鹿の子がどうかしましたか?サーヤ様⋯サーヤ』
お空からイヒカ様が戻ってきました。サーヤと鹿の子ちゃんが妙な空気を出してるのに気づいたイヒカ様。どうなってるか聞いて来たけど、また様付けるから、じとって見たら、様をとってくれました。かのこちゃんもとってくれていいのに~
『ととしゃま、さーやしゃまが、ねぇねしゃま、よんでって』
『んん?』
イヒカ様が訳分からないってお顔してます。
『ととしゃま、どうちましょ?』
『いや、話が理解できないのだが⋯ん?鹿の子が喋ってる!?』
『はい。ととしゃま。さっきからしゃべってましゅよ』
『ととしゃま⋯なんと素晴らしい響きなのだ』じーん
『ととしゃま、ないてましゅか?ととしゃま?』
あ~イヒカ様、感動しすぎて自分の世界に入っちゃった。
『も~ととしゃま、さーやしゃまを、なんておよびちたらいいでしゅか?』
『あ、そうだったな。どういうことなのだ?』
あ、イヒカ様戻ってきた。
『あ~悪いな、イヒカ様。サーヤがな、どうしても自分を「ねぇね」っ呼ばせたいらしくてごねてるんだよ』
『ココロが他の子達を「ねぇね」って呼ぶのがうらやましいらしくてね?ずっと自分より小さい子を狙ってたみたいなのよ』
見かねたおいちゃんとおばあちゃんが説明してくれたんだけど、お顔が仕方ない子ねぇって言ってます。だってぇ
『そういうことでしたか。鹿の子、「ねぇね」とは姉上のことだ。鹿の子はサーヤより年下だから、「ねぇね」と呼んであげても良いのではないか?』
イヒカ様、いい人⋯いい鹿さんです!ねぇね呼んでくれるように説明してくれてます!
『あ~サーヤのおめめ、きらきらしてきたよ~』
ぴゅいきゅい『『たんじゅん~』』
なんですか?ハクに、モモとスイ。大事なときですよ!
『しょっか~。ととしゃま、わかりまちた。ねぇねしゃま、よびましゅ』
『そうか。いい子だ』
イヒカ様が鹿の子ちゃんのお顔をすりってします。でも
「しゃま、いりゃにゃいよ?」
ねぇねだけでいいんだよ?
『サーヤ、それくらいは許してあげたらぁ?ほら、お父さんのことも『父(とと)様』って呼んでるみたいだしぃ』
〖そうね、きっと鹿の子はおかあさんのことも〗
『かかしゃま!』
ジーニ様が鹿の子ちゃんを見ると元気に答えました。
〖ね?シアが私のこと〖お母様〗って呼ぶのと同じよ〗
結葉様とジーニ様がそういうものなのよって言います。お父さんとお母さんも『しゃま』なら仕方ないか~
「わかっちゃ~。かのこちゃん、よりょちくにぇ」
『あい!ねぇねしゃま!かにょこ、ととしゃまにとびかたおしょわるかりゃね!おっきくなったら、かにょこにのってくだしゃいね!』
「あい!やくしょく!」
ぴゅいきゅい『『あ~モモとスイもだよ!』』
「あい!みんにゃ、やくしょく!」
わ~い!仲良し増えて、妹もゲットだよ!
『はぁ、まったくようやく「ねぇね」問題は解決か?』
『あらあらまあまあ、あの変な頑固さというか、こだわり強さは誰に似たのかしらねぇ』
『そりゃあ⋯』
あんただよ!と、みんなの心の声が一致しました。
『ぷぷっ似た者婆(ばば)子⋯』
『ミア?今、ばばぁって言ったかしら?』
『言ってない』ぷいっ
ミアちゃん、怖いもの知らず⋯
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※本作の書籍化が決定いたしました!
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「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
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