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連載
ある日のハロウィン日記? 番外編
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「おばあちゃ~ん」ぽてぽてぽて
サーヤがにこにこしながら走ってきたわね。ちょっとヨタヨタしてるけど
『あらあらまあまあ?どうしたのかしら?サーヤ、そんなに走って。危ないわ…よ』
べしょっびたーんっ
「ふぇ…いちゃい…」うりゅう~
見事に顔面から地面にダイブしたサーヤ…
『あらあらまあまあ、大丈夫?だから危ないわよって…言い終わらない内に転んだわね…』
「ふにゅ~うぅ」うりゅう~
ごめんなさい。
『あっ、サーヤやっぱり転けたかっ。だから、走るなって言ったのに』
「ふにゅう~」うりゅう
ごめんなさい~。
追いかけてきてくれた、おいちゃんにまで言われちゃいました。
『あらあらまあまあ?サーヤ?ゲンさんに言われたのに聞かなかったのかしら?』にこにこごごごご
「ふわわわわ…ごごごごめしゃい」がくがくぶるぶる
『あ~凛さん、待ってくれ。今回はな俺も悪ぃんだよ』
な?サーヤ。と言っておいちゃんがサーヤを抱っこしてくれました。
『あらあらまあまあ?どういうことかしら?』にこにこ
おばあちゃんから圧がっ
『いや、あのな?サーヤがすごく楽しみにしてたことがあってな?それが完成したから、凛さんに早く知らせないとな、って言ったら走って行っちまったんだよ。それで後ろから声掛けたんだけどな?早く凛さんを喜ばせたくて聞こえなかったみたいなんだよな』
「あい。ごめしゃい」ぐすっ
聞こえてなかったです。
『あらあらまあまあ?そうだったの?理由も聞かずにごめんなさいね。でもね、サーヤが痛い思いをしたらおばあちゃんも辛いのよ。だから、気をつけてね』
「あい。ごめしゃい」ぐすっ
気をつけます。
『いい子ね。それで、何が完成したのかしら?』
「あっち」
大きいからここにはないのです。
『あっち?』
畑の方を指さします。
『畑?そう言えば少し前からアイナ様とニャーニャ、それに大地くんと結葉様と一緒に何かしてたわね?』
「あい」
おばあちゃんにバレないようにしてたんだけど、気づかれてました。
〖あらぁ。私もいたのよ。ね?サーヤ〗
「じーにしゃま~」
ジーニ様が来てくれました。おいちゃんがボソボソってジーニ様に何か言ってサーヤをジーニ様に渡しました。
〖うふふ。サーヤいらっしゃい。あら?可愛いお顔とお膝が赤いわね。はい〗パチンっ
「ふお?」
〖痛いところはもうないかしら?〗
「あい!」
どこも痛くありません!
「じーにしゃま、あいがちょ」
〖どういたしまして♪さあ、みんな待ってるわよ。行きましょ!〗
「あい!」
おばあちゃん、驚くかな?
仲良く畑に到着です!
『あらあらまあまあ?これは、まさか?』
おばあちゃんが驚いてます!
「ほんもにょにょ、かぼちゃにょ、ばちゃ!」
すごい?すごい?
畑には大っきなおっきなかぼちゃがドーン!です!
『ええええ?これって、外国のニュースとかで見る、お化けかぼちゃかしら?』
「しょぢゃよ!さーや、がんばっちゃ!」
すごいでしょ?
『ええ?サーヤが育てたの?でもこれ、テレビで見たものより何倍も大きいわよね?』
「えへへ~」
あのね~前にテレビ見てた時にね?
「おばあちゃん、おひめしゃまにょ、ばちゃ!」
大っきなかぼちゃがたくさん!
『あらあらまあまあ、ほんとね。確かに大きいけど、ギリギリあなたが入れるくらいかしらね?おばあちゃんはこれだと一緒に乗れないわね~。残念ね』
「え~いっちょ、のりゅにょ~」
一人じゃつまらないよ!
『そうねぇ、それじゃあ、源さんにお願いしてあれよりももっと大きなかぼちゃを作ってもらわないといけないわね』
『もっちょ?』
『そうよ。もっともっと大きいのね』
「もっちょ、もっちょ、も~~っちょ?」
『そうね。もっともっとも~っとね』
「しゅご~おっきいかぼちゃ、おいちいかにゃ?」
『どうかしらね?まずいかもしれないわね』
「え~?やーにゃにょ。おいちいにょがいいにゃ~」
『そうね。美味しくておっきかったら最強ね』
「さいきょーかぼちゃ~ちゅよしょ~」
『そうね~』
「さいきょーかぼちゃにゃりゃ、いっちょにょれりゅね~」
『そうね。一緒に乗れるわね~』
って言うことがあったんだよ。
『サーヤ、あの約束覚えてたの?』
「あい!かぼちゃにょばちゃ、いっちょにょりゅ、さいきょーかぼちゃ、ちゅくっちゃ!」にこにこ
『サーヤ…』
なんで今の私はくまのぬいぐるみなのかしら?人の姿なら思い切り抱きしめられたのに…
「おばあちゃん?どちちゃにょ?」
気がつけば、さっきまで楽しそうにしてたサーヤが心配そうにこちらを見ていた。
『あらあらまあまあ?あんまりびっくりしておばあちゃん固まっちゃったわ。すごいわね、サーヤあんな大きなかぼちゃ作ったの?』
「あい!みんにゃに、てちゅだってもらっちゃ!」にこにこ
それでアイナ様たちが
『そうですわ。中々大変でしたのですよ。とても楽しかったですけれど』
『そうにゃ!さすがにあの大きさまで育てるの大変だったにゃ!爆発したりしたにゃよ!』
アイナ様とニャーニャちゃんが教えてくれました。
『……ぼくたちも手伝ったんだよ。土の妖精たちもね。土を深く耕したり栄養与えたりね』
『『『ぐるんぐるん!』』』
『『『手伝ったんだよ!』』』
大地君たちまで巻き込んでたのね
『最強のかぼちゃは美味しくないといけないんでしょ~?だからねぇ、私とゲンで品種改良っていうのをしたのよぉ』
『そうなんだよ。しかも、馬車にするにはくり抜いて馬車に加工しなきゃいけなかったからな、デカくて味が良くて頑丈でってな。なかなか大変だったんだぞ』
品種改良まだしてたのね。味までこだわってたなんて。
『わははは!あまりに面白いことしてるからよ』
『俺たちは馬車作りで参加したんだ!』
『まあ、一番頑張ったのはサーヤだな』
ドワーフさんたちまで。通りでかぼちゃなのにお姫様仕様なメルヘンな馬車に…
〖そうよ。サーヤがね、魔力を注いで大きくしたのよ〗
「あい。おっきくにゃありぇ!おっきくにゃありぇ!ちた!」
〖時々爆発してかぼちゃだらけになったけどね~〗
「えへへ~」
ジーニ様が付きっきりで見てくれてたのね。
『すごかったよね~』
ぴゅい『にょきにょき~』
きゅい『ぼんっ!』
『派手に爆発してね~』
『サーヤ全身オレンジなってね~』
『そのたんびに~』
『フゥとクゥが』
『サーヤ~って』
『『『かけよってたね~』』』
ちびっこ同盟が口々に教えてくれる。まるで、その光景が目に見えるようね。
『だって~すごい音するんだもの!』
『かぼちゃが噴火したみたいに飛び散ってな!』
『サーニャにゃん埋もれてたにゃ!』
『かぼちゃ臭かったのだ~』
フゥとクゥがわあわあ言いながら真っ赤になってるわね。いつもサーヤを気にかけてくれてありがたいわ。
『確かに。ジーニ様がクリーンをかけてくれないと近づけなかったな』
『初め見た時はなんの塊かと思ったからな』
ギン様とアルコン様まで…
『エル様がいつも後で見守ってただよ』
『サーヤちゃんがケガしたら大変だべ』
『えるさま、心配してただよ』
〖私がいるから心配ないのにねぇ〗
〖お母さま、何を仰ってるのですか、ほんとに心配ならサーヤにかからないようにガードするでしょうに〗
〖あえてしなかったのですよね?魔神…〗
〖な、なんのことかしら?〗
ジーニ様?どういうことかしら?
『大方、かぼちゃまみれのサーヤもかわいい。とかいう理由だろうのぉ』
『十中八九間違いないだろの』
あら、じいじたち、私も同じ意見よ。やっぱりそう思うわよね?
『あの、凛さん』
『サーヤが待ってるよ』
『用意したのは』
『これだけじゃないからね』
あら、青葉ちゃんたちまでいつの間に?
きゅるる『とっとと凛も着替える』
きゅるるん『『『このひのために』』』
きゅるるん『『『『いしょうつくった~』』』』
『ふっふっふっ』
『ドワーフの腕が』
『なりまくったからね』
え?なんで着替え?
『私たちはこの日のために』
『かぼちゃ料理作りまくりました!』
『破壊したかぼちゃとくり抜いたかぼちゃがまだまだあるからな。しばらくはかぼちゃ料理だぞ。覚悟してくれよ。くくっ』
まあ!そんなに沢山あるの?
山桜桃ちゃんと春陽くんの手が黄色くならないといいけど…
『わはは!食べる分は任せろ!』
『そうですね、食い意地の張った華火はもちろん』
『食いしん坊の妖精も』
『沢山いる』
『待ち構えてるわよ~』
『もうそこらじゅうでね』
『こっち見てるわよ』
あら、精霊さんたちまで、
『私、仮装ですか?初めてですわ』
『リノお姉様、あくまでも、主役はサーヤちゃんと凛さんですわよ』
『そうにゃ!リノ様はお触り禁止にゃ!』
あらあら、リノ様ダメよ。サーヤは今日は譲らないわよ。
「おばあちゃん!おきがえ!」
サーヤはジーニ様のパチンっと魔法ひとつでお着替え完了ね。
『あらあらまあまあ。かわいいお姫様ねぇ』
水色のふんわりドレスにティアラをつけたサーヤが!
〖馬車に乗るならお姫様なんでしょ?だから〗パチンっ
『え?』ぼふんっ
「うきゃ~♪おばあちゃんみょおひめしゃま~♪」
『えええ?』
サーヤにむぎゅっと抱きつかれちゃったからよく見えないけど
きゅるる『サーヤとおそろい』
きゅるるん『『『いろちがい~』』』
きゅるるん『『『『ぴんく~』』』』
『うんうん。我ながらいい出来だね』
『でも実は一番大変だったのは』
『みあのドレスだよね』
「ふえ?」
『ええ?』
みあ?
『ふふふ。みあ、黄色』
現れたのはみあ。ちゃっかりサーヤの肩の上でポーズをとっている。
『あらあらまあまあ』
「ふえ~?」
あら?どうやらサーヤも知らなかったみたいね。
きゅるる『みあの注文が一番細かかった』
きゅるるん『『『ここはレースでとか~』』』
きゅるるん『『『『ここはもっとふくらませてとか~』』』』
『スカートは薄い生地を重ねてとか』
『色は色々な色を重ねるとか』
『ティアラの彫りはもっと細く繊細にとかね』
きゅるる『まあ、それで、サーヤたちのドレスの完成度上がったのは確か』
うんうん。と、みんなが頷いているわね。どれだけむちゃ言ったのかしら?ミアのドレスはとくに小さいから大変だったでしょうね。
『まあ、とにかく馬車乗ってみろよ』
『せっかく作ったんだしよ』
『中見て驚くぞ』
『ほら、アルとアウルが階段になってスタンバイしてるぞ』
ぷるるるんっ『『早く乗る』』
親方たちとスライムさんたちに急かされて乗った馬車は
「ふあ~ふわふわ~」
『すごいわね~』
座席から壁から絨毯にクッションまで優しい色々のもふもふで溢れてるわ。すごいわね~と感心してると
『あたりまえだぴょん!』
『将来有望なもふもふのもふもふだじょ!』
『お父さんとお母さんたちのもふもふも最強だめ~』
「くっちょん、もえちゃん!」
『あらあらまあまあ!』
サーヤ、クッションの影からもえちゃんが出てきたのよ。もえちゃんをクッションにしたらダメよ。どうやらちびっ子のもふもふたちも待ち構えていたらしいわね。ほんとうにみんなが協力してくれたのね。
「もふもふもふもふ~♪」
サーヤは全身もふもふに埋もれてるわね。
「おばあちゃん、うれち?」
『ええ。嬉しいわ。ありがとうサーヤ』
「あい!」にこにこ
あんな冗談のような約束を覚えていて、その上叶えてくれるなんて…最高に優しくて可愛い孫だわ。
みんなにもお礼を言わないといけないわね。
このあと、かわりばんこにみんなが馬車に乗ったり、ジーニ様の魔法で何度もお色直ししたり、みんな思い思いの仮装をして、かぼちゃパーティが夜まで続いた。
『でも、しばらくはかぼちゃ料理はいいかしら…』
『何言ってんだ。まだまだあるぞ』
『そんな…インベントリに収納しておけば…』
『入れておきたくないほどあるんだよ』
『あらあらまあまあ、なんてこと…』
『まあ、サーヤの愛だから受け取ってくれ』
『そうね…』
心して頂かないとね。
•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚
去年のハロウィンにはおばあちゃんいなかったので、今回はおばあちゃん視点にしてみました。
リアルかぼちゃの馬車。実際はどうなんでしょうね?
昨日もご報告させて頂きましたが、先日のファンタジー大賞で奨励賞をいただくことが出来ました。皆様のおかげです。ありがとうございました。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
サーヤがにこにこしながら走ってきたわね。ちょっとヨタヨタしてるけど
『あらあらまあまあ?どうしたのかしら?サーヤ、そんなに走って。危ないわ…よ』
べしょっびたーんっ
「ふぇ…いちゃい…」うりゅう~
見事に顔面から地面にダイブしたサーヤ…
『あらあらまあまあ、大丈夫?だから危ないわよって…言い終わらない内に転んだわね…』
「ふにゅ~うぅ」うりゅう~
ごめんなさい。
『あっ、サーヤやっぱり転けたかっ。だから、走るなって言ったのに』
「ふにゅう~」うりゅう
ごめんなさい~。
追いかけてきてくれた、おいちゃんにまで言われちゃいました。
『あらあらまあまあ?サーヤ?ゲンさんに言われたのに聞かなかったのかしら?』にこにこごごごご
「ふわわわわ…ごごごごめしゃい」がくがくぶるぶる
『あ~凛さん、待ってくれ。今回はな俺も悪ぃんだよ』
な?サーヤ。と言っておいちゃんがサーヤを抱っこしてくれました。
『あらあらまあまあ?どういうことかしら?』にこにこ
おばあちゃんから圧がっ
『いや、あのな?サーヤがすごく楽しみにしてたことがあってな?それが完成したから、凛さんに早く知らせないとな、って言ったら走って行っちまったんだよ。それで後ろから声掛けたんだけどな?早く凛さんを喜ばせたくて聞こえなかったみたいなんだよな』
「あい。ごめしゃい」ぐすっ
聞こえてなかったです。
『あらあらまあまあ?そうだったの?理由も聞かずにごめんなさいね。でもね、サーヤが痛い思いをしたらおばあちゃんも辛いのよ。だから、気をつけてね』
「あい。ごめしゃい」ぐすっ
気をつけます。
『いい子ね。それで、何が完成したのかしら?』
「あっち」
大きいからここにはないのです。
『あっち?』
畑の方を指さします。
『畑?そう言えば少し前からアイナ様とニャーニャ、それに大地くんと結葉様と一緒に何かしてたわね?』
「あい」
おばあちゃんにバレないようにしてたんだけど、気づかれてました。
〖あらぁ。私もいたのよ。ね?サーヤ〗
「じーにしゃま~」
ジーニ様が来てくれました。おいちゃんがボソボソってジーニ様に何か言ってサーヤをジーニ様に渡しました。
〖うふふ。サーヤいらっしゃい。あら?可愛いお顔とお膝が赤いわね。はい〗パチンっ
「ふお?」
〖痛いところはもうないかしら?〗
「あい!」
どこも痛くありません!
「じーにしゃま、あいがちょ」
〖どういたしまして♪さあ、みんな待ってるわよ。行きましょ!〗
「あい!」
おばあちゃん、驚くかな?
仲良く畑に到着です!
『あらあらまあまあ?これは、まさか?』
おばあちゃんが驚いてます!
「ほんもにょにょ、かぼちゃにょ、ばちゃ!」
すごい?すごい?
畑には大っきなおっきなかぼちゃがドーン!です!
『ええええ?これって、外国のニュースとかで見る、お化けかぼちゃかしら?』
「しょぢゃよ!さーや、がんばっちゃ!」
すごいでしょ?
『ええ?サーヤが育てたの?でもこれ、テレビで見たものより何倍も大きいわよね?』
「えへへ~」
あのね~前にテレビ見てた時にね?
「おばあちゃん、おひめしゃまにょ、ばちゃ!」
大っきなかぼちゃがたくさん!
『あらあらまあまあ、ほんとね。確かに大きいけど、ギリギリあなたが入れるくらいかしらね?おばあちゃんはこれだと一緒に乗れないわね~。残念ね』
「え~いっちょ、のりゅにょ~」
一人じゃつまらないよ!
『そうねぇ、それじゃあ、源さんにお願いしてあれよりももっと大きなかぼちゃを作ってもらわないといけないわね』
『もっちょ?』
『そうよ。もっともっと大きいのね』
「もっちょ、もっちょ、も~~っちょ?」
『そうね。もっともっとも~っとね』
「しゅご~おっきいかぼちゃ、おいちいかにゃ?」
『どうかしらね?まずいかもしれないわね』
「え~?やーにゃにょ。おいちいにょがいいにゃ~」
『そうね。美味しくておっきかったら最強ね』
「さいきょーかぼちゃ~ちゅよしょ~」
『そうね~』
「さいきょーかぼちゃにゃりゃ、いっちょにょれりゅね~」
『そうね。一緒に乗れるわね~』
って言うことがあったんだよ。
『サーヤ、あの約束覚えてたの?』
「あい!かぼちゃにょばちゃ、いっちょにょりゅ、さいきょーかぼちゃ、ちゅくっちゃ!」にこにこ
『サーヤ…』
なんで今の私はくまのぬいぐるみなのかしら?人の姿なら思い切り抱きしめられたのに…
「おばあちゃん?どちちゃにょ?」
気がつけば、さっきまで楽しそうにしてたサーヤが心配そうにこちらを見ていた。
『あらあらまあまあ?あんまりびっくりしておばあちゃん固まっちゃったわ。すごいわね、サーヤあんな大きなかぼちゃ作ったの?』
「あい!みんにゃに、てちゅだってもらっちゃ!」にこにこ
それでアイナ様たちが
『そうですわ。中々大変でしたのですよ。とても楽しかったですけれど』
『そうにゃ!さすがにあの大きさまで育てるの大変だったにゃ!爆発したりしたにゃよ!』
アイナ様とニャーニャちゃんが教えてくれました。
『……ぼくたちも手伝ったんだよ。土の妖精たちもね。土を深く耕したり栄養与えたりね』
『『『ぐるんぐるん!』』』
『『『手伝ったんだよ!』』』
大地君たちまで巻き込んでたのね
『最強のかぼちゃは美味しくないといけないんでしょ~?だからねぇ、私とゲンで品種改良っていうのをしたのよぉ』
『そうなんだよ。しかも、馬車にするにはくり抜いて馬車に加工しなきゃいけなかったからな、デカくて味が良くて頑丈でってな。なかなか大変だったんだぞ』
品種改良まだしてたのね。味までこだわってたなんて。
『わははは!あまりに面白いことしてるからよ』
『俺たちは馬車作りで参加したんだ!』
『まあ、一番頑張ったのはサーヤだな』
ドワーフさんたちまで。通りでかぼちゃなのにお姫様仕様なメルヘンな馬車に…
〖そうよ。サーヤがね、魔力を注いで大きくしたのよ〗
「あい。おっきくにゃありぇ!おっきくにゃありぇ!ちた!」
〖時々爆発してかぼちゃだらけになったけどね~〗
「えへへ~」
ジーニ様が付きっきりで見てくれてたのね。
『すごかったよね~』
ぴゅい『にょきにょき~』
きゅい『ぼんっ!』
『派手に爆発してね~』
『サーヤ全身オレンジなってね~』
『そのたんびに~』
『フゥとクゥが』
『サーヤ~って』
『『『かけよってたね~』』』
ちびっこ同盟が口々に教えてくれる。まるで、その光景が目に見えるようね。
『だって~すごい音するんだもの!』
『かぼちゃが噴火したみたいに飛び散ってな!』
『サーニャにゃん埋もれてたにゃ!』
『かぼちゃ臭かったのだ~』
フゥとクゥがわあわあ言いながら真っ赤になってるわね。いつもサーヤを気にかけてくれてありがたいわ。
『確かに。ジーニ様がクリーンをかけてくれないと近づけなかったな』
『初め見た時はなんの塊かと思ったからな』
ギン様とアルコン様まで…
『エル様がいつも後で見守ってただよ』
『サーヤちゃんがケガしたら大変だべ』
『えるさま、心配してただよ』
〖私がいるから心配ないのにねぇ〗
〖お母さま、何を仰ってるのですか、ほんとに心配ならサーヤにかからないようにガードするでしょうに〗
〖あえてしなかったのですよね?魔神…〗
〖な、なんのことかしら?〗
ジーニ様?どういうことかしら?
『大方、かぼちゃまみれのサーヤもかわいい。とかいう理由だろうのぉ』
『十中八九間違いないだろの』
あら、じいじたち、私も同じ意見よ。やっぱりそう思うわよね?
『あの、凛さん』
『サーヤが待ってるよ』
『用意したのは』
『これだけじゃないからね』
あら、青葉ちゃんたちまでいつの間に?
きゅるる『とっとと凛も着替える』
きゅるるん『『『このひのために』』』
きゅるるん『『『『いしょうつくった~』』』』
『ふっふっふっ』
『ドワーフの腕が』
『なりまくったからね』
え?なんで着替え?
『私たちはこの日のために』
『かぼちゃ料理作りまくりました!』
『破壊したかぼちゃとくり抜いたかぼちゃがまだまだあるからな。しばらくはかぼちゃ料理だぞ。覚悟してくれよ。くくっ』
まあ!そんなに沢山あるの?
山桜桃ちゃんと春陽くんの手が黄色くならないといいけど…
『わはは!食べる分は任せろ!』
『そうですね、食い意地の張った華火はもちろん』
『食いしん坊の妖精も』
『沢山いる』
『待ち構えてるわよ~』
『もうそこらじゅうでね』
『こっち見てるわよ』
あら、精霊さんたちまで、
『私、仮装ですか?初めてですわ』
『リノお姉様、あくまでも、主役はサーヤちゃんと凛さんですわよ』
『そうにゃ!リノ様はお触り禁止にゃ!』
あらあら、リノ様ダメよ。サーヤは今日は譲らないわよ。
「おばあちゃん!おきがえ!」
サーヤはジーニ様のパチンっと魔法ひとつでお着替え完了ね。
『あらあらまあまあ。かわいいお姫様ねぇ』
水色のふんわりドレスにティアラをつけたサーヤが!
〖馬車に乗るならお姫様なんでしょ?だから〗パチンっ
『え?』ぼふんっ
「うきゃ~♪おばあちゃんみょおひめしゃま~♪」
『えええ?』
サーヤにむぎゅっと抱きつかれちゃったからよく見えないけど
きゅるる『サーヤとおそろい』
きゅるるん『『『いろちがい~』』』
きゅるるん『『『『ぴんく~』』』』
『うんうん。我ながらいい出来だね』
『でも実は一番大変だったのは』
『みあのドレスだよね』
「ふえ?」
『ええ?』
みあ?
『ふふふ。みあ、黄色』
現れたのはみあ。ちゃっかりサーヤの肩の上でポーズをとっている。
『あらあらまあまあ』
「ふえ~?」
あら?どうやらサーヤも知らなかったみたいね。
きゅるる『みあの注文が一番細かかった』
きゅるるん『『『ここはレースでとか~』』』
きゅるるん『『『『ここはもっとふくらませてとか~』』』』
『スカートは薄い生地を重ねてとか』
『色は色々な色を重ねるとか』
『ティアラの彫りはもっと細く繊細にとかね』
きゅるる『まあ、それで、サーヤたちのドレスの完成度上がったのは確か』
うんうん。と、みんなが頷いているわね。どれだけむちゃ言ったのかしら?ミアのドレスはとくに小さいから大変だったでしょうね。
『まあ、とにかく馬車乗ってみろよ』
『せっかく作ったんだしよ』
『中見て驚くぞ』
『ほら、アルとアウルが階段になってスタンバイしてるぞ』
ぷるるるんっ『『早く乗る』』
親方たちとスライムさんたちに急かされて乗った馬車は
「ふあ~ふわふわ~」
『すごいわね~』
座席から壁から絨毯にクッションまで優しい色々のもふもふで溢れてるわ。すごいわね~と感心してると
『あたりまえだぴょん!』
『将来有望なもふもふのもふもふだじょ!』
『お父さんとお母さんたちのもふもふも最強だめ~』
「くっちょん、もえちゃん!」
『あらあらまあまあ!』
サーヤ、クッションの影からもえちゃんが出てきたのよ。もえちゃんをクッションにしたらダメよ。どうやらちびっ子のもふもふたちも待ち構えていたらしいわね。ほんとうにみんなが協力してくれたのね。
「もふもふもふもふ~♪」
サーヤは全身もふもふに埋もれてるわね。
「おばあちゃん、うれち?」
『ええ。嬉しいわ。ありがとうサーヤ』
「あい!」にこにこ
あんな冗談のような約束を覚えていて、その上叶えてくれるなんて…最高に優しくて可愛い孫だわ。
みんなにもお礼を言わないといけないわね。
このあと、かわりばんこにみんなが馬車に乗ったり、ジーニ様の魔法で何度もお色直ししたり、みんな思い思いの仮装をして、かぼちゃパーティが夜まで続いた。
『でも、しばらくはかぼちゃ料理はいいかしら…』
『何言ってんだ。まだまだあるぞ』
『そんな…インベントリに収納しておけば…』
『入れておきたくないほどあるんだよ』
『あらあらまあまあ、なんてこと…』
『まあ、サーヤの愛だから受け取ってくれ』
『そうね…』
心して頂かないとね。
•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚
去年のハロウィンにはおばあちゃんいなかったので、今回はおばあちゃん視点にしてみました。
リアルかぼちゃの馬車。実際はどうなんでしょうね?
昨日もご報告させて頂きましたが、先日のファンタジー大賞で奨励賞をいただくことが出来ました。皆様のおかげです。ありがとうございました。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
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特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
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