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526 工房にお客様ご案内~♪
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魅惑のコタツ騒動がありながらも到着しました、ドワーフさん達の工房。その扉の前では
コンコンコン
「こんこんこん。はいっちぇましゅか~?さーやでしゅよ~。おきゃくしゃみゃ、ごあんにゃい~」
お客さんですよ~
『サーヤ、違うだろ⋯』
『あらあらまあまあ⋯これも練習しないといけないわね』
「うにゅ?」
なにか間違ったかな?
『『『ぶふっ』』』
『『『あははは』』』
「うにゅ?」
お客さん、何ですか?
『なるほど。いつもそうやってたのか』
『サーヤは口で言ってただけだったんだな』
『ドア叩いてたのはハクだったのか』
『『『息ぴったりだな』』』
親方たちが感心してます。
「あい!しょだよ~」
『あのね~サーヤだとおてて届かないからね~ぼくがお手伝いしてるんだ~』
「にぇ~♪」
『ね~♪』
ハクはサーヤのやりたいこといつも気づいてくれるんだよ~♪すごいんだよ♪
ぴゅいきゅい『『モモとスイもできるのに~』』
「ん~」
モモとスイは~
『モモとスイはドア壊しちゃうから~』
ぴゅいきゅい『『ぶー。もうこわさないもん!』』
前に木の板で練習したら、強く叩きすぎて粉々になっちゃったんだよ。
『そうかそうか』
『仲良しだもんな』
『ハク偉いな』
親方たちが褒めてくれました。
「『えへへ~♪』」
『モモとスイは次がんばれ』
『次までにドア補強しとくからな』
『専用ノッカーつけてもいいな』
ぴゅいきゅい『『うん!ありがちょ!』』
「ふお~やっちゃにぇ」
『じゃあ~、次はお願いね~』
ぴゅいきゅい『『うん!』』
『すまんな。親方たち』
『ワハハハ!気にすんな!アルコン様!』
そうこうしてると、ギーっとドアが開きました。
『サーヤちゃんにハクちゃんたちもいらっしゃい』
「こんにちゃー。おきゃくしゃみゃでしゅよ~」
『おかみさん、こんにちは~。みんなで来たよ~』
『ん?みんな?』
おかみさんがようやくサーヤたちの後ろを見て、みんながいることに気づきました。そして、息子さんたちを見て一言
『おやまあ!なんだい!あんたら!』
三言だった?
『お、お袋?』
『お、おかみさん?』
『『う~ん⋯』』バタンっ
「うきゃーっ」
『またバタンしたーっ』
ぴゅいきゅい『『ちっかりーっ』』
親方の息子さんがまた倒れました。しかも今度は奥さんも一緒に。
『あん?なんだい?人を化け物みたいに。失礼な息子共だねぇ』
『こいつら、俺たち見た時にも倒れたんだぞ』
『あの時倒れたのは息子共だけだったがな』
『情けねぇよな』
おかみさんが倒れた息子夫婦を見下ろしながら、『あー、情けない』とボヤくと親方たちがさっきのことをバラします。
『なんだい?それじゃ尚更情けないじゃないかい。若返ったのが男衆だけなわけないじゃないか』ふんっ
『『ご、ごもっともです』』
『『も、もう驚きません』』
残ったドワーフさんたち、大丈夫かな?
『まったく、まあ、お入りよ。って、入り切るかね?ジーニ様達まで勢揃いじゃないかい』
おかみさんの目が工房の中とジーニ様を行ったり来たり。
そりゃそうだよね。精霊さんたちまで来ちゃったもんね。
〖任せなさい。拡張してあげるわよ〗バチンっ
ジーニ様がウインクして任せなさいって。そうだよね、お家もジーニ様のおかげで食堂とかとっても広いです!
『ほんとかい?そりゃ、助かるねぇ。何しろみんな張り切りすぎちゃってね?今、すごいことになってるんだよ』
〖え?〗
「ほえ?」
すごいこと?どんなこと?って、思ってたら、
しゅるるる
「ほええ?」
なに?なに?
『え?サーヤ~?』
ハクも何が起きたか分からないみたいです。
ぴゅいきゅい『『わあっ』』
『サーヤが』
『ぐるぐる巻きーっ』
双子とフルー、フライが叫ぶと部屋の中から絹さんが現れて
きゅるる『サーヤ、ちょうどいい。試着、こっち』
しゅるるるんっ
「ふみゃあっ?」
なに?なに?世界が回る~?
『わーっ』
『サーヤが』
『とんだーっ』
今度は妖精トリオが叫びます。
『あらあらまあまあ、フィギュアスケートのスロージャンプみたいね』
『凛さん⋯確かにそんな感じだけどな?』
「ふにゃあ~」
きゅるる『さあ、サーヤ、来る』
「ほえ~?」
くる?くるくる?おめ目が回る~う
絹さんはサーヤを抱っこして、そのまま中に行っちゃいました
みゃあ『きぬさんにさらわれたのにゃ!』
『サーヤを助けるのだ!』
『『『『『うん!』』』』』
と、サーヤを心配して部屋に飛び込もうとするちびっこたちを
〖まあまあ、みんな落ち着いて?ココロも姫も。とりあえず、中に入りましょう〗
ジーニ様が落ち着かせてから、先に中に入りました。すると、中から
〖きゃーっ〗
そのジーニ様の悲鳴がっ
『な、なんだなんだ?』
『あらあらまあまあ?』
『サーヤ~?』
ぴゅいきゅい『『じーにしゃま?』』
それまで大人しくしてたおいちゃん、おばあちゃん、ハクたちもさすがにジーニ様の悲鳴に驚いて中に飛び込みます。すると
〖きゃーっ!いや~ん!可愛い~♪〗
ずべっと、コケる一同
『な、なんだよ。ジーニ様紛らわしいな』
〖お母様、まずお母様が落ち着いてください〗
いつもなら一緒に可愛いと騒ぐシア様まで今回は引いてます。
『あらあらまあまあ、でもこれは、たしかに』
『『『『『すご~い』』』』』
『本当ですわね』
『すごいにゃ』
辺り一面、洋服だらけ!しかも全てサーヤの!
中でも目を引くのが
『あ~ぼくだ~』
ぴゅいきゅい『『スイとモモの!』』
『『ぼくたちもある~』』
『『『すご~い』』』
みゃあ『みんないるのにゃ!』
『姫パンツなのだ!』
そう!一枚一枚ハンガーに吊るされこちらに特大笑顔を向けているのはサーヤのパンツ!見せパンたちだ!どどん!!
『お、オイラたちまで』
『兄ちゃん、おいら、つくし持って笑ってるだ』
『わたちは、なずなもってわらってるだよ』
もちろん、ぽぽちゃんぱんつは、たんぽぽを持ってます。
見事なかぼちゃパンツたち。
『毎日日替わりで履けるな⋯』
『あらあらまあまあ、それ以前に全部着る頃にはサーヤが大きくなってるんじゃないかしら?』
『たしかにな』
部屋中、パンツ以外にも洋服や、なぜか着ぐるみまで。
そして、サーヤが今着せられてるのは
〖あ~ん♪私とお揃い~♪可愛い可愛い可愛い~♪♪〗
そう、ジーニ様の壊れ具合がいつも以上なのは
「ほえ~?さーや、まじょしゃん?」
そう。あれよあれよと全身ひん剥かれ、あっという間に着せられた洋服は、ジーニ様ミニチュア仕様。
今日のジーニ様と同じ、黒い大きなつばのお帽子。
尖った襟が大きめに開いた真っ黒なワンピース、肩口にはレースのエンジェルスリープ。違うのはスカート。ジーニ様はタイトなスカートに深いスリットが入った女の敵!なドレス。サーヤのスカートは膝丈のフレアスカートに黒いかぼちゃパン『ドロワーズと言っとくれ!』⋯ドロワーズ。
靴もジーニ様みたいな女王様な靴は履かせられないので、
可愛いレースの折り返しのショートブーツ。
そして、なぜか黒猫のぬいぐるみをいつものサーヤの白いポシェットにくっつけてある。
「くりょい、ねこちゃん?」
きゅるる『だって、魔女と言ったら、黒猫って、凛さん言ってた』
「にゃりゅほぢょ~」
可愛いから大丈夫~♪
きゅるる『ぬいぐるみだけじゃない』
「う?」
そう言うなり、サーヤのスカートを絹さんが急にペロッとめくると、
きゅるる『おなか側にはポケットになった黒猫』
「ふおお」
にっこりにゃんこ!銀色の縁どりです!
きゅるる『おしりのクッションにも黒猫』
『ふおっ?』
なんか、ニヤッてしたにゃんことおめ目が合った?
きゅるる『クッションの調整は親方待ちだった』
「ふおお~」
すごい~
『スイちゃんにモモちゃんもサーヤちゃんの肩のベルト掴んでみとくれよ』
ぴゅいきゅい『『らじゃーっ』』
おかみさんが双子に頼むと双子はピシッと敬礼して、パタパタとサーヤの両肩に。
『⋯凛さん、また仕込んだろ』
『あらあらまあまあ?なんのことかしら?』ぷひゅ~
ぴゅいきゅい『『よいちょよいちょ』』ぐぐぐぐっパタパタ
「ふおお」
ちょっと浮きました。
ぴゅいきゅい『『ふい~』』
「ふお~」
戻りました
ぴゅい~『だいじょうぶだけど~』
きゅい~『ちょっといたい~?』
双子が手のひらに着いた赤い線をみんなに見せます。
『なるほど、ひっぱると細くなるから、手に食い込むんだね』
『痛いのはダメだよ。これは何とかしないとね』
『いかにデザインを壊さずにするかだね』
『『『う~ん』』』
と、悩み始めちゃったおかみさんたち。
改善の余地ありってやつみたいです。
きゅるる『それで、親方、どこ?』
ん?どことは?何が?
『ん?ああ、羊毛な。インベントリの中だぞ。しかし、どこに出すよ?足の踏み場もないぞ』
そうなのです。お洋服とか、布とかあっちにもこっちにも。置き場がありません。
〖お母様、サーヤとお揃いで嬉しいのは分かりますが、置き場を作って差し上げないと、サーヤの他の可愛い姿が見られませんわよ?〗
シア様がそう言うと、ジーニ様は
〖ハッ!そうよ!サーヤのより可愛い姿のため!任せなさい!〗パチンっ!
『うわぁ!なんだなんだ!?』
『ちょっとちょっと!』
『やりすぎだよ!』
『こんな広くしてどうすんのさ!?』
きゅるる『異空間?』
「ほえ~?」
親方とおかみさんたちが突然の出来事に驚き、絹さんは見たまんまを口にしてます。
そうさっきまでお洋服で溢れてた部屋の周りに、おっきな真っ白い空間が!はしっこどこ?出口どこ?
〖お母様⋯〗はあ⋯
シア様は眉間を揉みほぐしながらため息
〖魔神、何事にも限度というものがあると言うことをお話しましょうか?〗ニコッ
エル様が笑顔で言うと
〖あ、あら?おほほほ。つい、力が入りすぎちゃったわ~。このくらいでいいかしら?〗パチンっ
お部屋がまた変わりました。
『よ、良かったぜ』ほぅ⋯
『自分たちの工房で遭難したかと思ったよ』
『真っ白な世界って恐ろしいんだね』
『私ゃ天に召されたかと思ったよ』
親方たち、どっとお疲れ⋯
きゅるる『ちゃんと木の部屋。良かった』
「しょだね~」
今度はちゃんと最初の木のお部屋が三倍位かな?広くなりました。こっちの方が落ち着きます。
『良くねぇよ』
『見ろよ、こいつらを』
「ふえ?」
〖〖〖え?〗〗〗
親方の弟さん達、黒曜おいちゃんと、琥珀おいちゃんが見ろと言ったものは
『『うーん⋯』』
『『ううぅ⋯』』
さっき、もう驚かないと言っていたドワーフさんたちが、
「ねんね?」つんつん
『もしかして~またバタンしちゃったの~?』つんつん
ねんねしてました。
『そうなんだよ』
『絹さんで既に驚いてたんだけどな?』
『真っ白な世界がダメ押しだったね』
『まあ、今回ばかりは分からないでもないけどね』
どうやら、アラクネの絹さんを見た時点で結構限界に近かったけど、もう驚かないと言った手前、何とか堪えてたんだって。でも、ジーニ様が真っ白な世界にしちゃったところで、とうとう倒れちゃったんだって。
「しょっか~」
それじゃあ、仕方ないね~。初心者さんだもんね~
『『『まだまだだね』』』
『『『情けないねぇ』』』
親方たち、身内には容赦ないですね。
『『『『『『ううう⋯』』』』』』
かわいそう~
コンコンコン
「こんこんこん。はいっちぇましゅか~?さーやでしゅよ~。おきゃくしゃみゃ、ごあんにゃい~」
お客さんですよ~
『サーヤ、違うだろ⋯』
『あらあらまあまあ⋯これも練習しないといけないわね』
「うにゅ?」
なにか間違ったかな?
『『『ぶふっ』』』
『『『あははは』』』
「うにゅ?」
お客さん、何ですか?
『なるほど。いつもそうやってたのか』
『サーヤは口で言ってただけだったんだな』
『ドア叩いてたのはハクだったのか』
『『『息ぴったりだな』』』
親方たちが感心してます。
「あい!しょだよ~」
『あのね~サーヤだとおてて届かないからね~ぼくがお手伝いしてるんだ~』
「にぇ~♪」
『ね~♪』
ハクはサーヤのやりたいこといつも気づいてくれるんだよ~♪すごいんだよ♪
ぴゅいきゅい『『モモとスイもできるのに~』』
「ん~」
モモとスイは~
『モモとスイはドア壊しちゃうから~』
ぴゅいきゅい『『ぶー。もうこわさないもん!』』
前に木の板で練習したら、強く叩きすぎて粉々になっちゃったんだよ。
『そうかそうか』
『仲良しだもんな』
『ハク偉いな』
親方たちが褒めてくれました。
「『えへへ~♪』」
『モモとスイは次がんばれ』
『次までにドア補強しとくからな』
『専用ノッカーつけてもいいな』
ぴゅいきゅい『『うん!ありがちょ!』』
「ふお~やっちゃにぇ」
『じゃあ~、次はお願いね~』
ぴゅいきゅい『『うん!』』
『すまんな。親方たち』
『ワハハハ!気にすんな!アルコン様!』
そうこうしてると、ギーっとドアが開きました。
『サーヤちゃんにハクちゃんたちもいらっしゃい』
「こんにちゃー。おきゃくしゃみゃでしゅよ~」
『おかみさん、こんにちは~。みんなで来たよ~』
『ん?みんな?』
おかみさんがようやくサーヤたちの後ろを見て、みんながいることに気づきました。そして、息子さんたちを見て一言
『おやまあ!なんだい!あんたら!』
三言だった?
『お、お袋?』
『お、おかみさん?』
『『う~ん⋯』』バタンっ
「うきゃーっ」
『またバタンしたーっ』
ぴゅいきゅい『『ちっかりーっ』』
親方の息子さんがまた倒れました。しかも今度は奥さんも一緒に。
『あん?なんだい?人を化け物みたいに。失礼な息子共だねぇ』
『こいつら、俺たち見た時にも倒れたんだぞ』
『あの時倒れたのは息子共だけだったがな』
『情けねぇよな』
おかみさんが倒れた息子夫婦を見下ろしながら、『あー、情けない』とボヤくと親方たちがさっきのことをバラします。
『なんだい?それじゃ尚更情けないじゃないかい。若返ったのが男衆だけなわけないじゃないか』ふんっ
『『ご、ごもっともです』』
『『も、もう驚きません』』
残ったドワーフさんたち、大丈夫かな?
『まったく、まあ、お入りよ。って、入り切るかね?ジーニ様達まで勢揃いじゃないかい』
おかみさんの目が工房の中とジーニ様を行ったり来たり。
そりゃそうだよね。精霊さんたちまで来ちゃったもんね。
〖任せなさい。拡張してあげるわよ〗バチンっ
ジーニ様がウインクして任せなさいって。そうだよね、お家もジーニ様のおかげで食堂とかとっても広いです!
『ほんとかい?そりゃ、助かるねぇ。何しろみんな張り切りすぎちゃってね?今、すごいことになってるんだよ』
〖え?〗
「ほえ?」
すごいこと?どんなこと?って、思ってたら、
しゅるるる
「ほええ?」
なに?なに?
『え?サーヤ~?』
ハクも何が起きたか分からないみたいです。
ぴゅいきゅい『『わあっ』』
『サーヤが』
『ぐるぐる巻きーっ』
双子とフルー、フライが叫ぶと部屋の中から絹さんが現れて
きゅるる『サーヤ、ちょうどいい。試着、こっち』
しゅるるるんっ
「ふみゃあっ?」
なに?なに?世界が回る~?
『わーっ』
『サーヤが』
『とんだーっ』
今度は妖精トリオが叫びます。
『あらあらまあまあ、フィギュアスケートのスロージャンプみたいね』
『凛さん⋯確かにそんな感じだけどな?』
「ふにゃあ~」
きゅるる『さあ、サーヤ、来る』
「ほえ~?」
くる?くるくる?おめ目が回る~う
絹さんはサーヤを抱っこして、そのまま中に行っちゃいました
みゃあ『きぬさんにさらわれたのにゃ!』
『サーヤを助けるのだ!』
『『『『『うん!』』』』』
と、サーヤを心配して部屋に飛び込もうとするちびっこたちを
〖まあまあ、みんな落ち着いて?ココロも姫も。とりあえず、中に入りましょう〗
ジーニ様が落ち着かせてから、先に中に入りました。すると、中から
〖きゃーっ〗
そのジーニ様の悲鳴がっ
『な、なんだなんだ?』
『あらあらまあまあ?』
『サーヤ~?』
ぴゅいきゅい『『じーにしゃま?』』
それまで大人しくしてたおいちゃん、おばあちゃん、ハクたちもさすがにジーニ様の悲鳴に驚いて中に飛び込みます。すると
〖きゃーっ!いや~ん!可愛い~♪〗
ずべっと、コケる一同
『な、なんだよ。ジーニ様紛らわしいな』
〖お母様、まずお母様が落ち着いてください〗
いつもなら一緒に可愛いと騒ぐシア様まで今回は引いてます。
『あらあらまあまあ、でもこれは、たしかに』
『『『『『すご~い』』』』』
『本当ですわね』
『すごいにゃ』
辺り一面、洋服だらけ!しかも全てサーヤの!
中でも目を引くのが
『あ~ぼくだ~』
ぴゅいきゅい『『スイとモモの!』』
『『ぼくたちもある~』』
『『『すご~い』』』
みゃあ『みんないるのにゃ!』
『姫パンツなのだ!』
そう!一枚一枚ハンガーに吊るされこちらに特大笑顔を向けているのはサーヤのパンツ!見せパンたちだ!どどん!!
『お、オイラたちまで』
『兄ちゃん、おいら、つくし持って笑ってるだ』
『わたちは、なずなもってわらってるだよ』
もちろん、ぽぽちゃんぱんつは、たんぽぽを持ってます。
見事なかぼちゃパンツたち。
『毎日日替わりで履けるな⋯』
『あらあらまあまあ、それ以前に全部着る頃にはサーヤが大きくなってるんじゃないかしら?』
『たしかにな』
部屋中、パンツ以外にも洋服や、なぜか着ぐるみまで。
そして、サーヤが今着せられてるのは
〖あ~ん♪私とお揃い~♪可愛い可愛い可愛い~♪♪〗
そう、ジーニ様の壊れ具合がいつも以上なのは
「ほえ~?さーや、まじょしゃん?」
そう。あれよあれよと全身ひん剥かれ、あっという間に着せられた洋服は、ジーニ様ミニチュア仕様。
今日のジーニ様と同じ、黒い大きなつばのお帽子。
尖った襟が大きめに開いた真っ黒なワンピース、肩口にはレースのエンジェルスリープ。違うのはスカート。ジーニ様はタイトなスカートに深いスリットが入った女の敵!なドレス。サーヤのスカートは膝丈のフレアスカートに黒いかぼちゃパン『ドロワーズと言っとくれ!』⋯ドロワーズ。
靴もジーニ様みたいな女王様な靴は履かせられないので、
可愛いレースの折り返しのショートブーツ。
そして、なぜか黒猫のぬいぐるみをいつものサーヤの白いポシェットにくっつけてある。
「くりょい、ねこちゃん?」
きゅるる『だって、魔女と言ったら、黒猫って、凛さん言ってた』
「にゃりゅほぢょ~」
可愛いから大丈夫~♪
きゅるる『ぬいぐるみだけじゃない』
「う?」
そう言うなり、サーヤのスカートを絹さんが急にペロッとめくると、
きゅるる『おなか側にはポケットになった黒猫』
「ふおお」
にっこりにゃんこ!銀色の縁どりです!
きゅるる『おしりのクッションにも黒猫』
『ふおっ?』
なんか、ニヤッてしたにゃんことおめ目が合った?
きゅるる『クッションの調整は親方待ちだった』
「ふおお~」
すごい~
『スイちゃんにモモちゃんもサーヤちゃんの肩のベルト掴んでみとくれよ』
ぴゅいきゅい『『らじゃーっ』』
おかみさんが双子に頼むと双子はピシッと敬礼して、パタパタとサーヤの両肩に。
『⋯凛さん、また仕込んだろ』
『あらあらまあまあ?なんのことかしら?』ぷひゅ~
ぴゅいきゅい『『よいちょよいちょ』』ぐぐぐぐっパタパタ
「ふおお」
ちょっと浮きました。
ぴゅいきゅい『『ふい~』』
「ふお~」
戻りました
ぴゅい~『だいじょうぶだけど~』
きゅい~『ちょっといたい~?』
双子が手のひらに着いた赤い線をみんなに見せます。
『なるほど、ひっぱると細くなるから、手に食い込むんだね』
『痛いのはダメだよ。これは何とかしないとね』
『いかにデザインを壊さずにするかだね』
『『『う~ん』』』
と、悩み始めちゃったおかみさんたち。
改善の余地ありってやつみたいです。
きゅるる『それで、親方、どこ?』
ん?どことは?何が?
『ん?ああ、羊毛な。インベントリの中だぞ。しかし、どこに出すよ?足の踏み場もないぞ』
そうなのです。お洋服とか、布とかあっちにもこっちにも。置き場がありません。
〖お母様、サーヤとお揃いで嬉しいのは分かりますが、置き場を作って差し上げないと、サーヤの他の可愛い姿が見られませんわよ?〗
シア様がそう言うと、ジーニ様は
〖ハッ!そうよ!サーヤのより可愛い姿のため!任せなさい!〗パチンっ!
『うわぁ!なんだなんだ!?』
『ちょっとちょっと!』
『やりすぎだよ!』
『こんな広くしてどうすんのさ!?』
きゅるる『異空間?』
「ほえ~?」
親方とおかみさんたちが突然の出来事に驚き、絹さんは見たまんまを口にしてます。
そうさっきまでお洋服で溢れてた部屋の周りに、おっきな真っ白い空間が!はしっこどこ?出口どこ?
〖お母様⋯〗はあ⋯
シア様は眉間を揉みほぐしながらため息
〖魔神、何事にも限度というものがあると言うことをお話しましょうか?〗ニコッ
エル様が笑顔で言うと
〖あ、あら?おほほほ。つい、力が入りすぎちゃったわ~。このくらいでいいかしら?〗パチンっ
お部屋がまた変わりました。
『よ、良かったぜ』ほぅ⋯
『自分たちの工房で遭難したかと思ったよ』
『真っ白な世界って恐ろしいんだね』
『私ゃ天に召されたかと思ったよ』
親方たち、どっとお疲れ⋯
きゅるる『ちゃんと木の部屋。良かった』
「しょだね~」
今度はちゃんと最初の木のお部屋が三倍位かな?広くなりました。こっちの方が落ち着きます。
『良くねぇよ』
『見ろよ、こいつらを』
「ふえ?」
〖〖〖え?〗〗〗
親方の弟さん達、黒曜おいちゃんと、琥珀おいちゃんが見ろと言ったものは
『『うーん⋯』』
『『ううぅ⋯』』
さっき、もう驚かないと言っていたドワーフさんたちが、
「ねんね?」つんつん
『もしかして~またバタンしちゃったの~?』つんつん
ねんねしてました。
『そうなんだよ』
『絹さんで既に驚いてたんだけどな?』
『真っ白な世界がダメ押しだったね』
『まあ、今回ばかりは分からないでもないけどね』
どうやら、アラクネの絹さんを見た時点で結構限界に近かったけど、もう驚かないと言った手前、何とか堪えてたんだって。でも、ジーニ様が真っ白な世界にしちゃったところで、とうとう倒れちゃったんだって。
「しょっか~」
それじゃあ、仕方ないね~。初心者さんだもんね~
『『『まだまだだね』』』
『『『情けないねぇ』』』
親方たち、身内には容赦ないですね。
『『『『『『ううう⋯』』』』』』
かわいそう~
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こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
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