《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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529 ドワーフさんたちのお名前探し

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サーヤはもふもふとん(ギン様)に包まれて幸せにお昼寝していた。⋯はずでした。

ぶるるっ
「ふにゅうぅぅ⋯」ぶるっ
おかしいな?もふもふなのに、なんか、寒い?お布団(しっぽ)ちゃんと掛けよう。もぞもぞ

『ん?サーヤ、起きたか?』
ギン様がサーヤが動いたことに気づきました。
『サーヤ、どうした?トイレか?』
「うにゅうぅぅ」
おいちゃん、違う~

「うにぃ⋯にゃんか、しゃむ?」ぶるる
どうしてかな?まあいっか!もふもふにくるまってもう一度ねんねしよ⋯

『あらあらまあまあ、残念だけど二度寝はダメよ。サーヤ』ぬっ
『サーヤ起きる』にゅっ

「うにゅにゅうぅ」
ねんねしたいのに、おばあちゃんとみあちゃんが出てきて、起きろといいます。ひどいです。

『サーヤ、大変なのよ。あのね?ドワーフさんたちの名前を決めないといけないの。それでね?今回はサーヤの異世界辞書が必要なの』
『サーヤ必要。お願い』

「うにゅう~?」
また、お名前~?

『サーヤは調べてくれるだけでいいわ。ね?お願い』
『みあと凛の命の危機。サーヤ助ける』

「ふにゅう?」
なんで命の危機?

『⋯サーヤ、いいから起きた方がいいぞ』
『⋯そうだな。最早、我らの危機と言っても過言ではないだろうな』

「ふにゅう~?」
サーヤも危機?おいちゃんもギン様も?なんで?
「ふにょっ!?」びくぅっ

やっとサーヤが目を開けると、おばあちゃんとみあちゃんのお顔が、サーヤのお鼻とごっつんこしそうなくらい目の前にドアップ!そのすぐ後ろにたくさんのドワーフさんたちが!

『『お願い。サーヤ』』

『頼むよ!サーヤちゃん』
『さすがにヒヒ・イロ・カネは嫌だよ!』
『何とかしとくれよ!』
『おれたちもさすがに』
『オリ・ハル・コンやらアダ・マン・タイトは勘弁だ』
『頼む!』

「ふおおお?」
なんのはなしですか?それに拝まないでください?

『あのね、サーヤちゃん、このままだとね』
『結葉様が考えた名前になっちまうんだよ』
『聞いたろ?さっきの名前候補』

「ふえ?」
さっきのお名前だったの?じゃあ、鉄・鉱・石でも⋯

『鉄鉱石もひーふーみーも勘弁だからな?』
あ、あれ?なんでわかったのかな?
『顔に出てたぞ』
ええ?そんなことは
『出てたぞ』
そうですか⋯

『あらあらまあまあ、とにかくね?今回は石の意味の方が重要なんですって』
そうなの?
『そうなのよ。だからね?私にもいくつか心当たりがあるんだけど、確かじゃなくてね?サーヤの異世界辞書で確認して欲しいのよ』
「あ、あい」
そういうことなら分かったよ。

『ありがとう。それじゃ、早速調べて欲しい石があるんだけどいいかしら?』
「あい」
分かったよ。異世界辞書~

『いや、待て。とりあえず、サーヤ、せめて起き上がって座れ。ギン様に寝っ転がったままじゃまずいだろ』
「あっ」
もふもふとんが気持ちよすぎて忘れてました。
「ぎんしゃま、あいがちょ」
『いや。気にするな』
ありがとう~

『おし。んじゃ、クゥ頼むな』
「う?」ぷら~ん
あれ?おいちゃんに持ち上げれちゃいました。もふもふが~
『はい。分かりました』
『名付けの定位置と言えば、クゥの膝の上みたいだからな』
「あい」
たしかに~落ち着きます。
『じゃあ、凛さんとみあちゃんは私ですね』
「ふぅ~」
『あらあらまあまあ、よろしくね』
『よろしく、フゥ』
『はい』
フゥもお隣にスタンバイです。
『じゃあ、俺はこっちな』
おいちゃんもお隣にスタンバイです。

『じゃあね、日本名で『天』から始まる石がね、三つか四つあったと思うのよ。たとえば、天河石とか。調べてみてくれる?』
「あい」
おばあちゃんが教えてくれた石を調べてみます。改めまして、異世界辞書~えっと、石の名前で、てんてん⋯あっ

「あっちゃ。てんがしぇき、てんがんしぇき、てんせいしぇき、てんらんしぇき」
こんな感じかな?

『そうそう。天河石、天眼石、天青石、天藍石。どれも浄化とか魔除けの石だった気がするのよ。意味まで詳しく分かるかしら?』
さすがおばあちゃんです。物知りです。

「あい。えっちょ、てんがしぇき、あまじょないちょ、きぼうにょいち?」
希望?

『アマゾナイトか。青緑と白の縞模様だったか?』
うん。綺麗な川みたいだね。
『そうね。希望の石とも言われていて、持ち主の心に寄り添って正しい道へと導いてくれる。だったかしら?』
「ほえ~」
そうなんだ~
『それじゃあ、次は?』
次?次はぁ

「てんがんしぇき、あいあげーちょ、ふお?かみにょいち、だいさんにょめ、やくよけ、まよけ」
神の石だって。なんかすごいね~

『天眼石、眼みたいな模様の、アゲートだから瑪瑙の一種だよな?結構強力な石だよな。俺の数珠これだったよ。黒に白い眼のな。こっちに持ってこられたら良かったな』
『そうね。邪悪から身を護り、怨念を祓う石で、神の石とか、第三の眼、厄除け魔除けとか言われてるわね。だから数珠にも使われるのよね。サーヤのおかげで大分思い出してきたわ』
「えへ~?」
そう?それは良かった!

『神の石かい?それはまた、随分と、ねぇ?』
『うん。名前に頂くには恐れ多いような気がするね』
『だよね。まだ他にもあったよね?サーヤちゃん』
奥様たち震えてる?大丈夫?あれ?後ろで旦那さんたちも固まってるね。

「てんせいしぇき、せれすたいちょ、てんしにょいち」
今度は天使だって。綺麗なお空の色だね~。

『天青石、セレスタイトか。名前通りの空の青の石だったよな?』
『そうね、天空の色とも言われるわね。石言葉は確か、清浄・博愛・休息。これも強い浄化効果と、癒しの力があったはずよ。別名、天使の石』
「ほえ~」
これもすごかった?それじゃ、もうひとつは

「てんらんしぇき、らずらいちょ、てんごくにょいち」
なんか、天がつく石すごい名前ばっかりだね。

『あ~、瑠璃の仲間だか親戚みたいな石だったか?天藍石、ラズライト、藍染の青みたいな、濃さは色々あったよな?』
『そうね。淡い青から濃い青まで綺麗な石ね。この石は確かちょっと変わった意味だったわよね。静寂、心を落ち着かせ直感を研ぎ澄ませる。問題を大きくなる前に鎮静させたり、解決させたりする。未来を予知させる。あ、あと、邪気をしりぞけ、幸運を呼び寄せる。だったかしら?』
「ほえ~しゅご~」
やっぱりこれもすごかったんだね。みんなもそう思うよね?⋯あれ?

しーん

あれれぇ?みんな静か?
「みんにゃ?」
どうしたの?

『あっ、な、なんか、俺、鳥肌たったんだけど』
『奇遇だな。俺もだよ』
『なんか、俺たちのこの前の行動?』
サーヤが声をかけたら、ようやくドワーフさんたちが動きだしました。みんな揃って自分の腕を摩ってます。

〖そうですね。さすがに私もゾワッとしましたよ〗
『我もだ。話に聞いたドワーフたちの行動と一致 しすぎだ』


エル様とアルコン様
同じことしてます。

みんなもそう思ったみたいで、まだ、しーんとしてます。

〖じゃあ、その四つは決まりでいいんじゃない?〗
ジーニ様がそう言うと

『『『いやいやいやいや』』』
『か、神の石だけは』
『勘弁してくれ』
『胃に穴が空いちまう』
ドワーフさんたちが全力で拒否してます。

〖あら、私たちは別に気にしませんよ?ですよね?お母様、医神〗
〖もちろんよ。何だか強力そうだったしね〗
〖はい。むしろ目的にピッタリな名前ですよね?〗
神様はあっけらかんとしてます。だけど

『『『いやいやいやいや』』』
『本当に』
『勘弁してください』
『頼みます』
うわぁ~泣きそう?

〖そこまで?〗
〖神の私たちが良いと言ってるのに〗
〖そう言えば、アルコンの背中で気絶するほどのびびりでしたね〗

『『『うぐっ』』』

〖〖そうなの?〗〗
〖はい〗
『そう言えば』
『そうだったにゃ』
『⋯気の毒に』

みんなの前で、思わぬ暴露をされたドワーフさんたち。アルコン様だけ同情してます。
とりあえず、天河石、天青石、天藍石、三つの候補は上がったみたいです。あと三つ!

☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。今回、お名前の案を、メグミ様、しおん様より頂きました。ありがとうございます。
あと三人分!悩み中です。うーん⋯
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