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ある日のひな祭り日記 番外編
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『絹さん、親方、おかみさん、準備はどうだ?』
『任せろ。教えてもらった材料は揃えたぞ』
きゅるる『私たちも、この日のために頑張った』
きゅるるん『『『いと、オッケー!』』』
きゅるるん『『『『きじ、おっけー!』』』』
『ふっふ。新しいことに挑戦できる。こんな楽しいことないね!』
『あらあらまあまあ、みんな頼もしいわね』
『おおよ!腕が鳴るぜ。凛さんのこの絵とゲンの設計図、それにおれたちドワーフの技があればすげえもんが出来るはずだ!』
『そうだな。そんじゃ、はじめるか。いいか、サーヤにはくれぐれも見つからないようにな』
『『『『『『おう!』』』』』』
きゅるる『了解!』
きゅるるん『『『ぼくたちはお母さんに』』』
きゅるるん『『『『かくれる!』』』』
『あらあらまあまあ、そうね、素直な子グモちゃん達は確かにそれが確実かもしれないわね』
『では、これより極秘ひな祭り計画を開始する』
そう、これは、おいちゃん、おばあちゃん、ドワーフさんたち、絹さん親子による極秘任務!サーヤたち女の子の為の雛人形作り!
本来、雛人形は女の子の一人一人にあった方がいいのだが、聖域には今、女の子がたくさん!今回はまずサーヤの雛人形。そして、フゥや、フィオ、青葉ちゃんたち妖精と精霊さんたちの雛人形。モモの雛人形。はちさんや、なずなちゃん、鹿の子ちゃんたち森の仲間たちの雛人形。
きゅるる『もちろんこの子達のも』
きゅるるん『『『『やったー♪』』』』
きゅるるん『『『いいな~』』』
『大丈夫。男の子の節句もあるからな。お前たちのはその時だ。もう少し待ってな』
きゅるるん『『『やったー♪』』』
まあ、とにかく、そんなにたくさん作れないので、大体の仲間ごとに作ることになった。
ただ、サーヤのものはみんなが張り切って豪華七段飾りを計画し、少し前からドワーフさんたちが大工さんを中心に小物を作り始め、
絹さんやおかみさんたちは友禅風な絵付を目指し、染めに使う染料の研究まで始めていた。とにかく大掛かり…
食に関しても、
『ご馳走はぼくたちもお手伝いします!』
『おまかせ下さい!ちらし寿司からデザートまで頑張ります!』
と、山桜桃と春陽が頑張り、こちらも一気に作るとサーヤたちにバレるため、おいちゃんたちと少し作ってはおいちゃんのインベントリ(出来たてホヤホヤが保てる)に入れてもらうを繰り返している。その為、結構な種類と量があるのだが、サーヤたちはまだ気づいてない…はずだ!
『うふふふふ。サーヤたちのお着物にも使えるわね。素敵だわ、この生地』
おばあちゃんが反物に頬ずり…
きゅるる『凛さん、嬉しいけど、ちょっと怖い』
まあ、絹さんの作り出した極上の糸を元に織り上げ、染めたもの。手触りだって一級品。気持ちは分からないでもない。
『ゲン、体の型はこれでいいか?サーヤのは木目込みで、後のは着物を着せる感じでいくんだよな?』
『そうだな。まあ、着物はちゃんとこの生地で作るけどな』
『凛さん、モモちゃんたちと、妖精たちの翼とか羽とかどうする?衣装に付けるかい?それとも、土台に着けて衣装に穴あけるかい?』
『そうねぇ、衣装につけましょうか。でも、もし衣装ぬがした時に羽がないってなると困るから』
『そうだね、本体には絵で羽根と翼描いとくかね?』
『そうね。お願いするわ』
きゅるるん『『『おかあさん』』』
きゅるるん『『『『ももにんぎょう、かみのけは?』』』』
きゅるる『それはいらないんじゃ?凛さん、どう?』
『あらあらまあまあ、そうねぇ、髪の毛はサーヤと妖精さんたちでいいんじゃない?あと、山桜桃ちゃんとくもさんたち』
きゅるる『たしかに』
きゅるるん『『『そっかあ』』』
きゅるるん『『『『わたしたちもだった』』』』
そんなわいわいと盛り上がるドワーフさんたちの工房。
一方、
「じーにしゃま」
〖何かしらぁ?サーヤ〗
「おばあちゃんちょ、おいちゃんは?」
〖え?さあ?どこ行ったのかしらね?〗
どこいっちゃったのかな?もしかして
「まいご?」
〖迷子?それはいくらなんでもないんじゃないかしら?〗
「しょっか~」
それじゃ、どこ行ったのかな?
『サーヤ~探しいく~?』
ぴゅいきゅい『『いく~?』』
「しょだにぇ~」
探しいこうかな?
『あらぁ?サーヤたち、畑でお野菜とってきてって頼まれたんじゃなかったかしらぁ?』
「う?」
そう言えば?
『そうだったね~なんか、今日お手伝いいっぱいあったかも?』
『『はちみつも言ってたよ』』
『『『そうだった~』』』
「ふお~」
言われてたかも~
『それじゃあ、畑行ってみようか~』
「あ~い」
『うふふ。それじゃあ私も行こうかしらぁ。フゥとクゥも行くわよね?』
『はい!』
『行きます』
ということで、みんなで
「いってきま~しゅ」
『行ってきま~す』
〖はい。行ってらっしゃい〗
手をふりふり見送るジーニ様の背後に
〖魔神、まだまだですね。ふっ〗
〖ぎゃっ!い、医神。ま、まあ、こういう時、結葉は図太いわよね〗
〖それはまあ、そうですね〗
結葉様の機転でひとまずの危機は回避したジーニ様たちでした。
「ぽぽちゃ~ん」
『あれ?サーヤちゃんたち、どうしたんだな?』
『うふふ。お野菜とね、え~と、なんだったかしら?』
『あっ、もしかして菜の花だか?』
『そうそう。それよ~』
『分かったんだな。じゃあ、こっちなんだな』
みんなでぞろぞろ、畑を移動します。
お花が咲く前の蕾の菜の花をつんで、他にもたくさんのお野菜をみんなで楽しく収穫しました。
『ふう~こんな感じかしらね?あとは、蜂蜜をもらいに行きましょ~』
「あ~い」
『ぽぽたちも後で来てねぇ』
『分かっただ。みんなで行くだ』
「あちょでにぇ~」
みんなでご飯~♪楽しみだね~♪
その頃
『おお。なかなかいい出来だな』
『そうねぇ。今日のところはこの位かしらね?』
『そうだね。キリのいいところで切り上げないとサーヤちゃんたちに勘づかれたら大変だからね』
『そうだな。ひとまず解散だな』
極秘ひな祭り計画はひとまず解散していた。
そして、こんな感じでサーヤたちちびっ子の目を何とかそらしながら集まること数回。ついに
『完成だな』
『あらあらまあまあ、やっとね』
『それじゃあ、最後の難関だね。飾り付け』
『今度は何をお願いしたらいいかね。あらかたお使いは頼んだからね』
う~ん……
そう。毎回違うお使いを頼んで何とか誤魔化してきたが、さすがにネタがつきた。
きゅるる『こうなったら……』
『ん?なんだ?絹さんなんかいい案があるのか?』
きゅるる『上手くいくかは分からないけど……』
『『『『『なるほど』』』』』
さあ、絹さんが思いついた方法とは…
「うにゅ~?」
『これ何されてるのかな~?』
ぴゅいきゅい『『なにもみえないの~』』
『『お洋服、かな?』』
『『『着替えてる?』』』
みゃあ『そんな気がするにゃ』
『姫はなんか頭が重くなった気がするのだ』
そう。絹さんが考えた作戦。それは、サーヤたちに目隠しをして着替えさせる。その間に部屋を飾り付けるというもの。だが、今回の着替えは特殊なもの、着付けを出来ないといけない。ゆえに絹さんやおかみさんたちは、おばあちゃんとおいちゃんに着付けも叩き込まれた。
きゅるる『はいはい。手を上げてじっとして』
『頑張って立ってておくれ』
『足ふんばって』
『しっかり立って』
「あ、あい」
『がんばる~』
きゅるる『うちの子たちは楽でいい』
きゅるるん『『『『『『『たしかに~♪』』』』』』』
目、開けてるし。なんなら、自分で着付けられるし。子グモちゃんたちすごい!
『よし!完成!それじゃあ、運んでもらおうかね』
『そうだね』
『あんたたち!出番だよ!』
『『『おう!』』』ガラガラガラ
「うにゅ?」
『なんの音~?』
ぴゅいきゅい『『なんだろ~?』』
何かガラガラ音がします。
『おし、今乗せるかな。よいしょっと、そんでここ掴んどくんだぞ』
「あ、あい?」
『わかったよ~』
なんだろね?
『おし、じゃあ動くからな』
ガラガラ~
「ふお?」
『わあっ』
ぴゅいきゅい『『ゆれる~』』
目隠しされたままのちびっこ、訳が分からないままガタガタ少々揺れる乗り物で移動すると
〖〖『『きゃーっかわいい(ですわ)ーっ』』〗〗
え?え?ジーニ様たちの声?
『『『そうだろう、そうだろう』』』
『『『自信作だからね』』』
きゅるる『当然』
きゅるるん『『『『『『とーぜん♪』』』』』』
『くすくす。それじゃ、目隠し取りましょうかぁ』
『みんな、いいっていうまで目は開けないでな』
『まだよ、まだだからね』
結葉様と、フゥ、クゥが目隠し取ってくれてるみたいです。
『はい。いいわよぉ。みんな目を開けてぇ』
OKが出たからみんなで目を開けると、びっくり!
目の前にたくさんの雛人形があります!
「ふあ~?」
『びっくりしたか?目の前の七段飾りはサーヤのな。すごいだろ?親方たちや、絹さんたちの力作だぞ!』
「ふあ~ああ!しゅごーっ」
すごいすごい~綺麗なお着物着たお人形さんたち!三人官女に五人囃子だけじゃなくて御所車とかまである~!
『わあ!これモモじゃない~?』
ぴゅい『ほんとだ!あたちおひなしゃま!』
きゅい『となりぼく?』
『この楽器もってるの』
『ぼくたち?』
『あれ?おとなりのは?』
『はねついてるよ?』
『これ、ようせいと、せいれい?』
みゃあ『こっちのは動物のお耳ついてるにゃ!』
『本当なのだ!』
『どうだ?さすがに、見つからないように作るには時間なくてな?全員分は作れなかったんだよ』
「しゅごいーあいがちょ」
じゅうぶんすごいよ~!
『ありがとう~』
ぴゅいきゅい『『ありがとう~』』
『『すごい~』』
『『『みんないるね~』』』
みゃあ『あっ、これココロにゃ。これ鹿の子ちゃんにゃ?』
『姫もいるのだ。これはなずなちゃんなのだ』
『うそ。青葉ちゃん、山桜桃ちゃん、これ私たちよね』
『は、はい。フゥさん』
『そうみたいです』
お雛様いっぱい!
『あらあらまあまあ、ちなみにあなたたちが載せてもらってるのも御所車みたいでしょ?』
「う?ふわぁ!」
ほんとだ!それに!
『みんなすごい~』
ぴゅいきゅい『『みんなが!』』
『『お雛様だ~』』
『『『おだいりさまだ~』』』
そう。目隠しされて着替えたのはお雛様の格好でした。
サーヤはピンクのお着物です!
〖あ~ん♪かわいいかわいい~♪〗
『当たり前だろ』
『あらあらまあまあ。さすが私の自慢の孫ね』
「えへ~♪」
ジーニ様がまた飛び回ってます。
ハクたちもみんなお着物着てます。
お人形とお揃いです。
『お父さ~ん、ぼくかっこいい?』
『ああ。かっこいいぞ』
ぴゅいきゅい『『おとうしゃん』』
『二人ともよく似合ってるぞ』
『うふふ。みんなもかわいいわよ~』
『はい。とても可愛らしいですわ』
『食べちゃいたいくらいですわ!』
『変態退散にゃ!シャーッ』
『『『えへへ』』』
『わ、わたしたちまで』
『ちょっと恥ずかしいです』
『うんうん。孫たちがかわいいのぉ』
『ほんにの。ながいきするもんだの』
『『『『亀じぃもじぃじも』』』』
『『『『『『泣かないで~』』』』』』
『にいちゃん、ちいにいちゃん、わたちと、かのこちゃんどうだか?』
『ととさま、ぽぽちゃん、つくしちゃん、似合ってるだか?』
『『うんうん。かわいいだよ』』
『さすが、私の天使』
そこらじゅうでかわいいの嵐です。
『なあ、今回は主神様とバートさんはいないのか?』
『あらあらまあまあ、そう言えば?』
〖ふふ。今頃お父様泣いてますね〗
〖さすがに、こう何度も降りてこられては困りますからね〗
『『なるほど』』
〖あ~んっ僕も行く~っ〗
『ダメですよ。さすがに行き過ぎです。私も我慢してるんです。我慢しなさい』
〖わ~んっサーヤ~あ〗
『じゃあ、そろそろご馳走食べるか!』
『あらあらまあまあ、そうね』
「わ~い♪」
それからみんなでわいわいご馳走食べました!デザートまで美味しかった!
みんなありがとう♪
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
うわあ、3日に間に合わなかった💦すみませんm(_ _)m
『任せろ。教えてもらった材料は揃えたぞ』
きゅるる『私たちも、この日のために頑張った』
きゅるるん『『『いと、オッケー!』』』
きゅるるん『『『『きじ、おっけー!』』』』
『ふっふ。新しいことに挑戦できる。こんな楽しいことないね!』
『あらあらまあまあ、みんな頼もしいわね』
『おおよ!腕が鳴るぜ。凛さんのこの絵とゲンの設計図、それにおれたちドワーフの技があればすげえもんが出来るはずだ!』
『そうだな。そんじゃ、はじめるか。いいか、サーヤにはくれぐれも見つからないようにな』
『『『『『『おう!』』』』』』
きゅるる『了解!』
きゅるるん『『『ぼくたちはお母さんに』』』
きゅるるん『『『『かくれる!』』』』
『あらあらまあまあ、そうね、素直な子グモちゃん達は確かにそれが確実かもしれないわね』
『では、これより極秘ひな祭り計画を開始する』
そう、これは、おいちゃん、おばあちゃん、ドワーフさんたち、絹さん親子による極秘任務!サーヤたち女の子の為の雛人形作り!
本来、雛人形は女の子の一人一人にあった方がいいのだが、聖域には今、女の子がたくさん!今回はまずサーヤの雛人形。そして、フゥや、フィオ、青葉ちゃんたち妖精と精霊さんたちの雛人形。モモの雛人形。はちさんや、なずなちゃん、鹿の子ちゃんたち森の仲間たちの雛人形。
きゅるる『もちろんこの子達のも』
きゅるるん『『『『やったー♪』』』』
きゅるるん『『『いいな~』』』
『大丈夫。男の子の節句もあるからな。お前たちのはその時だ。もう少し待ってな』
きゅるるん『『『やったー♪』』』
まあ、とにかく、そんなにたくさん作れないので、大体の仲間ごとに作ることになった。
ただ、サーヤのものはみんなが張り切って豪華七段飾りを計画し、少し前からドワーフさんたちが大工さんを中心に小物を作り始め、
絹さんやおかみさんたちは友禅風な絵付を目指し、染めに使う染料の研究まで始めていた。とにかく大掛かり…
食に関しても、
『ご馳走はぼくたちもお手伝いします!』
『おまかせ下さい!ちらし寿司からデザートまで頑張ります!』
と、山桜桃と春陽が頑張り、こちらも一気に作るとサーヤたちにバレるため、おいちゃんたちと少し作ってはおいちゃんのインベントリ(出来たてホヤホヤが保てる)に入れてもらうを繰り返している。その為、結構な種類と量があるのだが、サーヤたちはまだ気づいてない…はずだ!
『うふふふふ。サーヤたちのお着物にも使えるわね。素敵だわ、この生地』
おばあちゃんが反物に頬ずり…
きゅるる『凛さん、嬉しいけど、ちょっと怖い』
まあ、絹さんの作り出した極上の糸を元に織り上げ、染めたもの。手触りだって一級品。気持ちは分からないでもない。
『ゲン、体の型はこれでいいか?サーヤのは木目込みで、後のは着物を着せる感じでいくんだよな?』
『そうだな。まあ、着物はちゃんとこの生地で作るけどな』
『凛さん、モモちゃんたちと、妖精たちの翼とか羽とかどうする?衣装に付けるかい?それとも、土台に着けて衣装に穴あけるかい?』
『そうねぇ、衣装につけましょうか。でも、もし衣装ぬがした時に羽がないってなると困るから』
『そうだね、本体には絵で羽根と翼描いとくかね?』
『そうね。お願いするわ』
きゅるるん『『『おかあさん』』』
きゅるるん『『『『ももにんぎょう、かみのけは?』』』』
きゅるる『それはいらないんじゃ?凛さん、どう?』
『あらあらまあまあ、そうねぇ、髪の毛はサーヤと妖精さんたちでいいんじゃない?あと、山桜桃ちゃんとくもさんたち』
きゅるる『たしかに』
きゅるるん『『『そっかあ』』』
きゅるるん『『『『わたしたちもだった』』』』
そんなわいわいと盛り上がるドワーフさんたちの工房。
一方、
「じーにしゃま」
〖何かしらぁ?サーヤ〗
「おばあちゃんちょ、おいちゃんは?」
〖え?さあ?どこ行ったのかしらね?〗
どこいっちゃったのかな?もしかして
「まいご?」
〖迷子?それはいくらなんでもないんじゃないかしら?〗
「しょっか~」
それじゃ、どこ行ったのかな?
『サーヤ~探しいく~?』
ぴゅいきゅい『『いく~?』』
「しょだにぇ~」
探しいこうかな?
『あらぁ?サーヤたち、畑でお野菜とってきてって頼まれたんじゃなかったかしらぁ?』
「う?」
そう言えば?
『そうだったね~なんか、今日お手伝いいっぱいあったかも?』
『『はちみつも言ってたよ』』
『『『そうだった~』』』
「ふお~」
言われてたかも~
『それじゃあ、畑行ってみようか~』
「あ~い」
『うふふ。それじゃあ私も行こうかしらぁ。フゥとクゥも行くわよね?』
『はい!』
『行きます』
ということで、みんなで
「いってきま~しゅ」
『行ってきま~す』
〖はい。行ってらっしゃい〗
手をふりふり見送るジーニ様の背後に
〖魔神、まだまだですね。ふっ〗
〖ぎゃっ!い、医神。ま、まあ、こういう時、結葉は図太いわよね〗
〖それはまあ、そうですね〗
結葉様の機転でひとまずの危機は回避したジーニ様たちでした。
「ぽぽちゃ~ん」
『あれ?サーヤちゃんたち、どうしたんだな?』
『うふふ。お野菜とね、え~と、なんだったかしら?』
『あっ、もしかして菜の花だか?』
『そうそう。それよ~』
『分かったんだな。じゃあ、こっちなんだな』
みんなでぞろぞろ、畑を移動します。
お花が咲く前の蕾の菜の花をつんで、他にもたくさんのお野菜をみんなで楽しく収穫しました。
『ふう~こんな感じかしらね?あとは、蜂蜜をもらいに行きましょ~』
「あ~い」
『ぽぽたちも後で来てねぇ』
『分かっただ。みんなで行くだ』
「あちょでにぇ~」
みんなでご飯~♪楽しみだね~♪
その頃
『おお。なかなかいい出来だな』
『そうねぇ。今日のところはこの位かしらね?』
『そうだね。キリのいいところで切り上げないとサーヤちゃんたちに勘づかれたら大変だからね』
『そうだな。ひとまず解散だな』
極秘ひな祭り計画はひとまず解散していた。
そして、こんな感じでサーヤたちちびっ子の目を何とかそらしながら集まること数回。ついに
『完成だな』
『あらあらまあまあ、やっとね』
『それじゃあ、最後の難関だね。飾り付け』
『今度は何をお願いしたらいいかね。あらかたお使いは頼んだからね』
う~ん……
そう。毎回違うお使いを頼んで何とか誤魔化してきたが、さすがにネタがつきた。
きゅるる『こうなったら……』
『ん?なんだ?絹さんなんかいい案があるのか?』
きゅるる『上手くいくかは分からないけど……』
『『『『『なるほど』』』』』
さあ、絹さんが思いついた方法とは…
「うにゅ~?」
『これ何されてるのかな~?』
ぴゅいきゅい『『なにもみえないの~』』
『『お洋服、かな?』』
『『『着替えてる?』』』
みゃあ『そんな気がするにゃ』
『姫はなんか頭が重くなった気がするのだ』
そう。絹さんが考えた作戦。それは、サーヤたちに目隠しをして着替えさせる。その間に部屋を飾り付けるというもの。だが、今回の着替えは特殊なもの、着付けを出来ないといけない。ゆえに絹さんやおかみさんたちは、おばあちゃんとおいちゃんに着付けも叩き込まれた。
きゅるる『はいはい。手を上げてじっとして』
『頑張って立ってておくれ』
『足ふんばって』
『しっかり立って』
「あ、あい」
『がんばる~』
きゅるる『うちの子たちは楽でいい』
きゅるるん『『『『『『『たしかに~♪』』』』』』』
目、開けてるし。なんなら、自分で着付けられるし。子グモちゃんたちすごい!
『よし!完成!それじゃあ、運んでもらおうかね』
『そうだね』
『あんたたち!出番だよ!』
『『『おう!』』』ガラガラガラ
「うにゅ?」
『なんの音~?』
ぴゅいきゅい『『なんだろ~?』』
何かガラガラ音がします。
『おし、今乗せるかな。よいしょっと、そんでここ掴んどくんだぞ』
「あ、あい?」
『わかったよ~』
なんだろね?
『おし、じゃあ動くからな』
ガラガラ~
「ふお?」
『わあっ』
ぴゅいきゅい『『ゆれる~』』
目隠しされたままのちびっこ、訳が分からないままガタガタ少々揺れる乗り物で移動すると
〖〖『『きゃーっかわいい(ですわ)ーっ』』〗〗
え?え?ジーニ様たちの声?
『『『そうだろう、そうだろう』』』
『『『自信作だからね』』』
きゅるる『当然』
きゅるるん『『『『『『とーぜん♪』』』』』』
『くすくす。それじゃ、目隠し取りましょうかぁ』
『みんな、いいっていうまで目は開けないでな』
『まだよ、まだだからね』
結葉様と、フゥ、クゥが目隠し取ってくれてるみたいです。
『はい。いいわよぉ。みんな目を開けてぇ』
OKが出たからみんなで目を開けると、びっくり!
目の前にたくさんの雛人形があります!
「ふあ~?」
『びっくりしたか?目の前の七段飾りはサーヤのな。すごいだろ?親方たちや、絹さんたちの力作だぞ!』
「ふあ~ああ!しゅごーっ」
すごいすごい~綺麗なお着物着たお人形さんたち!三人官女に五人囃子だけじゃなくて御所車とかまである~!
『わあ!これモモじゃない~?』
ぴゅい『ほんとだ!あたちおひなしゃま!』
きゅい『となりぼく?』
『この楽器もってるの』
『ぼくたち?』
『あれ?おとなりのは?』
『はねついてるよ?』
『これ、ようせいと、せいれい?』
みゃあ『こっちのは動物のお耳ついてるにゃ!』
『本当なのだ!』
『どうだ?さすがに、見つからないように作るには時間なくてな?全員分は作れなかったんだよ』
「しゅごいーあいがちょ」
じゅうぶんすごいよ~!
『ありがとう~』
ぴゅいきゅい『『ありがとう~』』
『『すごい~』』
『『『みんないるね~』』』
みゃあ『あっ、これココロにゃ。これ鹿の子ちゃんにゃ?』
『姫もいるのだ。これはなずなちゃんなのだ』
『うそ。青葉ちゃん、山桜桃ちゃん、これ私たちよね』
『は、はい。フゥさん』
『そうみたいです』
お雛様いっぱい!
『あらあらまあまあ、ちなみにあなたたちが載せてもらってるのも御所車みたいでしょ?』
「う?ふわぁ!」
ほんとだ!それに!
『みんなすごい~』
ぴゅいきゅい『『みんなが!』』
『『お雛様だ~』』
『『『おだいりさまだ~』』』
そう。目隠しされて着替えたのはお雛様の格好でした。
サーヤはピンクのお着物です!
〖あ~ん♪かわいいかわいい~♪〗
『当たり前だろ』
『あらあらまあまあ。さすが私の自慢の孫ね』
「えへ~♪」
ジーニ様がまた飛び回ってます。
ハクたちもみんなお着物着てます。
お人形とお揃いです。
『お父さ~ん、ぼくかっこいい?』
『ああ。かっこいいぞ』
ぴゅいきゅい『『おとうしゃん』』
『二人ともよく似合ってるぞ』
『うふふ。みんなもかわいいわよ~』
『はい。とても可愛らしいですわ』
『食べちゃいたいくらいですわ!』
『変態退散にゃ!シャーッ』
『『『えへへ』』』
『わ、わたしたちまで』
『ちょっと恥ずかしいです』
『うんうん。孫たちがかわいいのぉ』
『ほんにの。ながいきするもんだの』
『『『『亀じぃもじぃじも』』』』
『『『『『『泣かないで~』』』』』』
『にいちゃん、ちいにいちゃん、わたちと、かのこちゃんどうだか?』
『ととさま、ぽぽちゃん、つくしちゃん、似合ってるだか?』
『『うんうん。かわいいだよ』』
『さすが、私の天使』
そこらじゅうでかわいいの嵐です。
『なあ、今回は主神様とバートさんはいないのか?』
『あらあらまあまあ、そう言えば?』
〖ふふ。今頃お父様泣いてますね〗
〖さすがに、こう何度も降りてこられては困りますからね〗
『『なるほど』』
〖あ~んっ僕も行く~っ〗
『ダメですよ。さすがに行き過ぎです。私も我慢してるんです。我慢しなさい』
〖わ~んっサーヤ~あ〗
『じゃあ、そろそろご馳走食べるか!』
『あらあらまあまあ、そうね』
「わ~い♪」
それからみんなでわいわいご馳走食べました!デザートまで美味しかった!
みんなありがとう♪
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
うわあ、3日に間に合わなかった💦すみませんm(_ _)m
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無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
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「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
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