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575 鬼退治の後は?
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さて、サーヤたちのまさかの本気の鬼退治が終わって
〖さて、あなたたちを鑑定させてもらっていいですか?〗
『『『は、はぃ』』』こくこく
めでたく聖域の仲間入りが決定した三人の小鬼ちゃんたち。
まだまだ緊張でかちこち。少しでも、リラックスしてもらおうと、風も気持ちのいい、いつもの泉のほとり、精霊樹の下。
おいちゃんと親方たちが切り株を持ってきて、台を作り、そしてちっちゃい椅子を三つ並べてそこに小鬼ちゃんを座らせました。小鬼ちゃんたちの前には、キラキラおめ目のサーヤたちが陣取ってます。
「かあいーにぇ~♪」
『うん。ちっちゃーい』
ぴゅいきゅい『『ようせいさんくらい?』』
『『そうだね~』』
『『『となりにたってみよう!』』』しゅたっ
みゃあ『おなじくらいにゃ!』
『やっぱり普通の小鬼族よりちっちゃいのだ』
『『『え、えっと』』』びくびく
あまりに注目されて、どうにも落ち着かない小鬼ちゃんたち。
『あらあらまあまあ、サーヤたち、ほどほどにしてあげて』
見かねたおばあちゃんが、ちびっこたちにブレーキをかけます。
「あい」
『『『『『は~い』』』』』
でも、やっぱりかわいい~♪
きゅるる『これ、あげる。こどもたち』
きゅるるん『『『はーい。ちょっとたってね。はい』』』ぽす
きゅるるん『『『『はい。これもどうぞ』』』』ぽん
きゅるるん『『『はい!すわって♪』』』ぽふん
きゅるるん『『『『うん!かわいい♪』』』』
『『『え?え?』』』
絹さん達がプレゼントしたのは椅子に合わせたクッションと、とっても小さなぬいぐるみ。とは言っても、小鬼ちゃんたちには、やっと抱えられるくらいの大きさです。
きゅるる『やわらかいものぎゅっとすると、おちつく』
きゅるる『『『きいろのこは、コケコッコーさんのひよこちゃん!』』』
きゅるる『『きみどりのこは、がーちゃんのひよこちゃん!』』
きゅるる『『みずいろのこは、みずいろのひよこちゃん!』』
小鬼ちゃんたちの髪の毛に合わせた、色違いのひよこちゃんのぬいぐるみのようです。
『『『あ、あり、がと』』』ぎゅう
きゅるるん『『『『『『『うん♪』』』』』』』にこ
きゅるる『どういたしまして』
絹さんたちのおかげで、小鬼ちゃんたちちょっと落ち着いたみたいです。
〖ふふ。良かったですね。さて、あなたたちの鑑定結果ですが〗
エル様が小鬼ちゃんの前を陣取っていたサーヤをヒョイっと抱っこ。
「う?」
空いたところに、あぐらをかいて座って、足にサーヤを乗っけます。
「らくちん。ふいー」
サーヤはエル様に寄りかかります。
〖ふふ。それは良かったです。さて、あなたたちは三つ子なんですね。そして、どうやら先祖返りのようですよ〗
『『『え?』』』
「ふえ?」
先祖返り?
「にゃに?」
ご先祖さま、帰ってくるの?
『サーヤ、それじゃお化けじゃないか』
「しょっか~」
小鬼ちゃん、生きてるもんね。
『あらあらまあまあ、何かが残念ね』
「う?」
何が?
〖ふふ。そうですねぇ、どう説明しましょうか?遠い遠い昔、種族など関係なく、みんなが仲が良かった時があったのですよ〗
「ふお~にゃかよち」
いいね~。
〖そうです。仲良しですね。その頃は小鬼とか妖精とか関係なく、仲が良い者が結婚したりとかもあったのです。その頃は、小鬼ももう少しかわいらしい姿でしたしね〗
「しょにゃにょ?」
今の小鬼ちゃんみたいな感じかな?
『そうか、段々同族同士の結婚が多くなって、種族の血が強く濃くなったから、段々鬼は鬼らしく、みたいな姿になっていったんだな』
おいちゃんが納得してます。
〖その通りです。ですが、稀にですが、昔の容姿や能力を持ったものが突然生まれたりするのですよ〗
「ふお?じゃあ?」
それが?
〖そう。それが先祖返りです。この子たちは、鬼としての血より、妖精の血が突然濃く出たのでしょうね。鬼の角や力も、多少は持っているようですが〗
「でしゅが?」
なぁに?
〖黄色い髪の子は⋯〗
『あの、感じます。この子、雷ですよね?』ふわり
なるちゃんが、黄色い髪の毛の小鬼ちゃんの後ろに降りてきて、髪の毛を撫でてます。
『え?』
小鬼ちゃんは、一瞬びっくりしたみたいだけど、なでなでされる内に落ち着いたみたいです。
〖ええ。鳴雷の言う通りです。そして、黄緑と水色の子は〗
『この子は風ね』ふわり
「らんちゃん」
『そして、この子は水ですね』ふわり
「みーちゃん」
『『え?』』びくうっ
らんちゃんは、やっぱりなでなで。みーちゃんは、人差し指で優しくぽんぽんってしてます。手の平でぽんぽんしたらつぶれちゃいそうだもんね。
〖その通りです。雷に、風に水ですね〗
「ほえ~」
そうなんだ~。なんだか~
「ごろごろしゃま?」
『あらあらまあまあ。そうね。雷を鳴らして、雨を降らせて、風を吹かせて。まるで絵本に出てくる雷様みたいね』
「あい。ごろごろしゃま」
おへそ隠した方がいい?
『ヘソは隠さないで大丈夫だろ』
「えへ?」
分かってるよ。
『なあに~それ?』
ぴゅいきゅい『『おへそ?』』
『『何で隠すの?』』
ちびっこたちが不思議そうに、同じ方に頭こてんしてます。
『うふふ。私たちのいた所ではね?雷を鳴らして雨を降らせる鬼のお話があってね?雷がごろごろなってる時には、おへそを隠さないと、おへそを雷様に取られちゃうわよ。っていうお話があるのよ』
『ええ~?』
ぴゅいきゅい『『ほんと?』』
『『怖いーっ』』
『『『いやーん』』』
みゃあ『とらないでにゃっ』
ばっ!
『ええ?何で私を見るの?おへそなんか取らないわよ?』
『⋯っ』こくこく
みんなが一斉になるちゃんを見て、泣きそうな顔したら、必死になるちゃんが否定して、その下で黄色い小鬼さんが、その通りだよって、こくこくしてます。
『くくっ。大丈夫だよ。雷が鳴ると雨が降る前触れで、これから冷えるから、腹出してるやつは風邪ひいちまうぞ、腹を隠せよって言う意味なんだ。でも、ほら、どこの世界にも言う事聞かない子いるだろ?だからな』
『雷様がおヘソ取りに来ちゃうぞ~。って、言うのよ。サーヤもお腹出して寝ちゃうから、腹巻きさせてたわね。くすくす』
「うにゅ」
寝んねしてる時のかっこうまで分からないよ。
『そうね』くすくす
きゅるる『安心する。みんなの腹巻き作る』
きゅるるん『『『『『『『つくる!』』』』』』』
「ふお~」
腹巻きブームが来そうです。かわいいのがいいな。
きゅるる『当然』
わ~い♪
『なあ、でもこの能力で三つ子だろ?仲もいいみたいだし、三人力を合わせたらよ』
〖そうだな。天候を操ることもできるかもな。な?医神〗
牙王様とヴァル様が聞くと
〖そうですね。今はまだ小さい力しかないようですが、成長すれば有り得ますね〗
『『『⋯』』』
『すごいじゃない!』
『可能性の塊ね』
『そうですね。ん?』
『『『⋯』』』
『あらやだっ』
『気絶してる?』
『大丈夫ですか?息してください』
ゆさゆさっ
「ふお?こおにちゃーっ」
『しっかりして~』
ぴゅいきゅい『『おーいっ』』
みゃあ『しっかりにゃ』
小鬼ちゃん、ひよこちゃん抱っこしたまんま固まっちゃいました。
〖おや、一気に色々話しすぎましたかね?〗
〖ついていけなかったみたいだな〗
『医神は加減を知らないからな』
〖何ですか?牙王〗
『なんでも?』
エル様たち、それどころじゃないでしょ?
固まっちゃった小鬼ちゃんたち。そんな様子を見てぽぽちゃんが、ぽそっと言いました。
『おいら、小鬼ちゃんたちの気持ち、ちょっと分かるだよ』
『『にいちゃん』』
ぽぽちゃん、ものすっごく同情のこもった目をしてます。
『そうだのぉ。ぽぽも上位種ゆえにいじめられていたからのぉ』
『そうだの。小鬼たちも同じような境遇だったようだしの』
『『共感しても無理ないの(ぉ)』』
そっか~。そうだよね。体の色が違うっていうだけでいじめられて、しかも、実は上位種だったんだもんね。何で見た目が違うだけでひどいことできるんだろね?
『それもあるんだども、今までみんなより劣っていたと思ってたに、急に自分が上位種とか、特別って言われると、どうしたらいいか分からなくなるだよ』
『なるほどの。そちらもあるかの』
『確かに、戸惑うかもしれんのぉ』
『だがの、ぽぽはもっと自信を持って良いと思うの』
『そうだのぉ。小鬼たちも同じだの』
『え?』
そうだよ!自信もって!ぽぽちやゃんも、小鬼ちゃんたちも、いい子だよ!
〖そうですね。ですが、これから名前をつけるなら情報収集は必要なことですよ?相手を知らなければ付けられないでしょ?〗
「ふお?」
お、おなまえ?
〖そうですよ。これから一緒に暮らすのですから、必要でしょう?お名前〗にっこり
「ふ、ふお~?」
この流れは、もしかして?
〖頑張りましょうね?サーヤ、お名前〗にっこり
「ふ、ふみゃあああっ」
やっぱりーっまたまたお名前~っ
〖ふふふ〗
〖いい性格だな?医神〗
『絶対、この姿を間近で見たくて、サーヤを抱えてたな』
〖さて、なんのことですか?ふふふ〗ニヤリ
〖『やっぱり』〗
〖がんばれ、サーヤ〗
『まさに医神の手の平の上ってやつだな』
〖『気の毒に⋯』〗
「ふ、ふぎゃあああっ」
〖ふふ。かわいいですね〗
やっぱりエル様、恐ろしい⋯
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。お気に入り登録、エール、感想もありがとうございます。
〖さて、あなたたちを鑑定させてもらっていいですか?〗
『『『は、はぃ』』』こくこく
めでたく聖域の仲間入りが決定した三人の小鬼ちゃんたち。
まだまだ緊張でかちこち。少しでも、リラックスしてもらおうと、風も気持ちのいい、いつもの泉のほとり、精霊樹の下。
おいちゃんと親方たちが切り株を持ってきて、台を作り、そしてちっちゃい椅子を三つ並べてそこに小鬼ちゃんを座らせました。小鬼ちゃんたちの前には、キラキラおめ目のサーヤたちが陣取ってます。
「かあいーにぇ~♪」
『うん。ちっちゃーい』
ぴゅいきゅい『『ようせいさんくらい?』』
『『そうだね~』』
『『『となりにたってみよう!』』』しゅたっ
みゃあ『おなじくらいにゃ!』
『やっぱり普通の小鬼族よりちっちゃいのだ』
『『『え、えっと』』』びくびく
あまりに注目されて、どうにも落ち着かない小鬼ちゃんたち。
『あらあらまあまあ、サーヤたち、ほどほどにしてあげて』
見かねたおばあちゃんが、ちびっこたちにブレーキをかけます。
「あい」
『『『『『は~い』』』』』
でも、やっぱりかわいい~♪
きゅるる『これ、あげる。こどもたち』
きゅるるん『『『はーい。ちょっとたってね。はい』』』ぽす
きゅるるん『『『『はい。これもどうぞ』』』』ぽん
きゅるるん『『『はい!すわって♪』』』ぽふん
きゅるるん『『『『うん!かわいい♪』』』』
『『『え?え?』』』
絹さん達がプレゼントしたのは椅子に合わせたクッションと、とっても小さなぬいぐるみ。とは言っても、小鬼ちゃんたちには、やっと抱えられるくらいの大きさです。
きゅるる『やわらかいものぎゅっとすると、おちつく』
きゅるる『『『きいろのこは、コケコッコーさんのひよこちゃん!』』』
きゅるる『『きみどりのこは、がーちゃんのひよこちゃん!』』
きゅるる『『みずいろのこは、みずいろのひよこちゃん!』』
小鬼ちゃんたちの髪の毛に合わせた、色違いのひよこちゃんのぬいぐるみのようです。
『『『あ、あり、がと』』』ぎゅう
きゅるるん『『『『『『『うん♪』』』』』』』にこ
きゅるる『どういたしまして』
絹さんたちのおかげで、小鬼ちゃんたちちょっと落ち着いたみたいです。
〖ふふ。良かったですね。さて、あなたたちの鑑定結果ですが〗
エル様が小鬼ちゃんの前を陣取っていたサーヤをヒョイっと抱っこ。
「う?」
空いたところに、あぐらをかいて座って、足にサーヤを乗っけます。
「らくちん。ふいー」
サーヤはエル様に寄りかかります。
〖ふふ。それは良かったです。さて、あなたたちは三つ子なんですね。そして、どうやら先祖返りのようですよ〗
『『『え?』』』
「ふえ?」
先祖返り?
「にゃに?」
ご先祖さま、帰ってくるの?
『サーヤ、それじゃお化けじゃないか』
「しょっか~」
小鬼ちゃん、生きてるもんね。
『あらあらまあまあ、何かが残念ね』
「う?」
何が?
〖ふふ。そうですねぇ、どう説明しましょうか?遠い遠い昔、種族など関係なく、みんなが仲が良かった時があったのですよ〗
「ふお~にゃかよち」
いいね~。
〖そうです。仲良しですね。その頃は小鬼とか妖精とか関係なく、仲が良い者が結婚したりとかもあったのです。その頃は、小鬼ももう少しかわいらしい姿でしたしね〗
「しょにゃにょ?」
今の小鬼ちゃんみたいな感じかな?
『そうか、段々同族同士の結婚が多くなって、種族の血が強く濃くなったから、段々鬼は鬼らしく、みたいな姿になっていったんだな』
おいちゃんが納得してます。
〖その通りです。ですが、稀にですが、昔の容姿や能力を持ったものが突然生まれたりするのですよ〗
「ふお?じゃあ?」
それが?
〖そう。それが先祖返りです。この子たちは、鬼としての血より、妖精の血が突然濃く出たのでしょうね。鬼の角や力も、多少は持っているようですが〗
「でしゅが?」
なぁに?
〖黄色い髪の子は⋯〗
『あの、感じます。この子、雷ですよね?』ふわり
なるちゃんが、黄色い髪の毛の小鬼ちゃんの後ろに降りてきて、髪の毛を撫でてます。
『え?』
小鬼ちゃんは、一瞬びっくりしたみたいだけど、なでなでされる内に落ち着いたみたいです。
〖ええ。鳴雷の言う通りです。そして、黄緑と水色の子は〗
『この子は風ね』ふわり
「らんちゃん」
『そして、この子は水ですね』ふわり
「みーちゃん」
『『え?』』びくうっ
らんちゃんは、やっぱりなでなで。みーちゃんは、人差し指で優しくぽんぽんってしてます。手の平でぽんぽんしたらつぶれちゃいそうだもんね。
〖その通りです。雷に、風に水ですね〗
「ほえ~」
そうなんだ~。なんだか~
「ごろごろしゃま?」
『あらあらまあまあ。そうね。雷を鳴らして、雨を降らせて、風を吹かせて。まるで絵本に出てくる雷様みたいね』
「あい。ごろごろしゃま」
おへそ隠した方がいい?
『ヘソは隠さないで大丈夫だろ』
「えへ?」
分かってるよ。
『なあに~それ?』
ぴゅいきゅい『『おへそ?』』
『『何で隠すの?』』
ちびっこたちが不思議そうに、同じ方に頭こてんしてます。
『うふふ。私たちのいた所ではね?雷を鳴らして雨を降らせる鬼のお話があってね?雷がごろごろなってる時には、おへそを隠さないと、おへそを雷様に取られちゃうわよ。っていうお話があるのよ』
『ええ~?』
ぴゅいきゅい『『ほんと?』』
『『怖いーっ』』
『『『いやーん』』』
みゃあ『とらないでにゃっ』
ばっ!
『ええ?何で私を見るの?おへそなんか取らないわよ?』
『⋯っ』こくこく
みんなが一斉になるちゃんを見て、泣きそうな顔したら、必死になるちゃんが否定して、その下で黄色い小鬼さんが、その通りだよって、こくこくしてます。
『くくっ。大丈夫だよ。雷が鳴ると雨が降る前触れで、これから冷えるから、腹出してるやつは風邪ひいちまうぞ、腹を隠せよって言う意味なんだ。でも、ほら、どこの世界にも言う事聞かない子いるだろ?だからな』
『雷様がおヘソ取りに来ちゃうぞ~。って、言うのよ。サーヤもお腹出して寝ちゃうから、腹巻きさせてたわね。くすくす』
「うにゅ」
寝んねしてる時のかっこうまで分からないよ。
『そうね』くすくす
きゅるる『安心する。みんなの腹巻き作る』
きゅるるん『『『『『『『つくる!』』』』』』』
「ふお~」
腹巻きブームが来そうです。かわいいのがいいな。
きゅるる『当然』
わ~い♪
『なあ、でもこの能力で三つ子だろ?仲もいいみたいだし、三人力を合わせたらよ』
〖そうだな。天候を操ることもできるかもな。な?医神〗
牙王様とヴァル様が聞くと
〖そうですね。今はまだ小さい力しかないようですが、成長すれば有り得ますね〗
『『『⋯』』』
『すごいじゃない!』
『可能性の塊ね』
『そうですね。ん?』
『『『⋯』』』
『あらやだっ』
『気絶してる?』
『大丈夫ですか?息してください』
ゆさゆさっ
「ふお?こおにちゃーっ」
『しっかりして~』
ぴゅいきゅい『『おーいっ』』
みゃあ『しっかりにゃ』
小鬼ちゃん、ひよこちゃん抱っこしたまんま固まっちゃいました。
〖おや、一気に色々話しすぎましたかね?〗
〖ついていけなかったみたいだな〗
『医神は加減を知らないからな』
〖何ですか?牙王〗
『なんでも?』
エル様たち、それどころじゃないでしょ?
固まっちゃった小鬼ちゃんたち。そんな様子を見てぽぽちゃんが、ぽそっと言いました。
『おいら、小鬼ちゃんたちの気持ち、ちょっと分かるだよ』
『『にいちゃん』』
ぽぽちゃん、ものすっごく同情のこもった目をしてます。
『そうだのぉ。ぽぽも上位種ゆえにいじめられていたからのぉ』
『そうだの。小鬼たちも同じような境遇だったようだしの』
『『共感しても無理ないの(ぉ)』』
そっか~。そうだよね。体の色が違うっていうだけでいじめられて、しかも、実は上位種だったんだもんね。何で見た目が違うだけでひどいことできるんだろね?
『それもあるんだども、今までみんなより劣っていたと思ってたに、急に自分が上位種とか、特別って言われると、どうしたらいいか分からなくなるだよ』
『なるほどの。そちらもあるかの』
『確かに、戸惑うかもしれんのぉ』
『だがの、ぽぽはもっと自信を持って良いと思うの』
『そうだのぉ。小鬼たちも同じだの』
『え?』
そうだよ!自信もって!ぽぽちやゃんも、小鬼ちゃんたちも、いい子だよ!
〖そうですね。ですが、これから名前をつけるなら情報収集は必要なことですよ?相手を知らなければ付けられないでしょ?〗
「ふお?」
お、おなまえ?
〖そうですよ。これから一緒に暮らすのですから、必要でしょう?お名前〗にっこり
「ふ、ふお~?」
この流れは、もしかして?
〖頑張りましょうね?サーヤ、お名前〗にっこり
「ふ、ふみゃあああっ」
やっぱりーっまたまたお名前~っ
〖ふふふ〗
〖いい性格だな?医神〗
『絶対、この姿を間近で見たくて、サーヤを抱えてたな』
〖さて、なんのことですか?ふふふ〗ニヤリ
〖『やっぱり』〗
〖がんばれ、サーヤ〗
『まさに医神の手の平の上ってやつだな』
〖『気の毒に⋯』〗
「ふ、ふぎゃあああっ」
〖ふふ。かわいいですね〗
やっぱりエル様、恐ろしい⋯
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
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