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593 お風呂の後のアレも、進化!
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『ふえっくしょいっ!』
『くしゅっ』
温泉入ってたはずなのに、腕相撲させられ、のぼせて、溺れて、雪に埋められて、散々な目にあった、おいちゃんとバートさん。震えてくしゃみしながら温泉につかり直してます。
ブツブツ
『この後のお楽しみのためには体を温めないと⋯』
『それは大変です。魔法も使いましょう⋯』
ん?なんかブツブツ言ってる?
『主のあのような姿を見る時が来るとは⋯』はぁ⋯
なんだか、白夜がショック受けてるね。
おばあちゃんは⋯
頭の上にしっかり手ぬぐい乗っけて温泉に浸かっているエル様の正面に固定されて
〖まったく、自分の欲望のために子どもたちの前で何をなさっているのですか〗
『すみません⋯』
〖だいたいあなたは師匠をなんだと思っているのですか。バートはともかく、師匠に無体を働くとは〗
『はい。申し訳ありません⋯』
今度はおばあちゃんがのぼせるんじゃ?
〖凛はぬいぐるみだから、のぼせないんじゃないか?〗
『だな。医神の方が危ない気がするぜ』
そっか~。
そんなこんなで、しっかりと温泉で温まり、みんな着替えて温泉に併設された休憩スペースへ!
温泉の後と言えば、お決まりの!
『ちょっと待った!』
「ほえ?」
おいちゃんから待ったがかかりました。
〖どうしたんだ?ゲン〗
『俺たち親方達から聞いて楽しみにしてんだぜ。風呂上がりの儀式があるんだろ?』
ヴァル様、牙王様、何を親方達からしこまれたの?
〖ん?風呂上がりには飲まなきゃいけないもんがあるんだろ?〗
『俺たち楽しみにしてたんだぜ』
「ふおお」
あれのことだね!
「おいちいよ!」
お作法もあるんだけど、サーヤがやると、怒られちゃうから、おいちゃんに聞いてね?
〖そうかそうか!ますます楽しみだな!〗
『そうだな!』
「あい!」
でも、おいちゃんはそのお楽しみを待てと言ってるのです。なんで?
『おいちゃん、今日は牛乳ないの~?』
ぴゅいきゅい『『え~』』
『『『『『のみたい~』』』』』
だよね?だよね?ちびっこたちの言う通りだよ。
『フッフッフ。安心しろ。ちゃんとあるぞ』
『あらあらまあまあ、ゲンさんが楽しそうねぇ』
『まあ、見ててくれよ。よし!この辺りでいいかな』
「うにゅ?」
壁に向かって立って何するのかな?
みんなで、なんだなんだと注目していると
『まずは、よっ!』
おいちゃんがインベントリから出したのは⋯棚?
おいちゃんが立ちはだかってるからちゃんと見えません。
『うんうん。いい感じじゃないか?』
『おい、ゲン。もったいつけずに見せろよ』
『フッフッフ。まあ、待ってくれ。もう一つ、よっ!と』ででん!
今度はさっきより横に大きいのが!だから、今度は中身が見えます。中身は
「ぎゅうにゅー!」
しかもしかも!
『そうだぞ!ガラス瓶入りの牛乳だ!』ニッカー!
「ふおう!まぶち!」
おいちゃんの笑顔と、白い歯が眩しいです!すっごい笑顔です!
『あらあらまあまあ、ゲンさんたら、子供みたいね』
『ゲンが、ちまちまちまちま作ってたのはコレだったのか』
『なんか妙に楽しそうに大量に作ってたんだよな』
『いやいや、それよりそれが入ってる棚だろ』
親方兄弟がなんか思い出して呆れたように言っている中、大工のおっちゃんだけは、牛乳が入った棚に注目してます。
『これ、ガラスだよな?』コンコンぺたぺた
『うお!?冷てぇっ!?』ぺたぺたっ
『何だと!?』
『ほんとだ!』
「う?」
なんで驚いてるの?
『あらあらまあまあ、サーヤ、私たちには当たり前のものでも、この世界では珍しい物なのよ』
「ふあっ」
そっか~
『何言ってんだい。こんなもんないよ』
『ゲンが厨房に作った鉄製の冷蔵庫に冷凍庫だってとんでもないもんなんだよ』
『ガラスでなんて思いつきもしないよ』
『『『はあっ』』』
おかみさんたちが何だか落ち込んでる?
『だって、ものづくりと言えばドワーフなんだよ』
『そのドワーフが思いもつかないものを、こうバンバン作られちまったら』
『落ち込むなって言う方が無理ってもんだよ』
『『『はああっ』』』
でもそれは
「ちってりゅもにょだかりゃ」
『そうよね。私たちが知ってるものを作ってるんだものね』
『そうだよ。俺が考えついたもんじゃねぇからな。まあ、電気は無いから、魔法あってこそだからな』
だよね?
『『『それでもだよ。はああっ』』』
そういうもん?まあ、それより
「しょっちは?」
『これはな、食器専用だ!』ばばん!
「ふお~?」
食器?
『そうだぞ!瓶で飲めないヤツらもいるだろ?だから各種大きさの違う深皿やグラスを冷やしてんだ!』ババン!
「ふおお!はくちゃちよう!」
『そのとおり!!しかも、こっちもガラス製にしたから、何がどこにあるか一目瞭然だ!』じゃじゃん!
「ふお~」
『あらあらまあまあ、至れり尽くせりね』
ほんとだね!
『食器を冷やすと違うもんか?』
〖さあな?〗
牙王様、ヴァル様はまだ初心者だからね!
『試したら分かるぞ!』
だよね♪
『うわ~サーヤ見て~。絵が書いてあるよ~』
「う?」
ぴゅいきゅい『『ほんちょだ~』』
『絵の横にも何か』
『書いてあるよ?』
ほんとだ!あれ?見たことないモノなのにサーヤ読める?
〖サーヤ、あれはこの世界の字ですよ〗
『サーヤ達には主神が、この世界で困らないように、全言語を読み書き出来るようにしてくれたんですよ』
「ほえ?」
そうだったの?エル様とバートさんが教えてくれました。イル様ありがとう!
『あらあらまあまあ、知らなかったわ』
『俺もこれを作る時に気づいて驚いたんだ。まあ、好きな物なら覚えもいいと思ってな?ハクたちの練習になるかと思って書いてみたんだ』
「ふおお」
おいちゃんさすが!
『それぞれの牛乳の味が書いてあるからな』にかっ
「ふおお~みちぇ、きめりゃりぇりゅ~」
『そうだぞ』ニカッ
すごいすごい!
『さあ、じゃあ選んでくれ!』
「わ~い♪」
えっちょ、なんにしようかな?あ!あれはっ
「こーひーぎゅーにゅーっ!」
コーヒー豆の絵の横にコーヒーって書いてあります!
『さすが、見つけたか!』
「あい!」
当たり前だよ!甘くて美味しいコーヒー牛乳!ついに来た!
『じゃあ、サーヤはコレな!』
「あい!」
やったあ!
『ハクたちはどうする?』
『ん~ぼくもサーヤと一緒にしようかな~』
『『『『『ぼくも!』』』』』
『『『『『わたしも!』』』』』
おお!大人気!
『分かった分かった!』
おいちゃんがみんなの分をとってくれて、必要な子にはグラスやお皿に移してくれました!
「あいがちょ!」
『『『『『ありがとうーっ!』』』』』
『おう!』ニカッ
おおっ、眩しい!
〖俺は甘くなくていいから普通のにするかな〗
『俺も』
『では、私も』
『そうですね』
今回初めて組は普通のにするようです。
『私はサーヤと同じですよ』
「あい!」
バートさんはサーヤと同じコーヒー牛乳です!美味しいよ!後悔はさせないよ!
では、みんなでいただきます!
ごっきゅごっきゅ!
「『『『『『ぷっはー!』』』』』」
「おいちー!」
やっぱりコーヒー牛乳は最高です!
『うん。ちょっと苦いけど甘くて、不思議だけどおいしいね~』
『『『『『うん!』』』』』
でしょでしょ?
『やはりサーヤの好きな物に間違いはありませんね』
「あい!」
バートさんにも大好評!
〖『『『『ぷっはーっ!』』』』〗
ん?
〖すげえな!器なんかで何が変わるのかと思ったが〗
『ああ、美味さだけじゃなく、気分まで上がるな!』
『火照った身体に染みますね』
『そうですね。癖になりそうです』
親方たちに教わったのか、腰に手を当てて、足は肩幅に開いたヴァル様たちが驚いてます!そうでしょそうでしょ?
『フッフッフ』ニヤリ
「うにゅ?」
おいちゃん?
『な、なんだよゲン?』
『不気味だな』
『壊れたか?』
ドワーフさん達が引いてます。
『フッフッフ。親方たち、そんなこと言っていいのか?大人のお楽しみはこれからだぞ?』ニヤリ
『『『あん?』』』
大人の楽しみ?
『フッフッフ』
そう言って、おいちゃんがまた壁に向かって、今度は二つ一片にまたなにか出しました。
『あらあらまあまあ』
「う?」
おばちゃんには何か分かったみたいです。ひとつは、やっぱりガラスの冷蔵庫に大きな取手付きのガラスのコップ?と、気持ち程度にグラス?
『サーヤ、あれはジョッキよ』
ジョッキ?それからもうひとつは、蛇口が着いたおっきな樽⋯
『『『うおおおっ』』』
『『『こりゃあっ』』』
「ぴゃっ!?」びくうっ
『あらあらまあまあ⋯』
なに?なに?
『『『ゲゲゲ、ゲンっ』』』
『『『これって』』』
親方?おかみさん?ドワーフさん達、真っ赤なお顔でプルプル、興奮?どうしたの?
『そう!ビールだ!』
『『『『『『おおおおっ!』』』』』』
「ぴゃっ!」またっ
『あらあらまあまあ⋯ちびっこたち、ちょっと離れましょうか』
『『は、はいっほら、みんな』』
『『『『『う、うん』』』』』
クゥと春陽くんが、おばあちゃんの声に慌ててちびっこたちを下がらせます。
〖なんだ?〗
『さあ?』
ヴァル様たち、不思議そうにしてるけど、それはね
『ビールっていう酒だ!』
〖『酒!』〗
あ、食いついた⋯
『そう、風呂上がりのビール!体に悪いと思いつつ、ついつい一杯やっちまうのがキンキンに冷えたビールだ!』
〖『おおおおっ』〗
おいちゃん?なんか、めちゃくちゃ力説。嬉しそうだね。
『あらあらまあまあ、羽目を外さなきゃいいけど』
『とにかく一杯やってくれ!』
おいちゃんはご機嫌でキンキンに冷えたジョッキや、お皿にやっぱりキンキンに冷えたビールを配りまくり、
『『『『『カンパーイっ』』』』』カシャーン
と、一気に
ごっくごっくごっくごっくっ
『『『『『プッハーッ!』』』』』
〖『うめぇな!おかわり!』〗
「うわぁ~」
みんなで白い泡のお髭つけて
『なんか怖い~』
ぴゅいきゅい『『うん』』
みんな迫力に負けてます
『アルコン様、私たち行かなくて正解でしたね』
『ああ、子らに嫌われるところだった』
きゅるる『凛さん、ありがとう』
『あらあらまあまあ、どういたしまして』
おばちゃん、こうなるの分かっててアルコン様たちに様子を見るように言ったみたいです。すごい!
『私はお酒より甘いものが好きなので今日はこちらで』
〖私もです。飲み過ぎは良くないですしね〗
さすが、バートさんとエル様!白夜さん(『主が「さん」なのに私が「様」はおかしいからな』と、言われました)と、天ちゃんもこちら側です。
『さあさあ、いい子たちは先に戻りましょうか』
「あ~い」
『『『『『は~い』』』』』
つんつんっ
「うにゅ?」
『あ~ちびスラちゃんたち~』
何か持ってる?
「ぎゅーにゅーびん、おしゅりゃは、こちりゃ?」
板みたいなのに書いてあるのを読みます。
ぴゅいきゅい『『あっ!はこがあるよ~』』
出口の近くに
『あらあらまあまあ、回収ボックスだわ。あちらはビール用なのね』
どうやら、お風呂掃除担当のちびスラちゃんたち、ビンやお皿をキレイにするお仕事もしてくれるみたいです。あれ?
「よっぱりゃわにゃい?」
ぴょんぴょん
「ふお?」
なんと、おいちゃんが事前に面接をして、お酒に強い子をビール担当にしたそうです。
『あらあらまあまあ、変なところには頭が回るわよね』
「あい」
『ワハハハ』
『『『ガハハハ』』』
うん。今の姿からは想像できないね。
この後、羽目を外しすぎたおいちゃんたちは
〖『まったくあなた方はいい歳して⋯』〗
『はい』
『『『『『『すみません』』』』』』
〖『すまん⋯』〗
エル様とバートさんに、長~いお説教をされましたとさ。あ~あ⋯
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
感想、ぽちっとエールをありがとうございます。
『転生したおばちゃん~』『小さな小さな花うさぎ~』もよろしくお願いします。
『くしゅっ』
温泉入ってたはずなのに、腕相撲させられ、のぼせて、溺れて、雪に埋められて、散々な目にあった、おいちゃんとバートさん。震えてくしゃみしながら温泉につかり直してます。
ブツブツ
『この後のお楽しみのためには体を温めないと⋯』
『それは大変です。魔法も使いましょう⋯』
ん?なんかブツブツ言ってる?
『主のあのような姿を見る時が来るとは⋯』はぁ⋯
なんだか、白夜がショック受けてるね。
おばあちゃんは⋯
頭の上にしっかり手ぬぐい乗っけて温泉に浸かっているエル様の正面に固定されて
〖まったく、自分の欲望のために子どもたちの前で何をなさっているのですか〗
『すみません⋯』
〖だいたいあなたは師匠をなんだと思っているのですか。バートはともかく、師匠に無体を働くとは〗
『はい。申し訳ありません⋯』
今度はおばあちゃんがのぼせるんじゃ?
〖凛はぬいぐるみだから、のぼせないんじゃないか?〗
『だな。医神の方が危ない気がするぜ』
そっか~。
そんなこんなで、しっかりと温泉で温まり、みんな着替えて温泉に併設された休憩スペースへ!
温泉の後と言えば、お決まりの!
『ちょっと待った!』
「ほえ?」
おいちゃんから待ったがかかりました。
〖どうしたんだ?ゲン〗
『俺たち親方達から聞いて楽しみにしてんだぜ。風呂上がりの儀式があるんだろ?』
ヴァル様、牙王様、何を親方達からしこまれたの?
〖ん?風呂上がりには飲まなきゃいけないもんがあるんだろ?〗
『俺たち楽しみにしてたんだぜ』
「ふおお」
あれのことだね!
「おいちいよ!」
お作法もあるんだけど、サーヤがやると、怒られちゃうから、おいちゃんに聞いてね?
〖そうかそうか!ますます楽しみだな!〗
『そうだな!』
「あい!」
でも、おいちゃんはそのお楽しみを待てと言ってるのです。なんで?
『おいちゃん、今日は牛乳ないの~?』
ぴゅいきゅい『『え~』』
『『『『『のみたい~』』』』』
だよね?だよね?ちびっこたちの言う通りだよ。
『フッフッフ。安心しろ。ちゃんとあるぞ』
『あらあらまあまあ、ゲンさんが楽しそうねぇ』
『まあ、見ててくれよ。よし!この辺りでいいかな』
「うにゅ?」
壁に向かって立って何するのかな?
みんなで、なんだなんだと注目していると
『まずは、よっ!』
おいちゃんがインベントリから出したのは⋯棚?
おいちゃんが立ちはだかってるからちゃんと見えません。
『うんうん。いい感じじゃないか?』
『おい、ゲン。もったいつけずに見せろよ』
『フッフッフ。まあ、待ってくれ。もう一つ、よっ!と』ででん!
今度はさっきより横に大きいのが!だから、今度は中身が見えます。中身は
「ぎゅうにゅー!」
しかもしかも!
『そうだぞ!ガラス瓶入りの牛乳だ!』ニッカー!
「ふおう!まぶち!」
おいちゃんの笑顔と、白い歯が眩しいです!すっごい笑顔です!
『あらあらまあまあ、ゲンさんたら、子供みたいね』
『ゲンが、ちまちまちまちま作ってたのはコレだったのか』
『なんか妙に楽しそうに大量に作ってたんだよな』
『いやいや、それよりそれが入ってる棚だろ』
親方兄弟がなんか思い出して呆れたように言っている中、大工のおっちゃんだけは、牛乳が入った棚に注目してます。
『これ、ガラスだよな?』コンコンぺたぺた
『うお!?冷てぇっ!?』ぺたぺたっ
『何だと!?』
『ほんとだ!』
「う?」
なんで驚いてるの?
『あらあらまあまあ、サーヤ、私たちには当たり前のものでも、この世界では珍しい物なのよ』
「ふあっ」
そっか~
『何言ってんだい。こんなもんないよ』
『ゲンが厨房に作った鉄製の冷蔵庫に冷凍庫だってとんでもないもんなんだよ』
『ガラスでなんて思いつきもしないよ』
『『『はあっ』』』
おかみさんたちが何だか落ち込んでる?
『だって、ものづくりと言えばドワーフなんだよ』
『そのドワーフが思いもつかないものを、こうバンバン作られちまったら』
『落ち込むなって言う方が無理ってもんだよ』
『『『はああっ』』』
でもそれは
「ちってりゅもにょだかりゃ」
『そうよね。私たちが知ってるものを作ってるんだものね』
『そうだよ。俺が考えついたもんじゃねぇからな。まあ、電気は無いから、魔法あってこそだからな』
だよね?
『『『それでもだよ。はああっ』』』
そういうもん?まあ、それより
「しょっちは?」
『これはな、食器専用だ!』ばばん!
「ふお~?」
食器?
『そうだぞ!瓶で飲めないヤツらもいるだろ?だから各種大きさの違う深皿やグラスを冷やしてんだ!』ババン!
「ふおお!はくちゃちよう!」
『そのとおり!!しかも、こっちもガラス製にしたから、何がどこにあるか一目瞭然だ!』じゃじゃん!
「ふお~」
『あらあらまあまあ、至れり尽くせりね』
ほんとだね!
『食器を冷やすと違うもんか?』
〖さあな?〗
牙王様、ヴァル様はまだ初心者だからね!
『試したら分かるぞ!』
だよね♪
『うわ~サーヤ見て~。絵が書いてあるよ~』
「う?」
ぴゅいきゅい『『ほんちょだ~』』
『絵の横にも何か』
『書いてあるよ?』
ほんとだ!あれ?見たことないモノなのにサーヤ読める?
〖サーヤ、あれはこの世界の字ですよ〗
『サーヤ達には主神が、この世界で困らないように、全言語を読み書き出来るようにしてくれたんですよ』
「ほえ?」
そうだったの?エル様とバートさんが教えてくれました。イル様ありがとう!
『あらあらまあまあ、知らなかったわ』
『俺もこれを作る時に気づいて驚いたんだ。まあ、好きな物なら覚えもいいと思ってな?ハクたちの練習になるかと思って書いてみたんだ』
「ふおお」
おいちゃんさすが!
『それぞれの牛乳の味が書いてあるからな』にかっ
「ふおお~みちぇ、きめりゃりぇりゅ~」
『そうだぞ』ニカッ
すごいすごい!
『さあ、じゃあ選んでくれ!』
「わ~い♪」
えっちょ、なんにしようかな?あ!あれはっ
「こーひーぎゅーにゅーっ!」
コーヒー豆の絵の横にコーヒーって書いてあります!
『さすが、見つけたか!』
「あい!」
当たり前だよ!甘くて美味しいコーヒー牛乳!ついに来た!
『じゃあ、サーヤはコレな!』
「あい!」
やったあ!
『ハクたちはどうする?』
『ん~ぼくもサーヤと一緒にしようかな~』
『『『『『ぼくも!』』』』』
『『『『『わたしも!』』』』』
おお!大人気!
『分かった分かった!』
おいちゃんがみんなの分をとってくれて、必要な子にはグラスやお皿に移してくれました!
「あいがちょ!」
『『『『『ありがとうーっ!』』』』』
『おう!』ニカッ
おおっ、眩しい!
〖俺は甘くなくていいから普通のにするかな〗
『俺も』
『では、私も』
『そうですね』
今回初めて組は普通のにするようです。
『私はサーヤと同じですよ』
「あい!」
バートさんはサーヤと同じコーヒー牛乳です!美味しいよ!後悔はさせないよ!
では、みんなでいただきます!
ごっきゅごっきゅ!
「『『『『『ぷっはー!』』』』』」
「おいちー!」
やっぱりコーヒー牛乳は最高です!
『うん。ちょっと苦いけど甘くて、不思議だけどおいしいね~』
『『『『『うん!』』』』』
でしょでしょ?
『やはりサーヤの好きな物に間違いはありませんね』
「あい!」
バートさんにも大好評!
〖『『『『ぷっはーっ!』』』』〗
ん?
〖すげえな!器なんかで何が変わるのかと思ったが〗
『ああ、美味さだけじゃなく、気分まで上がるな!』
『火照った身体に染みますね』
『そうですね。癖になりそうです』
親方たちに教わったのか、腰に手を当てて、足は肩幅に開いたヴァル様たちが驚いてます!そうでしょそうでしょ?
『フッフッフ』ニヤリ
「うにゅ?」
おいちゃん?
『な、なんだよゲン?』
『不気味だな』
『壊れたか?』
ドワーフさん達が引いてます。
『フッフッフ。親方たち、そんなこと言っていいのか?大人のお楽しみはこれからだぞ?』ニヤリ
『『『あん?』』』
大人の楽しみ?
『フッフッフ』
そう言って、おいちゃんがまた壁に向かって、今度は二つ一片にまたなにか出しました。
『あらあらまあまあ』
「う?」
おばちゃんには何か分かったみたいです。ひとつは、やっぱりガラスの冷蔵庫に大きな取手付きのガラスのコップ?と、気持ち程度にグラス?
『サーヤ、あれはジョッキよ』
ジョッキ?それからもうひとつは、蛇口が着いたおっきな樽⋯
『『『うおおおっ』』』
『『『こりゃあっ』』』
「ぴゃっ!?」びくうっ
『あらあらまあまあ⋯』
なに?なに?
『『『ゲゲゲ、ゲンっ』』』
『『『これって』』』
親方?おかみさん?ドワーフさん達、真っ赤なお顔でプルプル、興奮?どうしたの?
『そう!ビールだ!』
『『『『『『おおおおっ!』』』』』』
「ぴゃっ!」またっ
『あらあらまあまあ⋯ちびっこたち、ちょっと離れましょうか』
『『は、はいっほら、みんな』』
『『『『『う、うん』』』』』
クゥと春陽くんが、おばあちゃんの声に慌ててちびっこたちを下がらせます。
〖なんだ?〗
『さあ?』
ヴァル様たち、不思議そうにしてるけど、それはね
『ビールっていう酒だ!』
〖『酒!』〗
あ、食いついた⋯
『そう、風呂上がりのビール!体に悪いと思いつつ、ついつい一杯やっちまうのがキンキンに冷えたビールだ!』
〖『おおおおっ』〗
おいちゃん?なんか、めちゃくちゃ力説。嬉しそうだね。
『あらあらまあまあ、羽目を外さなきゃいいけど』
『とにかく一杯やってくれ!』
おいちゃんはご機嫌でキンキンに冷えたジョッキや、お皿にやっぱりキンキンに冷えたビールを配りまくり、
『『『『『カンパーイっ』』』』』カシャーン
と、一気に
ごっくごっくごっくごっくっ
『『『『『プッハーッ!』』』』』
〖『うめぇな!おかわり!』〗
「うわぁ~」
みんなで白い泡のお髭つけて
『なんか怖い~』
ぴゅいきゅい『『うん』』
みんな迫力に負けてます
『アルコン様、私たち行かなくて正解でしたね』
『ああ、子らに嫌われるところだった』
きゅるる『凛さん、ありがとう』
『あらあらまあまあ、どういたしまして』
おばちゃん、こうなるの分かっててアルコン様たちに様子を見るように言ったみたいです。すごい!
『私はお酒より甘いものが好きなので今日はこちらで』
〖私もです。飲み過ぎは良くないですしね〗
さすが、バートさんとエル様!白夜さん(『主が「さん」なのに私が「様」はおかしいからな』と、言われました)と、天ちゃんもこちら側です。
『さあさあ、いい子たちは先に戻りましょうか』
「あ~い」
『『『『『は~い』』』』』
つんつんっ
「うにゅ?」
『あ~ちびスラちゃんたち~』
何か持ってる?
「ぎゅーにゅーびん、おしゅりゃは、こちりゃ?」
板みたいなのに書いてあるのを読みます。
ぴゅいきゅい『『あっ!はこがあるよ~』』
出口の近くに
『あらあらまあまあ、回収ボックスだわ。あちらはビール用なのね』
どうやら、お風呂掃除担当のちびスラちゃんたち、ビンやお皿をキレイにするお仕事もしてくれるみたいです。あれ?
「よっぱりゃわにゃい?」
ぴょんぴょん
「ふお?」
なんと、おいちゃんが事前に面接をして、お酒に強い子をビール担当にしたそうです。
『あらあらまあまあ、変なところには頭が回るわよね』
「あい」
『ワハハハ』
『『『ガハハハ』』』
うん。今の姿からは想像できないね。
この後、羽目を外しすぎたおいちゃんたちは
〖『まったくあなた方はいい歳して⋯』〗
『はい』
『『『『『『すみません』』』』』』
〖『すまん⋯』〗
エル様とバートさんに、長~いお説教をされましたとさ。あ~あ⋯
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
感想、ぽちっとエールをありがとうございます。
『転生したおばちゃん~』『小さな小さな花うさぎ~』もよろしくお願いします。
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特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
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