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○話 お正月でございます! 2021
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あけましておめでとうございます。
そしてお久しぶりでございます。
by Ss侍。
#####
「ですね」
「そうだね」
「あけましておめでとうございます」
「うん、あけましておめでとう!」
「今年も宜しくお願い致します」
「ああ、今年も宜しく。アイリス」
新年が明け、私の隣にいるガーベラさんにする初めての挨拶。今年もよろしくという前世の私たちではおそらく当たり前だった言葉がずっしりと胸の内で響く。既に去年となった数ヶ月前にこの人と結婚するという約束をした手前、この意味が今までと違うからだろうか。
「それにしてもすごい量用意したね。お城の人たちまで総出で」
「仕方ありません、うちの双子が底なしの大食らいですし、そもそもの食事会に参加する人数が多数。このくらいはないと」
私達の目の前には大量のお節料理が並んでいた。無論、アナズムで作れる限り。なんだか4年前や2年前や1年前にロモンちゃんやリンネちゃん、はたまた王様にも、私の前世の記憶を辿ってお節料理を振舞った記憶があるが今回はもっともっと品数を増やした。
というのも、だんだんと前世の記憶が戻ってきているため醤油や味噌といった和食に必要不可欠な調味料の作成方法を思い出すことができ、そして割と食に興味のある王様がこの世界にないそれらの調味料を作る許可を出してくれた上でできる限り設備を整えてたから。
ここまで期待されるとなれば、前世も今世も給仕という天職に取り憑かれている私は存分に腕を振るうしかない。無論、給仕の面で料理だけなら私より格上なガーベラさんも参加して。
そして周りも巻き込んで、お城の人たちも協力してくれてこのように普通に考えたら食べきれないくらいの料理を完成させられた。
魔王を倒し無事にこの世界に残れることになったら結婚する私たちにとって、この料理群は夫婦としてはじめての共同作業なんて言っても過言じゃないかもしれない。……なんちゃって。
「俺達、これからもこうして一緒に料理作れたりできたらいいな。夫婦で……」
「……! そ、そうですね! ふふふ……」
「あー、アイリスちゃんがにやけてるー」
「あー、感情が顔に出てるー、珍しー!」
「お、お二人ともいつの間に……! ケル君まで……」
今のやりとりをロモンちゃんとリンネちゃんとケルくんにみられてしまった。明らかに今の私より二人の方がニヤてけいる。
「ラブラブってやつだねー」
「羨ましいねー」
「……と、とにかく。お二人は何をしにここへ?」
「そりゃあもちろん、今回は今までより沢山たくさん料理作るって聞いたから手伝いに来たんだよー!」
「ぼく達もお料理作れるから、力になると思ってさ! 実際、こんな深夜まで作業してたわけだし」
そっか、さすがはこのふたり。新年になっても変わらずも優しくてものすごく可愛い。二人が手伝うと言って張り切る姿を見れただけでもここまで頑張った甲斐が……。
【ウソだゾ、夜食の代わりとしてつまみ食いしに来たゾ。】
「「あ、ケル言っちゃダメ!」」
あーあ、やっぱりね。そんなことだと思ったわ。
「あ、あはは……君たち2人が本気出したらここにある料理の3割くらい消し飛んじゃいそうだから、せめて一皿ずつにしてね?」
「「はーい」」
ガーベラさんが二人に忠告すると、近くにあった2皿が一瞬で消え去った。末恐ろしい。そのあと双子は本当に残りの料理を作るのを手伝い始めてくれた。ケル君はそんな2人をこれ以上つまみ食いしないように見張ってる。
「今年も賑やかな1年になりそうだ」
「ふふ、そうですね!」
そして、良い一年となりますよう。
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※このお話は本編ではないパラレルです。
※今後の予定を近況報告に記載する予定です(2021.1/1終日迄に更新)。更新情報や新作情報などはそちらをご覧ください。
そしてお久しぶりでございます。
by Ss侍。
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「ですね」
「そうだね」
「あけましておめでとうございます」
「うん、あけましておめでとう!」
「今年も宜しくお願い致します」
「ああ、今年も宜しく。アイリス」
新年が明け、私の隣にいるガーベラさんにする初めての挨拶。今年もよろしくという前世の私たちではおそらく当たり前だった言葉がずっしりと胸の内で響く。既に去年となった数ヶ月前にこの人と結婚するという約束をした手前、この意味が今までと違うからだろうか。
「それにしてもすごい量用意したね。お城の人たちまで総出で」
「仕方ありません、うちの双子が底なしの大食らいですし、そもそもの食事会に参加する人数が多数。このくらいはないと」
私達の目の前には大量のお節料理が並んでいた。無論、アナズムで作れる限り。なんだか4年前や2年前や1年前にロモンちゃんやリンネちゃん、はたまた王様にも、私の前世の記憶を辿ってお節料理を振舞った記憶があるが今回はもっともっと品数を増やした。
というのも、だんだんと前世の記憶が戻ってきているため醤油や味噌といった和食に必要不可欠な調味料の作成方法を思い出すことができ、そして割と食に興味のある王様がこの世界にないそれらの調味料を作る許可を出してくれた上でできる限り設備を整えてたから。
ここまで期待されるとなれば、前世も今世も給仕という天職に取り憑かれている私は存分に腕を振るうしかない。無論、給仕の面で料理だけなら私より格上なガーベラさんも参加して。
そして周りも巻き込んで、お城の人たちも協力してくれてこのように普通に考えたら食べきれないくらいの料理を完成させられた。
魔王を倒し無事にこの世界に残れることになったら結婚する私たちにとって、この料理群は夫婦としてはじめての共同作業なんて言っても過言じゃないかもしれない。……なんちゃって。
「俺達、これからもこうして一緒に料理作れたりできたらいいな。夫婦で……」
「……! そ、そうですね! ふふふ……」
「あー、アイリスちゃんがにやけてるー」
「あー、感情が顔に出てるー、珍しー!」
「お、お二人ともいつの間に……! ケル君まで……」
今のやりとりをロモンちゃんとリンネちゃんとケルくんにみられてしまった。明らかに今の私より二人の方がニヤてけいる。
「ラブラブってやつだねー」
「羨ましいねー」
「……と、とにかく。お二人は何をしにここへ?」
「そりゃあもちろん、今回は今までより沢山たくさん料理作るって聞いたから手伝いに来たんだよー!」
「ぼく達もお料理作れるから、力になると思ってさ! 実際、こんな深夜まで作業してたわけだし」
そっか、さすがはこのふたり。新年になっても変わらずも優しくてものすごく可愛い。二人が手伝うと言って張り切る姿を見れただけでもここまで頑張った甲斐が……。
【ウソだゾ、夜食の代わりとしてつまみ食いしに来たゾ。】
「「あ、ケル言っちゃダメ!」」
あーあ、やっぱりね。そんなことだと思ったわ。
「あ、あはは……君たち2人が本気出したらここにある料理の3割くらい消し飛んじゃいそうだから、せめて一皿ずつにしてね?」
「「はーい」」
ガーベラさんが二人に忠告すると、近くにあった2皿が一瞬で消え去った。末恐ろしい。そのあと双子は本当に残りの料理を作るのを手伝い始めてくれた。ケル君はそんな2人をこれ以上つまみ食いしないように見張ってる。
「今年も賑やかな1年になりそうだ」
「ふふ、そうですね!」
そして、良い一年となりますよう。
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※このお話は本編ではないパラレルです。
※今後の予定を近況報告に記載する予定です(2021.1/1終日迄に更新)。更新情報や新作情報などはそちらをご覧ください。
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