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197話 蜘蛛の動きでございます!
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そのあと探索するも、標的は見つからなかった。
帰ってきてからは、森の中で出会った男のことをお父さんに話したの。会話の内容や、彼の見た目も似顔絵付きでね。
「……ふーむ、敵じゃないとは自分で言っているが……な。しかし、どこかで見たことあるような顔だ」
「見覚えあるんですか?」
「あるような、ないような。いや、あったらきっと忘れないだろうな、かなり特徴的な格好をしているようだし。きっと思い違いだろう」
男の人のことについては保留ということになった。危険度で言えば、今は明らかに半魔半人の方が上だから。
私たちの会話をメモしていた団員さんが、お父さんにそれを渡す。こういうので報告者を作るらしいの。
お父さんはメモをパラパラとめくると、何か気になることがあったようで、一番近くにいたリンネちゃんに声をかけた。
周りに聞こえないように、ヒソヒソと。
私は気になったので、特技の良聴で盗み聞きすることにした。
「なあ、リンネ。アイリスちゃんってモテるのか?」
「うん、そうだよ! アイリスちゃん自身は鈍感だから気がついてなかったり、気のせいだと思い込むようにしてるみたいだけどね!」
「そうか……いや、実はこの中にもやはり数人、気にしている様子の男性団員が居るようでな……」
「でもアイリスちゃん、一回辛い目にあってるから……モテてるね、って教えてあげても喜ばないと思うよ」
「ふむ、そうか」
そう言われてもね……。
やけに変な人に好かれはするけれど、モテてはいないんじゃないかな。
私ってどんな良いところがあるのかしらね?
欠点だらけよね? ロモンちゃんに聞いてみよう。
「あの、ロモンちゃん。さっきナンパされて気になったんですがね、私のいいところって何ですか?」
「アイリスちゃんちゃんのいいところ? たーくさんあるよ! 頭がいいことでしょ、家事全般も何でもこなすでしょ、戦闘や体を動かすこともできて…やさしい。そして可愛いんだよ」
「か、可愛い……ですか、どこが?」
「どこがって言われても困るなぁ。たくさん?」
そうやって褒められるのは嬉しいけれど、変態だったりロリコンだったりするじゃないの私は。
顔がいいってことは、最初はそうは思わなかったけど、周りが結構そう言ってくれるから自信はついてきた。
性格もいいの? まあ悪人ではないけどね。
素直に嬉しいかな。
「可愛いかどうかはわかりませんが……えへへ、とりあえず、ありがとうございます!」
「もー、アイリスちゃんはそういうところが可愛いんだよー!」
ロモンちゃんに頭を撫でられた。
え、何か今、可愛いところあったのかな?
◆◆◆
翌日。
また、私達は森の中に入るの。とりあえず怪しい人物がいたということで、こちらのルートには目標はいないかもしれないけれど、そのまま探索するんだって。
私も今日はただ単に上から小石視点を使って覗くんじゃなくて、中距離を保たせようと思うの。
昨日のあの人だって木陰に居たわけだしね。
「……この子は、なんか昨日よりモヤモヤが大きくなってないかい?」
【ゾ? そうなのかゾ?】
「うーん、微妙に大きくなってるような」
昨日は結局一日中、ケル君は魔流の気をまとったまま活動していた。まあ少し成果が出たってことなんじゃないかな。違いがよくわからないけど。
ちなみにパーティのメンバーは昨日と全く同じ。
お父さん曰く、もうこのままでいいだろうって。
【アイリス、歩きながらでいいから、魔流砲と魔流斬と魔集爆を教えて欲しいんだゾ】
「ケル、アイリスちゃんは今頑張って探してくれてるから、また今度にしようね」
「じゃあボクが教えるよ! それでいいよね」
「なにかしら、その魔流砲だとかって……」
「簡単に言えば私達が独自に見つけた技です。ケル君にモヤモヤがついてるでしょう? これを応用した技なんですよ」
「なんだか難しいそうだなぁ……」
難しくはないけど特訓はある程度必要よね。
ついてきてくれている二人には悪いけど、この魔流関係については蚊帳の外になってしまう。
「じゃあまずは魔流砲から! 見ててね!」
リンネちゃんは片手に魔流の気を集中させ、それを飛ばした。私達か中距離にある太い木に当たり、その部分を凹ませた。
【ふむふむ……】
「撃ち方はね……」
「あたい達にはさっぱりわかんないね」
「うん、そうね」
リンネちゃんが口頭で簡単に魔竜砲の撃ち方を教えると、ケル君はそれを実践した。
……まあ予想はしてたけど、ケル君はたったの一回で覚えてしまったみたい。
「ケルは相変わらずだね」
「……なんか驚いてるみたいだけど、何がすごいんだい?」
「ケル君は教えてしまった技を、難しいやつなら長くて数日、簡単なら短くて1回で覚えてしまうんですよ」
「そういえば昨日のイケメンにべた褒めされてたわよね」
簡単なものからどんどんリンネちゃんは教えて行く。
魔流斬を犬であるケル君はどのように放つのかと疑問に思ってたけれど、剣を持たない代わりに前足の爪から出した。
魔集爆も口から放つことができたみたい。
今はもう、魔流砲と魔流斬に魔集爆を乗せて放つ、という技術も覚えてしまったみたいだ。
探索開始とともに教え始めて、まだ1時間半しか経っていないのにね。
「覚えるの早すぎるよ、もーっ」
【えっへんなんだゾ! でもこれなら、もっと色々試せるかも】
「爆発魔法をそのうち教えるのもいいですね。魔力を集めて爆発させるという原理が同じだからか、私は魔集爆習得と同時に偶然覚えましたが……」
【そのうち、じゃなくて時間があるときにぜひ教えて欲しいんだゾ! ……ゾ?】
ケル君は立ち止まった。
鼻をヒクヒクさせている。ケル君が鼻をヒクヒクさせるときは大抵、近くに何か異常なものがある時。
【におうゾ】
「え、毎日ちゃんと風呂は入って……」
【違うんだゾ。このにおいは初めて嗅ぐ……。試してみるんだゾ、ファイ!】
ケル君はなにかを自己理解したみたいで、まっすぐに火の初級魔法を放った。
飛距離が稼げるように撃ったようで、だいぶ長いこと飛んで行くと……何かに着弾した。
小石視点ですぐにそれを追う。
着弾した地点で、なにもないはず空間……私たちの進路となる道の、木と木の間が何か糸のようなものに沿って燃えていた。
「おい、アレって……!」
「確実に罠よ。この子、こんな遠くから気がつくなんて……!」
「ボクたちの進行方向に罠が張られてたってことは、この近くに目的のものがいるってことだよね?」
見つけれたケル君に感心しながらも、私たちは一気に警戒態勢に入った。この子自身は活躍できたことに満足しているみたいね。
【ゾ?】
そう思っていたら、今度はケル君、首をかしげる。
「こ、今度はどうした! 標的を見つけたとか?」
【ごめんなさいゾ、違うんだゾ。ね、ロモン、オイラのステータスを見てみて欲しいんだゾ】
「え? わかった……」
ロモンちゃんはケル君のステータスを覗いた。
驚いたような表情を浮かべる。
「どうかしましたか?」
「昨日の朝にステータス見たときは、なんの変化もなかったのに……今日、お姉ちゃんが教えた技以外に、ケル君、大探知を習得してる上に鼻の特技が進化してる……」
【やっぱり。今なんか習得したみたいだったけど、周りに集中してて見逃しちゃったんだゾ】
この場に来てケル君の探索能力が上がった。
そのことを確認したのね。
………ケル君は念話で、みんなに止まるように言うと、鼻をその場でしばらくスンスンした。
そして、首を上に向ける。
ケル君は吠えた。
私達も上を向く。
なんか居た。
#####
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「……ふーむ、敵じゃないとは自分で言っているが……な。しかし、どこかで見たことあるような顔だ」
「見覚えあるんですか?」
「あるような、ないような。いや、あったらきっと忘れないだろうな、かなり特徴的な格好をしているようだし。きっと思い違いだろう」
男の人のことについては保留ということになった。危険度で言えば、今は明らかに半魔半人の方が上だから。
私たちの会話をメモしていた団員さんが、お父さんにそれを渡す。こういうので報告者を作るらしいの。
お父さんはメモをパラパラとめくると、何か気になることがあったようで、一番近くにいたリンネちゃんに声をかけた。
周りに聞こえないように、ヒソヒソと。
私は気になったので、特技の良聴で盗み聞きすることにした。
「なあ、リンネ。アイリスちゃんってモテるのか?」
「うん、そうだよ! アイリスちゃん自身は鈍感だから気がついてなかったり、気のせいだと思い込むようにしてるみたいだけどね!」
「そうか……いや、実はこの中にもやはり数人、気にしている様子の男性団員が居るようでな……」
「でもアイリスちゃん、一回辛い目にあってるから……モテてるね、って教えてあげても喜ばないと思うよ」
「ふむ、そうか」
そう言われてもね……。
やけに変な人に好かれはするけれど、モテてはいないんじゃないかな。
私ってどんな良いところがあるのかしらね?
欠点だらけよね? ロモンちゃんに聞いてみよう。
「あの、ロモンちゃん。さっきナンパされて気になったんですがね、私のいいところって何ですか?」
「アイリスちゃんちゃんのいいところ? たーくさんあるよ! 頭がいいことでしょ、家事全般も何でもこなすでしょ、戦闘や体を動かすこともできて…やさしい。そして可愛いんだよ」
「か、可愛い……ですか、どこが?」
「どこがって言われても困るなぁ。たくさん?」
そうやって褒められるのは嬉しいけれど、変態だったりロリコンだったりするじゃないの私は。
顔がいいってことは、最初はそうは思わなかったけど、周りが結構そう言ってくれるから自信はついてきた。
性格もいいの? まあ悪人ではないけどね。
素直に嬉しいかな。
「可愛いかどうかはわかりませんが……えへへ、とりあえず、ありがとうございます!」
「もー、アイリスちゃんはそういうところが可愛いんだよー!」
ロモンちゃんに頭を撫でられた。
え、何か今、可愛いところあったのかな?
◆◆◆
翌日。
また、私達は森の中に入るの。とりあえず怪しい人物がいたということで、こちらのルートには目標はいないかもしれないけれど、そのまま探索するんだって。
私も今日はただ単に上から小石視点を使って覗くんじゃなくて、中距離を保たせようと思うの。
昨日のあの人だって木陰に居たわけだしね。
「……この子は、なんか昨日よりモヤモヤが大きくなってないかい?」
【ゾ? そうなのかゾ?】
「うーん、微妙に大きくなってるような」
昨日は結局一日中、ケル君は魔流の気をまとったまま活動していた。まあ少し成果が出たってことなんじゃないかな。違いがよくわからないけど。
ちなみにパーティのメンバーは昨日と全く同じ。
お父さん曰く、もうこのままでいいだろうって。
【アイリス、歩きながらでいいから、魔流砲と魔流斬と魔集爆を教えて欲しいんだゾ】
「ケル、アイリスちゃんは今頑張って探してくれてるから、また今度にしようね」
「じゃあボクが教えるよ! それでいいよね」
「なにかしら、その魔流砲だとかって……」
「簡単に言えば私達が独自に見つけた技です。ケル君にモヤモヤがついてるでしょう? これを応用した技なんですよ」
「なんだか難しいそうだなぁ……」
難しくはないけど特訓はある程度必要よね。
ついてきてくれている二人には悪いけど、この魔流関係については蚊帳の外になってしまう。
「じゃあまずは魔流砲から! 見ててね!」
リンネちゃんは片手に魔流の気を集中させ、それを飛ばした。私達か中距離にある太い木に当たり、その部分を凹ませた。
【ふむふむ……】
「撃ち方はね……」
「あたい達にはさっぱりわかんないね」
「うん、そうね」
リンネちゃんが口頭で簡単に魔竜砲の撃ち方を教えると、ケル君はそれを実践した。
……まあ予想はしてたけど、ケル君はたったの一回で覚えてしまったみたい。
「ケルは相変わらずだね」
「……なんか驚いてるみたいだけど、何がすごいんだい?」
「ケル君は教えてしまった技を、難しいやつなら長くて数日、簡単なら短くて1回で覚えてしまうんですよ」
「そういえば昨日のイケメンにべた褒めされてたわよね」
簡単なものからどんどんリンネちゃんは教えて行く。
魔流斬を犬であるケル君はどのように放つのかと疑問に思ってたけれど、剣を持たない代わりに前足の爪から出した。
魔集爆も口から放つことができたみたい。
今はもう、魔流砲と魔流斬に魔集爆を乗せて放つ、という技術も覚えてしまったみたいだ。
探索開始とともに教え始めて、まだ1時間半しか経っていないのにね。
「覚えるの早すぎるよ、もーっ」
【えっへんなんだゾ! でもこれなら、もっと色々試せるかも】
「爆発魔法をそのうち教えるのもいいですね。魔力を集めて爆発させるという原理が同じだからか、私は魔集爆習得と同時に偶然覚えましたが……」
【そのうち、じゃなくて時間があるときにぜひ教えて欲しいんだゾ! ……ゾ?】
ケル君は立ち止まった。
鼻をヒクヒクさせている。ケル君が鼻をヒクヒクさせるときは大抵、近くに何か異常なものがある時。
【におうゾ】
「え、毎日ちゃんと風呂は入って……」
【違うんだゾ。このにおいは初めて嗅ぐ……。試してみるんだゾ、ファイ!】
ケル君はなにかを自己理解したみたいで、まっすぐに火の初級魔法を放った。
飛距離が稼げるように撃ったようで、だいぶ長いこと飛んで行くと……何かに着弾した。
小石視点ですぐにそれを追う。
着弾した地点で、なにもないはず空間……私たちの進路となる道の、木と木の間が何か糸のようなものに沿って燃えていた。
「おい、アレって……!」
「確実に罠よ。この子、こんな遠くから気がつくなんて……!」
「ボクたちの進行方向に罠が張られてたってことは、この近くに目的のものがいるってことだよね?」
見つけれたケル君に感心しながらも、私たちは一気に警戒態勢に入った。この子自身は活躍できたことに満足しているみたいね。
【ゾ?】
そう思っていたら、今度はケル君、首をかしげる。
「こ、今度はどうした! 標的を見つけたとか?」
【ごめんなさいゾ、違うんだゾ。ね、ロモン、オイラのステータスを見てみて欲しいんだゾ】
「え? わかった……」
ロモンちゃんはケル君のステータスを覗いた。
驚いたような表情を浮かべる。
「どうかしましたか?」
「昨日の朝にステータス見たときは、なんの変化もなかったのに……今日、お姉ちゃんが教えた技以外に、ケル君、大探知を習得してる上に鼻の特技が進化してる……」
【やっぱり。今なんか習得したみたいだったけど、周りに集中してて見逃しちゃったんだゾ】
この場に来てケル君の探索能力が上がった。
そのことを確認したのね。
………ケル君は念話で、みんなに止まるように言うと、鼻をその場でしばらくスンスンした。
そして、首を上に向ける。
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