234 / 378
231話 久しぶりの出会いをしたんですか?
しおりを挟む
「うーん……」
「むーん……」
ロモンちゃんとリンネちゃんが幼馴染のところに遊びに行ってから三時間後、悩み事があるかのような顔をして帰ってきたの。二人とも全く同じ顔をしている。いや、別にそれは今に始まったことじゃないけど。
「どうかされましたか?」
「……いや、ちょっとね。……あ!」
「色々とあってさ……お!」
二人は顔を上げ、少し表情を明るくしながら私のことを見る。何か私に光明を見出したみたいだ。なんなんだろう。
「「ね、ね、聞いてもいいかな?」」
「ええ、いいですよ」
「「男の人と付き合うってさ、どんな感じ?」」
「ん?」
「む?」
見事に声が重なった二人は首をかしげる。どうやら意図せず二人とも同じようなことを考えるような体験をしてきたらしい。さすが双子。
それにしても男の人と付き合う……か、ヘマとタイトっていうあの二人の間と何かあったかな? 私もあまり恋愛に関しては苦手なんだけどなぁ。
「あの、普段ガーベラさんに対してガチガチな、こんな私の答えでよろしいんですか?」
「「もちろん!」」
「身近で恋人がいる人なんてアイリスちゃんしかいないもん」
「そうそう」
二人は期待の眼差しで私なことを見続けている。質問に至った経緯を聞いてみたいけれど、まずは質問に答えたほうがいいわよね。
「そうですね……ドキドキするといいますか、なんていいましょうかね。甘酸っぱい……は違うな。とにかく特別な感じです。ロモンちゃんやリンネちゃん、いわゆる私にとっての家族と一緒にいるのとはまた違った感覚です」
「「ふーむ……」」
二人はまた黙り込んでしまった。ほんとに、この三時間の間になにがあったのやら。私なんてガーナさんの草むしりを魔法で手伝いつつ、夕飯の仕込みをしてただけなのに。ちなみにケル君は今も寝てる。
もういっそ直接聞いてみましょうかね。
「……双方、なにかあったんですか?」
「いや、なかったよ」
「なかったんだけどさ……」
「なんか……」
「なぜか……」
「「前に会った時と感覚が違って……」」
「ん?」
「む?」
あ、ロモンちゃんとリンネちゃんもお互いどんな話の内容かは知らないのね。どうやらお互いにお互いが言ってることに驚いてるみたい。
そんなことよりですよ、ちょっとこれは進展あったって言ってもいいんじゃないでしょうか!!
もうちょっと詳しく聞けないかな?
「と、言いますと?」
「「詳しくはわからないんだ。でもなんだか変わった感じがするんだよ」」
とっても漠然としている。でも私自身、その感覚はよくわかる。特にガーベラさん対して助けてもらった後にこんな感じになっていたかもしれない。
これはもしかしてヘマとタイトって二人に脈が出てきたのでは? 追加で質問してみるか。
「今日、雑談している間に何かありました?」
「特別なことはなにも」
「いつも通りだったよ」
「でも感覚が変わったタイミングというものが必ずあるはずです」
「うーん、ぼくの場合……」
リンネちゃんの場合。
今14歳のリンネちゃんがまだ5歳だった頃、将来の夢としてお父さんと同様の立派な剣士を目指していると遊んでいた子供達に言ったところ「女の子がすることではない」と言われたが(実際はまあまあ女剣士っているんだけどね)、ヘマ(とロモンちゃん)だけは「運動すごくできるしなれるよ!」と言ってくれたことを思い出し、彼にその思い出を話したところ彼もそれを覚えていたとのことだった。それからなんか感覚が変わったんだって。
ロモンちゃんもそう。
魔物に関して周りにマイナスなことを言われた後、タイトに励まされたという思い出を語り合ったらしい。
昔のことを思い出して、あるいは覚えていて好きになる……幼馴染ものの恋愛小説ならよくある展開ではありませんか?
ここはいじりたい、すごーくいじりたいところだけどこの村に帰ってきてからあまり二人の恋愛に口を出さないって決めたばかり。下手なこと言ってこの雰囲気をぶち壊すのは私にはできない。
「なるほど……ちょっと私にはわかりませんね、ごめんなさい」
「ううん、いいの。ごめんね変な質問して。あの感覚がなんか、まさか私がタイトのこと好きになったとかなんじゃないかって気になっちゃて」
「アイリスちゃんもずっと色々悩んでたもんね。まだ付き合いたてなのに変な質問しちゃったよ。ぼくの方からヘマを恋愛的な意味で好きになるなんてありえないよねぇ」
二人とも、相手に恋愛をするのはありえないと言っているけど、同じような内容を話す時の今までの表情とは明らかに変わっている。
あー、甘酸っぱいなー!
……私も側からみたらやっぱりこんな感じなの?
「ところでおじいちゃんは?」
「そうだよ、おじいちゃんの気配がないよ?」
質問はあの時点で終わりなんだろう、ロモンちゃんとリンネちゃんは私におじいさんについて聞いてきた。
だから私は昼におじいさんが旧友とばったり出会い、今頃は話し込んでいるだろうと答える。
「そっかーおじいちゃんのねー」
「今までそんなことあった?」
「ないよね?」
「ですから旧友なのではと。十数年ぶりにあった可能性もあります。夕飯時には帰ってくると言っていましたが、もっと遅く帰ってくる可能性もありますね」
「そうだね、友達は大事だもん!」
「おじいちゃんの友達ってどんな人だろ? とりあえず8時までに帰ってこなかったら先食べちゃおうよ」
「そうしましょうか」
8時を目安に私は台所に立って料理を始めた。
時間通りにきっかりと人数分の料理が出来上がる。机の上に料理を並べ終えても、まだおじいさんは帰ってきていない。
「先に食べちゃいましょうか」
「そだね」
そう言い合っていた時、家の扉が開いた。もちろん帰ってきたのはジーゼフおじいさん。少し酔ってるのかとても晴れやかな顔で家の中に入ってくる。
「おーおー、ただいま!」
「おかえりなさい、おじいちゃん!」
「昔の友達と話してたんでしょ?」
「遅れてすまんな、会話が弾んでしまったな……ははは」
さぞ楽しかったんだろう。足取りも軽い。
おじいさんはそのまま上着だけ掛けると椅子に座ったので、私たちは夕食を食べ始めることにした。
ロモンちゃんとリンネちゃんは興味津々で質問をする。
「おじいちゃんのお友達ってどんな人なの?」
「んー、友達というかワシがモンスターマスターとして名を馳せられたのは彼によるところもあると言って過言じゃないほどの恩人かの」
「へー!」
「にしてもワシは実に気分がいい。彼が見初めた魔物使いが現れた。つまり魔物使いという職の未来は明るいぞ」
「その人が誰かを認めるかどうかで魔物使いの命運が決まるほどの人なの!? すごいすごい! おじいちゃん、今度合わせてよ!」
ロモンちゃんが身を乗り出してそういうと、おじいさんはちょっと困った顔をした。
「いや、彼は隠居中というか滅多に人前には出なくてな。今日街中で出会ったのも……そもそも街で出会ったこと自体片手で数えるぐらいしかないな。とにかく、ロモンでも紹介は無理なんじゃよ……一応自慢はしてきたけどな!」
「も、もう! おじいちゃんったら!」
やはりすごい人の友人はすごいのね。私もあってみたいな、その人に。きっと威厳のある風格なんでしょう。
#####
次の投稿は5/15です!
「むーん……」
ロモンちゃんとリンネちゃんが幼馴染のところに遊びに行ってから三時間後、悩み事があるかのような顔をして帰ってきたの。二人とも全く同じ顔をしている。いや、別にそれは今に始まったことじゃないけど。
「どうかされましたか?」
「……いや、ちょっとね。……あ!」
「色々とあってさ……お!」
二人は顔を上げ、少し表情を明るくしながら私のことを見る。何か私に光明を見出したみたいだ。なんなんだろう。
「「ね、ね、聞いてもいいかな?」」
「ええ、いいですよ」
「「男の人と付き合うってさ、どんな感じ?」」
「ん?」
「む?」
見事に声が重なった二人は首をかしげる。どうやら意図せず二人とも同じようなことを考えるような体験をしてきたらしい。さすが双子。
それにしても男の人と付き合う……か、ヘマとタイトっていうあの二人の間と何かあったかな? 私もあまり恋愛に関しては苦手なんだけどなぁ。
「あの、普段ガーベラさんに対してガチガチな、こんな私の答えでよろしいんですか?」
「「もちろん!」」
「身近で恋人がいる人なんてアイリスちゃんしかいないもん」
「そうそう」
二人は期待の眼差しで私なことを見続けている。質問に至った経緯を聞いてみたいけれど、まずは質問に答えたほうがいいわよね。
「そうですね……ドキドキするといいますか、なんていいましょうかね。甘酸っぱい……は違うな。とにかく特別な感じです。ロモンちゃんやリンネちゃん、いわゆる私にとっての家族と一緒にいるのとはまた違った感覚です」
「「ふーむ……」」
二人はまた黙り込んでしまった。ほんとに、この三時間の間になにがあったのやら。私なんてガーナさんの草むしりを魔法で手伝いつつ、夕飯の仕込みをしてただけなのに。ちなみにケル君は今も寝てる。
もういっそ直接聞いてみましょうかね。
「……双方、なにかあったんですか?」
「いや、なかったよ」
「なかったんだけどさ……」
「なんか……」
「なぜか……」
「「前に会った時と感覚が違って……」」
「ん?」
「む?」
あ、ロモンちゃんとリンネちゃんもお互いどんな話の内容かは知らないのね。どうやらお互いにお互いが言ってることに驚いてるみたい。
そんなことよりですよ、ちょっとこれは進展あったって言ってもいいんじゃないでしょうか!!
もうちょっと詳しく聞けないかな?
「と、言いますと?」
「「詳しくはわからないんだ。でもなんだか変わった感じがするんだよ」」
とっても漠然としている。でも私自身、その感覚はよくわかる。特にガーベラさん対して助けてもらった後にこんな感じになっていたかもしれない。
これはもしかしてヘマとタイトって二人に脈が出てきたのでは? 追加で質問してみるか。
「今日、雑談している間に何かありました?」
「特別なことはなにも」
「いつも通りだったよ」
「でも感覚が変わったタイミングというものが必ずあるはずです」
「うーん、ぼくの場合……」
リンネちゃんの場合。
今14歳のリンネちゃんがまだ5歳だった頃、将来の夢としてお父さんと同様の立派な剣士を目指していると遊んでいた子供達に言ったところ「女の子がすることではない」と言われたが(実際はまあまあ女剣士っているんだけどね)、ヘマ(とロモンちゃん)だけは「運動すごくできるしなれるよ!」と言ってくれたことを思い出し、彼にその思い出を話したところ彼もそれを覚えていたとのことだった。それからなんか感覚が変わったんだって。
ロモンちゃんもそう。
魔物に関して周りにマイナスなことを言われた後、タイトに励まされたという思い出を語り合ったらしい。
昔のことを思い出して、あるいは覚えていて好きになる……幼馴染ものの恋愛小説ならよくある展開ではありませんか?
ここはいじりたい、すごーくいじりたいところだけどこの村に帰ってきてからあまり二人の恋愛に口を出さないって決めたばかり。下手なこと言ってこの雰囲気をぶち壊すのは私にはできない。
「なるほど……ちょっと私にはわかりませんね、ごめんなさい」
「ううん、いいの。ごめんね変な質問して。あの感覚がなんか、まさか私がタイトのこと好きになったとかなんじゃないかって気になっちゃて」
「アイリスちゃんもずっと色々悩んでたもんね。まだ付き合いたてなのに変な質問しちゃったよ。ぼくの方からヘマを恋愛的な意味で好きになるなんてありえないよねぇ」
二人とも、相手に恋愛をするのはありえないと言っているけど、同じような内容を話す時の今までの表情とは明らかに変わっている。
あー、甘酸っぱいなー!
……私も側からみたらやっぱりこんな感じなの?
「ところでおじいちゃんは?」
「そうだよ、おじいちゃんの気配がないよ?」
質問はあの時点で終わりなんだろう、ロモンちゃんとリンネちゃんは私におじいさんについて聞いてきた。
だから私は昼におじいさんが旧友とばったり出会い、今頃は話し込んでいるだろうと答える。
「そっかーおじいちゃんのねー」
「今までそんなことあった?」
「ないよね?」
「ですから旧友なのではと。十数年ぶりにあった可能性もあります。夕飯時には帰ってくると言っていましたが、もっと遅く帰ってくる可能性もありますね」
「そうだね、友達は大事だもん!」
「おじいちゃんの友達ってどんな人だろ? とりあえず8時までに帰ってこなかったら先食べちゃおうよ」
「そうしましょうか」
8時を目安に私は台所に立って料理を始めた。
時間通りにきっかりと人数分の料理が出来上がる。机の上に料理を並べ終えても、まだおじいさんは帰ってきていない。
「先に食べちゃいましょうか」
「そだね」
そう言い合っていた時、家の扉が開いた。もちろん帰ってきたのはジーゼフおじいさん。少し酔ってるのかとても晴れやかな顔で家の中に入ってくる。
「おーおー、ただいま!」
「おかえりなさい、おじいちゃん!」
「昔の友達と話してたんでしょ?」
「遅れてすまんな、会話が弾んでしまったな……ははは」
さぞ楽しかったんだろう。足取りも軽い。
おじいさんはそのまま上着だけ掛けると椅子に座ったので、私たちは夕食を食べ始めることにした。
ロモンちゃんとリンネちゃんは興味津々で質問をする。
「おじいちゃんのお友達ってどんな人なの?」
「んー、友達というかワシがモンスターマスターとして名を馳せられたのは彼によるところもあると言って過言じゃないほどの恩人かの」
「へー!」
「にしてもワシは実に気分がいい。彼が見初めた魔物使いが現れた。つまり魔物使いという職の未来は明るいぞ」
「その人が誰かを認めるかどうかで魔物使いの命運が決まるほどの人なの!? すごいすごい! おじいちゃん、今度合わせてよ!」
ロモンちゃんが身を乗り出してそういうと、おじいさんはちょっと困った顔をした。
「いや、彼は隠居中というか滅多に人前には出なくてな。今日街中で出会ったのも……そもそも街で出会ったこと自体片手で数えるぐらいしかないな。とにかく、ロモンでも紹介は無理なんじゃよ……一応自慢はしてきたけどな!」
「も、もう! おじいちゃんったら!」
やはりすごい人の友人はすごいのね。私もあってみたいな、その人に。きっと威厳のある風格なんでしょう。
#####
次の投稿は5/15です!
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる