24 / 127
24 新薬の開発
しおりを挟む
薬師の陸慶明は、最近手に入れた異国の薬草の効果を自分で試してみていた。身体に害はないだろう。爽やかでスーッと抜ける清涼感を持つ香りがあたり一面に込められている。椀の中の薬湯の水面を眺め、ふうっと息を吐きだしてから一気に飲んだ。後味もすっきりとして悪くなかった。
「晶鈴……」
薬問屋の男から、薬草とともに胡晶鈴の名前が出てくるとは思わなかった。手紙一つよこさず、心配で彼女の故郷に人をやって探させたが帰っていなかった。薬問屋の話では彼女は故郷に向かっているということだが、気まぐれを起こさないとも限らない。また彼女に出会うことがあれば、手紙を書くように伝えてほしいと頼み、さらにどこにいたか、教えてほしいと二重に頼む。しかしこの広い国土で、一度見失えば砂の中の砂金のように見つけることが難しいだろう。
順調に出世し、経済的にも地位も安定してきた慶明は誰から見ても幸福に見える。物静かな才女である妻に、利発そうな跡取り息子。彼ほど恵まれた人物もそうそういないと一目置かれる存在だった。また慶明は、野心家ではあるものの、貪欲さはなく、気さくな人柄は人に不快感を抱かせることはなかった。努力と精進を怠らぬゆえの出世だと、周囲からも認められアンチは皆無だった。しかし彼の心が常に明るいわけではなかった。虚ろな母といなくなってしまった晶鈴のことが彼を重く沈ませている。
薬湯を飲んで横たわっていると、少しずつ気分が晴れやかになってくることを感じた。現実を生きていない母のことを考えると、いつもよりも苦痛も感じず、何とかなる気がし、晶鈴を想うとまたいつか巡り合えると楽観視できるようになった。
がばっと身体を起こし「やっと完成したのか」と転がっている椀を眺めた。
「いや、このまま2,3日様子を見よう」
調合を確認し、残りの材料を確かめる。十分な量ができるので大丈夫だと安心した。
晶鈴の下女であった春衣が夕餉の支度ができたと慶明を呼びに来た。
「だんな様、今日はなんだか楽しそうですね」
「ん? そうか?」
「ええ、いつもより明るいです」
頬を染め嬉しそうに春衣が慶明を見つめる。慶明はすっと視線をそらし「早くいかねば、夫人と明樹が待ちくたびれてしまうな」と微笑み返した。
すでに食卓で待っている夫人の絹枝は息子の明樹をあやしていた。
「待たせてすまない」
「いえ」
静かに返答する夫人から、明樹を抱き上げ「よーしよーし」とあやす。明樹はキャッキャと明るい声上げ喜んだ。歩き始めた明樹は抱いてやらないとすぐにどこかへ行ってしまう。
「ほらほら、ちゃんと座りなさい。母上が困ってしまうよ」
優しく諭し、明樹を食卓に着かせる。並び始めた青菜に明樹は手を伸ばした。
「お前は、青菜が好きだな」
「あなたの香りに似ているのですよ」
いつもふわりと薬草のにおいが漂う慶明に夫人は静かにほほ笑んだ。
「そうかそうか。父上が好きか」
いつもより機嫌がやはり良いと春衣は慶明の様子を観察していた。慶明と絹枝と明樹の3人をみると、春衣は気持ちが暗くなってくる。彼女は主人である慶明に恋をしていた。彼の妻が晶鈴だったら、このような気持ちにはならないのにと唇をかむ。春衣にしてみると絹枝は新参者なのにさっとやってきて慶明の夫人の座に就いた感覚なのだ。
「わたしのほうが、先に出会っているのに……」
はっと思わずついた言葉に、慌てて周囲を見渡した。
「わたしは何を考えているのかしら……」
身の程をわきまえ、多くを望むつもりはないはずなのに、春衣は胸の奥のほうで何かどす黒いものがうごめている気がした。
絹枝は春衣の気持ちを知ってか知らぬか、彼女を最初から快く思えなかった。慶明が知り合いの使用人を、ここでつかうと春衣を連れてきたときに、直感的に自分の味方にはならないと思った。
従順で気の利く春衣は、使用人の中で頭角を現し、気が付くと直接慶明の世話役になっている。絹枝にも従順な態度をとるが、なんだか角がある。一度、春衣を近くに置きすぎているのではないかと遠回しに言ったことがあるが、慶明は他のものではあまり気が利かないと絹枝の気持ちを察してはもらえなかった。
ふと見ると、春衣は絹枝が指示する前に茶を運ばせている。自分が教壇に立っている間に……。思わず余計な妄想をしてしまう自分が嫌だった。
明樹を抱いてあやす慶明を見ながら、いつまでも家族仲良く過ごせるようにと心から願うばかりだった。
食後も慶明は安定した感情の感覚を実感し、薬の効果を帳面につける。精神に影響する薬を開発するのはこれで10回目だった。今度こそ、うまくいくと実感があった。心を病んでしまった母に効果的だろう。そして、この薬を必要とするもう一人の人物にも。
おそらくこの薬によって慶明の医局長就任は約束されたものになるだろう。
「そうなったらもう少し広い屋敷に移るか……」
ほどほどの広さを保つ屋敷だが、装飾品の類は乏しく、簡素だ。贅沢な趣味はないが、地位が高くなるとそれなりの外見も整えなければならない。夫人の絹枝も飾り立てることをしないので、いつもまとめ上げた髪に、教師である身分を示す翡翠のついたかんざしをさしているだけだった。今度、王族の屋敷に行ったら調度品と装飾を参考にせねばと考えた。
「色々窮屈になるな」
目的を達成していくことによってより、自由が減っている気がする。しかたなく慶明は履物を脱ぎ、足先に自由を感じさせることにした。
「晶鈴……」
薬問屋の男から、薬草とともに胡晶鈴の名前が出てくるとは思わなかった。手紙一つよこさず、心配で彼女の故郷に人をやって探させたが帰っていなかった。薬問屋の話では彼女は故郷に向かっているということだが、気まぐれを起こさないとも限らない。また彼女に出会うことがあれば、手紙を書くように伝えてほしいと頼み、さらにどこにいたか、教えてほしいと二重に頼む。しかしこの広い国土で、一度見失えば砂の中の砂金のように見つけることが難しいだろう。
順調に出世し、経済的にも地位も安定してきた慶明は誰から見ても幸福に見える。物静かな才女である妻に、利発そうな跡取り息子。彼ほど恵まれた人物もそうそういないと一目置かれる存在だった。また慶明は、野心家ではあるものの、貪欲さはなく、気さくな人柄は人に不快感を抱かせることはなかった。努力と精進を怠らぬゆえの出世だと、周囲からも認められアンチは皆無だった。しかし彼の心が常に明るいわけではなかった。虚ろな母といなくなってしまった晶鈴のことが彼を重く沈ませている。
薬湯を飲んで横たわっていると、少しずつ気分が晴れやかになってくることを感じた。現実を生きていない母のことを考えると、いつもよりも苦痛も感じず、何とかなる気がし、晶鈴を想うとまたいつか巡り合えると楽観視できるようになった。
がばっと身体を起こし「やっと完成したのか」と転がっている椀を眺めた。
「いや、このまま2,3日様子を見よう」
調合を確認し、残りの材料を確かめる。十分な量ができるので大丈夫だと安心した。
晶鈴の下女であった春衣が夕餉の支度ができたと慶明を呼びに来た。
「だんな様、今日はなんだか楽しそうですね」
「ん? そうか?」
「ええ、いつもより明るいです」
頬を染め嬉しそうに春衣が慶明を見つめる。慶明はすっと視線をそらし「早くいかねば、夫人と明樹が待ちくたびれてしまうな」と微笑み返した。
すでに食卓で待っている夫人の絹枝は息子の明樹をあやしていた。
「待たせてすまない」
「いえ」
静かに返答する夫人から、明樹を抱き上げ「よーしよーし」とあやす。明樹はキャッキャと明るい声上げ喜んだ。歩き始めた明樹は抱いてやらないとすぐにどこかへ行ってしまう。
「ほらほら、ちゃんと座りなさい。母上が困ってしまうよ」
優しく諭し、明樹を食卓に着かせる。並び始めた青菜に明樹は手を伸ばした。
「お前は、青菜が好きだな」
「あなたの香りに似ているのですよ」
いつもふわりと薬草のにおいが漂う慶明に夫人は静かにほほ笑んだ。
「そうかそうか。父上が好きか」
いつもより機嫌がやはり良いと春衣は慶明の様子を観察していた。慶明と絹枝と明樹の3人をみると、春衣は気持ちが暗くなってくる。彼女は主人である慶明に恋をしていた。彼の妻が晶鈴だったら、このような気持ちにはならないのにと唇をかむ。春衣にしてみると絹枝は新参者なのにさっとやってきて慶明の夫人の座に就いた感覚なのだ。
「わたしのほうが、先に出会っているのに……」
はっと思わずついた言葉に、慌てて周囲を見渡した。
「わたしは何を考えているのかしら……」
身の程をわきまえ、多くを望むつもりはないはずなのに、春衣は胸の奥のほうで何かどす黒いものがうごめている気がした。
絹枝は春衣の気持ちを知ってか知らぬか、彼女を最初から快く思えなかった。慶明が知り合いの使用人を、ここでつかうと春衣を連れてきたときに、直感的に自分の味方にはならないと思った。
従順で気の利く春衣は、使用人の中で頭角を現し、気が付くと直接慶明の世話役になっている。絹枝にも従順な態度をとるが、なんだか角がある。一度、春衣を近くに置きすぎているのではないかと遠回しに言ったことがあるが、慶明は他のものではあまり気が利かないと絹枝の気持ちを察してはもらえなかった。
ふと見ると、春衣は絹枝が指示する前に茶を運ばせている。自分が教壇に立っている間に……。思わず余計な妄想をしてしまう自分が嫌だった。
明樹を抱いてあやす慶明を見ながら、いつまでも家族仲良く過ごせるようにと心から願うばかりだった。
食後も慶明は安定した感情の感覚を実感し、薬の効果を帳面につける。精神に影響する薬を開発するのはこれで10回目だった。今度こそ、うまくいくと実感があった。心を病んでしまった母に効果的だろう。そして、この薬を必要とするもう一人の人物にも。
おそらくこの薬によって慶明の医局長就任は約束されたものになるだろう。
「そうなったらもう少し広い屋敷に移るか……」
ほどほどの広さを保つ屋敷だが、装飾品の類は乏しく、簡素だ。贅沢な趣味はないが、地位が高くなるとそれなりの外見も整えなければならない。夫人の絹枝も飾り立てることをしないので、いつもまとめ上げた髪に、教師である身分を示す翡翠のついたかんざしをさしているだけだった。今度、王族の屋敷に行ったら調度品と装飾を参考にせねばと考えた。
「色々窮屈になるな」
目的を達成していくことによってより、自由が減っている気がする。しかたなく慶明は履物を脱ぎ、足先に自由を感じさせることにした。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
黒騎士団の娼婦
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
王宮地味女官、只者じゃねぇ
宵森みなと
恋愛
地味で目立たず、ただ真面目に働く王宮の女官・エミリア。
しかし彼女の正体は――剣術・魔法・語学すべてに長けた首席卒業の才女にして、実はとんでもない美貌と魔性を秘めた、“自覚なしギャップ系”最強女官だった!?
王女付き女官に任命されたその日から、運命が少しずつ動き出す。
訛りだらけのマーレン語で王女に爆笑を起こし、夜会では仮面を外した瞬間、貴族たちを騒然とさせ――
さらには北方マーレン国から訪れた黒髪の第二王子をも、一瞬で虜にしてしまう。
「おら、案内させてもらいますけんの」
その一言が、国を揺らすとは、誰が想像しただろうか。
王女リリアは言う。「エミリアがいなければ、私は生きていけぬ」
副長カイルは焦る。「このまま、他国に連れて行かれてたまるか」
ジークは葛藤する。「自分だけを見てほしいのに、届かない」
そしてレオンハルト王子は心を決める。「妻に望むなら、彼女以外はいない」
けれど――当の本人は今日も地味眼鏡で事務作業中。
王族たちの心を翻弄するのは、無自覚最強の“訛り女官”。
訛って笑いを取り、仮面で魅了し、剣で守る――
これは、彼女の“本当の顔”が王宮を変えていく、壮麗な恋と成長の物語。
★この物語は、「枯れ専モブ令嬢」の5年前のお話です。クラリスが活躍する前で、少し若いイザークとライナルトがちょっと出ます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!
エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。
そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。
よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!!
「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。
ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
と何やら焦っていて。
……まあ細かいことはいいでしょう。
なにせ、その腕、その太もも、その背中。
最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!!
女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。
誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート!
※他サイトに投稿したものを、改稿しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる