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ルリナは文鳥を助けたい
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なんとなく、私は森があるところにいたほうが落ち着く。
これからどうしようかなと思いながらウロウロと歩いていたとき、白い文鳥が地面で横たわって倒れているのを発見した。
「あ……。これってヤバいんじゃ……」
すぐに白文鳥のところへかけていき、そっと手の平にのせた。
ヒクヒクと動いているため、生きてはいるようだが危険な状態だということはすぐに理解できた。
「よしよし……。きっと大丈夫だよ」
小鳥のことも気になる……。
あの子はちゃんと元気になってくれただろうか。
今度会えたら助けられなかったことを謝りたい。
そういえば、『せいなるちから』というもので願ったことが今日叶ったっけ。
試しにもう一度やってみようかな。
手を合わせて目を瞑り白文鳥に対して祈ってみた。
『どうか白文鳥さんが元気になってくれますように』
目を開けてみたが、やはり白文鳥は倒れたまま動かない。
私は再び手のひらにのせてからガッカリしていた。
昨日のご飯いっぱい食べたいという願いは偶然だったのだろう。
そのときだった。
「そこでなにをしている?」
「ひゃ!」
「脅かしてすまない。だがこんな場所でなにを……?」
わぁ……。
声をかけてきた主の顔を見た瞬間、私の心拍数が急上昇してしまった。
綺麗に整えられた金色の髪に、星の光のような金色の瞳。
ピシッとした格好をしていて、顔立ちも整いすぎている。
無知な私ですら一目惚れをしてしまうほどだ。
だが、今はそれどころではない。
私は手のひらに乗っている白文鳥をこの男に見せた。
「そこで倒れていたので……。なんとか元気にならないかなと……」
「ナツメちゃん! こんなところにいたのか……」
男は私の超至近距離まで来て、白文鳥を慣れた手つきで受け取った。
「いきなりすまない。実はこの白文鳥は私の飼っている愛鳥でな。先日逃げ出してしまったのだが、どこにいるのかわからず今も探していたところだったのだよ。感謝する」
「この子、元気がなくなっていますよ……」
「心配してくれるのか。だがこの状態では永くは保たないかもしれぬ……。だが私は最期までナツメちゃんを見届ける……」
私も白文鳥=ナツメちゃんが心配で仕方がない。
ずっと白文鳥を眺めていると……。
「きみはそんなに心配してくれるのか?」
「このまま死んじゃうかもしれないでしょう……。かわいそうで」
「ありがとう。それにしてもきみは私を見ても動じないのだな」
「えぇと……、ごめんなさい」
「…………? もしや、きみがルリナか?」
「はい……」
この流れはまずいな。
またしても幻滅させて笑われてしまう気がする。
早く退散したほうが良い気もするが、白文鳥が気になってしまう。
そう思っていたのだが……。
「挨拶が遅れた。私はニルワーム=サムマリンと申す」
「えぇと、こんにちは」
こういったとき、どう挨拶すれば良いのかがわからない。
私は必死に覚えている言葉を使いながら頭を何度もぺこぺこ下げる。
すると、ニルワームさんはフッと笑みを浮かべてくれた。
なんとなく、今までのような嘲笑ってくるような感じがなかったため、私は少しホッとした。
「挨拶をしながらもナツメちゃんの容態が気になってくれているのか?」
「はい、とても……」
「今日は連れ帰り最大限の看病をするつもりだ。すぐに許可を出すことは難しいからな……。明日で良ければ、また王宮へ来るがいい」
「許可? 王宮の管理人さんでしたか?」
「いや、私は第三王子だ。王宮の出入りくらい私が許可を正式に出しておけば問題ない」
また明日ここへ来ても良いと言ってくれたことがとても嬉しかった。
今まで住んでいた場所を追い出されたらどこへ行けばいいのか悩んでいたから。
それよりも、白文鳥の容態を確認できることのほうが嬉しかったのかもしれない。
私はもう一度、手を合わせて目を瞑って白文鳥に対して祈ってみた。
「噂ではきみは聖女ではないと聞いていたが」
「私もよくわかりません。でも、ナツメちゃんは元気になってほしいし、なんとなくやってみただけです」
「そうか。そういう気持ちはとても嬉しい。心遣い、そして発見してくれたことにも感謝する。そろそろ行かねばならない。きみはまだここにいるのか?」
「はい。森にいると落ち着くので」
ニルワームさんはフッと笑みをこぼしてから王宮のほうへ戻っていった。
私もしばらくしてから交流会へ戻ることにした。
♢
「どこへ行っていたのだ!?」
「あ、お父様。ちょっと森のほうへ探検に……。あ、あと会話――」
「交流会をほったらかしにして森へ行っていいほどの自由を与えた覚えはない」
周りには他の参加者たちも嘲笑うような態度をしていた。
お父様は深くため息をはきながら私の手をぐいっとひっぱり、馬車のほうへ向かっていく。
「あらあら、ついに噂のお嬢様も追放されるのですねぇ」
「無理もないでしょう。さすがにあのような無能で自由気ままでは公爵令嬢としてはふさわしくありませんもの」
「公爵様も、今までさぞ大変だったことでしょう……お疲れさまでした」
馬車の中へ勢いよく放り込まれ、そのまま動き出してしまった。
帰り際にニルワームさんと挨拶したかったんだけど、それすらできなかったのだ。
しばらく馬車が進むと……。
「降りろ」
「へ?」
「ここで降りろと言っている。もうお前は私の子ではなくなっているのだからな。そういう手続きを先ほど済ませて受理もされている」
「どういうことですか?」
「つまり、役立たずのゴミを捨てようとしているのだよ。おまえは自由だ。好きに生きるが良い」
「は、はい。わかりました」
お父様は馬鹿にしたかのような笑いをして、そのまま馬車で去ってしまった。
幸い王宮からどうやってこの場所まで進んだかは覚えている。
私は近くの木陰に座ってそのまま翌朝になるのを待った。
果たして白文鳥は無事だろうか。
私はそのことで頭がいっぱいだった。
これからどうしようかなと思いながらウロウロと歩いていたとき、白い文鳥が地面で横たわって倒れているのを発見した。
「あ……。これってヤバいんじゃ……」
すぐに白文鳥のところへかけていき、そっと手の平にのせた。
ヒクヒクと動いているため、生きてはいるようだが危険な状態だということはすぐに理解できた。
「よしよし……。きっと大丈夫だよ」
小鳥のことも気になる……。
あの子はちゃんと元気になってくれただろうか。
今度会えたら助けられなかったことを謝りたい。
そういえば、『せいなるちから』というもので願ったことが今日叶ったっけ。
試しにもう一度やってみようかな。
手を合わせて目を瞑り白文鳥に対して祈ってみた。
『どうか白文鳥さんが元気になってくれますように』
目を開けてみたが、やはり白文鳥は倒れたまま動かない。
私は再び手のひらにのせてからガッカリしていた。
昨日のご飯いっぱい食べたいという願いは偶然だったのだろう。
そのときだった。
「そこでなにをしている?」
「ひゃ!」
「脅かしてすまない。だがこんな場所でなにを……?」
わぁ……。
声をかけてきた主の顔を見た瞬間、私の心拍数が急上昇してしまった。
綺麗に整えられた金色の髪に、星の光のような金色の瞳。
ピシッとした格好をしていて、顔立ちも整いすぎている。
無知な私ですら一目惚れをしてしまうほどだ。
だが、今はそれどころではない。
私は手のひらに乗っている白文鳥をこの男に見せた。
「そこで倒れていたので……。なんとか元気にならないかなと……」
「ナツメちゃん! こんなところにいたのか……」
男は私の超至近距離まで来て、白文鳥を慣れた手つきで受け取った。
「いきなりすまない。実はこの白文鳥は私の飼っている愛鳥でな。先日逃げ出してしまったのだが、どこにいるのかわからず今も探していたところだったのだよ。感謝する」
「この子、元気がなくなっていますよ……」
「心配してくれるのか。だがこの状態では永くは保たないかもしれぬ……。だが私は最期までナツメちゃんを見届ける……」
私も白文鳥=ナツメちゃんが心配で仕方がない。
ずっと白文鳥を眺めていると……。
「きみはそんなに心配してくれるのか?」
「このまま死んじゃうかもしれないでしょう……。かわいそうで」
「ありがとう。それにしてもきみは私を見ても動じないのだな」
「えぇと……、ごめんなさい」
「…………? もしや、きみがルリナか?」
「はい……」
この流れはまずいな。
またしても幻滅させて笑われてしまう気がする。
早く退散したほうが良い気もするが、白文鳥が気になってしまう。
そう思っていたのだが……。
「挨拶が遅れた。私はニルワーム=サムマリンと申す」
「えぇと、こんにちは」
こういったとき、どう挨拶すれば良いのかがわからない。
私は必死に覚えている言葉を使いながら頭を何度もぺこぺこ下げる。
すると、ニルワームさんはフッと笑みを浮かべてくれた。
なんとなく、今までのような嘲笑ってくるような感じがなかったため、私は少しホッとした。
「挨拶をしながらもナツメちゃんの容態が気になってくれているのか?」
「はい、とても……」
「今日は連れ帰り最大限の看病をするつもりだ。すぐに許可を出すことは難しいからな……。明日で良ければ、また王宮へ来るがいい」
「許可? 王宮の管理人さんでしたか?」
「いや、私は第三王子だ。王宮の出入りくらい私が許可を正式に出しておけば問題ない」
また明日ここへ来ても良いと言ってくれたことがとても嬉しかった。
今まで住んでいた場所を追い出されたらどこへ行けばいいのか悩んでいたから。
それよりも、白文鳥の容態を確認できることのほうが嬉しかったのかもしれない。
私はもう一度、手を合わせて目を瞑って白文鳥に対して祈ってみた。
「噂ではきみは聖女ではないと聞いていたが」
「私もよくわかりません。でも、ナツメちゃんは元気になってほしいし、なんとなくやってみただけです」
「そうか。そういう気持ちはとても嬉しい。心遣い、そして発見してくれたことにも感謝する。そろそろ行かねばならない。きみはまだここにいるのか?」
「はい。森にいると落ち着くので」
ニルワームさんはフッと笑みをこぼしてから王宮のほうへ戻っていった。
私もしばらくしてから交流会へ戻ることにした。
♢
「どこへ行っていたのだ!?」
「あ、お父様。ちょっと森のほうへ探検に……。あ、あと会話――」
「交流会をほったらかしにして森へ行っていいほどの自由を与えた覚えはない」
周りには他の参加者たちも嘲笑うような態度をしていた。
お父様は深くため息をはきながら私の手をぐいっとひっぱり、馬車のほうへ向かっていく。
「あらあら、ついに噂のお嬢様も追放されるのですねぇ」
「無理もないでしょう。さすがにあのような無能で自由気ままでは公爵令嬢としてはふさわしくありませんもの」
「公爵様も、今までさぞ大変だったことでしょう……お疲れさまでした」
馬車の中へ勢いよく放り込まれ、そのまま動き出してしまった。
帰り際にニルワームさんと挨拶したかったんだけど、それすらできなかったのだ。
しばらく馬車が進むと……。
「降りろ」
「へ?」
「ここで降りろと言っている。もうお前は私の子ではなくなっているのだからな。そういう手続きを先ほど済ませて受理もされている」
「どういうことですか?」
「つまり、役立たずのゴミを捨てようとしているのだよ。おまえは自由だ。好きに生きるが良い」
「は、はい。わかりました」
お父様は馬鹿にしたかのような笑いをして、そのまま馬車で去ってしまった。
幸い王宮からどうやってこの場所まで進んだかは覚えている。
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私はそのことで頭がいっぱいだった。
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