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第一章
5 公爵様達との面会
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「ラウジャムと申す。リリーナ嬢よ、長旅ご苦労であった」
最初に挨拶をしたラウジャムと名乗るお方が公爵様のようです。
瞳は優しく、スラッと伸びた高身長で顔立ちも整っています。
「ライカルです。リリーナさんのことは執事のロロガルから聞いておりました。噂どおりにお美しい……」
こちらは公爵様の御子息のようです。
スタイル、顔、身長、仕草のどれを見ても最高クラスでしょう……。
あまりのカッコよさに緊張してしまいます。
「お初にお目にかかります。アルガルデ王国元伯爵令嬢のリリーナと申します。この度は突然の訪問にもかかわらず数々のお持てなしをいただきありがとうございます」
「感謝をするならば有能執事のロロガルにしてくれたまえ。私とてロロガルの発言でなければ、素直に受け入れられなかったと思うぞ」
「いえいえ、私は弟の頼みを主人様に話しただけのことです。主人様の行動が無ければ当然このようなことにはならなかったでしょう……」
公爵様ともなれば安易に招くことなどできないのは当然です。余程ロロガルさんが優秀なのでしょう。さすが、ルルガムさんのお兄様ですね。
「皆様に感謝しています」
「ふむ、ところでリリーナ嬢よ。概ねの話は聞いているのだが、家ではバイキンのように扱われ、貧困層ではないのに飯もろくに与えてもらえず、其方の実力で行った手柄は全て姉に奪われていたというのは事実なのか?」
ここでは包み隠さず、全てを話すようにルルガムさんに言われていました。
実際に公爵様達とお会いして、信用できる人物だということは何となくわかります。
今まで公に言えなかったことを全て話します。
その最中、ラウジャム様やライカル様、ロロガルさんも使用人の方々も皆黙って最後まで聞いてくれました。
これだけでも随分と救われた気分です。
「おそらく全て事実なのであろう……。アルガルデ王国の公爵家は恥知らずにも程がある」
「ですが、これほどの出来事があったにも関わらずリリーナさんは、なぜ直ぐに助けを求めなかったのです?」
ルルガムさんからは何度も言われていましたが、限界になるまでは敢えて堪えていたのです。
「直ぐに助けを求めることはできたかもしれません……。アルガルデ王国の法律上、どこかの孤児院に保護されることはできたかと思います。でもそれだと何も解決にならないのです。何事もなかったかのように虐待をもみ消されることの方が私にとっては重荷でしたから」
今まで散々私の手柄をお姉様に奪われていました。
国に訴えたところで、『家で家族間の騒動が起きていた』程度の判断で、どこかに保護されるだけで終わっていたかと思います。
伯爵家ともなると事実を隠蔽したり変えたりすることも容易ですからね。
これにはルルガムさんも納得していました。
「おそらく私が『婚約破棄されてしまい家に申し訳なくなって自ら家をでた』という名目で絶縁となっているはずですから」
「リリーナ嬢は自らが犠牲になってでも、長年苦しい思いをしても事実を知らせたいと……。ロロガルの弟のルルガム氏もそれに乗っかったというわけか」
そうでもしなければいけない理由もあったのです。
最初に挨拶をしたラウジャムと名乗るお方が公爵様のようです。
瞳は優しく、スラッと伸びた高身長で顔立ちも整っています。
「ライカルです。リリーナさんのことは執事のロロガルから聞いておりました。噂どおりにお美しい……」
こちらは公爵様の御子息のようです。
スタイル、顔、身長、仕草のどれを見ても最高クラスでしょう……。
あまりのカッコよさに緊張してしまいます。
「お初にお目にかかります。アルガルデ王国元伯爵令嬢のリリーナと申します。この度は突然の訪問にもかかわらず数々のお持てなしをいただきありがとうございます」
「感謝をするならば有能執事のロロガルにしてくれたまえ。私とてロロガルの発言でなければ、素直に受け入れられなかったと思うぞ」
「いえいえ、私は弟の頼みを主人様に話しただけのことです。主人様の行動が無ければ当然このようなことにはならなかったでしょう……」
公爵様ともなれば安易に招くことなどできないのは当然です。余程ロロガルさんが優秀なのでしょう。さすが、ルルガムさんのお兄様ですね。
「皆様に感謝しています」
「ふむ、ところでリリーナ嬢よ。概ねの話は聞いているのだが、家ではバイキンのように扱われ、貧困層ではないのに飯もろくに与えてもらえず、其方の実力で行った手柄は全て姉に奪われていたというのは事実なのか?」
ここでは包み隠さず、全てを話すようにルルガムさんに言われていました。
実際に公爵様達とお会いして、信用できる人物だということは何となくわかります。
今まで公に言えなかったことを全て話します。
その最中、ラウジャム様やライカル様、ロロガルさんも使用人の方々も皆黙って最後まで聞いてくれました。
これだけでも随分と救われた気分です。
「おそらく全て事実なのであろう……。アルガルデ王国の公爵家は恥知らずにも程がある」
「ですが、これほどの出来事があったにも関わらずリリーナさんは、なぜ直ぐに助けを求めなかったのです?」
ルルガムさんからは何度も言われていましたが、限界になるまでは敢えて堪えていたのです。
「直ぐに助けを求めることはできたかもしれません……。アルガルデ王国の法律上、どこかの孤児院に保護されることはできたかと思います。でもそれだと何も解決にならないのです。何事もなかったかのように虐待をもみ消されることの方が私にとっては重荷でしたから」
今まで散々私の手柄をお姉様に奪われていました。
国に訴えたところで、『家で家族間の騒動が起きていた』程度の判断で、どこかに保護されるだけで終わっていたかと思います。
伯爵家ともなると事実を隠蔽したり変えたりすることも容易ですからね。
これにはルルガムさんも納得していました。
「おそらく私が『婚約破棄されてしまい家に申し訳なくなって自ら家をでた』という名目で絶縁となっているはずですから」
「リリーナ嬢は自らが犠牲になってでも、長年苦しい思いをしても事実を知らせたいと……。ロロガルの弟のルルガム氏もそれに乗っかったというわけか」
そうでもしなければいけない理由もあったのです。
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